不用品 買取 家庭教師 celeste blue

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明日の予定

2008年11月30日(日)

車を駐車場に入れて、自宅を向かう秋と呼ばれる月の最後の夜。
ふと空を見上げました。
冬の空にふさわしい大きなオリオン座。
今日は「リゲル」と「三ツ星」の真ん中にある名前の知らない星までよく見えます。
空が澄んでいるんだな。

子どものころ、よく見えていたのに、おとなになってから見えなくなった星たちがたくさんあります。
単に視力が落ちたからだとばかり思っていましたが、私が空気が悪いところに住んでいたからだということが、この山に住むようになってわかりました。

たとえば夜空に鳥の巣のようになっている星。
昴(すばる)。

もう私の悪くなりすぎた目に見えることはない、と思っていたけれど、今日のように澄んだ空気の日には、昴、よく見えます。
いえ、空気の清澄さもあるだろうけれど、きっと、空が広いのでしょう。
だから、星座もそのままの形で見ることができるのでしょう。

空を見上げる。
星を数える。
星座を見つける。

そんなぜいたくな1日の終わり。

明日も、空を見上げて帰ろう。

おやすみ。


紅葉

2008年11月29日(土)

母と、今年も箕面(みのお)の山の紅葉を見に行ってきました。
見に行ったといっても、とくに車をどこかに置いて歩くわけでもなく、ただひたすらドライブ。
もちろん、運転するのは私なので、私は紅葉はそれほど鑑賞できません。写真なんてなおさら撮れません。
でも、ときどきちらほらと視界に入る箕面の山の紅葉は、それはそれは見事でした。

「山が燃えてる〜」

母が隣で「アルプスの少女ハイジ」の口マネをしながら、紅葉を褒めたたえます。

以前は、父と毎年、この山の紅葉を見にきていたとか。
でも、父は母が見事な紅葉に喜ぶ姿を見てひとこと。

「なんだ。あんなの。みんな枯葉だろ、おい」

………。
そんな笑い話を笑い話として聴ける今年の秋。
おだやかに過ぎていこうとしています。

おやすみ。


予定変更

2008年11月28日(金)

1週間ほど前から、今日の夕飯は決まっていました。
「鍋」です。

私は、鍋が大好きで、この時期、毎日食べてもいいくらいです。
鍋に必ず入っていてほしい具材は、もちろん豆腐とネギ。
豆腐は絹ごしだったらなおさら◎(にじゅうまる)です。
うどんも入っていればうれしいけれど、残念ながらわが家の鍋にうどんはなかなか入りません。
でも、入っていていちばんうれしいのは「タラ」。
白くて鍋にするとほくほくと身がほぐれてあっさりおいしいタラ。
私が作る鍋には、必ずタラが入っています。
そのタラを、先週の買い物で買ってきました。
今日は、タラの入った鍋の予定。

いつもより少し帰りが遅くなりましたが、いそいそと家に帰りました。
あぁ、久しぶりにタラの入った鍋が食べられます。
食に対してストイックな私ですが、今日は妙にうれしい…………、あぁっ!

母と私の小さな食卓には、鍋……ではなく、カニがどどーんと居座っていました。

「あれ? 鍋は?」

「鍋はやめてカニにした」

カニ。
カニももちろん好きです。大好きです。はい。
ぜいたくなおかずだっていうことも知っています。はい。

でも、でも!
今日は、タラの入った鍋に照準が定まっていて、どうもカニ気分にはなれませんでした。
いっそのこと、カニすきに……とも思いましたが、わが家の鍋にカニは入らない、ということも思い出し、黙ってカニをもくもくと食べました。

あ〜、おいしかった。
タラの鍋は……、またあしたのオタノシミ。

おやすみ。


予定なこと

2008年11月27日(木)

「赤目四十八滝」に行ってきました。
初めて行きました。
ずっとずっと行ってみたいと思っていたけれど、なかなかそんな機会はありません。

去年の3月。
思いがけず悲しみの淵にいた私に「赤目四十八滝に行こう」と誘ってくれた友。
あのとき、「親が先に死ぬのは当たり前」と強がっていた私の、弱い部分に触れそうで触れないでいてくれた友たち。
結局、そのときは赤目四十八滝には行けず、どこかほかの近場に行ったのだけど、やっぱりどうも気になっていた場所に、今日、やっと行けました。

友は言います。

「この場所、すごく好きやねん。いいわぁ。ありがとうありがとう」

ありがとう、を何度も繰り返す友に、私のほうこそ、「ありがとう」。
そして、いっしょに行ってくれたもうひとりの友にも「ありがとう」。

赤目四十八滝は、ときどき、去年の3月のそんな友たちの優しさを思い出す道になりました。

こんなふうなこと。
これから何度も感じるのでしょうか。

私はこれから、予定では、いえ、希望では、私より先に祖母と、そしてそのずいぶん後に母を亡くす予定です。
そのときに来たる大きな悲しみに耐えられるくらいの準備を私はできているのでしょうか。

とにかく、私は、いちばん最後にこの世からいなくなることは決めています。

おやすみ。


治らないこと

2008年11月26日(水)

きのう、眼科で点眼薬を3つ、もらいました。
ひとつはアレルギー性結膜炎治療用。
ひとつは角膜保護用。
ひとつはドライアイ用。

今日は、その3種類をせっせとさして、1日終了。

私って、目も悪いし、歯も悪いし、鼻も花粉症だし、頬の骨も今はどんな状態かわかんないし、何より口も悪い。

せめて、薬で治ることだけでもせっせと治しておくとしますか。

おやすみ。



2008年11月25日(火)

眼科に行ってきました。
結膜炎を治しに。
いつもの眼科の前に行くと、なんと今日は休診日。
連休明けのため、月曜日と火曜日を間違えていました。
とほほ。

でも、同じ眼科の分院があることを思い出し、そちらで無事に受診。
予想通りしばらくはコンタクトレンズは禁止になりました。
ま、仕方がないか。

この眼科。
以前、取材したことがあり、それからずっと同じ眼科に通っています。
院長であるドクターががんばっていたこと、スタッフがとても気持ちのいい応対をしてくれたことなどから、かかりつけの眼科にしています。

ところが、今日の応対は、なんだかイマイチ。
分院がふたつでき、本院も広い場所に移転して、院長の教育体制が行き届かなくなったのかもしれません。

そういえば、院長ともしばらく会っていないな。
今度、院長のいる日に受診してみようかな。

なーんて、ちょっと上から目線。
でも、会うのはけっこう楽しみだったりして。

おやすみ。


2行でおわり

2008年11月24日(月)

ギターって、肩がこる楽器なんですね。
はふーーー。


自分に

2008年11月23日(日)

「幸せなんか、いらん!」

おそらく50歳台前後の男性が言いました。

「今さら幸せなんか望まない。その代わり、不幸もいらない。プラスマイナスゼロがいいんだ」

ちょっと、ドキっとしました。

怖いんだろうな。きっと。
幸せを幸せと実感することが。
幸せを実感することで、それが日常になってしまうことが。
そして、幸せをなくした瞬間に、あぁ、あのときは幸せだった、と思うことが。

まるで、私のことを見透かされているかのような台詞に、ドキっとしながら、それでも心の中でつぶやきました。

「幸せを望んで生きるからこそ、幸せなのかもしれませんよ」

自分に言い聞かせるように、ね。

おやすみ。


オーライ

2008年11月22日(土)

私が「聴きたい」と頼んだのは、「ローレライ」ではなくて、「トロイメライ」なのでした。

でも、「ローレライ」も好きです。
結果オーライ。

おやすみ。


決意

2008年11月21日(金)

アレルギー性結膜炎です。
最近は、かなりひどくなってきた様子。
目が赤い状態がずっと続いています。
眼科に行かなきゃ……と思いながら、何かとやることができて後回し。
来週は映画に行こうと思っているので、またまた後回し……になる予定。

とはいいつつ、やっぱり怖いから、行ってこよう。

有言実行的な日記でした。

おやすみ。


さくら

2008年11月20日(木)

「風に立つライオン」という歌があります。
その中で「ふるさとではなく東京の桜が恋しいということが、自分でもおかしいくらいです。おかしいくらいです」という歌詞があります。

私も、おかしいくらいに東京の桜が恋しくなります。

それは、今も昔も変わらず、所在のない私を受け入れてくれた場所だからでしょうか。
ホント、おかしいくらいに、私は東京にいたときのあの桜が、愛しくてなりません。

今は、駅前に咲く大きな桜や、向かいの大きな家の敷地に咲く一本桜がとても恋しく感じるのと同じで、心落ち着く場所が、定かではないからなのかもしれません。

今年は、幸せなお知らせがいっぱいな1年でした。
来年も、幸せなお知らせが、たくさんある予定です。

それでも、私は、いちばんの桜は、ふるさとにはありません。
ホントに?

おやすみ。


片付ける

2008年11月19日(水)

荷物を片付けています。
少しずつ。
増やさないように、と心掛けてきたけれど、やっぱり生活をしていくうちにどんどん、どんどんと物は増えて、今ではちょっとやそっとじゃ移動できません。

いちばん捨てられないものは「本」。
本が捨てられていくのを見ると、妙に胸が痛みます。
たとえそれが誰も読まないくらいに汚れてしまった本であっても。

昨日は、大量に本が捨てられました。
ほぼ感情的に。
私が助けられたのは、たった1冊だけ。

ごめんねごめんね。

そんなことをつぶやきながら、でも、助けられなかった本たちに。

さて、どんどん片付けないと。




寂しいね

2008年11月18日(火)

これまで「引越し」をいく度となく経験してきました。
初めての引越しは、私が3歳のとき。
カラーテレビをどけたら、大きなゴキブリが出てきたことを覚えています。
それでも、誰も倒す様子もなく。
今、思えば、引っ越すからどうでもよかったのでしょう。
そんな感じで、私の初めての引越しは、まだ私が言葉をうまく発せないうちに終わっていきました。
ホントは、もっと言いたいことはあったのにね。

そして、あした。
私の遠い「家族」がどこぞに引越して行きます。
ホントは、もっと手伝いたいけれど、やっぱり彼らにしてみれば、私は「遠い他人」なのでしょう。

でも、私にはかけがえのない「家族」。

って、思っていたけれど、やっぱり、これって、思い込み?

お、や、す、み。


先取り

2008年11月17日(月)

テレビをあまり積極的に観ない私。
観ないけれど、一度だけでも観たドラマのあらすじはどうしても気になります。
とはいえ、やっぱりテレビをつける習慣がないため、ドラマは続けて観られません。
いちおう、自称「芝居好き」な私。
どんなふうにドラマが進んでいくのかは、妙に気になります。

そんな私が、さて、どうするかというと、こうします。
インターネットでドラマのホームページを探してあらすじを読みまくるのです。
人物相関図や役者のインタビューなどくまなく読み、ドラマの映像を想像していくうちに、実際にドラマを観たような気分になります。

今日は、いわゆる「月9」のドラマを観ました。
たまたま観たのですが、今日で2回目。
これからどんなふうに進んでいくのでしょうね。

実はもう、インターネットで調べ済み、なのですが(笑)

おやすみ。


1日のこと

2008年11月16日(日)

今日、したこと。
朝ごはんに雑炊を食べ、大急ぎで後片付け。
温泉に行ってさっぱりしっとりしてから、うまい蕎麦屋へ直行。
車の中で1時間半ほど昼寝をさせてもらったあと、モーレツに忙しくバタバタと走り回りました。

はぁ。
疲れ切った!

でも、楽しかったね。

おやすみ。


幹事、さん

2008年11月15日(土)

数カ月前。
友に声をかけました。

「秋風ツーリング、今年、したいですね。久々に」

暗に「幹事をしてもらえませんか?」という意味をこめて。

友は、そんな意味を察したのかどうかわからないけれど、「やりたいですね」と言ってくれました。

今年は、七回忌でした。
七年も経つと、いろんな環境が変わります。
変わることが悪いことでは、けっしてないけれど、でも、変わることは寂しいことにもつながります。

七年というひとつの節目の年。
「彼」のたいせつな妹が結婚し、「彼」の友たちが子どもを産んだり、伴侶を見つけたり。

「今年は7年経つんです。『彼』が大事にしていたことを、また復活させたいんです」

でも、私じゃ無理なんです……。
なぜなら、私は「彼」と秋風ツーリングに行ったことがないから。

もちろん、そんな言葉は一言も言わなかったけれど、快く引き受けてくれて、ありがとう。

そして。
そして、今日はとてもとても楽しい日を過ごすことができました。

ホントにホントに、ありがとう。


いとしいこと

2008年11月14日(金)

友人宅で、鍋パーティーでした。
いつも仲良くしてもらっている仲間たちが集まって、わいわい、わいわい、とひとつの鍋をつつきました。

大勢で鍋をつつくと、いつもほんの一瞬だけ、妙に切なくなる私がいます。
「家族」だな、って思う私がいます。

大げさかもしれませんが、私には、いっしょに鍋をつつくことができる友が、とてもとてもいとおしい。

今日はどうもありがとう。
楽しい1日でした。

おやすみ。


限度

2008年11月13日(木)

いくら知り合いの店で、ドリンクの持ち込みオッケーとは言っても、6人で5本は多すぎるんじゃない?


1行日記

2008年11月12日(水)

欲しいものなんて、何もない。


1行日記

2008年11月11日(火)

火曜日のことなんて、もう忘れたよぅ。


のびのび

2008年11月10日(月)

なんだか、のびのびした月曜日。

おやすみ。


ひさびさだった

2008年11月09日(日)

久々に会った人がいました。
久々に会ったのが楽しくて、思わず……。

呑みすぎてしまった!

ま、久々に呑みすぎた……ということで。

秋が深まっていますね。

おやすみ。


事実の列記

2008年11月08日(土)

お買い物デー。
雨の土曜日。
「篤姫」の再放送。
映画のタダ券。

誰か、映画。
私といっしょに行ってくれる人、いますか。


うどん

2008年11月07日(金)

友人夫妻を誘って、うどんを食べに行きました。
それは、私が彼らと知り合ったときに、「ぜったいにおいしいから、いっしょに食べに行こう!」と猛烈に誘ったうどん屋さん。
ぜったいにいっしょに行こう!と約束して、それっきり。

それっきりになったのは、うどん屋さんのことで、友人夫妻との付き合いは、どんどん深くなりました。
ま、うどん屋さんはいつでも行けるし。

そんなこんなで、あれから、いろいろと状況が変わり、彼らと食事をするときは、彼らの家だったり、よく行くレストランだったりで、そのうどん屋さんのことなんて、すっかり忘れていました。

ところが2カ月前。
そのうどん屋さんの前をたまたま通りました。

 あ……。

そして、きょう。
約8年越しの約束を果たすことができました。

「天ぷらカレーうどん」

今よりもかなり少食だった私は、このメニューを頼むのは決死の覚悟だったけれど、今はしっかりと味わって食べられました。
私の胃袋、成長した?

ひさびさに食べたうどんもおいしかったけれど、このふたりといっしょに約束したうどん屋に行けたことが、とてもとてもうれしかったのでした。

ただ、それだけ。

おやすみ。


……

2008年11月06日(木)

もう、へとへと。

おやすみ。


古い考え

2008年11月05日(水)

私の少し上の世代では、親子関係は「友だち親子」がはやっていたみたいです。
厳しく育てる、ではなく、仲良く叱らず。
親のことや祖父母のことを名前で呼ばせたりするのも、その現れなのかもしれません。
おそらく、自分たちが親に厳しく叱られて育ってきたためでしょう。

そして、アメリカの風習がイッキに流れ込んできた世代。
自立するために、赤ちゃんのうちから個室を与えることが大切だと流行りがあった世代。

アメリカでは、ハグとか土日にパパがたくさん遊んであげたりとか、言葉で「アイラブユー♪」を伝えたりとか、いろいろと子どもへの愛情表現をしているけれど、日本人はそんなことは文化的にありません。

いろんな、いろんな考え方がどんどん変遷していったのでしょう。

今は、母乳で育てて、赤ちゃんが抱っこしてほしいときに抱っこして、母乳もそのつど与えて、母と子の相乗効果、相互作用。
母と子、父と子がすぐそばにいる環境って、大事だな、って思います。

なんだかよくわからない日記になりましたが、やっぱり子どもがおとなを呼び捨てにするって、なんかちょっと違和感があるなぁ、と、今日、あらためて感じました。
「ちゃん」づけとかにすればいいのにね。

って、今日、言えなかったな。

おやすみ。


ひとにやさしく

2008年11月04日(火)

自信こそ、最大の敵。

おやすみ。


買い物

2008年11月03日(月)

母と買い物。
ほぼ毎週、行っています。

重い物を持つと、血圧が上がり肩がこる母。
重い物は私の担当です。
といっても、山に行くときは15キロは担いでいるため、買い物ごときの重い物は、大したことはありません。
それよりも、私の持つ買い物用のザックにどれだけ効率よく詰められるかに、楽しみを感じています。

でも、母はいつもこういいます。

「重いからいいよ、持つよ」

気を遣って言っているのでしょうが、私としたら、楽しみを奪われたようでいい気分ではありません。
ついつい不機嫌になってしまうことも多々。

そんななか、先週はこんな買い物内容でした。

先週は、ホワイトリカー6本。
洗濯洗剤6ケース。
柔軟剤1本
じゃがいもにみかん。
リンゴ。
そのほかおかず。

………。
重いっつーの!

母の思考回路にときどき悩まされる買い物デー。
さて、今日の買い物は……。
ザックを使わずとも、片手でひょいひょいと持ち上げられるくらいの荷物。

………。
軽すぎるよ〜。

なんとかバランスよく買い物してほしい、と切実に願ったきょうでした。

おやすみ。


秋の山

2008年11月02日(日)

岡山が誇る山、「蒜山(ひるぜん)」に登ってきました。
標高は1200前後の山。
それほど高いわけではないけれど、紅葉は見事でした。

今年は、多忙すぎて秋山はあきらめていたため、降ってわいたようなこの企画に、すぐに飛びつきました。
企画してくれた友へ。
声をかけてくれて、どうもありがとう。

久々に楽しい楽しい山でのひとときを過ごすことができました。

帰りの温泉も、サービスエリアで食べたラーメンも。
車の中ではみんな疲れきっていて無口だったけれど、まったく気を遣わない無口さが心地よい。

さて、明日からまたがんばるぞ!

おやすみ。


今なら言える

2008年11月01日(土)

学生時代、2年間ほどは家に洗濯機がありませんでした。
コインランドリーで週に1回だけ洗濯。
下着とか靴下は、家で手洗いしていました。
もちろん、節約のためです。

大学3年生の夏だったでしょうか。
いっしょに住んでいた祖母が、はるばる私の住む街へやってきてくれることになりました。
おそらく、祖母が新幹線に乗ることは、これが最後だったのだと記憶しています。

あのとき、どうだったのかな。
祖母はどうやって私の家に来たんだっけ。
覚えていたようで、もうすっかり思い出せません。

それでも、私が祖母が来たときのために、貯金をはたいて近所の電気屋さんで二層式洗濯機を2万3千円で購入したことを覚えています。

きっと祖母は私が学校に行っている間に掃除や洗濯をしてくれる。
そんな祖母にコインランドリーまで重い洗濯物を運ばせるわけにはいかず……。

そんな洗濯機も今はもうありません。

今日、久々にコインランドリーに行きました。
洗濯機のまわる音を聴きながら、やはりどうしても思い出すのは、祖母の顔。

私の部屋に似つかわしくない新しい二層式の洗濯機を見てつぶやいた祖母の一言。

「まぁ、余計なお金を使わせたなぁ……」

そんなこと、ないよ。
私は、あのとき、あの部屋に、おばあちゃんがいてくれただけで、幸せだったんだよ。

今なら、言える。
でも、もう遅いね。

おやすみ。

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