茶畑
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2005年12月17日(土) 春に向けて

今朝まで、切られたショックでブルーになったり泣いたりしていたけれど、いつまでも落ち込むのは馬鹿らしい。元々、会社がつまらないつまらないと何度も書いてきて、こちらとしても今度の契約で終了するかもしれないと思っていたのだ。だからちょうど良い。次行くぞ次!

今後もマニュアルの仕事で行くことはもう決めている。

仕事に対する希望としては
 1. 和文マニュアルライターの仕事ができる。
 2. できれば正社員。派遣でもそれなりに仕事を任される環境があること。
 3. メーカーかその系列会社。
   制作会社でもいいけれど残業代が出て欲しい!!
 4. DTPなど、ライティング以外のスキルが身に付く。

今の派遣会社は大手メーカーの子会社で、親会社への派遣が主なのだが、マニュアル制作部門がある事業所は遠い。通勤は無理なのだ(実家からなら下り電車で20分、乗り換え無しで着くのだが…)。ここは時給は安いが、DTPのスキルが身に付き、派遣と言っても将来的にはプロジェクトリーダーも任されるらしい。そしてTC協会の資格を必ず取得することになっていて、補助も出るそうだ。この会社のマニュアルは質が高く、毎年賞を取っている。色々な意味でスキルアップになるのだ。かといって派遣の仕事のためにわざわざ転居するというのも気が進まない。うーん。

年が明ければ派遣も正社員も募集が増える。正社員で良い仕事を探しつつ、別の派遣会社にも登録してみようか。なんだかちょっと楽しみになってきた。つまらない毎日から脱却だ。バンザイ!


ところで昨日、早退して気が滅入っていたので何故か過去の日記を全て再登録した。ログの保存に失敗して、2001年の5月と6月の分がなくなってしまったのだが。途中かなり書いていない時期もあるが、なんだかんだともう5年も続けている。ちょっと感慨深い。


2005年12月16日(金) 厳冬

年内は淡々と、寒さに耐えながら…と思っていたのに、どうやら今年は最後まで激動の年らしい。

今日、派遣会社の営業さんから、今の契約期間で終了となる旨を告げられた。昨日電話があり、なんとなくあまり良い知らせではないような感じで「お話があります」と言われた。ひょっとして正社員の話なのだろうかと期待もしたが、やはり悪い方の予感が当たってしまった。

理由は「人事の計画により、新しい人が入社することになった」とのこと。私には何の問題もないと言っているらしいが、そんなものは建前にしか聞こえない。

以前、面接をしたと部長が話しているのが聞こえてきたので、何となく怪しいとは思っていた。が、この12月からの契約も更新されたので急な話ではないのだろうかと思っていた。

つまらないしスキルアップにもならないので辞めようかと思っていた矢先で、ちょうど良いと言えば良いのだが、契約更新になってすぐ、満了までまだ2ヶ月半もあるというのに終了の話をされたのは思っていたよりずっと堪えた。社員を新たに採用するから辞めてくれというのは、お前じゃ役に立たないと言われているようなものだ。折悪しく今日は忘年会だったのだが、とても出る気になれず、仕事も手につかないので午後から早退して帰ってきた。

部長と折り合いが悪いのはもう半年以上前から。恐らく私が最低限の会話しかせずに黙々と仕事をしていたのが「愛想がない、可愛げがない」と思われたのだろう。派遣社員が無駄口を叩かずに仕事をして何が悪いのか。話す必要がないから話さないんだよ。いつも大声で勤務時間中に雑談しているあんたの方が余程迷惑だ。以前の日記にも書いたが、「エアコンを入れると寒いと言われる」だの何だのとくだらない言いがかり(寒いと言ったのは前任者であって、私は一度も言ったことがない)をつけられ、その後しばらくは聞こえよがしに仕事とは全く関係ない嫌みを言われた。最近はなくなっていたけれど、そういうことがあってからはこちらも部長が嫌になっていたので、そういう空気は伝わっていたに違いないのだ。

私がマニュアル制作についてどのような意識を持っていて、どのくらい貢献しているかは、その方面に疎い部長には伝わっていないだろう。それに、社員であっても女性はアシスタントという考えが根強い、古い体質の会社なので、女ではあまり期待されなくなってしまうのだ。だから会社には未練はない。チームの人たちはみんないい人なので、それはちょっと残念だけれど。でも、みんな部長が私の悪口を言っているときに庇ってくれたりはしなかったのだろう。作り笑顔で調子を合わせていたのだろう。ふん。

ただ、6月以降、仕事に打ち込めない精神状態が続いていた。モチベーションが下がっているのは恐らく周りの人たちにも伝わっていただろう。だから仕方がないのかもしれない。

しかし、言いたいことがあれば面と向かって言えばいいのだ。私で気まずいのなら、派遣会社の担当にでも。「問題ない」を繰り返しておいて、突然終了されるのは本当にショックだ。

ともかくこれで強制的に仕事の環境が変わることになった。もっと仕事に打ち込んで余計なことを考えないようにしたいと思っていたのだから、ちょうどいいと思うことにする。

派遣社員というのはやっぱり嫌だ。一方的に「こんどの契約で終わりです」とされても何も言えないのだから。そういうこともありうるのはわかっていたことだが、「お前はもう要らない」という扱いを受けるのは非常に辛い。ちきしょう。正社員に戻ってやる。絶対に。

もう少し元気になったら、真剣に仕事探しを始めよう。


2005年12月12日(月) 耐寒

今年の冬は本当に寒い。辛くて長い冬だ。

相変わらず会社では最低限の会話しかしない。落ち込んでいるせいもあり、顔を知っている程度の人と笑顔を作って話すのは消耗する。そんな風に考えているから、ますます近寄りがたい人と思われているだろう。人見知りが強いのは百も承知だけれど、それにしても話しやすい環境とそうでない環境というのはある。廊下やロッカーなどで会う以外に接点がない人たちと親しくなるのは難しいのだ。

会社がそんな風で、プライベートのつながりも少なくなった。寒い季節に寂しいというのは辛い。

それでも時間の力は偉大だ。彼に対する気持ちはまだ強いけれど、胸が締め付けられるような苦しさはなくなってきた。と同時にやってきたのが山の会を失った空虚感や寂しさ。しばらくは寂しい寂しいと思っていたけれど、今でも思っているけれど、その気持ちにすら慣れつつある。山の会の一員だったという実感が徐々に薄くなっているのだ。

少し前までは、恋心を早く落ち着かせたい、山の会がない空虚感を仕事で埋めたい、だから仕事をなんとかしなければ、それとも山以外に何か始めてみようかなどと切羽詰まって考えていた。今でももちろん考えてはいるが、とりあえず年内は淡々と過ごそうと思うようになった。新しいことを考えるのは年が明けてからでいい。焦っても仕方がないのだから。

こんな風に思うようになったのは、時間が経ったせいでもあり、あれこれ考えるのに疲れてしまったせいでもあるのだろう。

素で話せる場が少ないので、家で旦那にべたべた甘えている。旦那とは相変わらずうまくいっているのでかなり救われている。気がふさいでいたり疲れていたりして家事がおろそかになっても決して怒られない。無理しなくていいよと言ってくれたり、手伝ってくれたりする。本当に優しい、いい人なのだ。

性格面も家族構成などの条件面も、結婚相手としてあんなに良い人は滅多にいない。このことは恋で頭が沸騰しているときも忘れたことがなかった。だからこそ恋した彼と距離を取ることにしたのだ。家庭を壊す気なんてさらさらないから。もちろん彼の方にもそんなつもりは毛頭なかっただろうが。

まだまだ苦しかったり切なかったり寂しかったりするけれど、それでも心は少しずつ落ち着きを取り戻しつつある。山の会を思い切って休会したことはやっぱり正解だったのだと思う。

今はじっと寒さに耐えて、春がくるのを待つしかない。


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