陶 房 日 報  とうぼうにっぽう 
陶房かまなりや

2008年01月31日(木)      うかーる

この時季になると、受験生を当て込んだ駄洒落菓子が多く
出回って、菓子売り場は受験と思しき学生さんで賑やかです。
まじないをも活用してモチベーションを高めようという気持ち
はいじらしく、孤独な戦いを応援したい気持ちは受験生の友人
家族も、お菓子メーカーも偽らざるところでしょう。でもねぇ、
ちゃっかり商売にしている企業のしたたかさに一抹の興醒めを
覚えるのもまた事実ではあります。

 蚊帳の外から眺めればこの 『ウカール』
 などは傑作でしょう。ネーミングは駄洒落
 の連発、商品名を筆頭にカレー味だからっ
 でんで 『ウカレー』 ときますからな。良く
 見りゃ全体のデザインはお守り調、ご丁寧
 に刺繍あつらえで 『合格祈願』 と大書。
 カールおじさんまでがすまし顔で烏帽子を
 被り杓を持って天神様になっているという
念のいりよう、いや〜、悪ノリもここまでくればいっそお見事!

受験生の皆さんには、寒さもこたえるきびしい季節ですが、
体調管理に気をつけて、充分に力を発揮していただきたい。
努力の向こうには、かならず素敵な春が訪れます。
頑張って自分の道を切り開いて下さい。





2008年01月30日(水)      ヒタキ

 ここのところ庭先でヒタキの姿を良く
 見かけます。画像はジョウビタキの雌。
 他にルリビタキのメスも良く来ます。
 ヒタキは 『火焚き』 からの命名らしく
 鳴き声が火打石を打つ音に似ているか
 らヒタキと名付けられたそうです。
鳴き声をよく聞くと、ヒタキの仲間は 「ヒッ ヒッ カッ カッ」 と
鳴きます。『声』 と言うよりは 『音』 に近いですが、この
声が聞こえると、あ、ヒタキが来ているなとわかります。

1月も終わります。
少しづつ陽も伸びてきましたねぇ。





2008年01月29日(火)      やじるし

卯年A型山羊座で融通のきかない私は矢印に背けません。
正確には矢印の通りに進むのが好きです。美術館の順路、
駐車場の進行方向、駅の階段、矢印が明記されていると
その通りに進むのが正義であるとすら思います。

 例えば牛乳のパックなどは 『あけくち』
 の側で開けなければ不快でなりません。
 たまさか家族が反対側で開けたりすると
 例えそれが間違いであってもそのミスを
 糾弾し、以後そういったことが無いよう
 きびしく叱責します。
勿論、牛乳のパックなど、どちらを開けても同じ構造で
なんら差し支えないのですからどちらを開けようと飲む方
の勝手であることはきちんと理解しています。然しながら
わざわざ 『あけくち』 と明記し、矢印まで書くからには
何がしかの理由があるのでしょう。一説には接着が弱めに
なっていて開けやすいのだそうですが、私が申し上げたい
のは矢印を遵守するか否かの問題です。矢印が書いてある
からには是が非でも矢印の側から開けたい!のです。

日本人は案外こういった統制がすきですが、何から何まで
矢印で決められてしまったら、さぞ窮屈でしょうなあ・・・
特に私のような莫迦者には。





2008年01月28日(月)      青 白

昨日の千秋楽結びの一番は素晴らしい取組みでした。
意地と意地、力と力の真っ向勝負、がっぷりよつの大相撲ここに
ありといった好取組でした。勝った白鵬は天晴れの優勝、これで
名実ともに 『横綱』 となりました。

 自ら掘った墓穴 『不祥事』 で心を病み、
 一時は表に顔を出せないほどやさぐれて
 しまった朝青龍も休場明けとは思えない、
 優勝を争うまでの相撲を見せたのは流石
 に勝負師。しかしながら本場所の土俵の
 塩は甘口ではありませんでしたな。
小手先の相撲が通用したのは大関陣の情けなさゆえ、きちんと
稽古、巡業を努めてきた白鵬には通用しませんでした。やはり
相撲は心技体、朝青龍の敗因はその心根にあったと言えましょう。

今場所の出来次第では相撲観戦から足を洗う覚悟でしたが、若手
力士の成長もみられ、来場所への期待も繋ぐことができそうです。
東西の横綱が揃う、青白時代の到来を喜びつつ、日本の若手力士
の成長に期待をこめて、来場所 『荒れる春場所』 も襟を正して
見守ることといたしましょう。





2008年01月27日(日)      フェルビナク

水曜日にはりきって初うどんを打ち、筋肉痛を起こし、
めげずに金曜日に初そばを打ちました。気分よくそばを
打って芋乃市場初日を迎えましたが、更に一夜明けた昨日
痛みはいや増し、いよいよ首が動かなくなってしまいました。
こういう状況に極めて脆弱で、悪〜い方向へ考えてしまいが
ちな私は、すぐさま整形外科を受診しました。

 結果、たいしたことはなく、持病の腰痛
 と同じような変形性脊椎症で、軽い炎症
 でした。が、侮れば重症化するので軽視
 せず安静にせよという医者の所見どおり
 昨日は首を固定して静かに過ごしました。
 おかげで今日は随分痛みも治まり、いつも
通りにおそばを打ちました。然し乍ら首には固定用のタオルを
ぐるぐるに巻き、腰には腰痛ベルトを巻き、見た目はアフリカの
少数民族のようでした。

幸い今日も教室がなく、芋乃市場のお客様のご接待が主な仕事
ですのでそれほど首に負担はかかりません。少々立ち居がギク
シャクしていますが、ご迷惑にはならないでしょう。べたりと
貼ったフェルビナク入りの膏薬がいかさま匂うとは思いますが
ご勘弁願うほかありませんな。

1月最後の日曜日、天気も上々、
皆様のお越しをお待ちしております。





2008年01月25日(金)      寒 月

 昨日の晩7時頃、寒ーい東の空に月が
 ぽっかりと出ていました。良い眺めでした。
 一夜明けて今朝5時、キーンと冷えた空気
 の中、まだ明けぬ西の夜空に昨日の月が
 ありました。ぴりぴりとした空気の中、
 初蕎麦を打ちました。良い気分でした。

       寒月や照らす霜踏む影法師





2008年01月24日(木)      初 市

明日から2008年の初市場が始まります。今月の芋乃市場の目玉
は 『陶芸教室作品展』 です。自宅教室で励んでいる皆々の力作
を展示いたします。実用食器、花器、盆栽鉢、オブジェ、絵皿等等
多種多様な作品が並びます。同時に、ガラス工房 『蕾』 さんの
ガラス作品と、小林圭子さんの銅版画を展示、年始めの市は春を
呼び込む賑やかな展示になっております。

 画像は案内状の写真面で使ったガラスの
 お雛様、小さな作品ですが写真に撮ると
 大きく見えます。顔に南天の葉が透けて
 表情のように見えますが、実物は無地の
 ガラスです。見方によって色々な表情を
 見せてくれるでしょう。因みにお値段は
お内裏様とお雛様の一対で3,000円、おひな祭りはまだ先ですが、
一足早い春を誘う一品としていかがでしょう?限定3組の販売です。

明日は早起きをして 『初蕎麦打ち』 です。昨日はアイヌ刺繍の
教室用に初うどんを打ちました。少々はりきりすぎて今日は筋肉
痛で首が回りません・・・お正月に鈍ってしまったようです。明日も
痛みは残るでしょうけれど縁起の良い初蕎麦、ここはひとつ頑張っ
て良い蕎麦を打ちたいと思います。

皆様のご来場を一同お待ち申し上げます。





2008年01月23日(水)      はつゆき

先日の肩すかしから二日、今日は本当に雪になりました。
横浜の初雪は、寒い寒い一日でした。

 傘に落ちる雪を観察したら、今日の雪は
 針のような細ーい結晶が多かったです。
 そんな中にきれいな放射状の結晶もぱら
 ぱら混じっていて、その自然の造形美に
 しばしうっとり見とれてしまいました。
 頑張って写真を撮りましたが、みるみる
解けてしまうのでなかなかうまく撮れず、粘っているうちに
体が冷え切ってしまいました。でも、少し楽しかったです。

さて、大相撲初場所もいよいよ終盤戦、予想通り大関陣は
総崩れ、十日目を終わって成績上位はほとんどモンゴル勢、
大関連中は3敗にぞろり、解ってはいても淋しい限りです。
あと5日、まだまだドラマがあることでしょう。

明日は晴れる予報ですが、晴れれば朝方は冷え込んで、
道も凍ることでしょう。ドライバーの皆様、路面の凍結
には十分ご注意願います。





2008年01月21日(月)      きりたんぽ

降りませんでしたねぇ、雪・・・ちょっと楽しみだったんです
が、まあ、月曜の朝の雪なんてえのはお勤めの皆さんには
迷惑以外の何物でもないでしょうから良かったんでしょうな。

 昨日は陶芸教室の皆々様と新年会をぶち
 あげました。例年この時期はアンコウ鍋を
 つつくのが通例でしたが、趣向を変えて
 きりたんぽ鍋と洒落ました。ご飯を炊いて
 搗き、竹の棒にたんぽ状に固め、七輪の
 火であぶって焼き色をつけます。本場の
秋田県では、秋田杉の棒を使うので良い香りがするのだそうで
すが、関東横浜では篠竹の方が手に入りやすいので竹のたんぽ
です。鶏でだしをとった鍋に野菜やおアゲを入れ、火が通った
ところでぶつ切りにした 『きりたんぽ』 を入れてあつあつを
いただきました。  いや〜、んめがった。

とっぷりと暮れるまで牛飲しましたが、今年は乱れません!
OS(嘔吐しない)運動は順調に継続中です。





2008年01月20日(日)      ゆ き

 おとつい、昨日と忙しくて日報に手が
 まわりませんでした。書きたいことは
 いっぱいあったんです。磯子の保育園
 での陶芸教室のことや、女房が食中毒
 で悶絶したことや、あれやこれや・・・
 ま、過ぎたるはなんとやらですな。

今日は夜半に雪になるという予報です。去年は暖冬で
雪らしい雪にお目にかかっていないので、少々わくわく
します。センター試験を受ける受験生の皆々様にこの
寒さと、あまつさえの悪天候は難儀であろうと思います
が、そんな時こそ燃えていただきたい! 1年、いや
それ以上の時間をかけて積み上げてきたものは分厚い
知識となっているはずです。落ち着いて、試験問題に
取り組んで良い結果をつかんでいただきたい。軽軽に
ガンバレなどとは言いたかぁありませんが、今こそ
頑張って下さい。   春はきっと来ます!





2008年01月17日(木)      十三年

1月17日午後4時半の暮れ方、半分満ちた月が青い空に
白く浮かんでいました。外は寒〜い風が吹いていました。

 阪神の震災からまる十三年が経ちました。
 被災地ではない地域の住民には随分遠い
 記憶になりつつあります。何れ関東にも
 近い将来必ず直下型の地震が来ます。
 117の教訓を忘れずに、備えなければと
 しみじみ思います。

今夜はすこぶる冷えるようです。思い起こせば、当時被災
された皆々様は寒い中、焚き火で暖をとる映像が痛々しく
印象に残っています。今夜、ロウソクの火を守って追悼の
伽をする皆様もさぞや寒いことでしょう。風邪を引かない
ように十分な防寒をしていただきたいと存じます。





2008年01月16日(水)      ひめたちばな

 今年もキンカンの実が熟しました。
 昨年に比べると実が小さいようですが、
 味も香りもいいようです。こんな寒の
 時季に実が食べごろになるのはいかにも
 不思議ですが、毎日一つ二つもいでは
 かじって楽しんでいます。

       金柑の実を齧ってみる寒の空





2008年01月15日(火)      満員御礼

一月場所は初日二日と満員御礼で、久しぶりに活気の
ある土俵になっています。初場所としては上々でしょう。

 昨日は稀勢ノ里がいい相撲を取りました。
 満場のお客は横綱の惨敗にやんやの
 歓声を送り、座布団が乱れ飛びました。
 やはり二場所休場は如何ともし難いと
 いったところでしょう。まあ、まだまだ
 序盤ですから今後の取組みをじっくりと
見ていくことにしましょう。相撲勘を取り戻した後の、
精神面の問題こそが横綱の一番鍛えなければいけない
ところですからねえ・・・





2008年01月14日(月)      さぎちょう

 正月に門扉に飾った松飾りを焼きました。
 『ひとりどんど焼き』 です。餅は焼きま
 せんでしたが、小雪のちらつきそうな寒い
 夕暮れに焚き火にあたって温まりました。
 一味違ったぬくっとさと煙の燻りくささを
 纏って、何とも良いココロモチです。

一人で火にあたりながらも自然と家族の息災を願いました。





2008年01月13日(日)      Терменвокс

テルミンという楽器があるのをご存知でしょうか?
最古の電子楽器といわれるもので、鍵盤も弦はもなく、一切
手を触れずに音を奏でる摩訶不思議な楽器です。テルミンは
正式名称 『テルミンヴォックス』 発明者であるロシアの
物理学者レフ・セルゲイビッチ・テルミンの名を冠したもの
で、ヴォックスとは、声という意味のロシア語だそうです。
発明は1920年といいますから今から88年前です。シンセサイ
ザーが世に出る遥か以前、ソヴィエトにこんな天才がいたん
ですなあ・・・
 画像は学研 『大人の科学』 に付録され
 ていたミニチュアです。発売後あっという
 間に売り切れたと聞いて無性に欲しくなり、
 オークションで落札しました。楽器というよ
 りも音具に等しいものですが、それなりに
 音階も作れて、愛嬌のある一品です。
テルミンの発音原理は、2つの高周波発振回路を使って音の
揺らぎを作り、回路のアンテナと演奏者の手の間をトランスに
見立て、静電容量を変化させることで音階を作るというもの・・・
・・・物理音痴には全くちんぷんかんぷんです。ま、そういう
ことらしいのです。実際の演奏は、直立したアンテナに演奏者が
手をかざし、その距離で音階を作ります。一見、演奏というよ
りは指揮をとっているように見えます。日本では竹内正実さん
という方が第一人者とされ、公式サイトではデモ演奏の動画を
見ることができます。

テルミンの音色はラジオのチューニングのときに鳴るノイズに
似ています。しかし、ノイズに似た電子音ながら好ましい倍音
と揺らぎが含まれていて、何とも不思議な身近さを感じます。
きちんとした奏者の奏でるそれは声のようだともチェロのよう
だとも形容されます。多くの音楽家がこの楽器を取り入れた
楽曲作りをしているのも、テルミンの音に含まれる魅力の所以
でしょう。奏法が難しいのでギターほどの魅力を感じませんが
たまにスイッチを入れて遊んでみようかと思います。

竹内正実さんのサイト www.mandarinelectron.com/theremin/

学研・大人の科学 http://otonanokagaku.net/magazine/vol17/





2008年01月12日(土)      角 力

 朝青龍の謹慎が解け、いよいよ明日の
 初場所から東西の横綱が揃って場所を
 つとめます。かたや朝青龍にとっては
 汚名を雪ぐ好機、こなた白鵬にとって
 も真の横綱になるためには、朝青龍に
 完勝しなければいけません。
大関陣はといえば、魁皇は今場所も出場ですが満身創痍に
変わりなく、琴欧州はここ数場所全く覇気が見受けられず、
大海などは語るに及ばず、琴光喜がたまに良い相撲を見せ
てくれますが綱には少々遠い感じがします・・・

なんともネガティブな雰囲気の充満した一月場所です。
一応のこと観戦はしようと思いますが、またぞろ失態でも
あれば、もう、今度こそ相撲から手を引こうと思います。
楽しみは減ってしまいますが、観るたびに幻滅するくらい
ならいっそさっぱりと離れてしまうのが得策でしょう。

さてさて、楽しみなような、おっかないような。





2008年01月11日(金)      おかがみ

今年も 『鏡開き』 となりました。

 今日は陶芸教室の打ち合わせを兼ねて
 磯子の保育園へお餅つきの助太刀に行っ
 てきました。鏡開きの日にお餅つきという
 のも乙なもの、まして保育園ですから元気
 なお子達がわいわい、餅つきの歌も大合
 唱です。いや、実に楽しいお餅つきでした。
お子達はちっこいながら仲間の声援を浴びながら先生の力を
借りてお餅を搗いて、みんな満足そうでした。お米をとぐ
ところからきちんと体験をし、おもちに変わっていくところ
も体験し、とてもいい経験になったことでしょう。

うがった大人の目で見て 『食育』 を本気で考えるならば
 『食事』 と 『殺生』 を同意義に伝えなければなりません。
稲という植物が子孫を残すための種である米を高熱で蒸し、
叩き潰して喰らう行為は残酷にほかなりませんが、その殺生
は人が生きる上では肯定されます。動物の卵を食べることも
またしかり。卵ご飯などはお子様も大好きでしょうが、考え
てみればいかにもむごい食べ物です。

曰く、生きることは殺すこと。でも、小さなお子達にそれを
つきつけるのはあまりに酷というもの。断末魔の叫びもない
血も出ない植物の、その美味しさを味わうことで良いのです。
その行程も知らず、加工済みの食品だけを摂っていては畢竟
命の大切さは身に沁みないことでしょう。大きくなって、人の
生きる意味に直面したら、きっと今日のお餅つきの経験が
ヒントになることでしょう。

世の中には、即席を通り越して宇宙食のようなサプリメントが
蔓延し、ファストフードは日常食になっています。こんな物で
すら原材料の一部分は 『命』 です。どれだけ複雑な世の中
になったとしてもこの部分だけはきちんと踏まえたいものです。





2008年01月09日(水)      わおん

ギターの練習をしてみました。その昔少ーしいたずらしたことが
あるので、単音の音階程度はたどたどと運指ができます。しかし
ビギナーであることに変わりはありません。やっぱり買っちゃった
ずぶずぶの入門書を頼りに一からの修練です。今日は暇をみて
小一時間も取り組みましたか・・・左手の指先が痛いです。

 何といっても和音の押さえ方は難儀です。
 しかしやはりギターはコードありき、表と
 にらめっこしながら10通りのものを覚えま
 した。覚えて押さえることはできても中々
 きれいな音になりません。どこかの押弦が
 弱かったり押さえた指が他の弦に干渉して
いたり、指の太い人間にはこの指板は狭すぎるなあと思いましたが、
ギタリストが全員細い指とは限らぬのだし、ここは技量であろうと
手首を返し返し奮闘しました。しかし、世のギター弾きの皆々様は
すごいですなー。こんな複雑な指の形を一瞬に組み合わせて、
淀みなく弾くのですからねえ、それもコードの組み合わせは無数。
今さらながらに畏敬の念を感じます。轆轤挽くより難しいですよ。

ギターを弾き始めた人がよく 『F』 の押弦に苦労すると聞きま
すが、それほどには感じませんでした。よっぽど 『G』 のほうが
キビシイ形です、小指がこむら返りそうですもん。ギター関係の
サイトには 『Em』 と 『D』 と 『G』 をひたすら繰り返し練習
すべしといったものもあれば、初心者はコードを弾くななどと
いうものまで有り、リテラシーを要します。ま、道はとばくち、
面白い道具をさずかったと思います。こつこつと覚えましょう。

何より飽きっぽいので、いつまで続くかが一番の壁ですな〜。





2008年01月08日(火)      燃 料

 燃料油の値段が高騰して、家計を圧迫し
 ています。昨年のガソリンと灯油の単価の
 推移を調べてみたら、ガソリンは1月には
 122円、灯油は70円でした。ともにセルフの
 給油所の値段です。春ごろからじわじわと
 上がり始め、夏から秋にかけてぐっと伸び、
年末にはガソリンは150円、灯油は94円に跳ね上がりました。
私の乗っているトヨタハイエースはタンク容量70ℓ、昨年の
1回の給油の平均値は50ℓ、単価150円だと7500円になります。
昨年の年間の給油回数は23回、単純に計算すると172,500円の
年間給油金額になります。これは重い!ずっしりきます。

経済の仕組みは複雑で、株価の低迷と原油高の関係を単純に
理解はしても、投資の世界に疎い人間にはいかんともし難く、
そのうち下がるんだんべえと思ってはみても、これは第二の
石油危機だなどというジャーナリストの意見などを聞くにつけ、
一喜一憂せずには居れぬのが庶民の悲しさ。

我が家の窯は灯油の窯ですから、一年中灯油を買っています。
油屋から見ればいわばお得意様ではありますまいか。1円の
増減に泣き笑いする貧乏作家を哀れと思し召し、そろそろ
下げていただけませんかねえ・・・





2008年01月07日(月)      イラロジ

お正月休みを使って、パズル雑誌 『イラストロジック』 の
全問回答に挑戦しました。11月25日発売の1月号を買って、先月
からコツコツと解いてはいましたが、流石に一冊丸ごととなると
時間がかかります。仕上げはやはりお正月の休みになりました。

 問題は全部で89問、シンプルなロジック
 パズルとカラーロジック、さらに色々な
 ヒネリの効いたパズルが諸々織り込まれ
 ています。数独(ナンプレ)あり、スケル
 トンあり、古典的なクロスワードあり。
 何といっても圧巻はジャンボロジック!
縦70マス×横180マスの画面はまさに威風堂々。見開き綴じ込み
を外して広げないとできないという代物。今号はこのジャンボが
2題つくという念の入りようで、さすがに支援ソフトを駆使しなけ
れば解けませんでした。これを鉛筆と消しゴムで完成させる人が
居たらそりゃすごい!こういった本ですから1問づつ解答を葉書に
書いて応募すると抽選で賞品が当たります。中でも全問解答は、
専用の解答用紙があって、賞金何と15万円。お年玉年賀葉書すら
当たった事のない人間が、こういった抽選に当たりっこないとは
思いながら、折角全問解いたのだから駄目元で応募しました。
発表は遥か先なので、一喜一憂するまでもありませんが、宝くじ
よりは明らかに確立が高いのでささやかな期待をして待ちましょう。
何だか冬休みのドリルの課題を終えたようなじわ〜っとした達成
感を感じています。でも、爽快感はあまりありません・・・。

さて、平成20年も松がとれました。
陶房かまなりやは、昨日から教室が始まっていますが、本格始動
は明日からです。正月休みで伸びきった心と体ですので、あまり
気負わず、暖機運転をしながらエンジンを回して、仕事の勘を
取り戻していくことにしましょう。





2008年01月06日(日)      ハカランダ

先日、知人のギターコレクターからお誕生祝いにと、
アコースティックギターを1本いただきました。大きな贈物
に動揺しましたが折角の申し出なので遠慮無く頂戴しました。

 製造元は、モーリス楽器製造株式会社。
 国産メーカでは知名度ナンバーワンの
 メーカーです。 『モーリス持てば、スー
 パースターも夢じゃない』 のコピーは
 有名でしょう。型番はW-40、ひと昔前の
 型式ですが、さすがにコレクターの方の
 蒐物だけあって一味違います。ボディー
 の側面と裏面に 『ハカランダ』 という
ブラジル産の材が使われています。この材は別名 『ブラ
ジリアンローズウッド』 といい、堅牢で粘りのある材です。
現在ではワシントン条約で取引きが制約されているので
入手が非常に困難である材だそうです。

私はギターは弾けません。しかしながら折角いただいたの
ですから挑戦してみようかとも思います。自分で言うのも
僭越ですが、手先は器用ですし、ギターの指板はまさに
ロジカルで、弦の配列と和音構成は規則的で見た目にも
意欲をそそられます。音楽能力は極めて低レベルですが、
ギターなどちょいとつま弾けたらさぞや良い気分でしょう。

早速、本でも買って挑戦しますか、
やっぱり、いの一番は 『本』 から入らないとねえ。





2008年01月05日(土)      オーエス

綱引きの時の掛け声 『オーエス』 には特に確信的な
根拠定説がないそうです。地方によってはこの掛け声を
使わないところもあるとか・・・さて、よせばいいのに
元日に広げてしまった大風呂敷 『OS366』 運動ですが、
この綱引きの掛け声がヒントになっています。

 勿論、意味もあります。
 OSは 「おう吐、しないぞ」 の頭文字。
 建築現場の 『KY(危険予知)活動』 の
 応用です。加えてオーエスオーエスという
 勢いのよい掛け声の響きが加わり、いか
 にも己を鼓舞するようで頑張れそうです。

年末年始はブレイコーを決め込んで、休肝日もそこそこに
悦楽の日々を過ごしました。来週は松も取れます。そうし
たらまた、きちんと休肝日をとりながら節度あるお酒を
いただこうと思います。そして、閏366日間のオーエスを
実践いたします。折角呑んだものをもどしてたまるかー。

オーエス、オーエス。





2008年01月04日(金)      はこね

今年の 『箱根駅伝』 は非常にドラマチックでした。
大手町のスタートから六郷橋までの団子レースに始まり、
2区の牛蒡抜き、まさかの順天堂棄権、早稲田の往路優勝。
そして復路での逆転、大東と東海の棄権、学連選抜の奮闘。
いや〜実に見応え十分な、若者らしい良いレースでした。
選手の皆様お疲れ様でした。ゆつくりと休んで下さい。

 今年は、息子の同級生の親御さんから
 駅伝グッズのベンチコートを頂戴し、これ
 を着て気分を盛り上げて応援しました。更
 に素晴らしいことに花の2区の先頭の白バイ
 先導を知人の 『シオヤ巡査部長』 が務め
 ていました。ご縁があってご結婚の引き出物
 を作らせていただいたのはもう随分前ですが
 白バイ乗りの花形、駅伝の先導は名誉なこと
で、駅伝ファンとしては知人がその大役についていることが
嬉しくてなりませんでした。事前にわかっていれば白バイの
カウルの 『かながわ』 のロゴをそーっと 『かまなりや』 に
変えてもらったのになあ・・・

今年の駅伝では棄権するチームが3校もありました。脱水症状
で朦朧としながらも、襷の責任の重さに一歩でも前へ出ようと
するランナーの悲壮に胸が痛みました。今後彼らは失態の呵責
を胸に刻んで生きなければなりません。その映像も永劫残って
しまいます。きついことだと思いますが、来年以降の機会があ
る選手にはぜひとももう一度箱根を走って成長していただきた
いと思います。若い時の失敗は人生の肥しです。己を責めず、
糧にしていただきたい。沿道の人も、テレビの前のファンも、
あなたたちの奮闘に感動こそすれ、笑うことはありません。

大学生の皆さん、胸のすく走りっぷりお見事でした!





2008年01月02日(水)      2日・3日はお休みします。



 穏やかに晴れて、いいお正月ですねえ〜。







2008年01月01日(火)      ことほぎ

謹みまして初春の御慶申し入れます。

 明けて平成20年とあいなりました。
 皆々様におかれましてはご健勝の新年
 とお慶び申し上げます。関東地方はよい
 お天気に恵まれましたが、日本海側では
 大層な雪であるとか、冬らしいお天気と
 いえばそれまでですが、屋根の雪降ろし
や道の雪かきなどはさぞや難儀なことではと存じます。

さて、私儀昨年一念発起しぶち上げました 『G-ゼロ運動』 は、
只一度の迂闊にて惜しくも 『G-1』 となってしまったわけですが、
本年はこれを更に強化!ゼロという一種ネガティブなネーミングを
改め、明快な数値目標を織り込んで新たな運動として新年元旦に
この場をお借りして発表させていただきます。

その名も 『OS366』(オーエスさんろくろく) どーん!

本年はうるう年、1年は366日間、今年こそ悪酔いはしません。
まして泥酔の挙句嘔吐するなどは人倫に悖る行為、更に言わせて
いただければ、他人様のお宅の門前であられもなく反吐を吐き、屁
までするなどという行いは最早犯罪!(私のことではなく、身近に
こういった経験の持ち主がいるのです。因みにこの方は神奈川の
某TV局で 『あっぱれ○○』 という番組のディレクターをしている
立派な社会人です。)

元日から尾籠な話で恐縮ですが、新春に下ネタを笑い飛ばすの
は縁起が良いとされていますし、お正月の無礼講ということで
ひとつご勘弁願います。では一体 『OS(オーエス)』 とは
何なのか・・・?  これについては後日また・・・
さあ、今日からがんばるぞー。

『G-0運動』 について詳しくは昨年12月15日付の
日報 『OREG』 をご参照願います。




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