月に舞う桜

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2015年04月30日(木) 【4/29】Toshl DINE&CONCERT 2015〜コンサート編��

ディナー編はこちら

≪コンサート セットリスト≫
CRYSTAL ROCK Chapter1
星空のネプチューン
New York State Of Mind(ビリー・ジョエルのカバー)
My Heart Will Go On(映画『タイタニック』主題歌、セリーヌ・ディオンのカバー)
枯葉(原題:Autumn Leaves)
Tears
小瀧くんピアノ
made in HEAVEN
群青の夕紅れ
ここにいきる
未来をEYEしてる
===アンコール===
ENDLESS RAIN
雨音


本気モードのToshlの歌をディナータイムで4曲も聴いてしまい、すでにかなり大満足で、半ば放心状態のままコンサートの開始を待つ。
同じテーブルの女性が、「(Toshlに対して)どんな言葉でも足りない。気持ちを伝えきれない」というようなことを言っていて、本当にその通りだと思った。
「愛してる」とか「ありがとう」とか、何を叫んだとしてももどかしいだけで……どうしよう。

コンサートが始まると、ディナータイムでToshlが歌ったときのような「やや落とした照明」ではなく、客席は完全な暗転になった。そして、様々な方向・角度からステージやToshlを照らす、コンサート仕様の照明。
ディナータイムの4曲でお腹いっぱいになっている場合じゃない。いよいよここからが本番だ。
ステージ後方には、巨大な髑髏が浮かんでいた。
サポートメンバーとToshlが位置に着いて、CRYSTAL ROCKが始まる。
サポートは、弦楽器隊(バイオリン、チェロ、コントラバス)とドラムとキーボード、それからToshlのソロコンサートでおなじみの小瀧くんこと、ピアニストの小瀧俊治。
小瀧くんはしばし待機で、Toshlが自分でピアノを弾き、歌っていた。
しばらく歌うと、椅子から立ち上がり、鍵盤をガンガン叩く。

これまであまり見たことのない姿に少々面食らいながら、YOSHIKIみたいだなぁ、と思っていた。

そうしたら、今度は椅子を派手に蹴り倒した。
ドン、と大きな音を立てて倒れる椅子。

えっ、何か……YOSHIKIでも憑依したんか。
1曲目から度肝を抜かれる。

えっと、うん、いや、いいんだけどさ。
でもごめん、そういうのは、YOSHIKIに任せといたらいいと思うよ。普通に歌ったらいいと思うの、うん。

ピアノを小瀧くんに代わり、ステージの前の方に出てきてスタンドマイクで歌うToshl。
このとき、初めてToshlの全身の装いを見ることができた。シャツもジャケットもパンツも、黒。お腹の右側には髑髏が輝いていた。ディナータイムは、白いシャツに緑系のスカーフで、少しラフな印象だったけれど、コンサートだとやっぱりビシッと決めてくる。
全身黒尽くめだと、体が締まって見えてカッコいい。

スタンドマイクで力強く歌って、曲がバラード調に代わると、またピアノへ。小瀧くんも、ピアノ弾いたり待機させられたり、目まぐるしいなあ。
歌う姿を真正面から見たいから、できればずっとステージの前の方で歌っていて欲しいものだけど、Toshlが自分で奏でるピアノで歌い上げるのを聴くのも、いい。

2曲目の星空のネプチューンは、小瀧くんが再びピアノを弾き、Toshlはスタンドマイクで。
ときおり両腕を広げて歌う姿、やさしいけれど力強さと深みがあって、ずっと高いキーでも安定感のある声。宇宙に瞬く無数の星の光に包まれるような、壮大な世界が広がっていた。

曲のあと、MC。

Toshl「こんばんは。まあ、さっき食事のときに会ってるから、初めてでもないんだけど。今日は、Toshl DINE&CONCERTに、ようこそいらっしゃいました。今日は、昼の部と夜の部、2回に渡ってお送りしてきました……きました、じゃない、これからやるんだった」

真顔でボケるから、面白すぎる。

Toshl「昼の部でも、暖かく盛り上がって、楽しい時間を過ごしました。今日はみんなにプレゼントを……としくん、おいてた?」
客席「ありがとう」
Toshl「そうそう。物をもらったら、ちゃんとお礼言うんだよ」
客席「ありがとう!」(←さっきより大きな声で)
Toshl「いいんだよ、いいんだよ。ペンギンのとしくん、冷蔵庫で大活躍してくれると思います。僕、電気代が30円安くなりました」

えーと、Toshlの声聞きたさに何度も冷蔵庫開けちゃうから、全然エコじゃないっていう……(笑)。

Toshl「いろいろ言葉を発しますから、いつも僕を身近に、冷蔵庫を開けるたびにToshlに話しかけられちゃうっていう……」

きゃーっ! 想像しただけで、にやけちゃう!

続いて、New York State Of Mindの曲紹介。ビリー・ジョエル、好きらしい。
スタッフが持ってきた少し背の高い椅子にお尻を預けて、歌う。伸ばした片脚は床につき、もう一方の脚は膝を軽く曲げて、雰囲気たっぷり。
小瀧くんのピアノに乗せて歌う姿は、XJAPANのときとは違う、ソロ曲のときとも違う、大人のムードを漂わせたヴォーカリストだった。
全体的に、余裕のある歌い方だなと思った。上下に揺らぐメロディも、少し崩した歌い方も、安心して聴いていられる。
聴いていて、変に力が入るわけじゃない。自分の中のエネルギーの塊が放出されるわけでもない。ただその声に身を委ねていられるから、本当に純粋に心地良かった。
全然知らない、初めて聴く曲にこんなに引き込まれるなんて、Toshlって歌がうまいんだな、と、今さら過ぎることをアホみたいに考えていた。

カバーアルバム出せばいいのに。

Toshl「次は、映画の曲です。ほとんどの人が観たことあるのかな。こういうやつです」

そう言って、腕を大きく広げてみせる。
おお、タイタニック!
「誰かやってほしい人いる?」と言いながら、後ろからハグするしぐさ。これには当然、女性客の多くが手を挙げた(もちろん私も!)。

Toshl「やらないです!」

えー!……まあ、やられたら気絶しちゃうからな(汗)。

映画『タイタニック』の主題歌My Heart Will Go Onは、この日、文句なく私が一番感動した曲だ。
ToshlくんにもYOSHIKIにも申し訳ないけど、Xの曲よりソロの曲より、何よりこの曲が良かった。
それまでもずっと感激しっぱなしだったけれど、この曲は、何と言うか、何も考える暇なく自然に涙が溢れてきて、「あぁ、人間って、歌にこんなに心震えるものなんだなぁ」と驚いてしまった。
単に歌がうまいんじゃなく、たぶん、表現力によるところが大きいんだろう。
出だしの静かな歌声も、曲が盛り上がるにつれて力強く、けれど切なげにも響く声も、全部全部、ひとかけらも零れ落ちないように受け止めていたかった。
こういうとき、私が感じたことを表現するのに適切な言葉が全然見つからない。こんなんで、よく「小説書きたい」とか「エセ物書き」とか言えるなあ。本当に恥ずかしい。それくらい、言葉が見つからない。

涙がどんどん出てくるけど、バッグからハンカチを出す手間すら惜しくて、微動だにできずに聴いていた。

生きていてよかった。
Toshlも、私も、ここにいる人たちみんな、生きていて本当に良かった。
Toshlと私たちが大海原に漕ぎ出て、どこまでも前へ前へ進んでいく。そんなイメージだった。豪華客船じゃないかもしれない。それでもいいや。船にはきっと、これまで起こったいろんな辛いこともすべて積んでいる。全部引き受けて、それでも今なら前を向いて、顔をあげて進んでいけるでしょう?

生きていてくれて、ありがとう。

New York State Of Mindと言い、My Heart Will Go Onと言い、Toshlは自分に合う曲を選ぶのがうまくなったな。
本当、カバーアルバム出したらいいのに。

そのあと、この日買ったDVDボックスセットの話になった。DVDボックスには、おまけとしてToshlの切手とレターセットが付いている。

Toshl「この前、郵便局に行ったら……いや、行くんですよ、郵便局。そこでいろんな切手やレターセットがあって、お相撲さんとか富士さんとか。お相撲さんときて、富士山ときたら、Toshlだろう、と。それで窓口に『あれ、作りたいんですけど』って聞いたら、『ちょっと分からないですねぇ』って言われて。で、自分でいろいろ調べて、郵便局に電話して、作りました。使ってください」
客席「えー、使えない」
Toshl「いや、使うんだよ。82円だから。それが10枚も入ってるから。820円ですよ。お得です」

いやいや、そういう問題じゃなくて! もったいなさすぎて使えないから!
Toshlの切手貼ってファンレター送ったら、怒られるんだろうなー。

Toshl「切手って、みんな肖像画みたいなのが多くて、僕も肖像画みたいな写真を選んでみました」
客席「かわいい!」
Toshl「いや、かわいいとかじゃなくて。肖像画みたいなんだから。まるで銅像になったような……それで、その中にCDも付いてるんですけれども、何度かカバーの曲をやらせてもらって、そしたらカバーのCD出して下さいとか、たくさんお問合せ頂くようになったんですよ。それじゃあ、試しに一度録音してみようかなと思って。カバーの曲が入っています。その中の1曲を歌ってみたいと思います。日本語のタイトルは枯葉といって、新緑の季節には全然合わないんですが、この曲、好きな曲なんです」

私の父は、趣味でサックスをやっている(と言っても、下手の横好きである)。それで、たまにジャズのCDを聴いているのだけれど、その中に確か枯葉も入っていて、私も耳なじみのある曲だ。

小瀧くんのゆったりしたピアノで、ゆったり歌う。ときに、ささやくように。
何なんだ、この、今までにない大人ムード!
雰囲気醸し出し過ぎだから! 惚れちまうだろ!

って言うか、もうホント、カバーアルバム出したらいいよ(←しつこい)。
ついでに、ジャズライブもやったらいいよ。

Toshl「寝た人? 俺はいま寝そうになりましたけど」

うん、正直言うと、うっとりしつつも若干眠くなったことは否めないな。

Toshl「なんかいいですね、たまにはこういうジャジーなのも」

だから、ジャズライブをね……

そして、「今日は、いろいろ発表があるんです」ということで、まずは新しいお知らせが3つも!

発表第1弾:Toshlのオフィシャルファンクラブが開設!
→以前もやっていたけど、いろいろあってできなくなっていたので、新しいシステムで…とのこと。「5月13日からって書いてあります」って言うけど、どこに書いてるんだ! キミはいったい何を読んでいるんだ!?

発表第2弾:ニコニコ生放送でToshlチャンネルができる!
→3月末のニコ生のあと、問合せが多かったらしい。「Toshl、喋りうまい!…みたいな。あんまり言われたことないんですけど」ってToshlは言ったけど、そんなことないよ。昔からトーク面白いもん。って言うかね、マジな話、やっぱりあなたはもう少し自己評価上げないとダメよ。歌も喋りも絶品だからね? いやー、それにしてもToshlチャンネルは楽しみすぎる!

発表第3弾:7/20に赤坂BLITZでライブ決定!
→タイトルは「魔夏の夜」だそうな。決して私の変換ミスではありません。「マナツのマは、悪魔の魔」と言っていた。「Toshlロック祭り」とのことで。また、若いピチピチしたメンバーが集まるそうです。

最初の2つまで発表したところで、「いま言うのはここまででいいの? 面倒だから、ついでに言っちゃう? 次のライブが決まったこと」って、ステージ袖のスタッフに確認してるのがかわいかった。

Toshl「次はXJAPANさんの曲を。最近、よくXJAPANさんって言われるんです。さん付けで。いつの間にか、どこ行っても自分たちが一番年齢が上になってしまって。昔はペーペーだったのに。この曲は、XJAPANの曲の中でも一番好きな曲と言ってもいいかもしれません。みんなも一緒に歌っていただければと思います。Tears」

やっぱりTearsはいい。歌っているToshlくんも楽しそうだ。好きな歌を歌うのは、楽しいよね。楽しいのが一番だよ。
サビの「with love」のところで客席にマイクを向けてくれて、みんなで歌う。歌う私たちを見て、ニコニコしてくれた。それを見た私たちも、嬉しくなる。

Toshl「いやー、みんなの歌声が美しくて、途中間違えちゃいました」

うん、サビの繰り返しが一回多いところがあったよね。それでもちっとも慌てずに続けられるところが、「どこに行っても年齢が上」の余裕でしょうか。

Toshl「じゃあ、僕はちょっと疲れちゃったので、休憩しますので、その間に、僕の新しい恋人、小瀧俊治くんっていうんですけど」

えー、YOSHIKIはどうなったんだ!

Toshl「小瀧くんのピアノを聴いてもらいたいと思います」

そこまで言うと、Toshlは袖に下がった。
小瀧くんがピアノを弾いてくれたのだけど、それが「軍隊ポロネーズ」だったか「英雄ポロネーズ」だったか……いまYou Tubeで聴いてみても、いまいちはっきり思い出せない。どっちかって言うと、「英雄ポロネーズ」だった気がする。小瀧くん、ごめんなさい。でも、当日はちゃんと聴いていたよ。


コンサート編�△愨海�


2015年04月29日(水) Toshl DINE&CONCERT 2015〜ディナー編

ホテル ニューオータニで行われた「Toshl DINE&CONCERT 2015」夜の部に行ってきた。
まず、DVD BOX「LIVE CRYSTAL ROCK」を買って、購入の証であるポストカードをもらう。コンサート後に、Toshlから直接DVDを渡してもらえる&握手もしてもらえる。
で、しばらく待ったのちに、会場である宴会場へ入れたわけだけど、10人掛けの丸テーブルが40個並んでいる中で、私の席は何と最前列の真ん中! つまり、ステージにいちばん近い! 席に着いた時点で、すでにテンションMAX。
テーブルには、Toshlからのプレゼントが置いてあった。

プレゼントその1. 
フリッジーズ「としくん」・・・冷蔵庫に入れておくと、冷蔵庫を開けるたびにToshlがランダムでいろいろ喋ってくれるというもの。




プレゼントその2.
ステンレス製の組み立て式お箸・・・箱にToshlの名前が入っているだけで、お箸自体は特にToshl仕様ということはない。

ディナーの料理には、それぞれXの曲にちなんだ名前が付けられていた。

≪ディナーメニュー≫
前菜:Blue Blood 絡みつく青の幻影
魚料理:Kurenai 紅に染まる吐息
肉料理:Rose of Pain 零れ落ちる薔薇の涙
デザート:サイレント ジェラート 霧に秘めた絆

あとは、食事中にパンがもらえたのと、デザート時はコーヒーが付いていた。
Silent Jealousyをもじって「サイレント ジェラート」って名前はどうかと思う……。

前菜は、一口サイズの料理が7,8種類丸く並べられていて、お皿の中央には鮮やかな水色の球体が。その球体をナイフで割ると、中からやはり鮮やかな水色の液体……いや、ソースが出てくる。あの鮮やかな水色は、いったい何で作ったソースだったんだろうか。
前菜が運ばれてくると、BGMでBLUE BLOODが流れた。ハードな曲を聴きながら、上品な前菜を頂く。もう、どんなテンションで食べればいいのか分からない!
BLUE BLOODが何度かリピートしたあと曲が途切れ、照明が少し落とされた。
そして、何とステージにToshlが登場!
いやいや、今はディナータイムだから! コンサートはまだでしょ! 動揺しつつ、ステージの方を向いて、食い入るように見つめる。
実は、前々からToshlが「料理にはXの曲にちなんだ名前がついていて、僕がその曲を歌う。曲を歌う間に食べ終わらないと、お皿下げられちゃうからね」と言っていた。でも、まさか冗談だろう、と。BGMでBLUE BLOODが流れたとき、「ああ、やっぱりね、曲を聴きながらっていうのは、こういうことなのね。本当にToshlが歌うのを聴きながら食べるわけないよね」と思って、油断してしまった。
みんなで口々に「Toshlくーん」と叫ぶ。

Toshl「うん、今ここにはToshlくんしかいないからね」

相変わらず突込みが冴えてるな。

Toshl「おいしかった? 食べ終わった? 食べ終わってない人は食べててもいいよ」
客席「やさしいー!!」
Toshl「やさしさを装っておかないとね」

Toshlのお言葉に甘えて、遠慮がちにナイフとフォークを動かす音が聞こえた。

Toshl「うるせーな。人が歌おうとしてるのに、食べながら聴こうなんて失礼だよね」

どないせぇっちゅうねん!
Toshlくんの塩対応(こういうの、塩対応って言わないのかな?)には、いつも萌える。
「アコースティックでBLUE BLOODやるのもあれだけど……」と言って、曲が始まった。
最近よく使っている緑のアコギで弾き語り。アコギで聴くBLUE BLOODも、なかなか味があって良いもんだ。YOSHIKIの旋律はどこか哀しさが漂うから、元は激しい曲でも、アコースティックなアレンジが合うんだよね。
相変わらず体ごと包み込むような歌声が天から降ってきて、心の奥底にやさしく突き刺さる。力強いけれど繊細で、深い歌声。
1曲目から本気モードだ。まだディナータイムなのに、コンサートじゃないのに、すごいなあ。今日はかなり期待できそうだ。
歌の入りをとちって、「間違えた」ってつぶやいていたのはご愛嬌。そんなところもかわいいぜ、まったく。

歌い終わると、「それじゃあ、次の料理をどうぞ」と言って、すたすた去っていくToshlくん。
思いがけずToshlが現れて歌ってくれたことへの動揺と興奮と感動が冷めやらず、半ば放心状態のところへ2皿目が運ばれてきた。
魚料理は、白身魚のポワレにトマトソースがかかったものだった。
「曲がリピートされる中で料理を食べる→Toshlが出てきて歌う→皿を下げられる」という流れは分かったので、いつ登場するやらとドキドキしながら、急ぎ目に料理を口へ運ぶ。BGMで紅が流れているけれど、もうそんなの聴いてる場合じゃない。
非常に気持ちが慌ただしいうえに、またすぐにToshlに逢えると思うとドキドキしっぱなしで落ち着かない。おかげで、料理の味をあまり覚えておりません。シェフの方、ごめんなさい。

紅を歌うべく、Toshlが再び登場。私たちも慌ただしいが、出たり入ったりなToshlも慌ただしいと思う。
いつものライブでは、出だしの英語詞を歌い終えたところでToshlが「紅だぁーーーー!!!」と叫ぶ。でも、今日はアコースティックだから当然シャウトは、なし。
と思ったら……

Toshl「誰か、紅だぁー!って言わないの?」

そんなふうに促すものだから、男性客の一人が「紅だぁー!」と叫んで、何人かが続けて遠慮がちに叫んだ。
そしたら、

Toshl「しーっ! 静かに!」

だから、どないせぇっちゅうねん!
ライブのときみたいに、サビを歌わされる。目の前でToshlが歌ってるわ、自分も歌えるわで、楽しい! でも、胃に料理が溜まりつつある中で歌うのは、大変だよ。

3皿目の肉料理は、牛ステーキに食用の薔薇の花びらが散りばめられていた。
牛ステーキを食べている途中に、またまたToshl登場。あぁ、あと一切れ!
私の席はステージに背を向ける場所だったから、Toshlが出てくるたびに車椅子ごとステージの方に向きを変えなきゃならなくて、心の中で「忙しいなあ、もう」と呟いていた。でも、本当はそんなの全然かまわない。Toshlが出てきたら、顔はにやけっぱなし。そっちが、本心。
次に歌う曲について、「これ、歌える?」と訊く。いやいや、ROSE OF PAINだからね、紅みたいにはできないよ!
弾き語りのROSE OF PAINが、これまた素晴らしい。ギターの音とToshlの歌声が、ぐわぁーっと響き渡る。ほんと、あの声はあの体のいったいどこから溢れ出してるんだろうか。
曲が速くなるところでは、手拍子を求められた。

Toshl「ROSE OF PAINなんて、ちゃんと歌うの何十年ぶりだ」

ん? いつだったか、復活後のライブで聴いた気がするけど……。
(日記をさかのぼってみたら、2009年5月の東京ドームライブでやっていた。それから、2010年7月のファンミーティングでも、フルバージョンじゃないけどYOSHIKIのピアノ伴奏つきで歌っている。2009年と言えば、まだ暗黒時代だったから、なかったことになっているのか、それとも本当に記憶がすっ飛んでいるのか……)

ディナー最後は、デザート、その名も「サイレント ジェラート」。
ラズベリーシャーベットの周りに、ストロベリーとラズベリーがいくつか添えられている。小さい容器からはドライアイスの煙がもくもく。そして、お皿には薄茶色で大きくXのロゴが。そのロゴは、スプーンでちょっと擦ったくらいでは剥がれない。チョコかカラメルか何かを焼き付けてある感じ?
シャーベットは、急いで食べると頭が痛くなる。でも、Toshlがいつ出てくるか分からないので、できれば急いで食べたい。でも、ちゃんと味わいたい。
時間が押しているのか、だんだんToshlが出てくるまでの時間=料理を食べていられる時間が短くなっていた気がする。
まだ食べ終わっていない人も多くて、そこかしこから食器の音が聞こえてくる。Toshlは「食べてていいんだよ」と言いつつも、食器の音が増えると

Toshl「カチャカチャカチャカチャうるせーな。……あ、気にしないで食べてください。ほんと、カチャカチャ、もう……」

と、苦笑する。

Toshl「煙出てた? あれ、一応スポットライトのつもり。僕とYOSHIKIを照らすスポットライト。二人の世界……ふーたりーのためー、せーかいはあるのー♪」

ヤバい。どんだけラブラブなんだ! ツボ過ぎる!

Silent Jealousyは、ライブでおなじみ、出だしをスローに歌い上げる。私の大好きな歌い方。Toshlの真骨頂。
曲の前半が割愛されたショートバージョンだったけれど、それでも十分堪能できた。
ディナータイムだけで、こんなに満足できるとは思わなかった。コンサートが楽しみだ!


「コンサート編」へ続く。


桜井弓月 |Twitter|Facebook


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© 2005 Sakurai Yuzuki