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| 2015年04月11日(土) | 赤羽集合�� |
早く寝たので、6:00前に目覚めた。
最低限の身支度だけして そそくさとチェックアウト。
二度と泊まらない。
朝風呂に行くために田端へ。
お風呂は、本駒込って駅が最寄り駅だけど、
乗り換えも面倒なので田端からぶらぶら歩いていくことにした。
以前エレ友さんと行った動坂を下っていくと
ふくの湯。
ここは、土、日、祝は、8:00からやっている。
リニューアルされたらしく、
わたしの2007年版の東京の地図には
「動坂サウナ」 と書いてあった。
お金を払って脱衣場へ。
結構広い。
大黒の湯と弁天の湯があって、
日によって男湯と女湯が入れ替わるらしい。
今日は、女湯は、弁天の湯。
お湯は、桃の入浴剤を入れたピンク色のお湯だった。
高温と低音、ジェットバス、壷湯がある。
わたしは、低温のお湯へ。
低温といってもわたしにはちょうどいいくらい。
若い女性が、高温にずっとつかっている。
すごいな。
空いたところをみはからって壷湯にも入る。
いい気持ち。
壁には、美保の松原ってこんなところかな、と思えるような、
砂浜と富士山の絵。
男湯は、赤富士のようだ。
男湯と女湯のしきりの壁には、
現代的なタッチの、
グラフィックと言いたいような画風で
七福神の乗った宝船とグラマーな弁天さまが描かれていた。
とても素敵。
また、使われているタイルも
いろんな種類があってきれいだった。
高温につかってたおねえさんは、お風呂のふちにずっとすわっていた。
上って着替えていると、子ども連れのおかあさんが入ってきた。
おかあさんがお手洗いに行っている間、
居合わせたおばあさんが、子どもに声をかけながら
子どもをみてくれていた。
いいよなあ、こういうの。
着替えた後、喉が渇いたのでなにか飲もうと自販機にいってみると
こどもの時にだいすきだった、
明治のフルーツ牛乳があった。
これ、決定。
おいしかった。
そうそう、白髪だけど、
めっちゃスタイリッシュなおばあさんがいた。
この脱衣場にゴキブリが発生して
そのおばあさんは、服を脱いだ裸の状態で
そのゴキブリを退治。
かっこいい。
で、服を着ると、
ラメのついたベルボトムジーンズやったんで
かなりびっくりした。
いやいや、ほんまかっこいい。
外はまだ雨だが、さて、風呂上りの坂めぐりに出かけよう。
動坂を下っていくと、本駒込の駅。
そこから、もう少し歩いて白山駅あたり。
ここら辺の坂をあちこちと歩き回り、
途中で樋口一葉終焉の碑も見て、
白山駅から、待ち合わせ場所の赤羽へと向かう。
田端で赤羽へ行く電車を待っていると
駅のアナウンスが聞こえてきた。
「上野方面行きの電車は、
ただいま、王子駅で車内トラブルがありましたので遅れます」
わたしは、反対方向の電車なので、影響はなさそうだ。
よかった。
乗った電車が、王子駅に着いた。
ドアがあくと、ホームに4、5人の駅員さんがいて
なにやら取り調べをしている。
調べられてるのは、
「一番」と纏文字で書かれたはっぴを着てサンダルをはいたおっちゃん。
背中を向けていたのでどんな人かわからなかったが、
様子では、なんだか酔っ払いのようだった。
こいつや、こいつせいで、電車遅れたんや。
そう思うと、おかしくなってしまった。
いやいや、お客さんに迷惑かけたら絶対あかんで。
そして、赤羽へ。
懐かしき友と再会。
まるます家で昼食を食べたあとは、
赤羽在住の友人にたっぷりコアな赤羽を案内してもらった。
RYOちゃんも見た。
今夜は、みんなでこの友人の家に泊まる。
食べて、しゃべって、笑って。
新春の録画をみては、感動したり、笑い転げたり。
何度も巻き戻しをしては、
うさぎ跳びでお腹をかかえて笑った。
外が白々としてきた頃に
ようやく就寝。
寝るのもったいないくらい。
でも、お休みなさい。
| 2015年04月10日(金) | 赤羽集合�� |
新宿到着後、御茶ノ水の朝風呂へ行く｡
ここ、いいお風呂なんやけど
朝帰りの若い女の子が多くて
髪乾かすのと念入り化粧で洗面台を占領される｡
それから、受付のじいちゃんに
おめぇ田舎もんだろう的な表情で
馬鹿丁寧な言葉でもって
応対される｡
朝風呂にはうってつけやねんけどなあ、
もうわざわざ行くことはないかなあ｡
その後、東大へハチ公と博士の象を見に行く｡
農学部の門のすぐ左にある｡
見ると、一人のおじさんが熱心に写真を撮ってるので
先に農学部の建物を見に行く｡
ゆっくり一周して戻ってきたら
さっきのおじさんがまだ撮ってる｡
少し待ってみたが、全然終わる気配がない｡
仕方ないのでベンチに座って待つことにする｡
かれこれ15分くらい待ってると、
ようやく撮影を終えてベンチに置いた鞄のところに来られた｡
わたしが立って撮影に行こうとすると、そのおじさんがわたしに
「ばかみたいだろ?」
と話しかけて来た｡
ちょっとふいをつかれて返事を戸惑っていると
「もう三回目なんだよ｡
でも前二回は天気がよくて影が出来てだめだったんだ。
今日は曇りでおあつらえ向きだから来ちゃった｡」
杉並区で散髪屋さんをされてるらしい｡
お店は息子さんもやってくれてるから
今朝はちょっと任せてきた、とのこと｡
あと、新宿で撮ったゴジラの写真を見せてくれたり、
ハチ公博士象のベストアングルを教えてくれたりした｡
いやあ、しあわせなおじさんやねえ｡
おじさんと別れて
わたしもじっくり写真を撮った｡
ハチ公のうれしそうな顔、
博士の優しい表情、
胸にじんとくる象だった｡
次は、小金井の江戸東京たてもの園へ｡
目当ては、子宝湯だったんだか、
商店の街並みや長屋の風景が
こどものころの記憶と合致して
泣きそうになるほど懐かしかった｡
農家には囲炉裏に火が入っていた｡
ぱちぱちと薪の燃える音と木の焼けるにおい｡
だいすきだ｡
囲炉裏ばたで昔語りなど聞いてまったりした｡
さすがに少し疲れてきた身体をひきずって
目指すは本所吾妻橋の荒井湯。
ここのお風呂屋さんは、破風造りで、
しかも千鳥のコテ絵がみられるという。
行かなあかん。
駅を降りて地図を見ながら歩いていくと
角を曲がったあたりからお風呂屋さんのいいにおいがしてきた。
煙突も見える。
しかし、入り口がわからない。
だいぶうろうろした結果、
違う道沿いに、しかも奥まったところに入り口が見えた。
なるほど、コテ絵である。
しかも、青に着色がしてある。
千鳥が飛んででとてもかわいい。
両側に下駄箱があるが、正面は傘入れになっている。
傘入れと下駄箱と鍵がふたつ。
ロッカーもいれたらみっつになるはず。
なくさんようにせな。
下駄箱の上にも鶴のコテ絵。
鶴が、「大入」と書かれた札を持ってとんでいる。
「つ―」と飛んで「る」ととまる、なんか思い出したりして。
戸を開けておばちゃんにお金を払うと
おばちゃんが
「少し混んでるの。ごめんなさいね。ちょっと待ちながら入ってね。」
とすまなそうに言う。
確かになかなか混んでいる。
この雨の中、たくさんの人が来るなんて
いいお風呂に決まってる。
脱衣場は、レトロ。
よく覚えてないが、確か格天井だったと思う。
混雑していたので、長椅子（病院の待合室にあるようなん）に座って
ちょっとあたりを観察。
すいてそうなロッカーを見つけて着替えることにした。
浴場も人が多くて洗い場も満員。
一番手前のカランが空いてたのでそこで身体を洗う。
ここは、シャワーのないところだったが、
洗髪しないので、別にかまわない。
それから、湯船に。
ああ、いい気持ち。
ちょうどいいお湯だ。
疲れた足をのばして、マッサージして。
ジェットバスにも打たれた。
壁の絵は、スカイツリーが描かれていて、
遠くに富士山が描いてあった。
ゆっくりつかっているうちに
少しずつ人が少なくなっていった。
一番混雑している時間帯だったのだろう。
あがってみると
脱衣場も、さっきほどの混み具合ではない。
今入ってきた人に
「さっきまでいっぱいだったのよ。洗うところもなかったの。」
「あら、じゃ、あたし、いい時に来たわね。」
外は、小雨だが、まだ雨が降っていた。
コインロッカーに預けていた荷物を出して 稲荷町の○クバホテルへ。
しかし。
今までいろんなホテルに泊まったが、
このホテルは最悪だった。
全然掃除が出来ていない。
テレビの横に、トイレットペーパーの換えとお茶セットを一緒においてある。
上の棚の湯沸しポットを下ろそうとしたら
埃が舞い上がった。
洗面台のプラスチックのコップには、
歯磨き粉の白い跡がついている。
カーペットのすきまは埃だらけで、ヘアピンが落ちている。
あまりにもきたなくて
備品は何も触る気になれない。
部屋にいても気持ちわるいので
外に出かけることにした。
上野まで歩いて、アトレのつばめグリルで夕食。
出てきたハンバーグは、付け合せのじゃがいもも含め、
東洋亭のとそっくりだった。
隣のおねえさんが、トマトの丸ごとサラダを食べている。
これも、東洋亭のとほぼおんなじ感じ。
どっちかが暖簾分けしてもらってるのかな。
食事はおいしかった。
それから、上野駅のいろんなお店をうろうろ見て歩く。
上野駅って、たいてい博物館とか、
上野公園に行くときに利用することが多くて
お店なんかを見て歩いたことがなかったので楽しかった。
江戸川乱歩の短編集を買った。
だいぶ夜も更けてきたので、日の出湯という銭湯に向かう。
ここのツイッターをフォローしているのだ。
いいお風呂らしいので楽しみ。
で、また迷ってしまった。
だいたい、お風呂屋さんって
ちょっと奥まったところやわかりにくいところにあるから。
･･･って、ただ迷っただけだった。
日の出湯は、ビルにあるお風呂屋さん。
とても明るくて気持ちいい。
受付にいたのは、わかい女の子だった。
脱衣場も、広くはないけれど明るくて清潔。
お客さんは、3人くらい。
着替えて浴場に入ると
東京のお風呂屋さんには珍しく
真ん中に湯船がある。
二つ湯船があって、ひとつは古代檜を使った湯船だ。
ここでは、髪も洗って、ほぼ貸切状態のお風呂をゆっくり楽しむ。
いいお湯。
今日は、ここで泊まれたらいいのに、と思うくらい。
帰るときに受付にいたのは、若いおにいちゃんだった。
この人が、ツイッターやってるのかな。
とても愛想のいい気持ちのいい笑顔と声で
「ありがとうございました。お気をつけて。」 と言ってくれた。
ここ、また来たい。
お風呂を出ると10時過ぎ。
まだ、スターバックス的なところが開いていたので
オレンジジュースで喉を潤す。
そして、閉店とともにホテルに。
明日の準備をして、すぐに寝た。
