獅々丸の雑記帳
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2017年04月21日(金) 虎流來丸の爪

今日の朝方、虎流來丸が逝きました。
来月の中旬を過ぎていれば12歳。
長生きしたとは言えませんね。

コルクは、神経質で怖がりで気の強い仔でした。
我が家の猫達では唯一の相手を流血させる程に攻撃するコワい存在。
気に入らなければ飼い主でも引っ掻いたり噛みついたりしました。
こう書くと酷い暴れ猫のようですが(笑)、基本的に飼い主のことは好きで、
少なくとも俺と1対1なら超甘ったれの仔でした。
今で言うツンデレでしょうか(笑)。


実は、ここ数日の闘病生活の間、コルクは寝ませんでした。
昨晩の補液の時も、もう躰は動かないようでしたが、眼だけはランランと
輝き、まるで辺りに睨みを利かせているようでした。
ボロボロになっていく中で、それでも生に対する執着心はとても強かった
のだと思います。死にたくないという意味ではなく、生きている状態から
離れていくことを拒否するという意味で。
暗がりに行きたがるのは、そこが少しでも敵から身を防ぐことが出来るか
らだと思うし、目を閉じてしまったら死に襲われるかもしれないというこ
とを、漠然と感じているんだ、と思いました。

昨晩は、お袋の横で2時頃に一緒に眠ったそうです。
4時過ぎに目を覚ましたのはお袋だけでした。


コルクは俺が拾ってきた猫です。
俺が猫を拾うってことはとても珍しい…というか、まずない。
我が家にやってきて、良かったかどうかは分かりません。
でも、俺が拾って連れ帰るというはちょっと奇跡です。
そして。
毎週仕事がピークの金曜日が休みであることは、年に1回あるかないか。
そんな奇跡的に休みの金曜にコルクは逝ってくれました。

お蔭で自分の手で焼き場へ連れて行くとが出来た。

長い尻尾の骨がぜーんぶ残ってて、並べてあって。
可愛かったぞ。
そして、同居の猫さえも切り裂いた、あの爪がいくつも骨に付いた形で
残ってて。
やっぱりお前はコワい仔なんだな。
これなら、どこに行ってもナメられるようなことはないだろう(笑)。


05年の5月末。
コルクを拾った日の雑記にこう書いてある。
『あとはお前の『生』に対する執着心しだいだ。根性みせろ。』と。

言いつけを守ってよーく根性みせたな。
いい仔だ、疲れただろう。

しばらくバイバイ、な。


2017年04月20日(木) 4月17日〜19日

17日。
朝、補液。
暗がりに行きたがる。
口から分泌物をダラダラと垂らしたまま。
それでもヨロヨロでも網柵を乗り越えて、オシッコとウンチをした。
危ないので、トイレ周りの網柵は撤去。
夜中、補液。

18日。
補液のあと、病院へ。
抗生物質と吐き止めの入った薬を注射。
口からの分泌物が泡状ドロドロだったのが、水のようなダラダラに。
それの良し悪しは判断できず。

19日。
朝、補液。
夜、補液。
状態は良くはなりません。逝ってしまう時が近づいているのを感じる。
はっきりと感じる。


2017年04月16日(日) 4月13日〜15日

コルクの具合が悪く、かかりつけ医へ。
血液検査の結果、腎不全の末期との診断。

13日。
朝に食べた物を吐く。
その後に泡のような物を2回、最後は胃液を1回嘔吐。
夜のご飯を抜く。

14日。
朝は缶詰を少しだけ食べただけ。

15日。
食べないのでお袋が強制給仕。
しかし、翌朝方(つまり今日)に吐き出してしまう。

血尿あり。

吐き止めの薬を出す方向で診察が進んだが、最終的には輸液キット
のみを処方された。
強制でも吐いてしまうのでは効き目を期待できない、と。

食べたそうならなんでも良いので与えること。
食べれるようになれば、腎不全によく効く薬があるので、その処方
をして頂けるとのこと。

回復しなければ1週間はもたないかも、って。


ミルクは2014年におかしくなって、奇跡的に復活して今も生きてる。

猫の生命力は強くて読めないことがあるので、この仔にも頑張って
欲しいな、と言う先生の言葉に俺はコルクの頭を撫でてみた。


2017年04月15日(土) 始まりの終わり〜海渡〜

久しぶりの連休の今朝、海渡の亡骸を庭に埋めました。

どうも冬眠から覚めるのが遅いと思い、ケアの出来る連休の今日に
強制的に起こしてしまおうとしたんですが、潜った床材から出して
みたら、もう動かなくなっていました。


海渡は自分のカメ飼いとなる切っ掛けのカメでした。
カメを初めて…ではないか、大人になって趣味としてカメの飼育を
始めた時に、立て続けてハコガメを上手く飼えず短期間で死なせて
しまって、まずは専門店で買ってみようと訪れたお店で購入したの
が海渡でした。
もうその時分には充分に大人なカメで、今と姿はほぼ変わりません。
渋く格好の良い佇まいで、一目惚れでした。

しかし、拒食にあい、また死なせてしまう恐怖から返金はいらない
ので、返したいとお店に持ち込んだ経緯があります。
この時にお店のご主人(後に知りましたが、本も執筆されている程
に爬虫類界で有名な方でした)にかけたれた言葉とご厚意がその後
の自分のカメ飼育の根底・骨子・エネルギーの源になってます。


20年以上も、俺の無茶苦茶な飼育によくも付き合ってくれました。
ありがとうね、海渡。
そして、いつまでも上級者な飼育者になれずにごめんなさい。

獅々丸 拝


2017年04月09日(日) カメ覚めた

ポチ@クサガメはもうしばらく前から冬眠から目覚めていまして、
まだほぼ無活動な状態で漂ってました。
そんな中、いつもなら先に起きるリバ@リバークーターが全然姿を
見せてくれず、もしや失敗したのか?なんて少し焦っていたのです
が。
数日前に水面から顔を出すリバを発見。

暫く待って、水を替え、様子を見ながらエサを与えてみます。

それと。
今シーズンは、ベンちゃん@ヘルマンとカイト@ガルフも冬眠して
いたのですが、ベンはもう起きてバリバリ小松菜を食べてます。
いつもなら、放牧テスターのガフルは初めての冬眠からゆっくりと
復活中なので、未だエサも採ってません。


もうすぐ、庭が賑やかになりそうです。


2017年04月01日(土) 焦心エイプリルフール

今迄、すれ違っても声も交わさなかったのに、突然ドアの譲り合いに
「ぁ、すみません、獅々丸さん」と仰られる人が現れたりしました。
恐ろしく面白いですね。

という訳で、昇進してスタッフを抱える身分になりました。

組織図的に言えば課長ですが、実際に委譲れる権限や手当からすると、
係長くらいなものです。

末端の歯車から、その歯車を動かす1つ中心に近い歯車になったので
すから、今迄と同じという訳にはいかないですね。

上の歯車からの力を効率よく末端へ伝えるため、自身を大きくしたり
小さくしたり、歯数を増やしたり減らしたりしなければ、です。


なんちゃって(笑)。


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