回り道のついでに
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2006年04月30日(日) shortcuts


 何の間違いか分からないけどいつの間にやらこんなことに・・。
この男は何者なんだろう。
 寂しいのかなぁ。

 あたしが悪いのか。
 付け込んだのはあたしか。
 人の空虚な所にあたしは居るのかな。
 空しい関係だね。
 ただ温もりに触れて、
 時間が経って硬くなった何かが
 ほんの少し溶けただけ。
 
 問題なのはこの先。
 どうなるのかなんて分からない。
 どうなりたいかなんてない。
 ただ穏便にゆっくり溶けて消えてくれたらいい。
 
 こいつを嫌いじゃない。でも好き、とかなんか違う。
 体がなかったら始まらなかったでしょ。
 そこには熱しかない。
 それは必ず冷めるもの。
 あの日は過ぎて、もう古い事象。
 でも、それはどこかに繋がってる?
 
 一瞬、触れ合った。
 唇が、
 指が、
 体が、
 熱が。

 酔ってたなんて言い訳にならない。
 だって冴えてたでしょ。
 眠くて瞼は重くても、
 目は覚めてたでしょ?
 二人とも。

 ねぇ、予想してた?
 それとも全く予想外?

 一晩限りなら。
 ずるずる行くようなら、あたしは全て失う。

 今、タカを失いたくはない。
 だから

 セフレでもいい、なんて馬鹿なこと言わないでよ。

 自分にとってはただの逃げ道なの。抜け道。
 本当は回り道だけど。
 近道なんてないから。
 意味がない。

 相手にとってはどうなんだろう。
 何か求められてる?
 何を?
 それが愛じゃないのは分かる。
 だからこうなったんでしょ。
 真実は分からないけど・・・。

 あたしには意味がない。
 恋も愛も、知らないから。
 
 
 


 


2006年04月25日(火) 浮気


 朝。
 見慣れないところで起きる。
 隣はいつもと違う顔。
 あーあ・・・
 やっちまった。

 昨日は仕事の仲間に誘われて飲みに行った。
 仕事明け大宮に移動して、飲んでからボーリングってプラン。
 女の子連れてきて、と言われたけど昨日の今日で平日のど真ん中、来るわけない。男6人に囲まれて紅一点。

 ひとり、飢えてる奴が居る。
 優しさに、温もりに、オンナに飢えている。
 あたしを誘ったのはそいつ。
 知り合って2年。
 遊んだこと何回かある。そいつの元彼女も知ってる。
 一緒に飲んだくれて、歌って、騒ぐ。一晩二人きりでも何にもなかった人。
 過去には。

 可能性がないわけじゃない。
 客観的にはイイオトコだとも思う。
 でも今更何もないと思ってた。
 いや、もしかしたらあたしの想像通りの結末かもしれない。

 どっちが誘った、とか言うつもりはないけど。
 どっち?って聞かれたらあたしかも知れない。
 タクシーの隣に乗り込んだのはあたしで、断らなかったのもあたしだ。
 
 悪女だと言われた。
 そうかも知れない。
 名前を呼ばれた。
 耳元で囁く、初めて聞く声。 
 こいつの手は冷たい。
 容赦なく、開こうとする。
 指が長い。
 タカじゃない。

 罪悪感が、無い訳じゃない。
 でもほんの少し。
 ばれなきゃいい、なんて思ってない。
 でも話さない。
 真実は、誰も知らなくていい。
 
 一人の男に愛のお裾分け。
 あたしはその程度のオンナだ。
 それでも、少し潤ったかな。
 それとも、もっと乾いたかな。


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