陶 房 日 報  とうぼうにっぽう 
陶房かまなりや

2006年04月29日(土)      卓 球

やれ「画が地味だ」とか「見てて飽きる」などといいながら、毎日『世界
卓球選手権・ドイツ大会』を観戦しています。毎日見ていると、だんだん
と選手の個性や各各の卓球のスタイルが解るようになって来るものですし、
点数の数え方やサーブのことなどにも意識が届くようになると観戦の仕方
も付け焼刃ながら専門的になって来るもので、とても楽しく観ています。

 昨日のハンガリー戦はまた特に熱い試合でした。
 特に福原選手とトート選手との第1ゲームは実力の
 拮抗した好勝負でした。11点先取で勝利するゲームが
 ジュース、ジュースでもつれ、終ってみれば20-18で
 惜しくも福原選手が落としました。しかし、見応えの
 ある打ち合いは名勝負と言えるゲームでした。

卓球の面白さは『打ち負かす』爽快さにあるといえましょう。互いに相手の
呼吸を読みながら緩急と回転をつけて正確に返球し、左右に打ち分けなが
ら強打のポイントを取るか、相手が打てなくなるまで返し続けるか・・・
どちらにしても辛抱のいる競技です。さらに、相手が近くにいるので選手
同士は気息や表情が手に取るようにわかるでしょう。中継の解説者が卓球
は『格闘技に近い』と言っていましたが、なるほどと思いました。

さあ、今日は準決勝・香港戦です。これに勝って、決勝で王者『中国』を
打破し、日本に金メダルを持ってきていただきたい!がんばれ!日本チーム。





2006年04月28日(金)      ひがさ

昨年に引き続き、今年も『つゆさき』さんのオリジナル日傘に字を
書かせていただきました。お預かりして数日が経ってしまいましたが、
今日は穏やかな晴天で気分も良く、部屋の掃除をして気息を整え、
谷川賢作さんと土井啓輔さんのコラボCD『Touch to the light』を
聞きながら、気持ちよく筆を運びました。

 書いた字は『花』の象形です。日傘がまるで
 さつきの花のような淡い色であったことと、なぜか
 今日は『くさかんむり』が書きたかったからですが
 なぜ草冠を書きたかったのかは、自分でも分かりま
 せん。たぶん萌える新緑の息吹に満ちた今日の
 陽気のせいでありましょう。

ロクロを挽くことも、書をしたためることも、心の安定は大事です。がしかし
毎日いらいらもせず、穏やかに過ごせるような人生はありえないことですし、
また、そんな悟ったような人生は面白いものとは思えません。日々一喜一憂
しつつ、喜怒哀楽を発露しながら、たまさかの平安を物造りの時間に費やせ
れば、重畳至極と思います。

今日は、そんなラツキーな一日にめぐりあわせて幸せでした。


『つゆさき日傘コレクション』 5/7(日) 11:00〜16:00

於 『START LINE』 渋谷区神宮前3-31-20 






2006年04月26日(水)      たけのこ

あちらこちらから『筍』を頂戴します。
時節柄、旬のタケノコはありがたく、美味い美味いと喜んで頂いています。
奇特な方はアク抜きをして、尚且つ水煮した上でご持参くださり、手間を
省いて美味いものを口にできる喜びにうちふるえつつ、毎日食べています。

個人的には、『たきもの』が好きです。椎茸や海草などとあわせた炊き物
は、見目にも美しく、筍の白い色と合わせる野菜や海草の彩りに、季節の
麗しさがあふれています。次に、やはり『天ぷら』が好ましいと思います。
旬の筍に薄く下味をつけて、薄い衣でサッと揚げた天ぷらは格別です。

ご飯に炊き込んでも、味噌汁に刻みいれても、その風味と歯ごたえは曰く
快感であり、あの硬い孟宗竹から如何にしてこのような滋味あふれる新芽
が出るものかと、不思議に思うほどです。

 今日の夕餉は刻んだ筍を春巻の具にして頂きます。
 中華の料理でもタケノコは重宝に使われています
 が、炒め物の具に刻んだものが入っている美味さ
 はまた喜ばしいもので、中国の文化の深さに感動
 します。かの国には笹・竹を喰らう熊がいることか
 らも竹を食材として利用する知恵が発達しているで
あろうことは想像に難くありません。『シナチク』などはその良い例でしょう。

旬の食材を摂ることは『医食同源』の基本であり、『薬食い』の定理であると
考えます。食うことは視点を変えれば『殺戮』ではありますが、生物が生きる
のは生き物に定められた命題ですし、食うための殺生は正当といえましょう。
今し土から伸びようとする『竹』の『子』を喰らうことは酷いこととは思います
が、隅々まできちんと頂いて供養ということにさせていただきましょう。





2006年04月25日(火)      卓 球

昨晩は疲れと鼻風邪で早々と床に就きましたが、ボーっとしている
わりにあまり眠気が無く、世界卓球選手権ドイツ大会を床の中から見ました。

 いや〜、『卓球』も熱いスポーツですなぁ・・・
 激しい動き、早くそして緻密なラケット捌き、
 知的な駆け引き、運動量も相当なものです。が・・・
 いかんせんテレビで見ていても画が地味で目が飽き
 ると言うか、単調なカメラワークと言うか、どうにも
 飽きてしまいました。人気の福原選手の試合も、
 接戦でありつつも今ひとつ手に汗握れない画面に
 「サー!」の掛け声だけが元気よくこだまするばかり
で、欠伸を噛み殺しながら観てしまいました。ファンの皆様申し訳ありません・・・
原因は一にも二にも私の観戦態度に起因するものと思われますが、テニスも
そうですが、ただただ玉を打ち合うだけのスポーツは、映像としてはやはり
少々弱いのではないでしょうか。ダイナミックさに欠けるというのか・・・

試合結果は、ロシアに日本が快勝し、万事めでたしでした。
まだまだ試合は序盤、がんばれ愛ちゃん!がんばれ日本チーム!

世界選手権と言えば、6月にはいよいよサッカーワールドカップです。
ジーコ率いる日本チームはどこまで世界のレベルに迫れるのでしょうか!
開幕まであと40日あまり、楽しみです。




2006年04月22日(土)      コナラ

新葉の美しい季節になりました。
来週末からは『黄金週間』に突入です。

 『コナラ』の花が満開ですが、地味〜で房状の花
 なので目立ちませんし、葉も一緒に出ているので
 気が付かない方も多いのではないでしょうか。
 杉の植林で山にも雑木林が減りましたが、実の
 生る落葉樹は山を肥やす大事な森林資源であり、
 薪や炭になる、人にとっても有用な材です。

横浜では今、新緑の中、鶯がきれいな声で囀っています。





2006年04月20日(木)      水 難

自宅の陶芸教室の準備を始める前に、ほんの一時間ほどですが、改装仕事
をしています。今日は昨日配管をした上水道の具合を見ようと、仮に蛇口
を付けて、水道の元栓を開けてみました。外にある元栓をグイっと開ける
と、シュウっと圧のかかる手ごたえがありました。『うんっ』とうなづいた
刹那、部屋の中から『ボン!』という破裂音、あわてて元栓を締めて現場へ
行ってみると、なんと!一箇所、塩ビ管の継ぎ手の糊付けを忘れたらしく、
管が外れて水浸しになっていました・・・大失敗です・・・

 意気消沈して水をふき取りましたが、流石に横浜市の
 水道は圧力が高い!すぐに元栓を締めたにも関らず
 相当量の水が出てしまっていました。結局、今日の
 朝はこの不始末のおかげで仕事にならず、お掃除を
 して仕舞となってしまいました。現場はきれいにな
 りましたが、心はヒリヒリと痛みました。

気を取り直して教室を始めましたが、今度は時ならぬ大嵐に教室が雨漏りを
はじめました。最初のうちはポタリポタリだったものが、南風に吹き付けら
れて、みるみる『じゃじゃ漏り』に・・・あわてて外から漏っているところ
を応急修理し、治まりましたが、すっかりびしょ濡れになっちゃいました。
今日は水難の日であったようです・・・

皮肉にも暦の上では今日は『穀雨』、春の不安定な天気もこの日を境に安定
する頃です。なんだかお天道様にオミマイされた気分ですが、過ぎてみれば
面白い一日であったと、春の天気を恨む気はおこりません。




2006年04月19日(水)      絆創膏

厨房営繕工事を始めて半月が経ちました。
床面と腰壁ができあがり、上水の配管もめどが立ちました。いよいよ仕上げ
の段階『化粧』の作業に入ります。化粧仕事は出来不出来が目に見えてしま
う仕事なので、上手に収めたいところです。

工事の勘は取り戻したものの、やはり小さな怪我を毎日繰り返しています。
特に釘を打つ作業は多く、且つ、場所場所でいろいろな種類の釘を使い分け
るので、ちょっとした隙に指を叩いてしまいます。左手の親指と人差し指は
もはや血豆だらけで、絆創膏でグルグルです。

 最近の絆創膏はとても良い品物があって助かり
 ます。私はもっぱらニチバンの『ケアリーブ』を
 使っていますが、伸縮性に富んで粘着力が強く、
 水仕事にもはがれないのでとても助かっています。
 まだまだこの絆創膏にはお世話になることと思い
 ますが、大怪我には重々気をつけたいものです。

職人さん達の間では口々に「怪我をする奴が一番仕事が下手だ」と言われ
ますが、怪我をしないように仕事をするのは容易なことではありません。
大きな現場ほど『ゼロ災害』をスローガンにしていますが、小さな事故や
軽い怪我などは本当に毎日のように出てしまうものです。その予防策とし
て『KY活動』というものが推奨されています。この『KY』は『危険予知』
の略ですが、危険な状況を事前に把握して防ぐことの奨励活動です。
はじめて『KY』と言う言葉を聞いたときには横文字の略称だとばかり思い
『KeepYourSafe』などの略かなぁなどと考えていたものですが、『キケン
ヨチ』と知らされて、ガクッときたものでした。

人の生産活動に危険は付き物ですし、多少の無理押しは日常茶飯なこと
ですが、昔の格言にあるとおり『注意一秒怪我一生』を真摯に反芻しつつ、
ハカが行く仕事ほど危険が隣り合わせであるということを自覚し、怪我の
無い、きれいな仕事を心がけて、完成を目指したいものです。





2006年04月16日(日)      Pasta fresca

素晴らしい本を手に入れました。
手打ちパスタのことがぎっしり詰ったパスタ本です。単なるレシピ集では
なく、著者がイタリアを訪れて各地方で見聞きした、手打ちパスタのことを
あまねく紹介している、言わば『紀行文的製法解説書』です。なにげなく
立ち寄った書店で手に取り、その内容の濃さにビツクリ仰天しました。

 パスタ料理のことを書いた料理本は数あれど、
 パスタそのものを打つことに焦点を絞った指南書は
 なかなか無く、自己研究を続けてきましたが細かな
 疑問が沸沸と湧いて、少々行き詰まりを感じていた
 ところにこの本と出会い、一筋の光明を見出したよ
 うな心地よさです。この本によれば、イタリアでも
 『手打ち生パスタ(パスタ・フレスカ)』は、おもて
 なしの料理であり、家々の味があり、多種にわたる
 味わいがあるとのこと、日本の地方地方に色々な
麺料理があり、おもてなしに手打ちされているのと全く同じです。

家庭料理の代表『ラザーニャ』詰め物パスタの『ラビオーリ』定番パスタ
『タリアテッレ』ちょいと広めの『パッパルデッレ』そして、シエナ地方
特有の手延麺『ピーチ』ギターの弦で切る『キタッラ』などなど・・・
色々なパスタのことを考えているだけでぞくぞくします。

この本を参考にパスタの打ちわけを体得し、時々の人寄せには
あっと驚く麺を打って皆々様の度肝をお抜きいたしましょう。

げに、楽しみです。





2006年04月14日(金)      改 装

今月5日に着手した厨房営繕工事は、仕事の合間にこつこつと進めて
いるため、遅々として捗りませんが、どうにか床の下地が貼りあがりました。

 鈍っていた大工仕事の勘も少しずつ取り戻し、
 カラッカラに乾いていた墨壷も久しぶりに墨と水を
 足して復活しました。貼り上げた床に墨糸を張って
 スミを出すのは良い気分なものです。排水の配管も
 上手いこと収まりがつきました。まだまだ、腰壁の
 だんどりや上水の配管などなど色々と面倒な工事が
ありますが、まずは一段落がついたということで、めでたしめでたしです。

工事をしていると、所々でこの建物を最初に建てた大工さんの几帳面さに
気が付きました。近所の大工さんで面識もあり、聞くところによると、独立
し、棟梁として初めて建てたのがこの家だということらしいです。隅の収ま
りや、柱のカキトリなどにそんな仕事への細やかさが見てとれて、嬉しく思
いました。

築年数は経っていますし、小ぶりな平屋の侘び住まいではありますが、大事
に使うことでそれなりに味わいが深くなるものだなあとしみじみ思います。
お爺さんの代から私で三代、直しながら使うことで、また違った味わいが
付けば、さらに愛着が増すことでしょう。





2006年04月11日(火)      酒燗計

戸塚の『テンポハンズ』へ、中古の流し台を見に行きました。
サイトで見る以上に在庫は多く、中古品から新品まで、まずまずきれいな
状態のものが並んでいました。1階は流し台や業務用厨房機器、二階は食器
や調理器具というフロア配置になっていました。値段は、中古品はまあまあ
引いているようですが、全体的には、リサイクル業界も強気の展開をする
時代になったなぁという印象でした。

 2階の道具コーナーで、酒燗計を見つけて買って
 きました。その名も『おかんメーター』なんのこと
 はない、お燗専用温度計です。陽気も暖かになって
 お燗酒を呑む機会も寒の時季ほどではなくなりまし
 たが、やはりお燗が呑みたい日があります。細やか
 なお燗で楽しむにはこれが役に立つことでしょう。

町には燕も飛ぶようになりました。巷には初鰹も出回り、これからは筍など
の季節の肴も美味しくなる季節です。菜種梅雨の寒の戻りにはお燗で一杯
やろうじゃありませんか。





2006年04月10日(月)      かやき

昨晩、憧れの『せんべい汁』を賞味しました。美味かったです!
『せんべい汁』は、岩手・青森あたりで長く愛されている郷土料理で、
けんちん汁に南部せんべいを割り込んで煮詰める、いわば『すいとん』の
乾物版といったものです。お菓子としての南部せんべいはゴマなどが入っ
ていますが、お汁用のものはゴマなどの入っていないプレーンタイプです。

割り込んですぐは硬いので、ほどほどに軟らかくなった所で頂くのですが、
これが何ともいえない歯ごたえで快感です。ほどよくつゆを吸ったせんべ
いは、味がしみておいしく、もちっとした食感がたまりません。

 ふやけ物好きの私は一夜置いた物を今朝がた
 暖め返していただいてみました。これが何と、更に
 至極の美味!思いのほか溶けずに形が残り、箸でも
 つまめるほどでしたし、何よりつゆを吸って膨れた
 せんべいのそのジューシーなお味と、なめらかな舌
 ざわりは、他に類を見ない心地よさでした。

つゆの味付けは醤油が一般的なようですが、これは味噌仕立てでもいけると
思います。麺好きの私などは蕎麦やうどん、また、ラーメン等にもトッピング
して食べてみたいと思いました。春になって、鍋物の季節はそろそろ終わり
ですが、鴨の鍋や、鱈のお鍋などに入れてみたらと思うだけで、唾液の分泌
が止まりません。

今回食べたものは南部せんべいでは有名なブランド『巖手屋』の『かやき』
でした。買っても安価なものですが、作ってみたいなとも思う煎餅です。

詳しく知りたい方はこちら 八戸せんべい汁研究会 http://www.senbei-jiru.com/




2006年04月09日(日)      のどけからまし

昨日は雷なんぞが轟いて、嫌でしたねぇ・・・

 今日は少々風があるものの、穏やかで
 あたたかな日になり、のどやかな気分です。
 去年、驚くほどたくさん咲いた『ハナニラ』も、
 今年はほどよく庭に点在して咲きました。まあ、
 あまり多いのも野暮なもので、あちこちにパラリ
 パラリ位が頃合というものでしょう。


       ハナニラにてんとう虫のよじのぼり





2006年04月08日(土)      たらぼ

 今年も『たらの芽』がたくさん採れました。
 山菜の楽しさを教えていただいた茨城県岩間町で
 はタラの木を『たらぼ』と言います。地方によって、
 『たらっぽ』『たらんぼ』『とげうど』などと呼ばれて
 いますが、どの地方でも一番美味しい食べ方は
 『天ぷら』であるといわれています。

最近は栽培されたものが多く出回っていますので、スーパーなどでも手軽に
買えますが、栽培のものは少々細く、加えて葉が開いたものが多いので、今
一つ天然物の旨味がありません。太くなった木の芽は棘が無く、岩間町では
『もちたらぼ』と言われて珍重されていました。

明日は、沖縄に転勤された生徒さんが尋ねてくださるということなので、
このたらぼで天ぷらをしておもてなしをと思います。ちと、楽しみです。





2006年04月06日(木)      1100W

改装現場清掃用に強力集塵機を買いました。
建築現場などで使う業務用機はたいそう高いので、ホームセンターで
広告に出ていたマイナーなメーカーの安物ですが、まあまあ使えます。

 仕組みは簡単で、胴体のステンレス部分の内側に
 バケツ型の大きなフィルターがすっぽり入っていて
 その上からかぶさるようにブロアモーターが収まって
 強烈に吸い取るというものです。ゴミは缶に溜まり、
 上部の排気口からものすごい勢いで空気が出ます。
 こちらにホースをつなげばブロアーとしても使えます。
1100Wというパワーはたいした物ですが、それだけに音も大きいです。
試しに工房の床の細かい土ぼこりを吸ってみましたが、あまり細かい
粒子だと、フィルターの目詰まりが早くて、吸引力が落ちるようです。
幸い、フィルターは水洗いできるので、マメにフィルター掃除をして
やれば、工房のお掃除にも一役かってくれることでしょう。

どれほどの年数壊れずに使えるか分かりませんが、一見、映画スター
ウォーズのR2-D2ロボットみたいで愛敬がありますし、プラスチック
部品以外は頑丈にできているので、今回の改装が終わるぐらいまでは
もつのではなかろうかと思います。大事に使って、少しでも耐用年数
を延ばし、安物でも元をとる仕事を心がけましょう。






2006年04月05日(水)      改装はじめ

店舗改装への第一歩、厨房床の張替えに着手しました。

 合板製のフロア材はそうとうにフケていて、剥がす
 ことはいたって容易でした。築年数に応じた老朽を
 感じました。が、下地の垂木は案外に腐っておらず、
 これはそのまま使ってしまおうと思います。計画で
 は、この根太の上に厚手の合板を貼り込んで、その
 上にクッションフロアを糊貼りします。
 簡易的ではありますが、相応の防水をしてあれば
 保健所の審査は通るということなので、あまり予算
 をかけずに頑丈に作ろうと思います。問題は流しの
 上下水の配管ですが、最近はホームセンターで色々
 と売っているので、それで工夫をしようと思います。
 20代の修行時代、大工のアルバイトをしていて、
こういう小さな営繕の仕事を随分やりました。今になってその経験が生きて
くるとは思いも寄りませんでしたが、人生何ごとも無駄にはならないものだ
なあと感慨深く思います・・・しかしながら、久しぶりの現場仕事はからだに
堪えます・・・垂木の上での足運びはおぼつかないし、バールで血豆は作る
し、電気のマルノコはおっかないし・・・

勘を取り戻すのに暫く時間がかかりそうです。いい年をしてはりきって
大きな怪我をしないように重々気をつけなければと思います。





2006年04月03日(月)      満 開

新年度がスタートしました。
陶房かまなりやは今年度から『敷地内完全禁煙』を実施します。

 今年は冬が寒かったせいか、花がいっぺんに咲い
 ています。桜、桃、ボケ、ハナニラ、そして辛夷も
 少ないながらまだ花が残っています。まるで北国の
 春のようです・・・

 春の選抜高校野球も準決勝が終わり、横浜高校
が決勝戦に進出しました。深い縁は無いにしろ、同県の学校が勝ち進む
のは気分のいいものです。決勝戦も良い試合を期待したいです。

5月の下旬には、芋の市の店舗展開『芋乃市場』を新装開店予定。
名称はまだ仮決めですが、厨房・展示スペースを改装し、より居心地の
良い空間を創造して参ります。

春からのかまなりやは、新たな展開にわくわくがいっぱいです。




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