生きて行く、私
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2005年07月26日(火) 果てしなく、願う

舞台の上でセリフを忘れた。
喜劇役者のように。

行くことも戻ることも出来ず。
ぶざまに。
ただ、立ち尽くした。

緩やかに流れ続ける時だけが。
私の心を。
やさしく撫で続ける。

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確かなものなど何もないけれど。

私には。

今でなくても。
明日でなくても。
たとえ、10年かかっても。

ひとめ、逢いたい、と。

果てしなく願う人がいます。


2005年07月23日(土) “またね”

“またね”。

結果的には嘘になる、“またね”もある。
さよならのかわりの、“またね”もある。

それでも。
心にポッ、と明かりを灯す。
明日への掛け橋。


2005年07月17日(日) 紡ぐ糸

分岐点、は突然現れるものではなくて。
私たちは、毎日少しずつ。
何かを選んで。
何かを捨てている。

毎日は、同じように見えても違うから。

今日。
たくさん抱きしめあえたことに、微笑みを。
たくさん笑いあえたことに、祈りを。

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永遠、なんて約束はいらない。

ただ紡ぎ続ける、この瞬間が。

ふと、気づけば。
人生という布を。
織り成せば、いい。


2005年07月09日(土) 愛されたがり

きっと、誰かの。

潤んだ瞳に映る自分が好きなのだ。
寂しい心に染み込む自分が好きなのだ。
優しい言葉に愛でられる自分が好きなのだ。

嫌になるほど、愛されたがり。

愛した記憶はみな曖昧で。
忘却の、彼方。

結局。
自分自身しか愛せない。


2005年07月07日(木) 生きて行く、私

息ができぬほど、咽び泣いても。

愛された記憶を胸に。

きっと。
私は、生きて行く。


綾乃 |MAIL