読書記録

2016年12月22日(木) 珍妃の井戸           浅田 次郎

 
 ケーブルテレビで『蒼穹の昴』を見た。
そして 『珍妃の井戸』という物語のあることを知って読んだのだが、ミステリーなのか真相は分からないまま読み終えた。

 列強諸国に蹂躙され荒廃した清朝最末期の北京。その混乱のさなか、紫禁城の奥深くでひとりの妃が無残に命を奪われた。皇帝の寵愛を一身に受けた美しい妃は、何故、誰に殺されたのか?
日英独露の高官が犯人探しに乗り出して知った、あまりにも切ない真相というか、起こったことは事実でも誰が珍妃を井戸に投げ込んだのか、それとも義和団事変の最中に妃自らが井戸に飛び込んだのか。

ニューヨークタイムズ特派員
光緒帝に仕えた宦官
直隷総督の袁世凱
珍妃の実姉曳
曳泙忙鼎┐腎甦
廃太子の愛新覚羅溥儁
幽閉された光緒帝

日英独露の高官たちは7人の関係者にその時の状況を訊ねて、実際に珍妃が亡くなった現場の井戸も見た。
だが 珍妃殺害の命を下したと通説とされている西太后には会っていないし、会えるはずもない。
7人の関係者はみんな尤もらしいことを話すが、誰もが疑わしい。
結局、犯人は分からず真相は明かされなかった。


いつも思うのだが、歴史の事実をもとに想像を膨らませて本当に面白い物語を読ませてもらえることに感謝あるのみ。


















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