 昨日雪が見てえなどと書いたら今日は
雪でした。午前中のほんの2時間ほどで
したが、空から降る雪を眺めて良い気分
でした。土の上にはうっすらと積もり、
浅い春の初雪の風情を楽しみました。
外へ出る仕事が無くて幸いでした。
外で働く皆々様には、恨めしく冷たい雨雪でしたなあ・・・
あめゆじゅ とてちて けんじゃ
 関東横浜は、今年は雪を見ずに春を迎え
そうです。画像は4年前の今頃、咲きほ
ころんだ梅の枝にうっすらと積もってい
ます。昭和11年の今日も雪が降ってい
たことは歴史の記録にあきらかです。
これも温暖化の影響でしょう。芳しい
こととは思いませんが、寒冷化して毎日雪でも降れば、それは
それでぞーっとします。でも、冬の間にいっぺんくらいは雪が
降るのを眺めたいものですねえ。
鼻かぜが抜けないので、葛根湯に見切りをつけ、感冒薬を買って
きて飲みました。HACで安かった 『パブロンゴールド』 です。
 昨日の午後、買い物へ出たついでに薬店
に行き、夕方にはやはり大人のシロップを
服用せねばならないので、3時頃用法通り
の3錠を白湯でのみました。晩は予定通りに
呑み薬をガブガブと飲み、湯たんぽを抱え
てぐっすりと眠りました。おかげで今朝は
すっかり本復し、たいそう爽快な目覚めでした。一昨日くらいまでは
すわ、花粉かと疑心暗鬼にもかられましたがアレルギー症状も消え、
洟も止まり呼吸も正常に戻りました。一安心です。良く効く薬は少々
怖いですが、効いたようです。『早めのパブロン』
今日の横浜は寒い寒い一日でした。
今週はずっと寒い雨降りになりそうだとか、皆様どうぞ
風邪などお召しになりませぬよう、お気をつけ願います。
今年のお正月に誕生日のプレゼントに欲しい物があると家族
に打ち明けました。 「何が欲しいのよ」 と、当然の返答が帰っ
てきました。すかさず 『電車銀行』 と答え、これこれの物で
あると解説を加えると、「バカじゃないのガキじゃあるまいし、
お話にならない」 と、女房は言い放ち、倅はゲタゲタと笑い
飛ばし、あっさり一蹴されてしまいました。あまりの無体に
反論すらできず打ち萎れ、食い下がる気力も萎え、しおしお
と自室に退散し、枕を抱えて泣きました。
 これが件の 『電車銀行』 です。山手線と
中央線があります。一辺125�个領�方体
で、貯金箱になっています。貨幣を投入
すると6種類の駅の音楽がランダムに鳴る
という乙な仕組み。500円玉貯金をすれば
満杯まで入れると軽く20万円位は貯まる
でしょう。貯金は苦手ですし、貯めることにも熱心にはなれそう
もありませんが、この洒落た小物がたまらなくいとおしいのです。
定価5000円、ネット上では4000円位で流通していますので自腹で
買やぁいいのですが、こういったものはナニか記念的な意味合い
のヒモを付けて手に入れるのが嬉しいもの。元日生まれの不遇な
誕生日の慰めにおねだりをして手に入れてやろうと目論見ました
が、普段から俺の誕生日など忘れてくれなどとイキがっている者
が唐突にプレゼントなどと言い出し、あまつさえこんな子供騙し
の玩具をねだるのですから呆れられるのは無理からぬこと・・・
いずれ値崩れしたらお小遣いで買いましょう。何だか給付金で
買うのもいいでしょうか。買ったらば500円貯金をして、小金が
貯まったらシコーキにでも乗ってセンチメンタルジャーニーに
旅立ちましょう。 もちろんひとりでね。
タルガ 電銀
http://www.targa-japan.com/dengin/dengintop.html
 3日前からひいたハナ風邪が今だに抜け
ず、日中は葛根湯を、宵からは般若湯を
がぶがぶと呑んでいます。葛根湯は顆粒
の物を買ってきてお湯で溶いて飲んでい
ます。家人はその匂いが苦手だと言って
錠剤を服用していますが、漢方の○○湯
は本来煎じ薬ですから液状で飲むのが本義、溶かして飲むのが
正しい服用法と信じて止みません。般若湯の方はといえばこれは
はなっから液状ですので人肌にお燗をつけていただいていますが、
美味な薬湯なものでどうも用法・用量以上に服用してしまいます。
長引いている原因はこのへんにもありそうな気がします。
洟が出て、咳も出て、目がしょぼついて、熱は無し・・・
？ これってよもや花粉じゃぁねえべなあ・・・
 今日の横浜は、寒い寒い、雨でした。
岡山に合宿教習に行っている倅からは
『こちらは雪です』 とのメールが届き、
西はさぶいのだなあと感心しました。
昨日からハナっ風邪をひいてグズグズ
していますが症状は軽く、洟を垂らしな
がら仕事をしています。天気予報では昼ごろから天気が回復し
暖かい南風が入って気温が上がると言っていましたが、一向
そういった気配もなく、当たらない予報を恨めしく感じます。
今日は熱ーい風呂にでもぐう〜っとつかって、たまご酒でも
きゅうーっと呑って湯たんぽ抱えて早寝を決め込みましょうか。
映画 『フラガール』 を以前見ました。とても良い映画でした。
然しながら、打ち震えるほどの感動は無く、女性達の物語だから
かなあという印象でしたが、エンディングのテーマ曲が良くて、
そちらがとても心に残りました。エンドロールから、作曲と演奏を
している人がジェイク・シマブクロさんという名であることは覚え
ておきましたが、忙しさに紛れていました。ひょっこり思い出して
YouTubeで引っぱり出して見てみるといや、その若さに2度吃驚。
てっきりイイおっつぁんなんだろうと勝手に思い込んでいました。
 今日、ちょぼ用のついでに貸しレコード屋で
CDを借りてきて聞いてみました。イイです！
ウクレレという楽器は簡易的なものだと思って
いましたがさにあらず、ジェイクさんが奏でる
音世界はとても深い域に達していられます。
音粒がきれいで緩急もあり、時に優しく時に
荒々しく弾き奏でられる音楽は簡易的どころか4本弦のウクレレと
いう小楽器を何倍にも大きく感じさせてくれます。フラガールの
主題歌 『Hula Girl』 はメロウでゆっくりした曲ですが、1音1音
をとても大事に爪弾かれる様子がPVで見てとれます。音に心情
を乗せることが上手い方なのだなあと感じました。きっと細やかな
感受性をお持ちなのでしょう。
世の中嫌なニュースがたくさんですが、才能ある若い方の活躍を
見るにつけ、いやあ世の中まだまだ捨てたモンじゃぁないわいと
思います。40後半の自分もまだまだたそがれてはいられません。
一念発起、ギターに続いてウクレレもおっぱじめますかー。
Jake Shimabukuro Plays "Hula Girl" Theme
http://www.youtube.com/watch?v=p9iJy5-COAA
首相の頓珍漢に呆れていたのも束の間、現職大臣までもが
頓馬な醜態を全世界に晒してしまいました。まったく日本の
政治家はおバカなのしか居らぬのでしょうか？
 テレビを見ない我が家でもこのニュース
は大いに気になったのでYouTubeで検索
してみるとあるわあるわ日本のみならず
海外の方までがボリボリアップしていま
した。タイトルには 『酒』 といったもの
もあれば良心的に 『お疲れ』 といった
ものもあり、中にはズバリ 『Drunk』 と冠されたものまで・・・
見てみるとまあだらしの無い姿で、見るに耐えないものでした。
もはや政治家の資質を問うよりも人としての品位そのものを
疑われかねないざまに、小泉さんでなくとも笑うしかないです。
当初の説明では薬の飲みすぎなどと嘘ぶいていましたが、酒を
嗜み、ちょいと悪酔いした経験のある人が見ればあの様子は明ら
かに酩酊。締りの無い受け答えに居眠りまでして・・・ そりゃぁ
酒呑みならああいった状態になることは年中行事ですが、それは
仕事以外の場と仕事後の時間でのこと。記者会見が突発であった
訳でなし、それに臨む前にああもできあがってしまうのは、いい
大人の飲み方とはいえますまい。一言でいやぁ 『ガキ』 ですな。
ナリだけ大人で、仕事と酒を両立できないガキに酒呑みの資格なし！
ガキの不出来は親の不始末。
親代りである首相もここいらで腹ぁ括らにゃぁなりますめぇ。
2人そろってお酒を断って、頭ぁまるめて国民に謝って回りない。
 二、三日あったかかったと思えば、また
今日は朝っから冷えて、過激な寒暖の差に
驚くばかりです。三寒四温は春の特徴では
ありますが、コウぴんきりじゃぁ心も体も
おっつきませんな。ま、それもこれも人が
増えて一年中活動をしているからに他なら
ないのですから、自業自得といったところでしょう。
原木栽培の椎茸が繁茂して宿主の木を分解すると、木はスカスカに
なってしまうように、地球も人間が増えて喰いつくせばスカスカに
なるのは道理、そして静かに滅びるのが生き物の定めならば、あま
んじて滅びましょうや。生き物は生きることが正しいのですからね。
今さら不便な生活には戻れませんし、生きようとしない生き物ほど
詰まらないものも無いですからね。人もそれほどお莫迦じゃあ無い
でしょうから叡智で解決するでしょう。
さて明日は暖かいのか？寒いのか？ 二月も半分過ぎました。
受験生の皆さん、もうひと頑張りですよ。 ファイトー！
 かの北大路魯山人が、味の無いものの
味を感じてこそ本当の美食だ。と書いた
ものを読んだ記憶があります。なにやら
難しいことのように思いますが、私は水
の味がそれであろうと思います。無味無
臭でありながら違いがあり、確かに旨い
のですから。のどが渇いたときにぐいっと飲む水はまさに美味。
そして、酔い醒めにぐい〜っと呑む水はこれこそ寒露！江戸川柳
にも 『よいざめの水千両と値が決まり』 というのがありますが、
時代が変わってもこの旨さは不変です。
魯山人は美味いものを食う秘訣をコウも言っています。
『腹をすかしておくことだ。』 けだし、名言であります。
パンを主食としていませんが、サンドイッチは大好きです。
色々な物をはさんでいただく楽しみは、おにぎり同様にワクワク
いっぱいです。特に野菜サンドは好物でこれから春〜夏の野菜
が美味しくなってくると楽しみです。
 最近はコンビニエンスストアのサンドイッチ
も種類が豊富で美味しく、ちょいと小腹
が空いたときや運転中の食事に重宝して
います。が・・・品質保持のために冷蔵して
いるので冷たすぎる！そこで、自宅で食べ
るときには焼いています。これがまた旨い！
調理は簡単、買ってきたサンドイッチをオーブントースターに入れ
て1・2分焼くだけ。まわりはカリッとして、中はほどよく温まり実に
良い感じです。特にトマトの入った物やチーズの入った物は
美味この上ないこと折紙を付けても宜しかろうと思います。
焼いたパンで作るサンドイッチとは一味違いますぞ。
忙しい社会を生きるには食事も万事スピーディーにしなければ
ならぬ現代社会ですが、こなす食事は寂しく、頂く命にも不敬
です。しかしなかなかそうも言っていられぬのが実情、でもでも
ほんの一手間でもかけることで豊かさは加味できるもの。
せめて食事くらいは楽しむ心のゆとりを持ちたいものです。
今日の横浜は午後から急に暖かい風が吹いて、曇りながら
春を思わせる陽気でした。庭の梅が五分ほどに開いて良く
香るので一枝切って丹波の小徳利に挿しました。
 昨日の日報で先日の豪州戦のことを
書きましたが、自分で読み返しても随分
辛いことを書いているなあと思いました。
が・・・当日テレビ解説をしていた越後氏
は更に舌鋒鋭く日刊スポーツのコラムで
苦言を呈しています。年嵩でかつサッカー
会のご意見番的存在とあってその文言は辛辣です。
惜しむらくは、失礼ながら文章が余りお上手とは言えず、
更に口語文で書かれているので稚拙な印象が否めません。
言っていることは道理なのですが、監督選手のみならず
サポーターの態度にまで言及するあたり、よほどのこと
あの試合の引分けが料簡できなかったのでしょう。
批判するのは簡単ですが、選手スタッフのご苦労はいか
ばかりかと思うと、私など蚊帳の外で言いたいことを言って
るなあと、ちと恥ずかしい思いです。ま、しかしそれくらい
熱く応援しているということをお酌みいただきご勘弁願い、
これからの試合もきちんと応援してまいります。
次は来月下旬の埼玉でのバーレーン戦です。
良い試合を期待しましょう。
「ちゃんとサッカーしなさい」
http://www5.nikkansports.com/soccer/sergio/75077.html#more
昨日のサッカーの試合には少々がつかりしました。
豪州の 『引き分けでええで作戦』 にまんまと呑まれ、勝つべき
試合を落としてしまいました。世界で戦うにはああいった試合で
きちんと勝たなければいけません。日本は攻めに攻めましたが何か
噛みあわず、後半41分の決定打すら味方に当たってしまうお粗末。
何より、試合後の監督、選手のコメントが何か他人事のようで自分
の試合だという主体的責任を感じませんでした。ああいった消極的
なムードが一番の敗因でしょう。今後の試合ではまず監督が、そし
て選手全員が主体的に勝つイメージを構築してアイデアを豊富にし
て走らなければワールドカップ出場も危ういでしょう。
 宇宙では大阪の町工場から生まれた
人工衛星 『まいど1号』 が順調に機能し、
地球ニッポンの写真を送ってきたという
ニュースが報じられています。画像には
近畿地方を中心に日本列島がどどーんと
写り、何だか大阪の町工場の職人さん達
の心意気が伝わってくるようです。サッカーニッポン代表の皆々
様もこの日本人らしい心意気を蹴球で表現していただきたいです。
昨日の試合でも小柄な田中選手がくるくると走る姿や、若い選手
が元気良く飛び出してチャンスを作る良い展開があり、悪い試合
運びではなかったと思います。しかし相手の選手はデカく、反則
も辞さない守りに阻まれ、加えてキーパーの攻守にしてやられて
しまいました。はっきりと相手の番付が一枚上手でした。しかし
ながら、その状況下でさらに相手の裏をかく策がほしかった！
全員がキチンと仕事をした試合でした。しかし、誰もそれ以上の
仕事をしなかった試合でもありました。解っていたはずなのに
実践できなかったのはすべからく監督の落度でしょう。この後の
4試合はまさに正念場。言いたくはないですが、前監督ならば何か
やらかしてくれるのでは？と考えてしまいます。しかし言っても
詮無いこと。最終アウエーでの豪州戦ではきっちりと勝ちをもぎ
とっていただきたい。そして晴れて南アフリカ大会へ乗り込んで
いただきたいものです。 がんばれ、岡田ジャパン。
 サッカーワールドカップアジア最終予選の
豪州戦が今夜横浜で行われます。勝って
ほしいです。前回大会でヒディンク豪州
にジーコ日本はまんまとしてやられ応援
する我々も辛酸を嘗めたその意趣遺恨を
今日きっちりとお返ししてやりましょう。
どちらのチームも監督が変わり、選手も若返っているはずです。
オーストラリアの監督は近代サッカー発祥の地オランダ出身である
とか、侮れません。しかしながら何やら豪州のピム監督は強気な
発言で岡田ジャパンを少々おナメあそばしているご様子、ここは
ひとつ岡ちゃんにビシッと勝ちを決めていただいて、ピム監督の
鼻っ柱をボツキリへし折り、合わせて前大会の鬱憤も晴らしてい
ただきましょう。増して今日はホームゲーム。負けるわけにゃぁ
いきますまい。テレビを廃止した我が家でも今日はラジオで応援
しますぞー。
がんばれ NIPPON！
また今年もバレンタインだかいう頓馬な縁日が近づきつつ
あります。この日に贈り物をする習慣は日本ではチョコレート
がその主役となり、当初愛の告白行事であったものも月日
とともに広がりを見せ、やれ義理だ本命だなどとお粗末な
展開になったと思いきや、さらにエスカレートして、友達に
送る 『友チョコ』 などというのが出てきたと思えば、男の
子が女の子に送る 『逆チョコ』 なるものまで現われる始末。
いっそここまでくれぁ天晴れで、こうなったら犬に呉れる
ワンチョコや猫に呉れてやるニャンチョコなんてえのも売り
出せば、菓子メーカーは濡れ手に粟でしょうか。
 甘味下戸の私はチョコレートなどタダぁ
呉れるといってもお断りですが、最近は
カカオ60%などという甘さ控えめで苦い
くらいのものも市販されていて、これは
意外と食べられます。でも所詮は菓子。
良い大人が喜んで貰うほどのことは
なかろうと思います。どうせ頂くなら、越後あたりの本醸造酒を
1本いただくほうがよほど気が利いてますな。まあ、何かと
不景気なニュースばかりの昨今、お菓子業界関係の皆々様に
は絶好のかきいれどき、存分にお稼ぎ願いたいと、蚊帳の外
から応援申し上げます。
そうこうしているうちに2月も中旬です。ようやっと日も
長くなってきました。いかさま、春遠からじですなあ。
 おらが国の首相太郎さんはどうにも頓珍漢
な発言が多いようで、今国会でも郵政民営
化についての纏りのつかない答弁が野党の
格好の餌食になっている印象があります。
先の選挙で小泉路線で圧勝した経緯も彼
にとっては気に沿わぬことだったのでしょう
か？ならば解散して、独自の選挙を展開し、その真意を国民に問う
のが潔いやりようとも思いますが、こんな状態で自民党は選挙を
戦えませんやねえ・・・
ニッポンはどうなっちゃうんでしょうねえ、ちと心配です。
おらがまちの太郎ちゃんまんじゅう
http://www.saizon.net/manjyu.html
『数寄』 とは、好きが嵩じた状態のことをさす言葉と解釈
しています。何事においても、この域に達すれば道楽も本物！
古より数寄者といわれる人々は往々にして常軌を逸したかに
見える部分があるもので、お茶の世界ではやはり古田織部正
がその筆頭に挙げられましょう。
 私の場合は麺の数寄に於ては人に後れ
を取らぬと自負しております。あちこちで
触れ回っていることですが麺のどのような
状態も愛せます。勿論、生食や腐敗した物
は除外しますが、きちんと茹で上げたもの
も、少々ノビたものも、一晩経って殆んど
飽和状態のものもすべからく味わい、楽しむことができます。
畢竟、見方によっては悪食ですが、世の中には案外そういった
麺料理も多いもので、例えば40分ほども茹でる 『伊勢うどん』
はその良い例ですし、『流しそうめん』 や 『わんこそば』 など
も茹でたてを食しているとは言いがたいお料理と思います。
さらにスパゲティーサラダや、付け合せのショートパスタなども
その部類でしょう。また、蒸し麺を用いる焼そばも、市販の
茹でうどんもノビていないとはいえますまい。加えるにコンビ
ニエンスの 『小割り蕎麦』 や 『冷し中華』 といったお弁当
形式の麺などは、いくら新しいものを手にとったとしても既に
ノビているのは周知のことと思います。
画像は昨日出稽古に持参した若林創作麺弁当 『おめんとう』
朝茹でた乾麺のうどんを水で洗い、水切りして弁当箱に詰め、
即席の沖縄そばのダシを添え、トッピングのホウレン草、ゆで卵、
きざみ葱を別容器に詰め、お湯を持参して現場で軽く調理すると
いう正に数寄造りの一品です。この他にも冷やし中華、焼そば、
スパゲティー等々メニューは豊富です。
一般的な麺食いの皆々様からは理解に苦しむとさえ呆れられ
ますが、判ろうとせぬ輩に何を説いても所詮は馬の耳に念仏、
私はひたすらに信じる麺道を突き進むのみです。麺の未来は
無限と信じます。いつか織部焼のような傾いた創作麺を世に
送り出して世間をあっと言わせてやりましょうか。 一笑一笑。
昨日のこと、午前中事務仕事を漫然とこなし、パソコン画面を
見ていることにも倦んで、午後は気晴らしに散歩へ出かけました。
こういった融通が罷り通るのも自由業の良いところ、さて何処へ
行こうかいとマピオンのキョリ測で地図を睨み、鶴ヶ峰浄水場から
西谷浄水場まで水道道を歩いてみようと思い立ちました。
 我が家の近所には3箇所の浄水場がまあ
まあ近くに隣接しています。2つは前述
の鶴ヶ峰と西谷、そしてもう1つは川井
浄水場、横浜市内の水はほぼこの3箇所
の浄水場で賄われています。そういった
訳で国道16号沿いには 『水道道』 と名付
けられた水源地から水を引く道があるのです。昨日は正月以来の
運動不足もあることだし、自宅から鶴ヶ峰浄水場を経て水道道を
ひたすらたどり、西谷の浄水場までおよそ7kmほどを歩きました。
画像は西谷浄水場近くの 『陣ヶ下公園』 に露出している管です。
この管が西へ延々40kmの水源相模湖の取水地まで繋がっている
のかと思うと感慨深いものを感じました。さらに、日本で最初の
近代水道であるということにも横浜市民の誇りを感じます。
ゴールの西谷浄水場で水道記念館を見学し、その足で1kmほど
坂を下った上星川のスーパー銭湯 『満天の湯』 へ赴きました。
ほどよい足の疲れを湯にひたってほぐし、惜しげなく、ざぶざぶと
お湯を使いながら、「水道ってぇのはまったくありがてえものだ」 と
心の底で唸りながら、日本で最初の水道を引いたイギリス人技師
ヘンリー・スペンサー・パーマーさんの偉さをかみしめました。
おかげさまで、久しぶりに歩いた割りには足が楽です。
いつか閑を見て、相模原の水道道も歩ってみたいもんですなあ。
子供向けながらワリと面白い 横浜市水道局のサイト
http://www.city.yokohama.jp/me/suidou/kids/
立春の今日は休みをとって、の〜んびり と過ごしました。
倅も女房も出掛けて家には自分ひとりきり、何の気兼ねも無く、
気儘に本を読んだり、ギターを弾いたり、ヒマを楽しみました。
 先日、たまさか立ち寄った紀伊国屋書店
に直木賞受賞作 『利休にたずねよ』 の
初版本があったので迷わず買いました。
ちょこちょこ読んでいましたが、今日は
一気に読み終えました。評判通りとても
面白い本でした。千利休が秀吉から切腹
を言いつけられたその日から遡るように物語は語られ、一人一人
の人物別に章立てされた文章は改行が多く読み易くできています。
そのせいかいかんせんページ数が多くなって本が分厚いのが難
でしたが、内容は申し分の無い小説に仕上がっており、文学賞を
受けてしかるべき一冊であると思いました。
焼物屋としてはやはり長次郎の章を面白く読みました。聚楽第の
瓦を焼く傍ら、利休からの依頼で茶碗を工夫するのは思いのほか
難しく、只の茶碗ひとつに命をすり減らす職人魂は 『茶』 の世界
の深遠を物語り、作るということの辛辣を描いて痛快です。また、
それを作らせる利休の妥協を許さない姿勢にもまた茶人の執着の
深さを見、憑かれた者のみが探す 『道』 の長さ深さに感じ入りま
した。今作では千利休という人物を熱い人物として描いているところ
が秀逸です。僧体の茶人などというと世離れして熱さなどとは無縁
に思うものですが、名物に、美に、人に、そして女人にことのほか
熱く関わる利休像は創作伝奇の域を超え、物語世界ながら血の
通った人物像として印象に残ります。
ヒマな1日、良い本を読んで過ごせました。
 今日の横浜は、もんわかとぬるい空気
の日中でした。福寿草もまるまると開き
ました。家の中の鉢植えのコーヒーの木
を庭に出してたっぷりと水をやりました。
気の早いシジュウカラなどは、そろそろ
囀り始めるでしょう。
今日は春の節分、修行時代に住んでいた茨城県岩間町の農村で
は節分も年越しだからと 『蕎麦』 を食べていました。節切りの暦
では大晦日です。そして明日は節切り正月、いやめでたいめでたい、
本日も業務終了、年越しのめでたいお酒をいただきましょう。
さあ、明日からは 春 です。
2月の声を聞いた途端、庭の梅がひとつ開きました。
 ラジオのニュースで浅間山が噴火したこと
を繰り返し報じる中で、首都圏にも火山灰
が降ったというので表に出てみると、なる
ほどそちらこちらが薄白くなっています。
井戸の屋根の灰を集めてみたら、文字通り
灰色の、割合比重の重い砂鉄のような感触
のものでした。ああこれが夜の夜中に軽井沢から飛んできたのかと
思えば、少量の降灰であるからでしょうが、何やら重畳な気がして
篩を通してゴミを取り除き、袋に入れてとって置くことにしました。
明日は節分、あさっては立春です。いよいよ寒も明けます。
まだまだ寒さは続きますが、風邪を引かぬように暮らしましょう。
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