ヒルカニヤの虎



 ぼくはといえば道端に放り出されたまま

ああ、また1ヵ月たってしまった(恒例のごぶごぶ感想)
週末にツタヤディスカスから届いたDVDが「ソドムの市」と「狂い咲きサンダーロード」で、半笑いになる。いや、確かに予約したのはいつぞやの私ですけど、でも数ある予約リストのなかからこの2枚を抱き合わせる必要性はまったくないよね。週末から爽やかさが一気に消え去るこの感じ。
劇場ではミルクとうつくしいもの(Beauty)に行き損ねそうです。シネ・ヌーヴォのハーヴェイ・ミルク上映にそなえて新版のミルク見ておきたいのに。

土曜は朝から喫茶店モーニングで読書。近所の商店街には山ほど純喫茶〜カフェがあって、越してきて1年でやっと落ち着き先が定まった。決め手は照明とトーストの焼き加減とストロング過ぎないコーヒー(胃弱)。あと店員が水を注ぎに来ない=何時間居座ってもほっといてくれる。純喫茶のトーストってなんであんなに美味なんだろう。
9時から12時まで喫茶店で粘って午後から会社のSちゃんと不動産屋めぐり。近所に越してくるらしく、内見だいすきな私はホイホイ同伴です。同じ職場だから家賃もほぼ同じ条件なわけで、5つほど見たあげく1年前に今の部屋が空いててよかったなあと内心ほくそえんだ悪い先輩。私は私の部屋が大好きだ。でもちょうど1年目でリビングの電球が切れました。一人暮らしの独身女性が一番むなしくなる瞬間が電球の交換って昔だれかが言ってたけど、確かに虚脱する。というかやり遂げてからふと我に返ってじっと手を見る。

日曜は図書館行って本読んだりまとめたりして1日がもう終わりそうです。1時間本読んでようつべで10分お笑い動画をみる、というサイクルが確立しつつある。だれかライブ版のオードリーの漫才もっと落してくれないかな。テレビのバラエティじゃなくて。

おそろしく片手間になりつつある地上波。
・世界一受けたい授業:パネラーにオードリー。2度言わされた春日の勇気「携帯が保留になる」→ブレザー若林「カットしていただいていいんで」さりげないフォローだけが記憶に残っている。
・恋のから騒ぎ:バナナマン登場。設楽さんの声は無色かな?全力疾走する日村さんはさんま師匠のツボだそうです。好きな声の話で「オードリー」つった女子、私はてっきり若林かと思ったよ。そうか世間的には春日か。2008年M-1以来、オードリーに関しては若林のみ狙い撃ちで執拗に褒め続けていることに気づいた。うん、春日さんはいい人だよね…
・土曜はダメよ:悪ふざけの度を越していく番宣がものすごく好きです。

今週は移動の多い6月第1週。

2009年05月31日(日)



 分かりあえやしないってことだけを分かりあうのさ

ライセンスVol.Talk#7、確実に昨日の9時にはアップされてなかったと思う…。まあいいんですけど。いのもっさんがマンションの101号室の問題住人を実名で名指してしまったからだと思っておこう。あの人の怒り方には妙なカタルシスがあって、いつも感心してしまう。間違ってる場合も多々ありますけど、でもある一方向からみるとちゃんと筋が通っててしかも爽快なんですね。良識とか外聞がないぶん変な屈折がない。井本さんは陰でバイク破壊しないでインターホン連打で凹ますタイプ。藤原さんの常識的な行動→フラストレーションの後だと余計にそう思う。あとドリアンズの平井はがんばれ。

4月以降は1週間がめちゃめちゃ早いんですけど、夏がじわっと近付いてきていい感じだなあと思います。夏になる直前って植物が獰猛な匂いになる。

木曜地上波
・ぐるナイ:オードリーで録画されました。船上で巨大まぐろ釣り。タレントになるにはまだ早い。
・ビーバップ!ハイヒール:大阪の地名、関西ローカルならではのおもしろさ。桜ノ宮駅の駅長さんはえらかったんだなあ。はてなの自由研究はあなたのためを思って。過去最高に下品だったニューハーフの内部告発(倒れ伏した義実「もういやあー」福ちゃん「おまえら帰れ!」)
・アメトーーク:おなかピーピー芸人ことOPP芸人。宮迫は便秘(BP)芸人だそうです。もう詳細については書く気もしませんが(下ネタのなかで唯一うんこネタが不得手)、とりあえず東京の先輩Fは見といたほうがいいと思うよ。中川家礼二のジャイケル脱糞映像は見るの4回目だな…

2009年05月29日(金)



 何だか夢のあることだと信じてます

栗本薫の訃報に揺れた水曜。このまえ杉浦日向子の追悼文読んだとこなのに。
やっぱりグインサーガが代表作なんですね。
大物の結婚と訃報がめまぐるしい。

本屋で新発売の深海魚のトンデモ本(宝島社)を目に焼き付け、ヤンキー論序説を手に取って悩み、QJのシティボーイズ特集を猛然と立ち読み。サブカルコーナーに行くとものすごい足止めをくってしまう。QJではいとうさん(年の離れた理屈屋の末っ子)が「6人(シティボーイズと竹中直人と中村有志)で6段ベッドで生活できれば最高だと思って会社を辞めた」というようなことを言っていて、なんだかいいなあと思った。どんな面白いものでも作れる気がした、みたいなニュアンスで。でも結局は現代思想のフーコー特集だけ買って帰る。

地上波のお笑いはここ2日特になにもなかったような...?
全部録画で朝に駆け足でみるので、なかなか印象に残らない。

99プラス:はんにゃ後編。ナイナイは優しい。
人志松本の○○な話:ノブコブの破天荒はちょっと聞き取りづらい滑舌。小杉の好きなものは浜田さん(ヤクザの手口)。
ガキハイテンションザベストテン:1年ぶりの緊張感。野爆でた!でもそれはハイテンションじゃなくて爆弾コントです。テレビでは許されない間。盆地で一位は封印された。控え室は見世物小屋みたいになってるらしい。サンドウィッチマン、佇まいは好きだったんだけど展開がなー。これ後編にライセンス出るんですか?

ゴッドタン:非吉本芸人によるひな壇団体芸。これ前も見てたけどそういえばオードリー出てましたね。前回はバナナマンとキンコメばかり見ていたもので。キャッツが好き。今回は若林の「マネージャー」が出色の出来で、傷つかず消えていくことが可能。後で文書で発表します!春日さん全員から「ヘタクソー」ブーイング。ワイプ芸2度見のオチに使われるオードリー、...あれは一体どういう意図で?春日の照れ顔がものすごいきしょくわるかった。おぎやはぎは本当に自由だなあ。
あらびき団:なんでか途中(組体操のやつ)からの録画。おねだりマスカットとかぶったのかしら。モンスターエンジンは去年のオールザッツのネタを半年遅れで東京に持ってったのね。
子育てプレイ:後半やっぱりゲストが出てくる感じで、これラストどうすんだろ。最初の2回で読みまちがったのかもしれない...。

2009年05月28日(木)



 ガンダーラじゃなくてもいいよ

ライセンスVol.Talkは28日から配信になりました。
...これ有料コンテンツなんですよね?

日・月の地上波(オードリー始めました)(だから無駄に長い)
・うたばん:こんな番組はじめて見た。端的にけったくそわるかったです。別にオードリーじゃなくてもどんな芸人であれ腹立つ扱い。プロデューサーの安易さとすまっぷリーダーの態度の悪さよ。高田さんはもっと早めに褒めてあげて!突っ込み待ちで春日が放送事故を起こしていた。遠くから猛烈なスピードで突っ込みにいった若林(梅宮辰夫におびえて退避)。でも新ネタ見れてよかった...かな。
・やりすぎコージー:期せずして春日。ほんとによく出る。追い切れるのか早々に不安になってきました。企画は演技オーディション第二弾。日村さん地味な1時間。三池監督「芝居は上手」でも日村さんの演技力はこんなもんじゃないのに!山ちゃん日野日出志顔しか持ち駒がない。学習の成果か、春日の演技プランにブレーンの影が見え隠れします。ポンコツっぷりを惜しげもなく披露していて本当にハラハラする。アドリブがきかない春日に今ちゃん「若林呼べ若林」まったく同意です。黒沢さんは憑依型なので普通にうまいけどコント向き。
来週のFBIにも春日、ほんまによう出るな!あのバケツ水かけ映像はアドレナで見た覚えが。ということは捜査報告されるのは若林の暴虐っぷりですか?それなら楽しみです。
・深イイ話:この番組も初見。オードリーは紳助に気に入られた?2人とも笑顔がはりついています。そこそこ話どころも作っていただいて、ショーパブ芸人押し。ああでも喋りはさすがにうまいなあ。ゴールデンでパネラーやる前にふつうは深夜ひな壇を経験するのに、大変だと思う。
・しゃべくり007:おっナイツだ!ネタ2本長短分けてきっちりやってくれました。プロかっこいい。浅草寄席もレッドカーペットもできるってすごいことです。ノンスタとオードリーが呼ばれたのにお声がかからないのでプロデューサーに直談判したらしい。ナイツはいいポジションを維持している。ライバルはオードリー、コメントでまたもや登場した若林の暴露「春日は漫才に向いてないって塙君が言ってた」。ああ…うん。ノンスタはもう逆においしいよね。
・飛び出せ科学くん:きたきたきたきた東海大学!基本バラエティは録画して2倍速流し見ですが、これは放映時テレビ前で正坐です。行きてええええ!「今晩熱出ますわ」というサメ好き田中に全面的に同意する。ラブカは師匠。でも思ったより深海押しじゃなかった。
・笑神降臨:インパルスじゃなくてドランクドラゴンでした。この2組はなんとなく混同してしまう。
・湯けむりスナイパー:必ずといっていいほどポロリがあるテンプレは、只野仁が深夜から消えた今、とてもすてきなことだと思う。

たった2日オードリー追っただけでこの量...。さすが売れっ子激戦区。ふだん絶対見ない番組がどんどん録画されていくよ。で日曜の晩に研究会のHP作りながらyoutubeに落ちてる動画ほとんど見てみたんですけど(勤勉)、関東の漫才を聞き込んだことがなかったので新鮮でした。ボケはそうでもないけど突っ込みのセリフがもう、全然違う。若林さん元ボケだからかな。めちゃイケとかで99に突っ込んでもらっている若林をみると、この人はやっぱりボケなんだなあと思う。元ボケの現突っ込みってどこか悲しくて好きです。フット後藤しかりライセンス井本しかり。できるのに、やらないという選択肢。
あと若林さんはよくもまあアメトーーク愛方大好き芸人にがんばって出たと思う。10:0なのは力関係だろ。ひさびさに腕が鳴るひねくれ具合です。

2009年05月26日(火)



 頷く君の向こう側は雨だった

何時に寝ようが前日飲もうが結局朝7時に起きてしまう休日。一人暮らし賃貸マンションで洗濯機と掃除機は何時から許されるのだろう。

土曜は朝から本読んで夕方に実家方面に帰って図書館行ったり髪切ったり夕飯食べさしてもらったり泡盛のんだり。
そういえば午後3時頃に会社の後輩Kちゃんから呼び出し電話(趣旨:今から会社の愚痴聞いてくれ)があった。「今から実家帰るから無理」っつったら「なんで親孝行してるんですか!」逆ギレされた理不尽。結局30分ぐらい電話で相手しましたけど、若手溜まってんな〜…。私とセンパイKさんがルーティンワークから半落ちしているため、その下の人たちの皺寄せがすごい。ごめんよでももう正社員じゃねえし。
で、実家からの帰り道で兄夫婦とばったり会って結局1時すぎぐらいまで飲む。昔の漫画はいいですね。アブサンを飲みながらあぶさんの黄金時代について語る。

で帰宅してから美容師さんにお勧めされためちゃイケの歌ヘタ王座。オードリー若林が五郎さんに「喋りかた聞いてるだけで音感がないってわかる」って言われてました。ええっあの喋りかたと声の調子が好きなのに。審:幼稚園児が歌ってるみたい→春:かわいさを演出している→若:長く喋っても何もない。最後のほう公共の電波で相方のキャラ全否定とサドっ気全開のダメ出ししてましたけど、若林という人は大丈夫ですか。大事な時期のゴールデンですよ。いくつか見た漫才とバラエティのトークから勝手に、冷静で策士なデキる突っ込みだと思い込んでたけど多分違うな。自分の番終わったら一転して人の歌で大爆笑、何回も抜かれていた。一体どういう人格だ。すみません目が離せません。youtubeで勉強してきます。

日曜はアッコにおまかせにライセンス。DAIGOがおとなしかったせいか俄然べシャリ頑張ってました。酒に酔って空手を挑んでくる大御所をクリンチした藤原。ライセンスが徐々にのびのびしはじめていて嬉しい。松本からの結婚報告電話に一瞬和田さんは「解散か?」と思ったそうですが、そうか、それは和田さんにとってありえないことじゃないんだ。ライセンスは松本結婚に対して特にコメントしてなかったような?
ライセンス今年もZEPPツアーやるんですね。去年と同じく大阪はバナナマンのライブ日程と丸かぶる(※今年のバナナが恒例8月第2週にやるならば)。去年は今頃もうライブ日程わかってた気がするバナナマン。今年はどう来る?

2009年05月24日(日)



 信じることは間抜けなゲームと

梅雨入りした?あっという間に6月で、おいおい色んなことがおそろかですよ。ところでライセンスVol.Talkはきのうから配信だったような気がしたんですが、私の思い違いですか。

水曜は大学インフル休講のため兄を呼び出して松本人志をおくる会。私のほうから誘ったのはキングオブコントのバナナマン敗戦と松本結婚だけです。お笑い徹底ぶりを義姉に笑われる始末。
次の日センパイKさんから「その会はわりとすぐ終わるね」との鋭い指摘。そう、別に今更長々語ることではないんですよ。ただ乾杯してお祝いして悼んで、一区切りつけるっていうね。
で、このお笑いブーム研究(はんにゃとオードリー)で兄はすでにはんにゃのネタをyoutubeで見ていた。すみません勉強が足りませんでした。ということで粛々とはんにゃのネタを見てみる。テレビでみたときにも?でしたが、あ〜うん、録画登録はちょっと苦しいかな...。と伝えたらKさん「塙さんには無理、あんなに人気と実力が伴ってないコンビ初めて見たよ」と恒例の激辛コメント。あなた私の友達のなかで一番純粋に辛辣だ。
オードリーもライブネタ見ましたが、こちらはさすがに面白かった。いい声だな〜(※若林が)。何かのネタの最初「今日も仲良く、健やかに、漫才を...」つってて笑顔になる。youtubeに落ちてるバラエティはほとんど放映時に見てたけど、節約とモヒカンと動物ビビリ以外覚えてないからきっと要らないんだと思う。早く健やかに漫才ができる場が勝ち取れたらいいですね。あんまり入れ込むと今年の年末に泣きそうだからできれば深入りしたくない。好意的な意味でオードリーの録画登録も二の足を踏む感じです。あくまで暫定的に(不穏)
しかし考えてみるとM-1敗者復活からのコンビが2年連続で成功を掴んでいる。あらためてライセンス不憫だ...。

そんなわけで水曜と木曜の地上波
・あらびき団:マリリンジョイとベルセルク三好と渡辺ラオウが好きだと人にいいたくない。くしゃみ屋はまさかの2度目でした。あとはあんまり覚えていない。
・子育てプレイ:赤ちゃんに愛着が生まれて切なさが入って、ちょっとダレてきたかも。序盤の押し付け合いドタバタコメディのほうが面白かった。どういうふうに終わるのかなコレ。
・イロモネア:バナナマンで拾った模様。時間変わって初めて見たんですけど、え、今コンビがバラバラでやるの!?あだ名つけたりとかしてました。最初スペシャルだった頃の形式がいちばんよかったなあ...(コンビが全部の挑戦を通しでワンセットやる熱気)
・ビーバップハイヒール:ウソ発見機。犯罪系はおもしろい。知能指数の高い人の方が検出率が高いんだそうで。へー。
・アメトーーク:お菓子にあんまり興味がない私は十全に楽しめなくて残念な企画。パッケージ見て味が思い浮かばない。ハッピーターンのバター醤油は肴によさげですね。こどものころのお菓子っていうとねるねるねるねとか指輪の飴とか、遊び要素のものしか思い出せない。1年ぶりのゲッツが「ハゲッツ」ってゆってた。来週は下痢芸人、楽しみです。

土日はもう徹頭徹尾ガクモンする。

2009年05月22日(金)



 ああもうわたし皮肉なんかいわないわ

コモドオオトカゲに毒が!タコの全種類にも毒性が認められるらしい。
うわあ、たまらん。30歳近くにもなってこんなにときめくのはどうかと思いますが、子どものころの夢は自然科学者になることだったんだ。

きのうは早めに帰宅して、テレビつけたら浜ちょん司会のキミハ・ブレイク。の、ひな壇最後列にはんにゃとオードリー。なんかもう彼らは4人グループみたいですね。とりあえず有吉とトークしてもらいたい。土田「春日が喋ると空気がふわってなる」。そういえば宮迫にも「けっこう長めに喋っても何もない」っていわれてた。
そのあとの人志松本の○○な話に金田、99プラスにはんにゃ。じゃないほう芸人川島はトークの滑舌と機転があんまりよくなくて残念です。金田は勢いあるし話も落とせる、けど情景描写に尊敬語が使えないらしく肝が冷えた。
はんにゃとオードリー2組の売れ方行く末を追うのにハマりつつある自分を否定できません。ためしに1週間録画登録してみようかな。レギュラー番組持ってるのははんにゃだけ?

ああ、どっか地方に出張行きたいなあ。できれば南のほうの街、海のあるほこりっぽいところ。旅行という概念は社会人になってすっかりなくなった。ライブ目的の場合は遠征になります。

2009年05月20日(水)



 暗闇坂は蝉時雨

きのうはおびえるほどアクセス数が多かったのだけど、何だろう。
ライセンスVol.Talkは明後日から配信ですよね。松っつん結婚効果...?

月曜はいろいろ面白かった地上波。
・やりすぎコージー:どうぶつ大好き芸人(アメトークとの境界があいまいに)。動物との距離感がそれぞれ違ってて面白い。やりすぎ史上初の客席「かわいい〜」たしかに。志村どうぶつ園ではありません。
・しゃべくり007:今ちゃん登場。実は単体の今田がちょっと苦手である。エンターテイナーであることは何もよいことではないと再確認。見ててどんどん悲しく醒めていくのはなんでなんだろう。昼番組の帯がんばってください。若手で抜群なのはバカリズムだって。へええ。
・飛び出せ科学くん:今週も衝撃映像満載でした。なんの前触れもなくデコ貫通(ド流血)て!グロ系、スプラッタOKな私でさえ「うおっ」って声出た。「衝撃映像まで●秒」みたいな甘いテロップを入れない心意気は買うよ買うけど。来週は奇妙な生き物、どうやら深海魚メインぽくてうれしい。東海大学海洋科学博物館は本当に夢の国ですからね。ネズミーランドの比ではない。
・笑神降臨(バカリズム)と湯けむりスナイパーと嵐の宿題くん(有吉)で悩み、バカリズム録画して湯けむり見て有吉はyoutube頼みにしました。湯けむり生で見たの初めてだけど、源さん痺れる。
・で、録画したバカリズムはやっぱり武器が差延。あの童顔はなかなかのくせ者ですね。笑神降臨は次のインパルスで終わってしまうのだそうで、残念だー。カリカとか無理ですかそうですか。もっと漫才が見れたらよかったなあ。29分に3本漫才見れたら幸せだったのに。

これからしばらくお笑いライブがなくて呆然としています。
ラーメンズは最後の東京公演行けなさそうだしバナナマンはまだ3ヵ月先だし、学会中止になったから金曜の渋さ知らズ実は行けたのに、なんかもうふつうに脱力する。
珍しく無気力で、五月病かなコレ。


2009年05月19日(火)



 みんなはほっとして怒ったりしないみたい

松本人志結婚についての浜田コメントファックスをみて泣きかけた月曜朝。コンビっていいねえ。
きのうの日記に関していろいろな反応があったので釈明いたしますと、かつての才能に対してはありがとうさようならで、松本さん個人に対してはおめでとうよかったねです。言葉足らずで申し訳ない。松本個人のファンなんてどこにもいない、と嘆いていた頃の松本や、左利きは悲しみが一個少なくてすむと言ったあの松本を、私は心のがらくた箱にしまっておこう。
ちなみに結婚して才能がどうこうなるわけでもなくって、なかなか直視できないでいた自分の節目として、あの悲しい天才をおくる気持ちはある。本当はこんなもの作らないでいられるほうがずっといいんじゃないか、と最近ビジュアルバムを見直して思っていたところです。20代前半は心地よくて好きで好きでたまらなかった世界観だけど、今のぬるい私にはちょっともう、きつくてつらい。
えー、ですので、そういうふうにも人は生きていくのか、という意味での「感無量」です。否定でも肯定でもなく。結局は松本個人のファンではないのでね。あの才能と、ダウンタウンというコンビのファンですいつまでも。「まっちゃん電撃!ふたまわりのうさぎ年!」じゃなかったのは惜しいな。

文科省サイトに深海ワンダー。
早速探索ゲームをプレイする。すぐめんどくさくなって、深海図鑑の動画を繰り返し見て1時間経過してしまいました。ソコボウズとユメナマコの動画に感動した。ラブカあれ瀕死なんじゃないの?非常にいい画質だし動きもあるので、深海好きの諸兄はぜひぜひご覧ください。プレイはしなくていいと思うよ。

きのうの紳介の200人発言を引き続き考えている。深いな〜。はんにゃは800人が笑って200人が笑わない芸で、ノンスタもどちらかといえばそう。だとしたらその受容と供給には無理がないよね。女子中高生がお笑い卒業するのはわりとすぐだし、そこからまたゼロになっても層が入れ替わるだけだから実はそんなに問題なさそう。オードリーはもっとじわじわ深夜から伸びていけたらよかったのにねえ。若林の言語感覚は深夜番組向き。...春日は今後どうするんだろうか。起死回生のモヒカンを(ツボ)
このまえ会社の人と飲んでて「そんなにお笑い好きだったらお笑い研究したらいいのに」ってすすめられたんですけど、いやいや好きなもん研究対象にしたらもとの好きがなくなっちゃうじゃない。そこは大事にとっておくよ。

インフルで大学が休講。きのう会った名誉教授も「さっさと拡大すればいいんだよ」っつってたよ。鎖国時代じゃあるまいし、もう無理がある。
しかも取材予定の学会が中止に!え......会場費とかどうしましょう......

2009年05月18日(月)



 嘘じゃないけどでも

土曜は夕方まで休日出勤して、帰ってDreamWeaverでwebをぽちぽち。あ〜ひさびさでHTML楽し〜い。深夜まで没頭して、タモリ倶楽部の絶頂絵画で盛大に噴く。みうらさんはさらっとハイブロウな下ネタを言います。これは録画消さない。

日曜は朝モーニング食いながら大学関係の資料読んで、夕方から会社関係の接待というかお呼ばれというか、いつもお嬢さん呼ばわりされる名誉教授とそのお仲間の食事会。
帰ってきたら行列のできる法律相談所にはんにゃとオードリーとノンスタと(なぜか)ロザン。ロザン今週よく見るなあ。ノンスタはやっぱオードリーに屈折してて不憫。大阪で2割3分打ち続けたらええがな。シャンプーハットやメッセンジャーのような芸人が好きです。私は完全に関西の女子の4割のほう。
あと紳助が実はマニアックな漫才のオードリーに対し「1000人の会場で全員笑ったらヤバい」と言ったので、唸りました。紳助嫌いだけどいいこと言う。本来200人だけにハマるはずの芸を、わからない800人までが笑い出すとヤバいんだってさ。確かにそうだ、そうなると元の核たる200人が嫌気さして抜けるしね。若林のツッコミ(というか声の調子)は非常に好きなので、生き残ってほしい。えーと、はんにゃについては特に何も…。小学校で人気ある男子がちょけてるみたいだよねってセンパイKさんがこのまえ言ってた(責任転嫁)。全員で退席する団体芸がよかった、ハーメルン東のり。

おおう、松本人志結婚!なんか…なんだろう、ある意味感無量です。おめでとうさようなら、とあのたぐいまれだった才能に対して言おう。

2009年05月17日(日)



 影法師と笑った

出張から帰って午後出社して晩、他部署の30代半ばNさんFさんとそば屋で飲む。酒飲んでるうちに熱は下がったようです。生中とそば焼酎ロック3杯がちょうどいい塩梅。会社の話などすっとばしてお笑いと音楽とお笑いとお笑い。楽しかった!
20代なわけがない、と年齢詐称疑惑をかけられた20代です。

・あらびき団:おおクロスバー直撃!さいきん炎上baseでネタ見てないから嬉しい。おなじみコント‘バケモン’で。「どう見たらええかわからん」ライトにハマりませんでした残念。みちゃこ怖い。麒麟の川島さんはどうなさってしまわれたのですか。フリーザのコンビが武勇伝をもろパクっていた。発光ダイオード漫談はなんだかな〜。哀愁のアイヒマンスタンダード。の、パクリ(タイ)。鬼奴ねえさんはパチンコ漫談、これパチンコやってたらおもしろかろうに勿体ない<私。ラストは西森の鉄工所ラップで普通にいい歌。そんなもんでしたっけ。ベルセルク三好でないかしら。
・子育てプレイ:やっと外部=現実の話が出てきましたね。雄太の母親を探す気が皆になかったことを今更知った。あの4人のうちだれかの子供だから育ててるんだ...バレたら施設行きなんだ...。初ゲスト登場、いっけいはちょっと妖怪じみてきている。
・ぐるナイ:バナナマン日村で録画されていた模様。でも若手ネタ中心でよかったです。鳥居みゆきの元相方がくる予感。ザ・ギースは確かに伸び悩んでいるカモ。オードリーは今この時期にコントやんなくてもいいんじゃないか。ていうか漫才みたかったよ。
・ビーバップハイヒール:頭のいい話し方とか自己アピールの仕方とか、わりとどうでもいい派です。珍しく不発。
・アメトーーク:愛方大好き芸人、端的に気色わるい。特にウドちゃんの本物感覚。ロザンの安定感はすごいなあ、菅ちゃんの演技力はあいかわらず秀逸です。キャイ〜ンおぎやはぎロザンは軸にブレがない。おぎやはぎの空気感とうさんくささに乗っかっていく快感。ただの略奪愛ハイウォー。で、微妙に割り切れてない若林とキャラに徹せていない春日はなんで出たんだ?一方的なコンビ愛のイメージもないし(むしろ猛獣使いー飛び道具系のコンビだと思う)、1組だけコメントのピントがずれてた。客席半数以上オードリーファンでしたけどね。あ、でも「この男を世に出したい」観はよかった=バナナマンに通ずる。
見てないけどサプライズとソクラテスの人事が録画されている。バナナマンで拾った?

ちょっと大学行ってきます。今日は楽しげな研究会。
日曜夜はまた京都で仕事。でもこの土日で大学の学会のHP作らなきゃ。脳が分裂する。

2009年05月15日(金)



 

生きています。携帯から初日記@新幹線。東京出張とかで余裕がなくてなんだかもう、来週末までは忙殺です。だから書くこともなくてねえ、私はもう正社じゃないのにな。でも面白いことも知る。詳しいことは書けませんが、ある領域のトップは全員パンデミックを願っている。そのほうがリスクが少ないから。
最近のテレビでは、とりあえず笑神降臨のフットがコントしかやらなかったことが腑に落ちない。えー漫才やんねえのかよ。あとはもうyoutube見たりとかそんなんでお茶を濁し。MADとゆうものの意図がわからないアラサーなんですが、あれはどうゆう意図のもとに作られるんですか?お笑い芸人のネタを順にみていくと、一向にネタが始まらず歌と芸人の静止画像と文字が流れて終わる、とゆう私にとってはブラクラのような動画がたまにある。あれは芸人に捧げる詩みたいなもんなの?

追記:アメリカ学会帰りで4日前にサーモグラフィー検査で引っかかった人(自宅に居てくれよ!)と4時間しゃべっていて、次の日みょうに熱っぽいとさすがにちょっと怖いですね。いんふる?

2009年05月14日(木)



 指と指の間をすり抜ける

土曜は会社行事で山歩き。全身が筋肉痛のうえ顔面が日焼けで痛い。ていうか私行かなくていいんじゃないの。福利厚生的に。
夕方からセンパイKさんと北浜〜天満市場をぶらぶら飲み歩く。Kさんの彼氏さん(30代後半)がキヨシロー追悼に東京まで遠征中とのことで、私たち世代だと告別式まで行くような人はいるかなあという縁起でもない話に。私にとってロックスターはただひとりだけどあの人は死んだら新聞に載ってもうそれでいいと思うし、小沢君はある意味では鬼籍の人だし、現役のミュージシャンでそこまで入れこんだ人ってほかにいない。K「じゃあやっぱりお笑いでしょ」私「でも世代ど真ん中のワチャチャ芸人は告別式行くほどの思い入れないですよ」K「世代じゃないけどダウンタウンは?」私「......。」K「ってなんでもう涙目!?」ううううだってコンビは両方一緒に死ぬわけじゃないし、考えただけで目から鼻水が。バー「まぼろし」でラム飲みながらバナナマンについても想像して泣く。情緒が不安定です。

日曜は朝から京都で研究会で、昼からそのまま京都の某ホテルで仕事。会議開始がナチュラルに1時間遅れの見込みで、今ネットブックでこの日記を書いておるわけです。なんかもう動じなくなっちゃったな...。夜の飲み会参加が可能か、問題はそこだけだ。

ライセンスVol.Talk#6、今回はおもしろかった!なにはさておきいのもっさんの理不尽ギレ。ライセンスのトークの8割はいのもっさんのボルテージにかかっているとあらためて思う。この人は本当に歩くトラブルメーカーです。っていうか世間的にはとてつもない非常識なのに、子どもの駄々を許してしまう精神が働く不思議。30分以上ジャイアンの理不尽節が炸裂していた。藤原さんはやっぱりピン芸もがんばったほうがいいと思います。後半の親族話もほのぼのとしていいトーク。家帰ってもう1回みて書きます。さすがにここ(ホテルロビー)で見る根性はない。

地上波もいろいろ流し見てるんですけど、とりあえずアメトーークは新しかった夢芸人。来週は相方大好き芸人ってことで、おぎやはぎが出るならバナナマンもみたかったぜ。そしてまた出たオードリー。なんかほかの番組でも見たような...志村どうぶつ園?かな?いまの露出度はいっときのチュートリアルより脈絡なくてひどいと思う。せめて今年のM-1までは、消費されきってしまうなと願います。M-1で去年よりもっと面白い漫才が見られたらいいなあ。それだけ。
あとはビーバップハイヒールの外人軍団がおもしろすぎることと、タモリ倶楽部でひさびさに見た華丸大吉に懐かしさすら覚えたこと、そんなもんかな。

気付けばもうすぐバナナマンの夏が来る。大事なことだけを見失わなければそれでいいんだ。

2009年05月10日(日)



 たんぼのむこうのむこうのむこうに

きのう半覚醒で書いたライブ感想を下げたい=捻り出し日記。
あ、いつのまにやら30,000PVで、誠にありがとうございます。

GWで録りためてたお笑い番組総括
・やりすぎコージー:お笑い新御三家=オードリーとはんにゃとフルーツポンチ。なんかこの並びは違和感ある。というかノンスタがかわいそうになる。オードリーがさすがのトーク得点率の高さ。これ放送時は梅田にいて元相方のワンセグで見せてもらってたんですけど、春日のパンク話で傍迷惑なぐらい噴いた。若林はできる子。
・リンカーン:そのとき歴史が動いたコーナーで渡辺鐘登場。あとは覚えてない...
・○○な話:設楽さんが反応薄かったせいで2回押しで話してたのは何だっけ。ロッシーみたいな子どもが欲しい女子の気持ち、わかるぞ。有吉へのつっこみ「家か!」(設楽&松本)。松嶋のトイプードルの毛並み→浜ちょんの髪の毛のさわりごこちの飛躍がようわかりませんが、松本が近年まれにみる笑い方をしてたのでよかったです。
・科学くん:ライセンスゲストで昆虫バカ。奈良のガキ全開のいのもっさんと昆虫に引きまくりの藤原さん、よい対称。なんかもうライセンスに関してはムダな老婆心で、普通のお笑い芸人としての役割が果たせているか、ライセンス初見の視聴者にとって面白いのか、という非常に失礼なラインでハラハラしてしまう。客観視できてないな〜。でもコオロギ相撲で出演権を得ていたので、次もあると期待しています。
・ドッキリ大賞:おお、音楽なつかし。復活したら対象はお笑い芸人で。仕掛け人も芸人で。ブラマヨのキャラのおもしろさは桁が違うなあ。そしてまたもやオードリーとはんにゃ、本当に超売れっ子ですね。ノンスタの屈折をみた(大阪に帰してあげて!)。ここ数ヶ月でロンハーはじめ春日のドッキリをいくつも見た気がしますが、数年前のバナナマン日村より頻度高いかもしれん。今回のはいいドッキリ、相方の窮地に全財産を投げ出す超吝嗇家。...すごくいい話のはずなのに、言いなり感が漂っていたのはなんでかな。春日に主体性がないのか、カワウソ若林が強権すぎるのか、どっち?髭男爵山田→アジアン馬場園がえぐくて超おもしろかった。はんにゃはPVって...。やはりはんにゃの人気の秘密がわからない。
・あらびき団:ラフコンが完全に事故った。シソンヌが今の形態に辿り着いた経緯を知りたいです。劇団祭り。アラレちゃんに乗ってあげたカメラさん。BBゴロー今回はおつな寿司六本木店。アップダウン竹森のマジ歌「幼馴染み」結婚指輪のエピソードが気持ち悪い。キュートンはジェンガのほうで、幸せなら手を叩こう。VTRと意味を大学ノートに書いて提出してください。
・子育てプレイ:小山田さんステキに怒る。もうそろそろ「赤ちゃんの親を探す」という本線に戻ってもいいのでは...。1年くらい放映してくれるなら今のままでいいんですけども。

あー身体しんどい。日曜まではたぶん沈むと思います。

2009年05月08日(金)



 ただ単純に 好きなだけさ 好きなだけさ

ライセンス単独行ってきた!
ほんとうにありがとうございます(東に向かって五体投地)。

以下反転で感想です。ながいよ。カメラ入ってたのでたぶんDVDになる、はずなので未見の方はご覧にならないほうがよいかと。



総括;グッジョブマツコDX。マツコからの花、みんな写真撮りすぎ!
4年半(5年?)ぶりのくせにひじょーにバカでライセンスらしく、ゲラゲラ笑ってるうちに終わっちゃった。吉本らしいよいライブでした。即席感がすごい。数日前にラーメンズを見てた分、じつはけっこう心配してたけど杞憂だった。ああまでタイプが違うと潔いです。コントのストーリーとかオチには触れないようにしますよ(というかあんまりオチ覚えてない)。
順番間違ってたりブリッジ違ったら教えていただけると幸いです。忙しいだろうに、よく9本もコント書き下ろして練習したね。

開演前のアナウンス:ライセンス2人で。クソ丁寧なんだけど井本さん語尾が「〜この野郎」。ふはっ、ライセンスだ!

OP:スタイリッシュでちょっとびっくり。ライセンスロゴのパーツ(中の矢印と外枠)を別々に持ったタキシードのお二人がまず幕前に出て、引っ込んだら同じスタイルの影絵の映写。どちらかが大きくなったり小さくなったり、最後は互いが投げて放った二つのロゴがくるくるっと回転して合体。これ文で書くとわかりにくいけどかっちょよかったんですよ。会場ちょっと「おおっ」てなった。

ブリッジ1:まだライブやってないけどライブでしゃべってる体で。録音されたトークなんですけど、これがメタに働いてて非常によかった。コントで何やってても第三者がフォローしてるみたいな俯瞰の構造になる。客席へのコール&ウェーブの要求、あったまってもないのに誰もやりませんそんなの。そんなわけで1本目のコント。舞台セットに乗っかった2人が前に押し出されてくる。

旅行代理店:チャラい代理店店員(藤原)とスーツ姿の客(井本)。赤外線通信。すれ違いコントからの本領発揮、いのもっさんの「オイ!」が生で聞けて感無量です。「店長呼べ」も。声量半端やないな。たぶん言われたほうはマジで怖い。藤原さんの無駄な演技力がいかんなく発揮されていた。しゃくりあげ泣きからの客席乱入。オチは忘れた(堂々)

ブリッジ2:「全っ然噛めへんかったな」等の強気のフリートーク※あくまで予想の。客席は笑いすぎて失神続出とのことで、うんそれはない。

愛の奇跡:モノローグから明転した瞬間でストーリーが読めたぜ。まったく自慢になりません(※一(かず)ちゃんと付き合ってたけど若い貴ちゃんはじじいの一ちゃんと別れて若い女と結婚することに。女の父親に挨拶しに行ったらそこには一ちゃんが)。藤原さんのおネエ言葉パート1。「この泥棒猫!」がこれほど似合う男が当代におろうか。設定はドロドロ後ろ暗いのにノリが体育会系で、やっぱりバカ感性は大事です。えっ、ていうか親父がネコなの…?これはオチ覚えてる(あまりにも酷かったから)。

ブリッジ3:前のコントで失神した客が復活してまた失神したそうです。こんなに人間って笑えるんだ、というくらい笑い声を聞いた藤原さん※あくまで予想の。

打たれ強い男:短めのびっくり系。タイトルまんま。どれだけ撃たれても堪えない(気付かない)藤原さん。何発だったかな、8発?舞台上とはいえちょっと怖い。これもオチ飛んでます。

ブリッジ4:金かかりすぎたコント。「お前払えや」→「解散や!」だったかしら、この辺の流れがあいまいです。藤原さんの「解散や!」に大笑いするもっさんでフェイドアウトしていった気がする…

最期の一言:交通事故に会った健一(藤原)とその友達(井本)。セルヌンティウスじゃなくてセリヌンティウスじゃろ?「健一〜!」の声量に再び驚く。いのもっさん腹から声出る人だったんだね。ちなみにこれは基本いのもっさんへの無茶ぶりコントです。練習では毎回違うものまねと一発ギャグやってて、本番でなぜあれなんだ…。できれば大画面で全力顔を見たかった。寝転がって瀕死の藤原さん、客席から顔逸らして痙攣笑い。わきがのショックがでかすぎて←個人的ツボ

ブリッジ5:藤原さんが頼まれもしないボビーオロゴンのものまね。うん、うまいですよネ。ここでピンクのうさぎさんから「井本さんの好きなおでんの具はなんですか?」「2回死ね」の流れだったのかな。好きなおでんの具は卵。藤原さんは卵と言いつつ結局大根。心底いらない情報です。

恐怖の館:これちょっと新しくて好きだったなあ。藤原さん声だけでお化け屋敷(廃病院設定)のナビ。いのもっさんが一人でスモークのなかびびりながらお化け屋敷。ナビが至極丁寧に恐怖を軽減してくれる。お化け役バイトの人間関係とか全部バラす。せっかくいろいろできる設定なのだからオチでもうひとひねり!けっきょく藤原さんも普通の従業員だったのね。藤原さんだけガチのほうが好みですけど、全体のトーンに合わせたのかしらん。

ブリッジ6:ここで本物の芸能人に…でマツコデラックスのコメント。会場の歓声たるやそれはもう。まぎれて聞こえにくかったけどマツコつかみでさらっと「藤原ちゃん自慰行為してる?」つったよな…。もうピー音入りまくりで、2丁目のエグ味全開でした。いやでも全体的に愛あるコメントだよね。女は本当におかまキャラが好きなんだな。藤原さん鳥肌立てながら次のコント。

校長先生のお話:ハゲ散らかった校長先生(井本)と教頭(藤原)の生徒受け奮闘。校長の頭が小さいので、エアリーだか無造作だかでいじられてもあんまり見えないんだよ。教頭の校長フューチャリングがヤマ。藤原さんの練習の成果発表会です。

ブリッジ7:このへん多分気を失ってました。わーまったくおぼえていない!

最強戦隊ストロンジャー:おおうダウンタウン!テンションあがる。これはもうダウンタウンでしかないですよ!ヒーロー戦隊ものの矛盾と老いの驕り。おもしろうて、やがてかなしき。この方向性を継ぐのはライセンスしかいないのじゃないか。グリーンかイエローのどっちかが死んでも、遺されたほうはひとりでショーやるんだろうかとか、そういう余韻余情がみえる。これとても大事。

ブリッジ8:この後のコントをやりたくない井本さん。だって真ん中もオチも決まっていないから。本当に意味も何もないから。でも「ライセンスの真骨頂」と周りに言われたらしい。藤原さんもトイレ行きたい人はこのコントで行ってくださいとのことで。あ、もしかして…?と客席の期待高まる。

あいつ:ライセンス真骨頂きた!マッサージの変態です。ほらあのアフロの。「マー」の。田所さんと並んで好きな藤原キャラで、これは素直に手を打ってよろこんだ。アフロがでかくなりました。舞台は今回スポーツジム。なにひとつ体操はしませんでしたけど。いのもっさんは前のようにびびって逃げ回る(+笑い死に)よりはこのコントへの拒否感が強かったようです。途中、三角座りで「もういやや」「これやる価値ある!?」って正当に叫んでた。藤原さんやっぱり年齢も年齢なので、正坐からの立ち上がりも逆四つん這い(あれ何ていう体勢なんだろう)もなくてちょっと残念。かわりにNSCの子らが同じ格好させられる。本当に脇毛を抜いていた藤原さん。バカだ!ものすごいバカだ!「オチおもんないねん!」っていうオチのコントを初めて見た。

ブリッジ9:「な?」「そうなるやろ?」そうですね。では最後のコント。

警備員:私はどちらかというとこの系統のコントが真骨頂だと思っています。2人とも普段は(1人1人であれば)まっとうでありえたのに、2人の相乗効果でバカやってるうちに知らず川を越えてしまう。世の常識や善悪の境界を超えてから気付いて、2人で顔見合せて舌出して、迷わず彼岸に逃げ去る。どちらかが此岸に戻ってくる、あるいは2人で戻ることはないんだ。
このコント感想がいちばんコント自体とかけ離れてるんですけど(※警備員が根性あるかないかで意地張り合って美術品ぶちこわして逃げるだけのコントだからね)、これだけでもう東京行った価値があったなあと思います。私の中でけっこう長い間ナゾだった答えが出た気がする。「カッコーの巣の上で」のラストに納得いかなかった藤原ならどうしたか?「生きたまま連れ出して、いずれ自分も正気でなくなる」のが私なりの答え。

カーテンコール(?):ラーメンズのアンコール猛攻やバナナマンのフリートークで慣れてるので、あっさりしすぎてて拍子ぬけた。えっ終わり?フリートークもうちょっとやってほしかったかな…いやいや、でもお疲れですよね。マツコからの花の飾りは陰毛。
帰りに手渡されたアンケートが超手書きでした。時間なかったのかマンパワーが足りないのか、どっち?


いや〜それにしても強行軍だった。
4日の朝に家出て仕事して夕方梅田で元相方とご飯食べて、そのまま夜行バスに乗り込んで5日早朝に新宿着。ネットカフェで身づくろいして(なんて便利な世の中になったんだ)、池袋でモーニング食ってサンシャイン国際水族館で深海展示を見る。特別展示は5月10日までだったんですよ。ザラビクニン見たいじゃないの。1時間以上もジャリと一緒に並んで見た結果、深海ブースせま!と思いました。ラブカとミツクリザメの剥製展示が残念じゃった。どっちもまだ小さい個体で、ジオラマに配置されてしまうと目立たない。あと入り口すぐに展示されてたリュウグウノツカイもわりと人に気づかれないまま素通りされていた。ザラビクニンは水槽が結露しちゃってほとんどみえてなかったしなあ。でも今年1月に発売されたDVD「深海の世界」の上映があってよかった。ここぞと液晶最前列に陣取ってガン見しました。結果、あのDVDは買わなくてよい。クラゲと最近流行のチムニー(海底火山みたいなの)with白エビはあんまり興味ない。要は深海魚が見たいんだよ。
あ、水族館として珍しいなと思ったのは、イカとタコの展示があった点。特にイカは珍しい気がする。例によって世界大型淡水魚の巨大水槽に貼り付いてピラルクーとアロワナとキャットテールフィッシュの動画をとりまくる。子供の頭って本当に邪魔な位置にあるよな(最低)。しかしこの水族館も鳥類と哺乳類が充実しすぎです。都会になるほどちゃんぽん度上がるよね。魚をもっとがんばれよ!!あ、そうそうカワウソがいたんですけど、‘じゃないほう芸人’ホープのオードリー若林に顔面そっくりだった。グッズとガチャガチャがあんまりなかったけど、リュウグウノツカイとあんこうとオニキンメのマスコットがあったので許しました。完成度はひどかった。
午後、国会図書館で調べもの。カウンターのおっさんの仕事の遅さに心底苛立つ。サービス業!
で、上記ライブみてまた恐怖の深夜バスで帰阪です。そのまま実家の法事出て、午後から会社。かつてないほど朦朧としている今。今年のGWは結局1日として休めていませんが、面白かったんでよしとしよう。

2009年05月07日(木)



 忘れかけた本当は忘れたくない

ちょ、ライセンスがラーメンズに追いつかれる…!
慌ててラーメンズ〆日記です。
だってぜんぜん別物だからね、脳内で同居させるのはいやなのです。


後日思い出したら書き換える。忘れないための個別コントメモ。
■塔の始まり、黒い箱が4つ。その上でブリキの人形のよに不動の片桐仁と小林賢太郎。ここで初めて「ラーメンズ本公演だ!」と鳥肌が立つ。1つめのコントは箱を積み木のように使って、言葉とパズルで組み立てるコバケンお得意のあの感じ。喋らずカチコチのロボットたちのあいだに関係=やりとりが生まれることで、だんだん2人はニンゲンらしくなっていく。ファーストタッチで頭しばいてたので(しかもその後ブラシ)、おやおやベタでくる?足場である箱が動くこと、箱の外に立っても死なないこと。そこに天から無理難題(?)が降る。器用にできるけど感情表現の乏しいロボットと、できないけど感情表現ゆたかなロボット。コバケンの無機質感と欠落感は笑いと悲壮のキワをすり抜けるのだ。やっぱりちょっと痛い。ピアノのオチがよかった。
■厨房の2人。部屋ではパーティーが行われていて、その準備をするコバケンと、ほとんど傍観して手遊びにあやとりをする片桐さん。コバケンはシャンパンタワーを壊し、ロールケーキを壊し(アンモナイト...)、くす玉割を失敗する。その合間に2人あやとり。あやとりを知らない人に言葉だけでどう伝えるか。
■クリムゾンメサイア!ビバ子どもの想像力!このコントはたかしと父さん、ギリジン、ジョッキーの流れですね。非常によかった。不透明な会話みたいに対話方式で入ったからどうなるかと思ったら、後半怒濤の片桐仁フリースタイルで。片桐さん1人3役やってんのに、余裕すら感じられた。こういうコントでコバケンがつっこみ、というのがとても新鮮。語感の比較から一気に女宇宙盗賊に飛べるのが片桐仁ですよね。ラピュータネタなどもありつつ。青銅の魔人。これもう一回見たいよー。
■ハイウェストコント。そうとしか言いようがない。これはさ、語呂でおもしろがるコントのはずなんですよ。でも見た目が破壊的すぎてだめだー!なんでちょっとナナメってるんだ。最初STUDYのQA系?と思ったら小林さん自らモアハイウェストで出てきました。なんなのそれ反則だろ。いちばんナンセンスでくだらないコント。隣で先輩Fが笑いすぎてマジ泣きしていた。やめろよ恥ずかしいから!
■ルームシェアする塔マニア。なんか「器用で不器用な男」が卑屈になったみたい(つるちゃんじゃないほう)。なんか...思い出すだにこのコントは変なコントだ。小林の心情が行動に一切つながっていかない。内向的な僕とつるちゃんはずっとここで仲良く塔を愛好していたいんだ!→キャンプに行くつるちゃんをだましてつるちゃんのかわりにキャンプに行ってやろう!...って、おかしいよ。行動になるとヘンに屈曲する。ALICEの感じ、すごくいやな感じ。このコントは順番逆に作ったんじゃないかなあ。片桐に化けた小林を片桐本人が演じる、というイリュージョンがやりたかったんだと思う。だってそうじゃないと動機の設定がまったく腑に落ちない。でもなんとなく小林さんは(まだ)これ入れないとだめだったんだろうなという気もする。もう1回見ないとわからないコントでした。もやもや。
■京都タワーに恋する五重塔と侵入者のコント。は、実はあんまり覚えておらず。なんか組み立て方は特撮的な飛躍なんだけど、ぜんぶ頭で考えた感じがしてしまって(クリムゾンメサイアの逆)。君の頂、僕がいただき!は最高にきしょくわるかったです。
■塔の終わり。今までのキャラクターが扉の向こうに走馬灯のように流れていくのはよかった。ちょっと構造的にCLASSICの感じで。


あーこれで心置きなくライセンス単独ライブが見れる!切り替え切り替え。

2009年05月02日(土)



 せつなーい人間

ラーメンズ‘TOWER’みた!

チケットとってくれた東京の先輩Fと新神戸オリエンタル劇場待ち合わせ。定時退社で全力疾走したため息も絶え絶えでしたが、何とか開演ギリギリで間に合いました。ひさびさに会ったFと「もし開演に間に合わなかったら舞台上に脱糞も辞さない」とか話してるうちに開演。なんだか構えたりする間がなかった。
2年前の本公演‘TEXT’はそれこそ悲壮なまでの期待と不安と感動をもって臨みました。今回は予習もせずタイトルの意味も考えず、フラットなところからスコーンと世界に入っていけた。結果、非常にしあわせな時間でした。ゲラゲラ笑えるベタな笑いが多かったし、ラーメンズでは初めて「こねくりまわさなくていいカモ」と思えた。
なので以下はすべて蛇足です。おもしろかった、でいいじゃない。
相変わらず見た人にしかわからない備忘録、一応ネタばれなので隠しています。長いよー。


ラーメンズ第17回公演‘TOWER’
改行も見直しもない備忘録です。
あーもう1回みたい!山口とかチケット余ってねえかな。
遊びをせんとや生まれけむ。雰囲気が原点回帰で、なんだかとても楽しげ。でもテーマはやっぱり全コント相互不理解で貫かれている。TEXTのとき、言語のベクトルはもうだめだろうと思った。言葉では「銀河鉄道の夜のような夜」からどこにもいけない。TEXTは「言語による不完全なコミュニケーションと、それに頼りきっている人間(=自分)」の開示で終わっていたと思うんですね。TOWERでは、相互不理解をふまえたうえで「一緒に」なにかに挑んでいる。お互いにわからない者どうし、何かの目的のためにわかりあおうと踏み出している。これって構造的には止揚の逆だよね。コミュニケーションそのものを目的としなくなった、というよりは、コミュニケーションを自然にとるために別に目的を作ったんだ。これは小林賢太郎の大きな変化だと思う。希望かどうかはわからない。今回の本公演はちょっと雀の感じがしたんです。雀にはまだあからさまな劣等感はなかったけれど。TOWERでは自分の劣等感を受け入れているように思う。小林賢太郎の表現がめんどくさいのは、相互不理解(コミュニケーション不全)と、あるひとりの人間への劣等感とが分かちがたく結びついてしまっているから。劣等感を受け入れた小林賢太郎は、遊びを通じて片桐仁に「やりかた」を教えてもらっている。自分の優越を誇示しながら、ぎこちなく関係を紡ぎながら、親を見上げる子どものように。彼が他者に求めるものはもしや、保護と許しなのかしらん。でもそれとあまり関係ないクリムゾンメサイアが一番おもしろかったっていうね。
通して思ったのは、片桐さんうまくなったなあ!ということ。声の表現力が段違い。客席の笑いとかぶらない間のとりかたもうまいし、昔よく感じた「しんどそうな演技」が全然なかった(=「ハズし笑い」がなくなった)。片桐さんの舞台見てないのでどんな経験を積んでこられたかは存じませんが、うん、うまいっていうより強く大きくなった。小林賢太郎は相も変わらず腹立つほどうまいのですが(空間をつくりだすマイムは完璧だし、発声は劇場のいちばん遠くまでつやつやの音の粒がとんでいく)、片桐さんはそういう次元ではないなあ。入れ物の性能の良し悪しを超えている。



やっぱりものすごいクオリティの高さですよ。
大笑いもするし全力でバカやってるんだけど、結局のところ形に破綻がない。
考えた人の脳みその高尚さがよくわかる。そこに隠したものの悲壮さもわかる。
そこはあんまりわかりたくないけども。
あ、そうそう幕間がいちいちよかった。
あとフライヤーが凝ってます。どうやってナナメに裁断したんだろ?

個々のコント感想まで入れると長過ぎるので、いったん切る。

2009年05月01日(金)
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