綿霧岩 DiaryINDEX|past|will
夜、電車に乗ってて、すぐ隣の線路で別の電車が同じ方向に走ってるとき、向かいの電車の中が丸見えで、人が座ったり立ったりしていて、動いていくのを見るのって、すごくいい。
最近毎日乗っている電車の窓から、今朝はじめて川の上を高速道路がぐるっとカーブして走っていることに気付きました。電車は高速道路を見上げる位置なのですけど、高架線で、下を見ると工場やら団地やら、消費者金融の会社がたくさん入ったビルなどがところ狭しと次々見えます。そんなふうにごちゃごちゃした環境の中、人もひっちゃかめっちゃかに多いのですが、不思議と朝の空気は爽やかです。おじさんもおばさんも学生もジャンルのよくわからない人たちも、朝は朦朧としているのかなんなのか、自己主張が薄いというか、全体として無心というか、私もその中にまじって無心で移動をします。それがなぜだか清々しいのですね。雨でもなんでも。
湿気の多い日でした。
カタギリミワコ
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