舌の色はピンク
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2010年02月14日(日)

『ジャンッ!』
「えっ、なにコレよくできてる」
『でしょう』
「こりゃあ美味しいよ。うん、食べる前からわかる」
『うん、食べなよ』
「いや、これだけ食べる前から美味しいってわかってると、
もはや食べたのと同じことだよね」
『うん、食べなよ』
「いっそ食べない限り美味しい…ということも…」
『食べなよ』
「見ろよ、この美味しそうな弁柄色の…」
『食べなよ』
「はい」

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もともと苦手なんだけどでも美味しかった。


2010年02月11日(木) フレーズしりとり2

「にわかならずもの気取りまがいもどき」
『キリシタン大名行列』
「ツタンカーメンと呼ばないで」
『デートデッドエンド』
「怒鳴りんぼ胎児」
『地雷原に生卵』
「五万回目のまばたき」
『キッチンでトリプルアクセル』
「類人猿的な、あまりに類人猿的な」
『内閣万歳』
「インフルエンザインフルエンザ詐欺」
『ぎりぎりで上向けたりとか無しな』
「NASAの郷愁」
『胡乱な三角形』
「歪な地平」
『インドネシアの大停電の夜』
「ルックス占い」
『いい加減な界面活性剤』
「色男爆殺」
『つっけんどんハレルヤ』
「屋台急募」
『ボトルワールド』
「ドリルプレイ」
『インスピレーションプリズム』
「夢遊病患者の見る夢」
『メッキの部屋』
「ヤバイ東京」
『埋めてください』
「伊東さんのいる家庭」
『イスカンダル七色』
「ロココ調セックス」
『スミレの隣』
「リハーサルキング」
『グッピーの泳ぐ金魚』
「まどろむ力士」
『しかけないで水たまり』
「料理人、三枚におろされる」
『留守がちな食器棚』
「なけなしの臓器」
『聞いてないわよ道順なんて』
「天才児と兄」
『ニルヴァーナ沈没』
「辻斬りだった頃」
『ロサンゼルス噴火』
「河童地獄」
『くせのない土踏まず』
「頭巾脳」
『薄化粧の胎児』
「ジャン・バルジャンの着うたコーナー」
『ナルトの裏表』
「手遅れ迷子」
『ゴルフ場、白銀になって』
「手羽先フォーエバー」
『バンド・オブ・ザ・ナイト』
「トラベリング、それは愛」
『イコール、平行線は伸びきって』
「鉄ライス」
『スカート揺れて流れ星』
「白々しい鼓動」
『失わない女』
「なぶり醤油」
『郵便受けが灰皿』
「羅針盤ハット」
『とめどないダ・カーポ』
「ポジティブ税」
『イメージ上の反逆者』
「写メ子」
『古書店の空洞』
「ウパニシャッド女子学」
『苦労話がネタ切れ』


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「ツタンカーメンと呼ばないで」「なぶり醤油」はアリだと思う。
相手方では『地雷原に生卵』『聞いてないわよ道順なんて』が気に入った。
やはり画が浮かんだりストーリーが肉付く言葉並びがいいですね。
ところで面雀がやりたい、というかはじめから面雀やってればよかったのかも。


2010年02月09日(火) ハーレーに乗った夜

友人から誘いを受けてハーレーの後ろにまたがり
東京タワーから六本木、銀座、お台場まで
ぐるぐる都内を4時間ほど走った。

あれはいいですね。
バイクの騒音というとプオォーンてな甲高い音を想起しやすく、
また僕は何かにつけて甲高い音が嫌いなのだけど、あれはいいですね。
重低音。ドルドルいう振動。大地的。
快感ほとばしって意味もなくけたたましい笑い声が絶えなかった。

若者のはしゃぎをひとさらい練りこんで
事故に至る布石も完全に整い
快感が頂点に達したレインボーブリッジでは
「あ、ここだな」
「ここで布石回収されるんだな」
と思った。
だから生還できたとき湧いた情意はおそろしく官能的だった。
スリルの先に隠れた絶頂感をようやく僕も発見できたきぶん。

でも危ないのでもう控えたい。


れどれ |MAIL