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2004年10月30日(土) 拒絶

ヒステリーな叫び声で目が覚めた

目を瞑ったまま夢の中へ逃げ帰る

途切れた夢は私を拒絶する

殺してくれと少女がこっちを向いていた

目を開けると腐った腕が落ちていた

庭の桜が咲き始めた


2004年10月24日(日) 扶桑

夢をみた

何も無い所だった

息をしているのだけど

息をしていない気がした


2004年10月19日(火) 望蜀

目を覚ますと

なぜか目からボトボトと涙が落ちていた

しばらく声が出なかった

青空が見たいのに空は雨

頭の中では知らないメロディーが流れてた

鏡に映る私は笑顔


2004年10月15日(金) 青眼

朝早く起きて病院。
朝の冷たい空気が清々しかった。

あまりにも天気がよくて。夕方
日のあたる部屋の片隅で昼寝した。
賛美歌を口ずさんでいたら悲しくなった。

視界に入る電柱の鴉。空を見てた。
でも本当は何を見ているのか知りたかった。


昔は立ち止まることが怖かった。
何かをしていないと怖かった。
何も無いという現実が怖かった。

だから私は必死だった。けれど
自分を満たすことはできなかった。

それは何故なのか
今なら分かる。



人生は死を意識してからが本当の人生の始まりなんだ。

誰かが言った。



haru