カゼノトオリミチ
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朝方見た夢
目が覚めて
燃えるような夕焼け空 探していた
記憶の糸の先は いつも行き止まり
眠りの国に 戻りたいの
失くしたものや 探してるものが 波間に浮かぶ
夢の海へと
そんなふうに 心はいつも揺れていて
凪の時を 夢見ている
風が 静まり 空気は ほわんと 暖かく
時は止まる
でもね
どんな嵐が来ても
揺るがないで いられると
葉を揺らし 花びら散らし
ナミダさえ 風に震えても
根っこは ここに 生えているの
変わらない
自分という 土の中に 深く根を張っているから
だから
揺れてみていいよ しなやかに
お昼前の ユーカリの細葉のように
風にまかせて
凪の時を 夢見ながら
「覚悟」という言葉を知っていますか 私は 知っていましたが どこか よその国の言葉のよう 意味すら忘れていた気がします
いきなり 目の前に「覚悟」という言葉が 現れて どうしたものか おろおろして とりあえず 辞書をひいて 意味を確かめました
…困難ではあっても、絶対に実行しようと、心を決めること
やはり間違いありません 彼女はしっかりとした立派な人です ですから 彼女の口から その言葉が出た事は 半端な意味ではありません
私は…自分が今まで「覚悟」など したことなく 融けたアイスクリームのように 生きてきたのだなぁと そして 自分のどこかに その言葉を置く 勇気があるだろうか と 深く 重く 彼女のメールを何度も読み返しています
ちょうど私は 北村薫さんの 「ターン」という本の ほとんど終わりの方を 読んでいました
偶然でしょうか 「ターン」の主人公は ある「覚悟」をするのです そして 流れは 主人公にとって、明るい方向へと 動きだします
偶然でしょうか メールの中の 私の知り合いは 「覚悟」について …なかなか出来ないけれど、それが出来ると気持ちが楽になる…と
「覚悟」するのは 並大抵の事ではない ですから… それを 乗り切ることが 出来る人は きっと 引き換えに 気持ちの安らぎを 得る事ができるのではないでしょうか
いえ その言葉と向き合おう と することすら 何かを乗り越えなくては できない事なのだ と思います
「覚悟」 その先に起こる事を 「受け入れる」のだ と 心を決める こと でしょうか
彼女は 日ごろからその言葉を 心のどこかに置いて 暮らしてきたのかもしれません
今まで数度しか 会ったことのない彼女、 私の知りうる限りの 彼女は 竹を割ったような 潮風のような 人です

誰もが持ってる つぶやきの小箱
気持ちが外へ向いている時
あまりよく 見えないけれど
世の中の理不尽な事 説明付かない事 などを
ふと その小箱へ
…つぶやいてみたりするかもしれない
ちょっと上手くいかなかったこと
人に話すには ぼんやりしすぎてまとまらず
人に話すほどの事でもないし
自分をみつめてばかりいると
小箱の中身も増えるはず
バランスを保つには 飲み込むより 吐き出して
そのための 小箱
持ち運びもしやすく
すぐに 隠してしまえる それでいて
必要な時には あらわれる
いくら入れても あふれない
つぶやきの小箱

ふう と タメイキ
ナミダの素が のどもとまで
みるみる あがって あふれ出しそう
散ってしまった さくら 見上げて 深呼吸
ドバト が ごきげん 歌ってる
�燹ゝ磴�までも ないでしょ
泣くことも ないでしょ ��
水色の空 ケヤキの若葉
遠く 白い雲
この空の下 きっと 元気でいて
春の チカラを得て
てんでに 勝手に
ツルを伸ばす カラスノエンドウ みたいにね
4月の朝露にぬれた フェンスに絡んで
どこまでも
ワタシは
まぶしくて 目を閉じる
草はらのニオイを 吸い込めば
胸が イタイよ

こんな ちいさな まあるいもの
ほわん のど元が くすぐったい
夢のなかの シャボン玉みたい
午睡から目覚めれば 消えている
寂しさが 冷たく背中に はりついてる
また 涙 こぼれること
わかってるのに
シャボン玉の 記憶をさぐる
くり返し 波がさらう 砂の山
まあるいものに 触れたくて
胸のひだり下 痛いくせに
また 手を伸ばす

今日 横断歩道の向こう側の
桜の木にも お別れの時が 来ていて
その木の向こうに
いつのまにか わか緑に うっすら包まれた
大きなケヤキが 熱を持ち
あらゆる命の チカラが めざめて
町中に はちきれそうに 満ち満ちて
ワンは ちょっと 怖気づき
ケヤキの根元を くるりと回る
大地のチカラは ケヤキの指先 隅々にまで
とうに広がり わか芽を 噴き出す
花びらは 黙ってただ はらはらと
花散らしの 細い雨が
ぽつり ぽつりと 降り始め
ワンは そわそわ しっぽを落とし
ワタシは どうしていいのか 雨に打たれ
とにかく早くと つなをひっぱり 歩き出す
わか緑の 得体の知れない
無言の生命力に つぶされそうな
重く ツライ 花ぐもりの 春の日
natu

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