読書記録

2003年11月08日(土) 廃用身             久坂部 羊


内容
「廃用身」とは、脳梗塞などの麻痺で動かなくなり、しかも回復の見込みのない手足のことをいう医学用語である。医師・漆原糾は、神戸で老人医療にあたっていた。心身ともに不自由な生活を送る老人たちと日々、接する彼は、"より良い介護とは何か"をいつも思い悩みながら、やがて画期的な療法「Aケア」を思いつく。漆原が医学的な効果を信じて老人患者に勧めるそれは、動かなくなった廃用身を切断(Amputation)するものだった。患者たちの同意を得て、つぎつぎに実践する漆原。が、やがてそれをマスコミがかぎつけ、当然、残酷でスキャンダラスな「老人虐待の大事件」と報道する。はたして漆原は悪魔なのか?それとも医療と老人と介護者に福音をもたらす奇跡の使者なのか?人間の誠実と残酷、理性と醜悪、情熱と逸脱を、迫真のリアリティで描き切った超問題作。




重い 重い 重い本に出会った

以前 箒木 蓬生の『安楽病棟』を読んだときにも感じたことだが、こういった本は本当にフィクションというか、物語だろうか・・。
もしかして この本に書かれているようなことは現実に起こったことではないのだろうか・・。そんな気がしてならない・・。



高血圧で高脂血で肥満気味の私が脳梗塞を起こす確立は高い

感想が容易に出てこない





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