はぐれ雲日記
DiaryINDEXpastwill


2005年11月30日(水) 人生は短くローンは長い

殺人マンションの住民の方々、とにかく避難してがんばってほしい。
これから同様の問題が雨後のタケノコみたいに起こってくるだろうから。
国も一罰百戒の姿勢で売主、施工主など関係者の処分に当たっておくんなまし。

>香具師
2ちゃんでは椰子だったような。
香具師つーとインチキくさい才能か。才気あふるるインチキか。
なんとなく小泉さん、みのもんた、細木和子なんかを連想するんだけど。
香具師から遠いのは松井。とか三分の一笑いの皇室の姫をもろた黒田さん。
http://l-o-il.net/up03/src/l-o-il0205.wmv


2005年11月29日(火) されどわれらが日々

医師、薬剤師、理学療法士、看護師などすべての医療職は
「生」に関してはいろいろと手をつくし何かやろうとしますが
「死」に対しては何も行いません。
死に思いをはせたり働きかけるのは宗教の分野でしょう。
映画の教会、牧師は「死」の象徴。ボクシングは「生」そのものでしょうか。
終末期医療も生きている人に対してやってることです。
そう。「人は長生きしなければならない」とはどこの法律にも書かれていません。
「尊厳死」言い換えるとマギーは「勝手に死ねる権利」を選択。

さて仕事。
♪春色の汽車にのって海へつれて行ってよ〜
なんてね。
行ってきまーす。


2005年11月26日(土) I Just Call to Say I Love You

うわっ。
帰宅してテレビをつけるとスティービーワンダーの歌声が!
仕事の疲れもふっとびました。

♪I Just Call to Say I Love You

シンプルで透明で繊細なメロディーなのにそれは
5月のみどりの風がわたり
すみれ色の恋が芽吹き
雨にぬれる山の木がゆれ
9月の青い月のしずくがこぼれ
かぐわしい薔薇の香りに満ちた夕暮れ・・・・

などの情景が思い浮かんできました。

今日はさんまを焼いてサトイモのにっころばしを作りました。
居間ではこどもたちが、からころと笑っています。
のどかな時間。まどかなこころ。
ビンボーしゃんだけど健康でありさえすればなんとかなるさぁ。
なんくるなんくる〜。


2005年11月25日(金) ミリオンダラー 生き極楽

映画のタイトルから、マギーは百万ドルクラスのボクサーになると思っていたのですが、
彼女の運命は生き極楽から生き地獄へまっさかさまのような過酷なものでした。
全身麻痺、自発呼吸は出来ない、舌を噛み切っても死なせてもらえない。
コーチのフランキーは絶望的な思いで毎日のように、介護に通います。
牧師に相談しても「神のみこころのままに」・・・これですもんね。

重度の障害者になったら、世間の同情、哀れみ、無関心の中で他人に頼るしかない。
えと。こういうことばは使いたくないけど・・・このことば以外に該当する単語が
ないので使いますが「献身」これによって生きていく他ないんではないかなあ。
もちろん世間は愛や善意に満ちているわけではなく悪意のほうがまかり通っているカラ
フランキーのような人間に愛されているだけでも良しとして生きていかねばならない。
実際マギーには何も与えるものが無いのだから。
でも誇り高いマギーは「尊厳死」を選択します。

しかしながら、そこのところの説得力がおおざっぱだと感じました。
もっとディティールていねいに描いて幕をとじないと、なんだかシリキレトンボ。
ひっぱってごめんなさい。ちょっとつれづれなるままに。





2005年11月14日(月) 夕焼けの詩

三丁目の夕陽の漫画の中で特にお気に入りは

・木枯らし
・白いエプロン
・幻海紀行
・湘南電車
・台風の夜
・巴里テーラー館
・蜃気楼
・桜の木の下で

・・・・かなあ。映画もなかなかだけどやはり原作漫画は海馬のツボを押さえている。
そ。この漫画を読んでいるとクラスのあんな子〜こんな子〜思い出す。

ひよこをかえそうと生卵をお腹で温めてる子

右と左の眉毛がつながっている坊主の子。

ドッジボールでなぜか最後まで生き残るひよわな子

答案用紙に名前を書き忘れて先生に「ななしのゴンベエ」と呼ばれる奴

掃除の時間にカーテンに巻きついてる男の子。

昼休みになると地図帳を広げて見ているやつ。

あのころは中卒でも仕事にありつけた。
今の日本の若者は高校出て健康でやる気もあるのに職業がない。
ニートとかプータローとかひどい物言いじゃーないか。

・・・なんとかしないとね。


2005年11月13日(日) スタンド・バイ・ミー

ロブ・ライナー監督、リバーフェニックス主演の映画。
主題歌はジョン・レノンも歌っており、私はこの歌がとても好きだ。
映画は「E.T]に次いで感動した。次々と新作が発表される中、チャンピオンベルトは譲らずというところだ。
男の子しか出てこない。男の子のロマンが描かれた映画になぜこんなにも惹かれるのだろう。
行方不明の少年の死体を探しに行くという生と死の重いテーマが心の琴線にひっかるのか?
線路の橋を渡っている最中に後ろから汽車が迫ってくるという危機一髪感の印象が強烈だったのか?
狼の遠吠えを聞きながらのおっかなびっくりの草原の野宿が何かを思い出させるのか・・・。

トムソーヤ―の時代から、冒険を夢見る少年時代の果てない夢はいつもあった。
昔少年だったすべての大人がスクリーンに昔の自分を投影して見た名作である。
人々を感動させる要因はいろいろあるが、惹きつけてやまない原因のひとつに
主人公のリバー・フェニックスの演技に負うところが多いだろう

リバーフェニックス。 ヒッピーの両親のもとに育てられる。
リバーフェニックス。 いかにもそれ風の親からもらった名前ではある。
5人兄弟の長男として生まれ、学校教育はいっさい受けさせてもらえなかった。
オレゴンに生まれベネズエラ、ロサンゼルスとジプシーの旅のように住居を変えた。
極貧の中、何が育まれ、何が壊れたのか・・・。
青年期の彼の心は映画の凛々しさとうらはらにもろく、不安定だったようだ。
薬物による中毒死という23才の旅の終わりは胸がつぶれるほど悲しかった。
勇気と暖かさを漂わせた瞳にもう会うことはできない。
悲しいというより、くやしくてくやしくてくやしくてたまらない出来事だった。


去年の冬、次男は近所の川のほとりに友人達と4人でテントを張り一晩を過ごした。
野良犬に吼えられたり、酔っ払いやホームレスの人にからまれそうになったと
後日談を聞いてびっくりした。
夜中に心配になり、暗闇の中を北風に吹かれながら壊中電燈で居場所を探した。
魔法瓶を片手に探し当てたら、露骨に嫌な顔をされてしまった。
あ〜、出番じゃなかった。 男の子のテリトリーは母親が首突っ込んじゃあいけない場所がある。
スタンドバイミーとは友への呼びかけ。 女はおよびじゃないんだと! 




2005年11月12日(土) 昭和33年

東京タワーができたんだって。正直、よく覚えていないんだよね。
この時代は。
フラフープで遊んだことくらいしか。
ニュースや雑誌であとから読んだのを実体験と勘違いしているかもしんない。
知人さんみたいに聡明で問題意識のある子どもでもなかったし。
でもまあ、「子どもらしい子ども時代を送る」ことができたのは確か。
確かだよ。

昨日は太宰の、人間失格を読んでいてまるで現代の子どもたちのようだと思ったよ。

***************************************
 恥の多い生涯を送って来ました。
 自分には、人間の生活というものが、見当つかないのです。自分は東北の田舎に生れましたので、汽車をはじめて見たのは、よほど大きくなってからでした。

**************************************

うまい。うますぎる。
太宰はどうしようもない天才だと思いますね。
最近活字が楽しくなりました。
でも


2005年11月07日(月) セェイセェイセェイ! ALWAYS三丁目の夕日」

今日は仲間と「ALWAYS三丁目の夕日」を観てきました。原作は、西岸良平の人気漫画「三丁目の夕陽」
でも「ALWAYS」はナンダロウ。余計ですよね〜。
この時代昭和33年ころののんびりした期間って案外短かかったんですよね。。
60年安保で世の中が殺伐とし始める 前のはかなくも美しい時代でしたから。

山崎貴監督は、「土曜日のような時代だったと思う、 どんなに辛くても明日は日曜が来ると信じられた時代」
とインタビュウで言っておりましたがまさに至言だと思います。
こういう映画こそ深く静かに潜航して欲しいものですが、日テレのCMの観客の涙シーンはウザイですね。
「三丁目で大儲けしてやるゾ〜」 みたいな姿勢が見え見えです。
この大仰な宣伝の違和感と不気味さは西岸の漫画ファンならみなさんきっと感じることでしょう。

漫画の登場人物は鈴木オートの一平一家と従業員の六さんと、駄菓子屋の芥川さん、怪人X、甘党の猫、
鼻たらしの 養子の男の子吉行淳之介(爆)など。映画では六さんがなぜか女の子になっていましたが。
映画はとても上手くできていて最初の「ああ上野駅」のシーンから引き込まれますよ。(佐藤さんは特に〜)
トーホグからの機関車に引かれた集団就職列車から降りてきた素朴な少女六子。
迎えたのは、一帳羅のスーツ姿の「鈴木 オート」社長。もちろん車はミゼット。
少女が「社長秘書」を夢見た「鈴木オート」とは、何のこと はない、社長が一人だけの下町の自動車修理工場でした。。。家族同様になじんで行く六子。それから近所の人間模様がいろいろと・・・。

全体的に特に何かを訴えようというメッセージは感じられなかったけど家族愛。下町の人情などがぐいぐいとココロに
入ってくる感じがしました。草むらのつゆを足に感じるような。教科書を初めて開いたときの印刷インキの匂いのような
不思議な映画。
過去の「キューポラのある街」「名も無く貧しく美しく」「橋の無い河」「ノンちゃん雲に乗る」近くは「フーテンの寅さん」「学校」などでは
感じられなかった「人肌」のぬくもりが感じられました。
あ・・・・・。ネタバレになってはいないですよね。なってない?あ。そ。それはよかった!。


昭和33年は赤線が廃止になった年でもあります。






2005年11月06日(日) オーストラリアから帰りますた。

ども。 以前いっしょに暮らしていたイグアナは「ブブカ」と命名。
赤ちゃんのときからぴょーんと35センチほと跳び上がるので
子どもたちがそう呼んだの。そう。散歩にも連れてったよ。もちろん。

こないだオーストラリアでイグアナを抱っこしたよ。うれしかったなぁ。
そのほかにも美しいオオカミやとぼけたカンガルーや顔なしみたいなアウルがいて
大陸の奥行きの深さにドッキリ。
それからメルボルンやバースといった都会も空気がまったりとしていて
ちらっと永住もいいなあとなんとなし なつかしさも感じられた場所でした。

永住権取得には3つくらい方法があって、
1つ目は身内や親近者がオーストラリアにいるやつ→まぁ〜、これは絶対に無理!
2つ目は指定された職業で(大体専門職で看護師もあった)英語もある程度喋れて
いくつかポイントがクリアできれば永住権がもらえるやつ。→一番可能性が高い!
3つ目はこれも専門職とかでオーストラリアの会社がスポンサーになってくれると、その会社のほうでいろいろ申請してもらって永住権とれるやつ。
あたしが調べたのはこの3つだったかな?お金がウン千万っつうのもあったけど、
これは絶対に無理!だってあたしら一般庶民だから。
あたしは本当に永住するなら英語の勉強をして条件にある検定みたいなテストをして
看護師という職業で行く。胸はふくらむキーポッポ。

ちなみに、日本でとった看護師免許はオーストラリアの大学で1年間講義と実習すれば
卒業時にオーストラリアの看護師免許がとれるらしい。でも、今は永住も夢見たいけど
その前に12月のマラソン大会もでるつもりだからそっちが目標としては先になる
(はっ)あたしゃいまいくつなんだ?(爆)

・・・写真はスワン川。こないだ行ったときはあっちゃ春まだ浅かったからね。
バースでは朝早く河までジョギングしたんだけど黒鳥にはとうとう会えなかったよ。



2005年11月01日(火) 親の気持ちがわかるということ

親の気持ち。
親の気持ち
親の気持ち

子どもは40(しじゅう)すぎなきゃ
ほんとのところ親の気持ちなんてわからない。

子育てについて

子どもを生むのは、犬やネコでもできる。
しかし、人の子育ては戦争だ。
親が一歩ゆずれば三歩踏みこんでくる。
三歩ひけば 十歩なだれ込んでくる。
だから 子どもと対峙するときは
いつも真剣勝負だ。

とんでもないことをやらかしそうな時は
「そんな子に育っちまったのか。
では、お母さんといっしょに飛び降りていっしょに死のう!」
とありったけの力で子どもを叱る。
ときには「劇団ひまわり」をする。
いまのところ、中学生も高校生も
なぐってもなぐり返してこないが
なぐりかえされたら こっちが完全に 死ぬ。


子育てで手塩にかけたり愛情をかけたぶん
おつりもおまけもなく自分に
人生の請求書が回ってくる。
おつりもおまけもなく。

これが「因果」というものだろーか。


鈍角 |MAIL

My追加