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春、待ち遠し


私のガーデニングコーナーには。
二本の桜木がある。
一本はもう五年くらい前に買った山桜系さくらで。
もう一本は、去年の誕生日におさる君が買ってくれた、サクランボのなる桜木。
誕生日は初夏なので、ご対面はぐるりと回った緑の葉っぱたち。



ああ、春が待ち遠しい。
まだ堅い蕾は知らんぷり。
どうしてこんなにさくらが好きなのだろう。
さくらの花を見ていると、どろりとした感情が流れ出して、さらさらの心が戻ってくる。
清浄作用があるみたいだ。
特別な季節がもうすぐそこに。
一ヶ月なんてすぐのこと。
今年のさくらは私に何を語るのだろう。
私はどう答えるのだろう。



待ち遠しい。
たいじできるその日が。






2022年01月29日(土)



だって。おばあちゃんが......


還暦は。
はい、とうに過ぎました。
肉体年齢は70代。
でも心は16歳の私でございます。



道のり200Mのスーパーへ買い物に行くにも。
腰が痛くて、途中三回は休みます。
情けないことです。
先日も、帰り道、最後のお休み処。一本桜の囲いコンクリートにちょこんと座って休んでいると。
前にある広場でサッカーもどきをしているチビッコたち。



シュートを放ったボールがこちらへころころ。
真っ直ぐにこちらへ来るので、どうしていいのやらわからず。
ポンと蹴り返してしまいました。
向こうではボールを蹴ったチビッコが、
わ〜い一点一点と騒いでいたのですが。
ボールを取りに来たチビッコが大きな声で、
入ってない、入ってないとアピールして。




この、おばあちゃんが止めてくれたもん。




と大きな声。
どうやら、一本桜の囲い、コンクリートの壁がゴールになっていたらしい。



この、おばあちゃん......。
胸に突き刺さります。
あー、おばちゃんではなく、おばあちゃん、かあ。
荷物も心なしか重くなり。
よっと声をかけつつ立ち上がると、よろよろと帰路についた私です。



やっぱり子どもは、残酷じゃ〜〜〜〜ぁ。



2022年01月18日(火)




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