綿霧岩
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2012年02月18日(土) メモ

こどもが近くにいると、自分が同じくらいの歳だった頃、周りのものがどんなふうに見えていたかをはっと思い出すことがある。
アスファルトの道や、白線やブロックみたいなやつや、よその家の壁や鉢植えやらが、今よりずっと至近距離で、自分と等しい実在感をもって見えたこと。


2012年02月17日(金) 過去

私はあまり過去を大切にする性格ではなくて、そのときそのときに大事に使っていたものや記念になるであろう物など、必要でなくなったらどんどん手放しがちであるのだが、ふと、暇になって立ち止まったとき、そんなときによく感じる心許なさを、過去の記録というのは本当に暖かく受け止めてくれるものであり、明日の一歩へと押し出してくれるものである。
自分は今ここに突然生まれたわけではなく、36年の時間を経てきたのだと、自分ではないものが証明してくれる心強さ。
時間は、物であれ人であれ、存在に刻まれる。


カタギリミワコ |MAIL