 三月も晦日となりました。明日で終わりです。
桜に気をとられて上ばかり見ていると、
足元の小さな花々を見落としがちです。
気をつけて観察すると、小さくても
可愛らしいものが沢山あるものです。
画像は低い木の枝に咲いていた不思議
な花、名前はわからないのですが、新芽が赤く、ひょろひょろと
伸びる強い木です。桑の実のような蕾に小さな花が沢山咲きます。
植物の同定作業は根気が要りますが、いずれ
時間のあるときにでも調べてみようと思います。
| 2007年03月29日(木) |
さくらさくらさくら・・・ |
 この時季になると、ラジオからは桜を主題に
した楽曲が頻繁に流れ、DJはその話題ばか
り煽り立てます。なんとも野暮です。野暮
を通り越していっそ気障りです。煽る文化
まで亜米利加に感化され、つつましく花を
愛でる心を失うのは寂しいことです。
咲けば散るからこそ一期一会哉
 あたたかな良いお天気でした。
桜がずいぶん開きました。青い空を眺めて
いたら、くしゃみが出ました。ふたつほど
大きなくしゃみをして、足元に目を落とし
たら、小さな菫の花が咲いていました。
スミレに笑われたように思いました。
彼岸すぎ良く晴れたなぁはっくさめ
友人の子どもが横浜美術館のエッチング教室に参加し、その
お迎えを引き受けて久方ぶりに 『みなとみらい』 へ行きました。
 ずいぶんと建物が増えて、いかにも都市らしく
なってきました。MM21構想が打ち立てられ
たのはもう20数年も前のことです。それこそ
絵に描いたような未来都市の鳥瞰図を広報
などで見るにつけ、ドッグと倉庫だらけの
所に本当に高層建築の街ができるとは俄か
に信じがたかったものです。今はもう現実
の街の中を車で走り、色々な施設も利用して、
厳然たるリアリティーを実感していますが、『横浜博覧会』 が
開かれた頃には、まったくピンと来ない思いで、東横線の車窓から
海の側を眺めては、ここに未来都市ができるのかねぇと半疑して
いたものです。
2007年春3月、花曇りの鈍色の空に
ランドマークタワーはのそりと立って居りました。
3月のワークショップ 『紙版画教室』 が開かれました。
朝から大荒れの天気で、お越しになる方々には難儀なこと
でしたが、いざ教室が始まってみると、外の暴風をよそに
会場内はゆったりとした時間が流れておりました。
 手順はまず、図案を決めて版を切り、
色をうって和紙に刷ります。その後、
輪切りの木に和紙を一枚捨て貼りし、
重ねて刷り上げた作品を貼り付けて
完成します。画像は左が完成作品、
右が 『版』 です。
講師のツツミエミコさんの持つ穏やかな雰囲気が、参加された
方の緊張をほぐし、小さな作品ながらのびのびとしたカラフルな
作品が出来上がっておりました。
 会場ではツツミさんの版画がデザイン
された桜井郁夫さんのCDを流しました。
ブラジルのリズムに、桜井さんのウッド
ベースが心地よく乗って、さらにピアノ
とフルートが歌うようにアレンジされた
メロディーが会場に明るい空気を醸して
くれました。会場で販売しております。『Tasty Fruits』 2,800円）
『版画教室』 は、明日も午後1時から開催します。
当日参加も受け付けております。お時間のある方は是非どうぞ。
鶴見のお寺へ墓参りに行ってきました。
彼岸の中日の翌日だけあって、どこのお墓も花盛りでした。
ちょうど昼時だったので、仲通り商店街の 『おきなわ亭』
で 『沖縄そば（すば）』 を食べてきました。
 沖縄そばは、そばというのは名ばかりの
中華麺です。おきなわ亭では、隣接する
沖縄物産センターの工場で自家製麺して
いて、きもち縮れたコシのある平打ち麺
は薄味のだしとからんで至極の美味です。
そして、沖縄独特のトッピング丸蒲鉾と、
口の中でほろりととろける三枚肉が、南国情緒を醸します。
同じ日本という国でありながら、琉球王朝時代からの文化を
きちんと継承している沖縄には、中国との交流の影響が色濃く
残っていることが、この麺からもうかがえます。
なぜに鶴見で沖縄かは、はてなあと思うところです・・・
が、遠い南国の島 『沖縄』 の麺が横浜鶴見でいただける
ということには、一切異論はありません。
まーさむん、くわっちーさびたん。
おきなわ亭
http://www.okinawa-bussan.com/okinawatei/okinawatei.html
 お彼岸になって、今日は温かな一日になり
ました。去年ほとんど花のつかなかった
辛夷も今年はたわわに花をつけました。
藪椿も乙女椿もぼりぼり咲いています。
山桜も開き始めました。
おっつけ、吉野桜も咲くでしょう。
外に置いた釉のバケツの水溜りにはボーフラも湧きました。
（ええ δ γ ε σ α ことにもアラベスクの飾り文字）
ぼうふらを見ると、宮沢賢治の春と修羅の
『蠕虫舞手』 の、この一節が思い浮かびます。
東池袋の 『大勝軒さん』 が閉店しました。
食べに行ったことはありませんが、つけ麺の草分け的なお店
だけに寂しい思いです。昭和36年開店といいますから、私の
生まれる以前から商いをしていたお店です。店主の山岸さんは
叩き上げの職人で、製麺からスープまで一貫したこだわりを
通し、日々研鑽を怠らない姿勢は、多くの支持者を勝ち得て、
小体な店ながら 『元祖行列のできる店』 として地方にも
ファンを多く持つ良店だったといえましょう。
 賄い食から人気メニューになったつけ麺、
『特製もりそば』 は、麺の量が並盛りで
260gというてんこ盛り、そしてスープも丼で
供され、食べ終えたあとにはスープを割って
飲む、そば湯ならぬスープ割りを出してくれ
るとか・・・そして価格がなんと650円という
廉価！今時こんな良心的なお店は稀有でしょう。
昨日の最終営業には徹夜組まで現れ、ピークには400人の客が
行列を作ったというから凄まじいことです。店主の山岸さんも、
たかが個人商店の閉店にこれほどのお客さんが来てくれるとは
と、驚きと興奮を隠せないコメントを出していられました。
麺数寄としては、足を運ばなかったことが少々悔やまれますが、
横浜にも各所に暖簾分けの店があり、師匠譲りの実直な仕事を
していると聞きます。いずれ折をみて食べに行ってみましょう。
偉大な麺の先達の引退を惜しみつつ、
山岸さんの今後のご健勝をお祈り申し上げます。
倅がバイトを始めるというので、自給を聞いたら800円も
貰えるのだそうで、少々驚きました。とはいえ私らの感覚は
もうすでにひと昔もふた昔も前のものになっていますので、
さして驚くほどのこたぁないのでしょうね、私らが学生の
頃は時給500円貰えりゃぁ高給取りでしたがねぇ。
 私が初めてアルバイトをしたのは16歳でした。
植木屋の下働きで、1日めいっぱい働いて
4千円だったと思います。それから数え切れ
ないほどのバイトをしましたなぁ、板金屋、
寿司屋の出前持ち、瓦屋、防水屋、土建屋、
内装屋、交通量調査、コンサートの整理員、
木こり、大工、稲刈り、芋掘り、養豚場の
修繕、牧草地の種蒔、道路の舗装、藁葺き
屋根の解体、椎茸の原木伐採、鉄筋屋と。思い返してみると、
どちらかといえば体力を売る商売ばかりでした。（売る脳が
無いですからねぇ・・・）所詮はアルバイトですから、親方が
段取ってくれた作業をただただ消化していただけのことですが、
ちょっとずつ色々なことを学んだように思います。もちろん、
嫌なことも悔しいこともごまんとありました・・・
今は、使われる立場でも使う立場でもなく、ある程度自由に、
そのかわり全て自己責任で商売をしています。若い頃はバイト
は気儘で良いなあなどと思っていましたが、やはり、それ以上
でもそれ以下でもないアルバイトは若いうちのものでしょう。
商売はある意味で博打です。スリルのある日々です。
この射幸心にも似た喜びはアルバイトでは得られませんなぁ。
2007年、声高らかに『Gゼロ宣言』をして三ヶ月、今日は
危うく公約を破るところでした・・・昨日は来春用の味噌を
仕込みました。作業終了後、仲間たちと労をねぎらいながら
の宴となり、嬉しくて鯨飲してしまいました。
 今回は大豆一斗五升ほどを仕込みました。
午前中いっぱい豆を煮て、午後から豆を挽き
麹と混ぜて樽に仕込み、道具を片付けて終了
は午後4時、日の高いうちに始まった宴会は
おおいに盛り上がり、引けたのはとっぷり
10時過ぎ、いい塩梅にデキあがって床につき
ました。昏々と眠りこけ、朝、のどの渇きで目が覚めてみると
わずかに頭痛と悪寒がありました。「しまった！」と思っても
最早あとの祭り、恐る恐る起きて水を飲み、自分の体を確かめ
つつ覚醒していく意識に悪寒の増幅がないかを確認しつつ朝の
粥をすすりました。
幸い、朝飯を食べたあとにも発作は起きず、事無きを得ました
が、危いところでした。ぎりぎりでした。土俵際で残しました。
今日は反省をして呑まないことにします。しばらく休肝して、
また気を引き締めて『Gゼロ』 を推進していきましょう。
※『G０運動（ジーゼロうんどう）』
二日酔いをしないぞという強い決意を込めた自戒的運動のこと。
Gは吐瀉物（平たくいえばゲロ）の頭文字、横浜市の環境運動
G30がモデルいなっている。2006年12月26日の陶房日報で宣言。
あやういながら、めでたく100日間を達成、鋭意継続中。
大相撲春場所が中盤を迎えています。
初日から二連敗の横綱は、少々ちぐはぐな相撲でしたが
ここへ来てエンジンがかかり、本来の強さを見せ始めました。
 栃東関が一人、気をはいています。
が・・・いつも中日あたりから験を担いで
髭を伸ばしたりと、内面の脆さを露呈する
力士ですし、ここ一番で怪我をするという
悪いクセもある人なので、ここからの後半
戦が少々気がかりです。
そういった面を克服できれば、綱取りも夢ではないでしょう。
一喜一憂せずに、見守りたい今場所です。
新潟久須美酒造の 『清泉』 がラベルを変更して一年半。
やっとこの新しいラベルに目が慣れてきました。豪雨の被害と
地震の災害がたて続き、蔵が半壊するという被害まで受けたその
験なおしと、新しい時代への心機一転の旗印となるこのラベルは
浅葉克己氏のデザインによるものです。
 清涼さを象徴する青い横縞に、現代的な
書体のロゴデザイン。全体にすっきりと纏まり、
遠目に見てもはっと目に付く斬新な意匠です。
がしかし・・・私はこのラベルが気に入りません。
なぜか？・・・ズバリ!薄っぺらで軽いからです。
今は新鮮さがあるので見ていられますが、もう
あと3年もすると、この手の現代的なデザインは発酵することなく
古びていき、飽きてしまうことでしょう。まるで、バブルの頃の
流行歌のように・・・
ラベルは蔵の体を表します。中身は変わらず清涼で美味なる良酒
ですが、薄っぺらなラベルに引っぱられ、中身まで軽薄なものに
変わることだけは回避していただきたいものです。
創業天保年間、良水で醸す銘酒は何百年経っても清涼でいて
欲しいものです。南無八幡台菩薩、神様仏様、松尾様。
 お彼岸まで１週間となりました。
各地で開花の予想がとりざたされている桜の
花は、昨日、今日の寒さで足踏みをしている
ようです。今朝も冷えて、霜がおりましたし、
薄氷もはりました。我が家に一本ある吉野桜
もご覧の通り、蕾はまだまだ硬いです。
秋冬をこらえればこそ春の花
昨日、先月お知り合いになったチーズの先達、Ｍさんを
お招きし、打ち合わせを兼ねた昼食会を開きました。我々夫婦
と芋乃市場のスタッフ、そして紹介者の曽田さんの奥さんという
顔ぶれで、Ｍさんとチーズを囲み、ワインを楽しみ、ゆっくりと
した昼食をとりました。お持ちいただいたチーズはイタリア産の
ものが主で、馬上のチーズ 『カチョカヴァッロ』、桜の葉でくる
んだ山羊のチーズ 『ラ・ロッサ』 など、どれも新鮮で美味しく、
自由業のボーナス「昼酒」を嗜みながらの会食は幸せでした。
 中でも美味しかったのが、トリュフの入った
チーズ 『ボスケット アル タルトゥーフォ』
森のダイヤ、トリュフの芳香が香り立つチーズ
は、くせの無い慎ましい味で、オリーブオイル
との相性が良く、昨日はＭさんの閃きで生パスタ
にからめて食べました。茹であげたパスタに
刻んだチーズを和え、オイルと塩で調味するだけですが、生パスタ
の鮮度とトリュフの香りが喧嘩をせず、とても品のいい料理になり
ました。口福な時間を堪能し、お客様をお見送りしたそのあとは、
春の夕方のまったりとした時間に、椅子にもたれて昼寝をしてしま
いました。夜も、昼酒のけだるさをひきずり、いつにもまして早寝
を決め込み、ぐっすりと深く眠りました。
一夜明けて今日は、午前中陶芸教室を勤め、午後は保土ヶ谷区役所
へ、健康診断に行ってきました。昨日の昼酒が効いたものか、尿の
検査でわずかに糖が出てしまいましたが、それ以外は概ね健康。
詳細な結果は後日ですが、まあまあでしょう。ただ・・・
身長が減っていました。たったの5�个任垢�、背丈が縮むというのは
嫌なものです。じわじわと、加齢するということを自覚せねばならぬ
歳になったことを、きちんと認知しなければならぬようです。
映画 『UDON』 をDVDを借りて観ました。
映画館で見なくて良かったです。面白い映画でしたが、
木戸銭を払ってみるほどのものとはいいがたい出来でした。
ほぼ、『おそるべき讃岐うどん』 をタタキ台にしています。
映画の中でも 『麺通団』 が出てきますし・・・
 筋書きは単純。讃岐・香川県のタウン誌が
讃岐うどんの小さな店もほじくり出して取材
し、全国的なブームを起こすというもの。
実際に数年前に起こった社会現象ですから
その焼き直し的な印象です。物語に幅をもた
せるために主人公とその父親との心の交流を
織り込んでいますが、ちょいとした浪花節で、ええはなしやなあ〜
とは思うものの、朝の連ドラみたいでいっそ気障りでした。
俄か麺打ちとしては、讃岐の手法の紹介が織り込まれていたので
部分的におおいに勉強にはなりましたが、それじゅあ讃岐の技法
を網羅した教材ビデオでも見る方がよっぽど気が利いています。
『踊る大捜査線』 で、見事なテンポと間を作り出した監督も、
今作では少々鈍り、失礼ながら凡作を生んでしまったようです。
次回作に期待しましょう。
うどんといえば、今、私は個人的に 『伊勢うどん』 が気に
なっています。太く軟らかいうどんをタマリ醤油のたれで食べる
というものだそうで、茹で時間なんと40分〜1時間という長茹で！
ふっくらプリンとした太麺はなんとも美味そうです。
讃岐もいいですが、この伊勢うどんを一度食べてみたいです。
麺通団公式サイト http://www.mentsu-dan.com/index.html
伊勢うどん http://www.ise-kanko.jp/html/tokushu/iseudon.html
長距離を歩くとき、事前にコース設定をしますが、難儀なのが
その距離の測り方です。ひと昔前まではマップメジャーという
地図上をコロコロ転がして長さを測る測定器を使っていました。
これは測った長さと、地図の縮尺で計算をして距離を算出する
のですが、地図の縮尺が小さいと細かいところは測れませんし、
ページごとに縮尺が違う地図帳では計算が厄介でした。
ところが最近はすごい！インターネットの地図検索画面上で
難なく距離が測れます。それが画像のマピオン 『キョリ測』 です。
 地図の縮尺はたやすく変えることができま
すし、クリックしていくごとにピンポイントで
距離がわかります。設定次第では1�劼瓦箸�
ポイントを示してくれますし、時速を入力する
ことで消費カロリーも算出してくれます。
さらに、URLをコピーすればデータも保存可能。
まさに至れり尽くせりのプログラムです。それでも現段階では
β版ということですから、今後はもっと完成度の高いソフトに
なって公開されるかもしれません。（ひょっとすると有料？！）
これで昨日の歩行距離を正確に測ってみたら、全長は21.4�劼任靴拭�
ほぼノンストップで歩き続けましたので、歩いた時間からおおよそ
の時速が計算できます。かかった時間は3時間50分、距離÷時間で
時速は約5.58�劼砲覆蠅泙后�ついでに歩数は24710歩でした。ここ
から歩幅を割り出すと、平均歩幅は86.6�僂箸いΔ海箸砲覆蠅泙后�
結果から見ると、昨日はずいぶん大股でせかせかと歩いたようです。
ヒゲづらのオヤジが平日の昼日中、リュックを背負ってむっつりと
歩いている姿なんてぇものは、さぞ怪しい者に見えたでしょうなあ。
かといって、にこたらにこたらして歩くわけにもいきませんわなぁ・・・
時間をやりくりして、昨日、今日と2日間休暇をとりました。
昨日はのんびりと体を休め、今日は精神の安らぎを求めて遠足に
行ってきました。出向いた先は東京杉並区。生まれた場所でもある
荻窪をゴールに設定し、都筑区『センター南』を基点に北上、国道
246から環八へ、黙々と20.9�劼鯤發い討�ました。
いやぁ、楽しかったです。空気の悪い都会の道をただただ歩くのが
何が面白いのかを問われれば返答に窮するところですが、色々なこ
とを考えながら、ひたすら目的地へ歩を進める行為は、無為な様で
ありながら色々な発見やひらめきを生むのです。
 帰路は、電車を楽しんできました。
高井戸から京王線で永福町へ行き、1�匱�
南下して下高井戸駅へまわり、東急世田谷線
に乗ってきました。今年は『玉電100周年』の
年に当たるらしく、写真を撮っている人が
多かったです。乗ったのは初めてですが、
友人が『若林』に下宿していた頃は、良く泊めてもらったものです。
懐かしく世田谷線のゆっくりしたスピードに揺られながら、線路を
見つめていたら、その軌道幅が広いことに気が付きました。調べて
みると、元々玉電は国鉄と同じ1067�个竜案刺�だったものを複線化
に伴い、都電と同じ1372mmに変えたとか。なるほどなあと思いました。
この広〜い軌道を、の〜んびり走る世田谷線のま〜ったりとした
雰囲気はなんとも言えず良い気分でした。
二日間、久しぶりの休養をとって、随分、体も心もほぐれました。
今月になってから、不整脈の症状が出ています。
初めてというわけではありませんし、以前ホルター心電図で
きちんと調べてもらっているので。恐ろしい症状ではないの
ですが、血圧計などで脈を取ると、ピ・ピ・ピ・・ゥピッ・・
などと乱れ、そんな時はみぞおちの辺りに、ぐっと押された
ような不快感が伴います。
 10年以上前になりますが、新横浜の病院
で検査した結果は 『期外収縮』 という誰に
でもある不整脈の症状で、心配は要らない
でしょうという所見でした。今回もそっくりの
症状ですので間違いなくこれでしょう。
血圧も脈拍数も正常ですし・・・
まあ、くたびれたのが原因でしょうな。思えばこのひと月、
休みらしい休みは1日だけでした。自由業ですので、お勤めの
方に比べればいたってゆるぅ〜い仕事内容で、これくらいで
不整脈などとは片腹の痛いことよ、と笑われそうですが、そこ
はそれ、もとより能力の劣るへなちょこ人間のことですから、
これしきのことでへこたれてしまうのであります・・・
とはいえ、不整脈は心房細動などをひきおこすこともある
と聞きますし、侮って重症化すれば良いことはありますまい！
これを理由に女房を掻き口説き、3日間ほど休暇を具申し、
心身ともにきちんと休めようと思います。
いよいよ来週15日、鴨居に 『ららぽーと横浜』 が開店します。
大丸百貨店、東宝シネマズ、東急ハンズを含む、堂々の370店舗！
駐車場はなんと、4200台！大阪人は「ほんっま、ごついでぇ〜」と
ぶったまげ、九州人は「ほんなごつ、ふとかっちゃー」とのけぞり、
名古屋人は「どえりゃーもんだわー」と、お父ちゃんもお母ちゃん
も、うはうはうはうは喜ぶでしょう。
 なかでも、紀伊国屋書店さんの出店は
嬉しいことです。港北ニュータウンの中の
書店は、子供さんが多いせいか本の状態が
悪く、目当ての本があっても躊躇すること
が多々あります。さらに皆さん走り回っていて、元気が良いのは
結構ですが、書店ではいかんせん迷惑です。
心配はやはり周辺道路の渋滞。開店一週間前になっても、周辺の
道路整備は遅遅として滞っており、店舗周囲の道路だけを突貫で
車線を増やしているというお粗末な現状です。辛うじて、東側の
第3京浜港北インターからと、北側の港北ニュータウン方面からの
アクセスは整備が済んでいますが、南側と西側からの道路は狭窄
しており、車が集中すれば麻痺することは必至でしょう。
我が家は 『ららぽーと』 から南に約3�辧�港北ニュータウンへ
仕事に行く際にはここを通るのが便利なのですが、開店して暫くは
迂回するしかないでしょう・・・
特に週末は想像しただけでも、ぞーっとしますねぇ。
埼玉の友人のお母様がご逝去され、昨日はさいたま市まで
お弔いに伺いました。がんを患われ、転移もあり、闘病して
いらっしゃいましたので、失礼ながらいつかはお別れが、と、
覚悟はしていました。・・・が、いざ、遺影を目の前にすると、
直面したお別れが無念でなりませんでした。
 明るく、お料理の上手な方で、我々夫婦は
伺うたびに手間のかかった献立にうなり
つつ、遠慮なくご馳走になったものでした。
食わせてもらった恩というものは腹の芯に
まで染み渡るもので、ろくな恩返しもでき
なかった身を恥じ入るばかりです。
お悔やみの帰り道、首都高5号大宮線を南下する車窓から、
池袋のビル郡の、灯りの瞬くその空に、まあるい朧なお月様が
ぽっかりと浮き上がっておりました。 「ああ、東京のお月様も
きれいだねえ」 と、女房と話しながら、人の寿命というものを
考えてみましたが、まとまった答えが出る筈もありませんでした。
明日は 『啓蟄』 虫たちが起きてきます。
1月に実施した一日教室の作品が焼きあがり、保育園まで
届けに行ってきました。園児さんたちが午睡から覚める
3時過ぎにというご希望にそってお届けをし、過日いただ
いたお手紙のお礼に版画の葉書に皆さんのお名前を筆で
一枚一枚書いて渡してきました。
 そして、またもや流れに飲み込まれ、
おやつを頂戴してきました。ちょうど
明日は 『ひな祭り』 おやつのケーキの
上にも菱形の装飾がのっており、カップ型
とはいえ美味しいケーキでした。しかし、
さすがに 『雛あられ』 は食べられず、
持って帰ってきました。いやあ、ケーキを食べたのは
10年ぶりぐらいかなぁ・・・
皆さんに別れを告げて、良い気分で自宅に戻ると、
ポストに保育園から卒園式の招待状が届いていました。
ゆり組の皆さん、残念ながら出席できませんが、
皆さんの健やかなご成長と、保育園のご発展を
かげながらお祈りさせていただきます。
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