月のしずく・星の欠片
春妃。



 芽生えている

布団も掛けずに、転寝してしまった彼を

起こさないように

そっとそっと体制を直して、布団を掛けました。


ぱっと目を覚ました彼が口にした言葉に
思わずココロを見透かされたかのように
ドキッとしました。







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「 どうしてそんなこと考えたの? 」

「 いや、何となく・・・。 」

「 心配要らないわよ。 」

そう応えるだけにして、会話に蓋をしてしまいました。



わたしは


きっと



この人とは長く一緒には居ない。



ごめんなさい。

あなたが嫌いなんじゃない。
ただわたしの中で

あなたから離れたいという気持ちが芽生えている。

芽生えている。




2008年10月13日(月)



 逃れられない


わたしの母は独善的で支配的だった。


美しくて聡明だった母は、その娘のわたしにも
自分と同じものを求めてきたけれど、
鷹がとんびを生んでしまったのだから

母が期待するような、そんな 娘 にはなれなかった。



わたしは常に学歴コンプレックスを持ち、
容姿のコンプレックスを持ち、
生き辛さを感じざるを得なかった。

いつも誰かと比べらることで身につく劣等感。
求められることに応えられないジレンマ。

久し振りに母からメールが来たけれど、
それはわたしを心配し、
応援しているように見せて、

裏には

やはり昔からの母が居た。








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何故わたしはわたしのままで居てはいけないのだろう。
何故わたしは苦しいと思いつつも、母の期待に応えようと
しているのだろう。

それなのに

母は

「 もうくだらないことはやめなさい。 」

とメールしてくる。


悲しくて涙が出た。

あなとは一生解り合えない。
それならそれでいい。

それで良いから・・・


放っておいて。




2008年10月04日(土)
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