髪を切れ'03春

2003年03月31日(月)

髪を切ってきたんですわ。

美容院です。一年ほど前、「いやまず床屋に行くのをやめてはいかがか」と友人に言われ(たんだかどうだかもう記憶にないんだが)、美容院に行ってるわけですが。
いまだ慣れません。

何がか。

というわけで今日はそんなお話。床屋派と美容院派との間に横たわる、絶対的な亀裂を。壁を。明らかにしてみたいと思います。

「髪を洗うときに上向きか下向きか」
「顔そりがあるかないか」

そんな四半世紀も前から繰り広げられている会話は蚊帳の外。
思うんですがね、やはり最大の壁はアレだ。

「今日はどうしますか」

コレよ。この一言に尽きると思うんスよ。

美容師側の言い分はわかります。そりゃどうするかどーかは聞かなきゃならん。つうかそんなん床屋でも聞きますよ。そりゃね。
しかし、問題は、この質問に対する正答ってことで。
全体を少し切る感じでー、とか言うと、

「はあ(苦笑)」

とか言われるのはいかがなもんかと。くそう。(妙に実感がこもる)なんだよじゃあここは全体を3センチほど、耳にはかからない程度、前髪は眉のあたりに、そろえない感じで切ってください、ああ横は刈上げないでいいス、もみ上げはまあ切っても切らなくてもあんまり変わらないんですけどね(一同苦笑)とか言わなきゃならんのですか!
アレか、「おまえは床屋行ってひとこと『こんちはー』とだけ言って席についてる方がお似合いだろ」ってことか!うん俺もそのほうが似合ってる気がするけど!(負け組)

あと、アレね。トーク。

いやねそりゃ俺も来るもの拒まず的人間として、話し掛けてくる人に対しちゃそれなりの誠意をもって返しますし、こちらとしても小粋な(いつも思うんだがこれコイキって変換されないのすごいフラストレーション溜まるんですが。辞書登録しようか)返答のひとつもしようと思うんですが、
ありゃダメですよね。

そりゃ店にもよるんでしょうが、僕が行くところはなんつーか「とりあえず会話してます☆エヘ☆」感あふるる人々で。よくあるでしょう「学生さんですか?」とかね。
「はいそーですー」「今は春休みですか」「そうなんですよ今月いっぱい」「あー大学生って春休み長くていいですよね」「ですよねー。あはは」「あはは」「…」「…」コレで終わりかよみたいな。話の発展はどうしたみたいな。「実は私が大学生の時…」はどうしたと。でっちあげてでもいいから話してよと。「チャンピオンシップロードランナー決勝大会に出場しましてね」とかさ。やだけど。そもそも学生さんですか、と聞かれたこともないけど。どういうことだこんな心底若々しい学生青年をとっ捕まえて。

読書はかどるし、いいんですけどね。美容院はすっかり読書場所。

そんな文句だらけなのになんでそれでも美容院(しかもその店)行くのかと言われれば、そりゃ安いからってのが最上位にランキングするんですけどね。床屋って意外と高いんですよ。床屋一回でこの美容院二回行けます。仕上がりも床屋よりゃいいし。

でもね、それだけ色々と気苦労背負って髪切って、さあ友人に会ってみても、

「へ?髪?切ったの?」

で終わるんですけどね。アッハッハ。(一同苦笑)


メッセージフロム

2003年03月14日(金)

まあ、そこの飲食店アルバイターの皆さん。
とくにベルスター(客席にボタンがあって店員呼ぶやつ)を導入してる店で働いてる皆さん。
今日はとっておきの怪談を持ってきましたよ。

本日金曜。夕食時。
平日に比べ、そりゃあもちろん金曜は混みます。はなきんです。
久しぶりにホール作業(ここんとこ料理配膳とかばっかりで表に出てのお仕事が少なかった)をするワタクシ、がんばるぞと気合を入れましたところ。

ベルスターが壊れましてね。

いや完全に壊れるならいいんです。お客さんも気付きますしね。
この話の怖いところは、そう、

音は鳴るけど、客席番号が表示されない。

コレよ。どうよ。死ぬ思いだったね。彼方を見たね。



というわけで、たびたびバイト話で申し訳ないですが、
今日はそんなお話でございます。
生搾りを友達に勧めつつ、レッツラゴウ。生搾り、発泡酒の中ではトップクラスだと思いますよ。最近出た黒発泡酒「生黒」は、なんていうか名前の時点でアウト。(当方「黒生」ファン)



休憩室に行きますと、なにやら箱が置いてありました。
「姉のバイト先からたくさんもらってきたのでおすそわけですー」
と書かれたその中にはシュークリーム。

「これ食べていいんですかね」
「いいんじゃない?食べちゃえ食べちゃえ」

うまうま、と先輩アルバイターと舌鼓。
そこに店長登場。

「おつかれー、おー何よそのシュークリーム」
「なんかおすそわけだそうですよ」
「何、俺食べていいの?」
「えーと、あとひとつだからいいんじゃないですか」
「よっしゃいただき!」

むんずとシュークリームをつかみながら店長。

「なにげに俺シュークリーム通だからねー」
「へえ、そーなんですか?」
「そ。やっぱねーあのシュークリームはおいしいよ」
「え、どこスか?」
「セブンイレブンのとろりんシュー」




それは通と言っていいのだろうか。


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