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しあわせさん


しあわせさん








そこのパンを。
アタシはそう呼ぶ。
アタシもおさるもともに。
大のパンスキーだから。
その店のパンに出会った時は。
言葉もないほど、美味しさに驚いた。
幸せが突然やってくると、ヒトは言葉をなくすらしい。


パンスキーふたり、美味しいとこ探求しようと。
サイトの口コミ情報。
そしたら住んでいるところ、わりあい近くにとても評判の良い店。
チャリチャリこいで10分ほど。
下町の一角にある、大人ひとりが入れば店一杯になる小さな処。
あまり小さいので。
パンは銘々で取る方式ではなく、指をさして、あれ、これ、と。
そうしたら店主自ら取ってくれる。
どれもこれも突飛な品はなく。
ごくごく普通のパン。
値段も80円から200円ほど。
朝、8:30分から店を開けているので。
朝食にクロワッサンなんて。
ちょいとお洒落ができる。
初めて口にした時は。
何て言うか、パンなんだけど、食べたことのないような味。
うん。
パンなんだけれど。
言葉に表しようのない、味、噛み応え。
落ち込んでいたって、この店の焼きたてパンを頬ばれば、ピュンって飛んでいく。
今朝は。
アタシ、カボチャロールとずんだあんパン。
おさる、えびグラタン、焼きカレー。
美味しいね、美味しいね、と
いれたてのコーヒーとともに。
贅沢してるな−。

2011年10月29日(土)



トシもトシだし……


ずっと。
寝ているばかりの、すもも。







寝てるばかりのすもも







もう高年齢だからなあ。
生まれつき、足が悪くて。
散歩に行けないすもも、は。
家の中。
うろうろするだけ。
最近はそれもせず。
ただじっと寝てることが多い。
アタシ。
いつでも覚悟を決めている。
朝。
寒くて布団からでてこなくて。
お昼近くになってもでてこない日は。
ぐっと息を飲んでから。
すもも、と。
呼びかける。
その呼びかけにもぞもぞと布団が動くとき。
どんなにホッとすることか。


そんなアタシ。
先週、先々週の癌検で。
悪い宣告を受け。
けれどもう治療はしないとこころに決め。
だけれど、すももより先に逝くことはどうしてもできないから。
アタシが先に逝っても。
すももには一緒に住むおさるもいるし。
優しい元相方さまが絶対に。
すももの面度を見るって言ってくれると思うし。
なんの問題もないのだけれど。
すももの。
最後はアタシが見送りたいって。
自分自身で決めているから。
それまでは絶対に。
アタシだって死ねないんだよ。

2011年10月28日(金)



こんな処にも


小さな花







アパートへと続く路。
今まで見過ごしていたのだけれど。
さまざまな、雑草そして、花。
名前も知らないその花に。
少し力をいただく。
こんな処に咲く、意味があるのか?
そんなこと、考えている段階でまだまだ。
意味なんて。
とりようなんだもの。
ついさっきまでは、アタシにとって何の意味もない花。
けれど。
今は違う。
こころをそっと撫でてくれるやさしさを持つ、大切な花。
全ては同じ。
うん。
どんなことも。
こういうことなんだよな。
見なければ、見ようとしなければ。
何もわからない。
少しも進めない。
目を閉じて。
こころに聞いてみる。
アタシには、今、この花の温もりが必要なんだね。

2011年10月25日(火)



もふもふさん


すきま風ビュービューのアパート。
寒さ負けするすもも、に。
ハウス型のもふもふさんをプレゼント。
こういった物。
新しい物には入らないって子も多いって聞く。
すもも、は。
何の考えもなし(?)に。
入ってくれるからありがたい。







もふもふさん







アタシと言えば。
月曜日の癌検で。
手術した方の胸に悪い影。
げっ。
反対の胸ならすぐにでも。
とっちゃって下さい、って申し出るのになあ……。
よりによって同じ方とは。
がっくし。
また、ホルモン治療が始まるのだけれど。
ヤだなあ……。

2011年10月22日(土)



初恋Rainbow


ほぼ。
9ヶ月ぶりに。
9話を更新致しました。
なんてノロマなサイトなんでしょう……
けれどもこの三人は。
いつもアタシのこころにあって。
あーでもない、こーでもないと。
動き回っているのです。


体調の良い日、悪日。
はたまたゲームに没頭している日。
言い訳はどれだけでも挙げられますが。
でもギリギリまで。
悪足搔きをしております。
よろしければお付き合いくださいませ。


ところで今。
毎日チベット運動なるものを行っております。
三週間目に突入です。
朝起きて、顔を洗ってから冷たいお水をごくり。
それからチベット運動をし。
終わったら、コーヒー豆をコリコリと削り。
ひと息つくのが至福の時。


明日は癌の検診日。
三年検診です。
三年生存率60%と言われたアタシ。
果たしてどちらに転ぶのか。
悪い方へ転んでも、不思議と全然怖くないのです。
どうしてでしょうか?
ああ、もう三年も経ってしまったんだなあ……。
しみじみ。
その間、病気以外にいろいろな事があったけれど。
あったからこそ今のアタシがいるワケで。
全てを受け入れられる。
これがホンネです。

2011年10月16日(日)



あの時君は若かった


ザ・スパイダーズの曲だったっけ?
うん。
確かにアタシは。
その時子どもだった。


ヤフーのトップニュースで。
拓郎と小田さんと泉谷しげるが。
復興のためのスーパーバンドを結成するって読んで。
アタシ、拓郎世代より少し下だと思ってたのに。
吉田拓郎、65歳
小田和正、64歳
泉谷しげる、63歳
ってことを知り。
え、みんな同世代なんだ〜って。
びっくり。
ま、デビューの差はあるのだろうけれど。


オフコース。
それはもう。
聴いてました。
バリバリに。
小学生の頃はサイモン&ガーファンクル。
そしてモンキーズ。
中学生の頃はかぐや姫にオフコース。
それから中島みゆき。


あの頃のアタシは。
子どもという勲章の元。
どんなバリケードも突破するパワーを持っていた。
キラキラする想いを抱いていた。
もう戻ることはできないけれど。
あの勢いを取り戻すこともできないけれど。
今は今なりに。
空を見上げることくらいしかできないけれど。
思いだそう。
あの頃を。
若かった頃のアタシを。

2011年10月14日(金)



夢想


雑踏の中に
紛れて溶けてしまいたい

ふと
身の想いにもう
疲れて果てている
だから
逃げと指をさされても
すでに意志は透けて何もなく
笑ってしまいたい気持ちとともに
さらさらと崩れていきたい
逝くは必ずや
花の元にてと決めていた
それももう
遠い時の果て
願わくば
願わくば紅葉の元にでも


窓を叩く雨音を聴きながら
とりとめもなく
夢想する
けれどもきっと
溶け崩れはしない
どれほど惨めな涙を零しても
それでも
歩いて行かなくては
ならば前を向いて
まっすぐに
想いはぎゅっと握りしめ
歩いていく
ため息を飲み込んで

2011年10月13日(木)



かぼちゃ月


いつの間にか醸成月。
うん、日本酒が飲みたくなる季節、あれ?
ずっと。
戦場のバルキュリアに没頭していたので、季節の変わり目も気付かぬまま。
今日は。
ハハの誕生日。
いろいろと事情があって。
もう何年も連絡していなかったのだけれど。
今年は勇気をだして。
なぜかこの頃ハハの夢ばかりを見るものだから。
ホント、思い切って電話をしてみた。
初めは怒っていたハハも、長々と延々と続く小言の仕舞には。
アンタは元気でいるの? ごはんはちゃんと食べてるの? なんて。
いったいいくつのムスメに対しての言葉なのか。
ハハは愛情深く、とても深く、それがアタシには辛すぎた。
なんて我が儘なムスメだろうと、自分を責めたりもしたこと、あったっけ。
だから。
離れて解放されて。
ホッとしたこと、それは本音。
けれどハハに愛を注ぎたいキモチ、それもホント。
癌のこと、知らないから、会いに行けないけれど……。


ま、そんな朝を迎えてそして。
ああ、今月はかぼちゃ月だな、とキモチを切り替えて。
リカ子三人をかぼちゃ色に変えてみた。









リカ子三人組









服をあれこれ着替えさせるのは。
それはそれは楽しい時間。
かぼちゃ。
うん。
明日はかぼちゃを買って、いろいろと工夫して食べてみよう

2011年10月03日(月)




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