もうちゃ箱主人の日記
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2005年12月31日(土) もったいない & ありがたい

〜1年であった。

最近「もったいない」という言葉が注目されているというが
この1年は、本当に「もったいない」続きであった。
私は、さらに 「ありがたい」を続けたい。

・なによりK林先生という世界有数のバッハ研究の大家のそばで
 勉強できた、ということ。
  〜本当に「もったいない」、そして「ありがたい」
 
・昨日書いたが、長年私淑していた永井先生から親身な
 お便りを頂いたこと
  〜本当に「もったいない」、そして「ありがたい」
 
・モーツァルトを通じ、たくさんの出会いを得たこと
  〜本当に「もったいない」、そして「ありがたい」
 
・モーツァルト以外にも、S城大学大学院という総合大学で学ぶことで
 音楽以外の芸術、美学に対して大きく目を開かせてもらったこと
  〜本当に「もったいない」、そして「ありがたい」
 
・このWebを通じて、たくさんのお付き合い、知己を得た。
  〜本当に「もったいない」、そして「ありがたい」
 
 来年もまた多くの「もったいない」&「ありがたい」に
 出会えますよう!!

   皆様、来年も(明日から)よろしくお願いします。


2005年12月30日(金) 永井先生からの手紙

永井先生から長文のお手紙を頂いた。
私信なので、詳しいご紹介はできないが
ありがたく拝読した。

K藤木さん逝去をお知らせしたことや、K藤木さんの絶筆
原稿写しをお送りしたことへの御礼と
私が40年前の先生のエッセイを今も大事に愛読している
ことへの感謝の言葉に添えて、先生とモーツァルトとの出会い
    ……などなど
 私ひとりで読むには、もったいないような内容である。
(でも私信ですから、公開するわけにはいきません)

これも、K藤木さんのお導き〜
ひいては、モーツァルト様のご縁というものか。
本当に感謝である。


2005年12月29日(木) レクイエムについての書き込み

〜を、アルフォンソ氏のHP掲示板に書き込みしました。
(結構時間かかったので、今日の日録はお休み)

私の掲示板に転載しましたので
興味ある方は、ご覧ください。
  ↓
http://8554.teacup.com/wamjapan/bbs?BD=8&CH=5


2005年12月28日(水) 北斎展

書き漏らしていたが
今月3日 TAMAモーツァルトの会を終えたあと
Sen先生から頂いたチケットで、上野の東京国立博物館(東博)
で開催中の「北斎展」へ行ったのだが……

会場へ着いてビックリ
「入場まで70分」の表示だもの!
 (実は、会期がその翌日までだった)

でも、まあ私も気が長くなったものだ (笑)
忠実に列に並んだダ。
 以下、手のひらにメモった記録から……
 4:15 会場入口到着、列に並ぶ(庭)
 4:40 本館内ロビーに進む (イライラ)
 4:50 平成館連絡通路に進む 
 5:00 平成館入口に進む (ここからが長く感じる)
 5:15 平成館「北斎展」会場入口に進む
 5:20 「北斎展」入場! (実に65分後であった……)
    
ほんにまあ、私も気が長くなったものだ (笑)
以前、西美(国立西洋美術館)のバーンズ展に行った時は
待ち時間1時間の表示に、怒って、帰っちゃったものだ。
年の功なのかしらん …(^^;)

ところで
今日のBS2で 映画「駆逐艦ベドフォード」放映するので
興味ある方は録画するべし。
 (PS 2:30〜)


2005年12月27日(火) 年賀状

ようやく出し終えました……
 なにしろ、先週寝込んだもので …(^^;)

メール・アドレス交換先の方には
極力メールで代えさせて頂きたいので
ご了解のほど、よろしくお願い申し上げます。

(毎年、デザインには、結構工夫をこらしてるので
 本当は、皆様全員に、お送りしたいのですけど …(^^;))


2005年12月25日(日) 波乱の アリマ・キネン

サイトウ・キネンと異なり
こちらは、オウマさんのレース。
(例によって馬券は買わずの、ヒ・ヤ・カ・シ)

断然の1番人気馬が敗れる!という大波乱が
 あったようです。

ところで
どうでもいいけど
リンカーンが3位だったそうです。
テンノー賞で人気になった時など
勝ったらどう思われるか?なんて
ゼンキョートー世代は妙な心配してました。…(^^;)

外国のエライ人の名前を付けるのは
シンチョーにしたほうがいいと思いますね。
たしか「シベリウス」という馬がいた、
間違っても「モーツァルト」や「アマデウス」などの
馬名が登場しませんように……

ところで
ディープインパクトで興味深いのは
菊花賞の単勝勝利馬券 5640万円が未換金ということ。
払い戻しは100円の元返しなので
 それなら記念!に取っておいてるらしい。
さらに……
 その馬券がネット競売では、
ダービー2200円、皐月賞4500円などの値が付いている、
 らしい。(笑)

>第50回有馬記念
(25日・中山9R2500メートル芝16頭、G1)は、
4番人気のハーツクライ(C・ルメール騎乗)が2分31秒9で
G1初優勝を果たし、賞金1億8千万円を獲得した。
史上初となる無敗での有馬制覇を狙ったディープインパクトは
最後の直線で追い込んだが、1/2馬身及ばず2着。
リンカーンが3着に入った。


2005年12月24日(土) Frohe Weihnachten !

そういうわけで……
 (つまり多少回復したので …(^^;))

日帰りで上京し、
 HPを更新したり……
 冷蔵庫の整理をしたり……
 ゴミの始末をしたり……
 郵便物を処理したり……
 年賀状を出したり……
 図書館への返却をしたり……
  などしてきたわけで、今しがた帰りました。

そういうわけで
HPのTOP頁は既に新年バージョンになりました。
時間がないので
例年と変わり映えしないデザインです。
 手抜きみたいで(そうなんですけど)
  申し訳ありません。(^^;)

とりあえず
Frohe Weihnachten und ein schoenes Neues Jahr !


2005年12月23日(金) 復活…

元気一杯ではないけれど
 だいぶよくなりましたので
   ちょぼちょぼと…

この間いろいろなことが

・ニューヨークのの交通ストは大変な様子ですね。
 ニュース映像が伝えるマイナス6度の中を歩いて出勤など
 考えただけで、ゾッとしてしまいます。
 アルフォンソ様 影響がなくて何よりでした。

・近畿、新潟の大規模停電(130万戸)も驚きです。
 新潟支社管内のJRは、ほぼ全域で新幹線、在来線とも
 止まったとか。 
 新潟では長時間の停電が続いたそうですが、大変だったでしょうね。
 我が家の暖房器具は、エアコン、電気コタツ、電気カーペットは
 当然使えないのですが、石油ストーブ(ファンヒーター)も
 電気がないと使えません。考えてみると、ゼンメツだわ …
  停電になれば、我が家は暖房なしになってしまうことに
  気が付きました。(^^;)
   〜クルマの中で過ごすしかないか!? (^^;)

被害にあわれた皆様にお見舞い申し上げます。


2005年12月22日(木) 休載

著者風邪のため休載します。
 すみません。
  すみません。
   すみません。 …(^^;)


2005年12月21日(水) 休載

著者風邪のため休載します。
 すみません。
  すみません。 …(^^;)


2005年12月20日(火) 本日休載

著者風邪のため休載します。
 すみません。 …(^^;)


2005年12月19日(月) ついに風邪……

情けない話ですが、この週末の寒波で風邪をひいたようです。
発熱はなく、ノドが痛く、ハナミズが止まらない程度なので
感冒の初期とは思いますが
万一、大事な先生におうつししたら大変なので
明日は静養し、授業出席は差し控えようと思います。

今年最後の授業に申し訳ないが、やむを得ない。

寒風厳しい折り、皆様も
 お風邪を召しませぬようご自愛のほど。


2005年12月18日(日) レヴィン版≪ハ短調ミサ曲≫CD情報

Webで、待望の音源である下記CD発売情報を知りました!!
 \(^o^)/
指揮は初演者であり、レクイエム新版以来のパートナーの
ヘルムート・リリングです。

海外盤なので、いつ入手できるかわかりませんが
楽しみ!!
 (まだamazonにも登場していない)


Mass In C Minor
Bach-Collegium Stuttgart, Helmuth Rilling
Mozart, Wolfgang Amadeus
Alben, Hanssler Classic
2005, EAN 40102760179500
・・・・・・・


2005年12月17日(土) ピアノリサイタル

頂いたチケットで下記リサイタルへ
モ愛好会の方も何人かみえていた。

2次会誘われたが
館林へ帰るので失礼した。

////////
2005年12月17日(土)
 原佳大ピアノリサイタル
  東京文化会館小ホール 18:30
   モーツァルト:ロンド a-moll K.511
   モーツァルト:アダージョ h-moll K.540
   モーツァルト:ソナタ A-dur K.331
       「トルコ行進曲付」
   シューベルト:即興曲 Opus 142-2、3
   ショパン: 舟歌 Opus 60
   ベートーヴェン:ソナタ Nr.23 f-moll Op.57
        ”熱情” 


2005年12月16日(金) 音楽史研究会

桐朋学園での例会でT口先生にお会いした。
先生は、S城大学でK先生の前任に当たる方、
美学会の時、K先生からご紹介頂いていた。
(他に I谷、A尾両先生がいらっしゃった)
 音楽史研究会は、先月から参加している。

終ってからの忘年会のあと、さらに誘われて
2次会まで参加したため、久々の午前様になった。

//////
2005年12月16日(金)18:00−20:00
発表: 片山 幹生 氏(早稲田大学非常勤講師)
『ジョングルール再考
 〜十二、三世紀のフランス語文献に基づく語彙論的考察』


2005年12月15日(木) バナナガード What?

今日は、おバカな話題で……

何をかくそう、私はバナナ好き!
夜食用にほぼ常備しています。

巷でも、最近、コンビニはもちろん
あのスターバックスでも、バナナの1本売りが
されているそうで、ちょっとしたバナナ・ブームのよう?

WEBでみた
バナナを携帯するのに最適!というグッズです。(笑)
  んなもの、誰が買うのか?ですって
まあまあ、まず話を聞いてみて (笑)

ブーメランのようなカタチのケースに
バナナがぴったり入るようになっていて
傷つけずに持ち運べるというすぐれもの
その名も「バナナガード」( ←ここ、笑うところですよ!)
ちょっとバカバカしいような、
バナナ好きには便利で頼もしい商品。
下記WEBで写真が観られます。

製造しているカナダの会社によれば
バナナのカタチは決して均一ではないが、
この製品には90%の確率で収納できるし
空気穴もあいていて、自然に熟すという工夫もある。
バナナを持ち歩いていて、ぐちゃぐちゃになって
しまった体験をもとに、考案したそうで……
カラーバリエーションも多いとか
 果たしてヒットするのかな? う〜む……(^^;)

http://www.excite.co.jp/News/bit/00091128773081.html


2005年12月14日(水) モーツァルト本の新刊情報!

年末にかけ、モーツァルト研究の大家Sadieの遺著と
エースEisenの本(どちらも大冊)が出版される。

@新刊情報
Mozart: The Early Years, 1756-1781
Stanley Sadie (著)
  Neal Zaslaw (はしがき),
ハードカバー: 644 p ; サイズ(cm):
出版社: W W Norton & Co Inc ;
ISBN: 0393061124 ; (2005/12)

The Cambridge Mozart Encyclopedia
Cliff Eisen (編集), Simon P. Keefe (編集)
外貨参考価格: $175.00
価格: ¥21,254 (税込)
ハードカバー: 600 p ; サイズ(cm):
出版社: Cambridge Univ Pr (Sd) ;
ISBN: 0521856590 ; (2005/12/31)


2005年12月13日(火) 寒風にサクラ咲く

今日 独検事務局から家内あて
先月受験した試験の合格通知が届きました!
 \(^ o ^)/  \(^ o ^)/ 

4級ですから初歩の初歩ですが、まったくの独学での成果
ですから本人ともども喜んでおります。 
(次は、3級をネらおうか!などだいそれたことも…)

 私など、慶応義塾外国語学校に3年通ったほか
 ゲーテ・インスティチュートやハイデルベルク学院などにも
 通ったというのに、今の状態ですから、汗顔の至りです。

過去2回、失敗しておりましたのが、今回合格できた決め手は
K・B先生のご本とCDのおかげと感謝しているとのことです。
 特に、CDはカセットにダビングして家事の合間、聴いて
おりました。

先生にとって、必ずしも本意のお仕事ではないかも
しれませんが、世の中の片隅に、これほど感謝しているものがいる
ことをお伝えできれば、この上もない幸せです。


2005年12月12日(月) レヴィン版 《ハ短調ミサ曲》解説

〜の一部の試訳をしましたので、お知らせを…
 (転載はご遠慮ください)

>モーツァルトの「トルソー」を、新しい完成作品にするために、
次のような典拠と手順に拠った。 〔R. Levin〕

Cum Sancto (聖霊とともに父なる神の栄光のうちに)
≪悔悟するダヴィデ≫から採った2人のソプラノとテノールのソロに
よるカデンツァはオプションとして掲載した。
即ち、演奏者の好みにより、このカデンツァを使わない従来の
バージョンのままの演奏もさしつかえない。
(訳注:このカデンツァは≪悔悟するダヴィデ≫終曲のカデンツァを
 転用したもの)

Credo (われは信ず、唯一の神を)
管楽器と弦楽器の間のギャップを、トランペットやティンパニ、
トロンボーンを合唱に加えることで補った。

Et incarnatus est (そして肉に入り)
原譜に欠けていたヴァイオリンとヴィオラを補った。

Crucifixus  (われらのために十字架につけられ)
四声の合唱とオーケストラのための八声の二重フーガを、
1783年のスケッチをもとに新たに作曲した。

Et resurrexit (そして三日目によみがえり)
1783年のスケッチと、クレドCredoのモチーフをもとに四声の
合唱を作曲した。
(原注:モーツァルトは、ある楽章のモチーフを別の楽章に再利用し、
 効果をあげるということをしばしば試みている。レクイエムがその
 好例である)

Et in Spiritum Sanctum(我は信ず、主なる聖霊)
≪悔悟するダヴィデ≫のソプラノのアリア、Tra l’oscure ombre
funeste の主要部をテノールのために編曲した。

Et unam sanctam catholicam (われは使徒継承の教会を信じ)
1783年のスケッチをもとに四声の合唱を新たに作曲した。<以下略>

Et vitam venturi saeculi. (来世の生命とを待ち望む)
四声のフーガを、キリエKyrieの対主題をもとに新たに作曲した。
モーツァルトはこのテキストを好んでいる。
キリエの対主題は、模倣やストレッタなどの対位法技法を駆使しやすい
ものだが〔あえて〕キリエではそうしていない。
 このことは、モーツァルトが、別の所で再利用することを意図していた
ことを暗示するものだ。
短調に代わって長調を使用したことと、アラ・ブラーヴェ
〔に拠ったこと〕は、アンダンテ・モデラート(訳注:キリエKyrie楽章
の意)より、変化を効果づける意味を持つ。

Sanctus Hosanna  (聖なるかな,ホザンナ)
厳密な文献資料研究に基づき、二重合唱の譜面を復原した。<以下略>

Agnus Dei, (神の小羊)
≪悔悟するダヴィデ≫のソプラノのアリア、
Tra l’oscure ombre funeste を同じ調性のまま転用した。
テキストをアニュス・デイに適合させるため、終結部に四声の
合唱を書き加えた。

dona nobis pacem. (われらに平安を与えたまえ)
1783年のスケッチをもとに完成させた。
////////


2005年12月11日(日) 日本モーツァルト愛好会例会

今年最後の例会。
来年ザルツブルクで開かれるモーツァルト・コンクール
に派遣されるのが決まっている坂上賀奈子さん(ms)の
演奏を聴いた。

館林に帰るので、残念ながら2次会は欠席。


2005年12月10日(土) 《コシ・ファン・トゥッテ》

たのくら例会で《コシ・ファン・トゥッテ》のお話を
うかがったあと、下記へ。
(実は、慶応大学で開かれている日本音楽学会研究会に行きたくて
 昼食会を中座したのだが、田町駅へ着いたら、もう半分以上終った
 時刻なのでやむを得ず断念!そのまま目黒へ向かった)

結果はとても面白かった、来てみてよかった!
やはり、私は《コシ》が一番好きなのかなあ!?
CDも一番多い気がする。
(ベームの新旧、ショルティ、マリナー、レヴァイン、
 ムーティ、ガーディナー、アーノンクール、ヤーコプス
 ラトル、G・クーン ……
 目下のお気に入りは断然 ヤーコプス!
 映像はベーム、ガーディナー、アーノンクール新旧、
 ムーティ、フィッシャー…)

さて、今日の《コシ》ですが
例によって、演奏評抜きで、ご紹介すると(笑)

演出の特色は、R・シュトラウス風ということか。
ポネル演出以来定番のナポリ風景はみじんもなかった。
アールデコ調の赤と黒のL字型のソファーが2つ
ポツンと置かれた舞台。
メインのアリアの場面ではそれに加えて
真中に真っ赤なバックが下りて来るという簡素な装置です。
どこかで見たやうな気がするが…
 おお、ゲッツ・フリードリッヒ演出の『薔薇の騎士』第2幕
 じゃないか!

開始の場面では、アラブ風の衣裳を着た2人の黒人小姓が登場し
 (これは、ウィーン定番O・シェンクの『薔薇の騎士』風じゃ)
それが、幕を真中から開けていく。
どこかで見たやうな気がするが…
 おお、Ninagawa=マクベスの幕開けじゃないか!
 (かって日生劇場でみた蜷川幸雄演出『マクベス』で、そこでは
  仏壇風に作られた舞台の前蓋を2人の老婆が開け閉めする)

てな、ことを感じましたが、決して非難しているわけではないので
誤解されませぬよう。(^^;)
パロディというのは、観客大半が共有する土台の上で成立するもので
たまたま私が見知っていた舞台を連想したことが
イコール=パロディということには、なりませぬ。

昨今、過剰演出の弊害を云々されることが多いですが
まあ、今日の演出はそれほどのことはなく楽しめました。

/////////
東京室内歌劇場 37期111回定期公演 「コジ・ファン・トゥッテ」
2005年12月10日(土)18時00分開演
めぐろパーシモンホール
          10日   
フィオルディリージ 佐々木 典子
ドラベッラ     小畑 朱実  
デスピーナ     田島 茂代  
フェルランド     川上 洋司 
グリエルモ     星野 淳   
ドン・アルフォンゾ 平野 忠彦  

指揮:若杉 弘/演出:栗山 昌良
演奏: 東京フィル
美術■鈴木俊朗   照明■成瀬一裕


2005年12月09日(金) ある映画

イラクの自衛隊駐留延長が、たいした議論もせぬまま
決まったとか。
政権もそうだが、ジャーナリズムの「お気楽、極楽ぶり」
には、あきれ果てる。
 (いつも、えらそうにすみません。(^^;))

こんな時、若い頃みた映画を思い出す。
1966年の公開だから、ベトナム戦争はなやかりし頃
見方はいろいろあろうが、私はこんなふうに感じた。
中国の近代化の手助けをしようと「アメリカ的善意」の熱意を
燃やす宣教師たち、
まさに手塩にかけた現地の教え子に裏切られて
撃たれた瞬間、「何故だ?」と信じられない牧師の表情が
印象的だった。
何のために戦うのか、疑問に感じながら戦闘に向かう戦士、
アジアの赤化防止のためというドミノ理論に基き進攻した
ものの現地の反発にとまどうマクナマラ戦略の破綻!
泥沼化するベトナム戦争、
アメリカの「善意」が受け入れられないことへの
強烈ないらだちが見てとれた。

今のイラク戦争従軍兵士に蔓延しているという厭戦ムード。
まさに歴史は繰り返している。
ベトナム戦争でもそれに乗じて巨万の富をあげた黒幕が
いたというが、今もそうなのだろう。

(余談だが、撃たれた直後、それが信じられない表情を
 みせるマックイーンの演技には、『太陽に吠えろ』での
 松田優作の伝説的な憤死シーンの原型がみられる)

///////
> 砲艦サンパブロ (1966)
THE SAND PEBBLES

監督: ロバート・ワイズ Robert Wise
製作: ロバート・ワイズ Robert Wise
原作: リチャード・マッケナ
脚本: ロバート・アンダーソン Robert Anderson
ロバート・ワイズ Robert Wise
撮影: ジョセフ・マクドナルド Joseph MacDonald
音楽: ジェリー・ゴールドスミス Jerry Goldsmith
 
出演: スティーヴ・マックィーン Steve McQueen
リチャード・クレンナ Richard Crenna
キャンディス・バーゲン Candice Bergen
リチャード・アッテンボロー Richard Attenborough
マコ Mako
サイモン・オークランド Simon Oakland

>1926年の中国。
楊子江沿いの閑港長沙に駐留する米海軍のオンボロ砲艦サンパブロ。
異国の果てのヒマな任務に慣れ切った乗組員達は、毎日秩序のない
怠惰な生活を送っていた。
しかし、中国国民党と学生達の一斉蜂起が勃発、
否応なしに歴史の過酷な渦に巻き込まれていく。
名匠R・ワイズ監督の三時間に及ぶ大作で、題材を第二次大戦前の
中国にとりながらも、製作当時激しさを増していたベトナム戦争への
強烈な批判が見てとれる。
大国による海外派兵の愚かさを、出先で犠牲となる水兵達の視線を
通して活写、安易に戦闘シーンに流される事無く、艦内の人間模様に
重点を置いた演出は堂々たるもの。 《後略》

http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=21206


2005年12月07日(水) K音図書館借り出し

久々に ↑へ

実は、1月のゼミでペルトについて発表することに
なったので、ドロナワだが、資料探し…

-------------------------------------------
Arvo Part / Paul Hillier.. − Oxford University Press, 1997.
  − 219 p..
 (ペルト研究の定本。半生の伝記)
Arvo Part zwischen Ost und West / Oliver Kautny.
  − Metzler, c2002. − 315 p..
 (ちょっと読んでみたが難しい (^^;)) 
Arvo Part / herausgegeben von Oliver Kautny.
  − Electronic Pub, c2001. − 76 p.
  (ペルトについてのシンポジウム参加者の寄稿集
     これも難しい)
Das Benediktinerstift St. Peter in Salzburg zur
  Zeit Mozarts / herausgegeben
  (たまたまみつけたもの。ぺーター修道院に関する研究。
    ありがたい)
Wolfgang Amade Mozart / edited by Stanley Sadie..
 − Clarendon, 1996.
  (Sadei編。前から読もうと思っていたもの)
今谷和徳 バロックの時代 ドイツ・イギリス編. − 音楽之友社


2005年12月06日(火) Angermuller氏の労作

とても全部は読めない大作、労作。
1792年までの一部を拾い読みした感想を…

>Mozart 1485/86 bis 2003 / Rudolph Angermuller.
  (2003年までのザルツブルク・ウィーン
   でのモーツァルト関連の上演記録を年代順に整理したもの
   だが、モーツァルト関連の上演記録で綴った伝記のような
   趣がある。こういう基礎研究は本当にありがたい。
   多忙極める中、このような労作をものされたことに敬意を
   表したい。)


2005年12月05日(月) モー様の命日

今日は、モーツァルトさんの214回目の命日。
たまたま(ではないが…)
日本モーツァルト協会の例会でレクイエムの演奏。
東京文化会館の小ホールということもあり
ピアノとオルガンの伴奏に
小編成の合唱(レクイエムは33名で歌った!)で
あったが、その分、合唱団も熱演!感動した!

会場で永井先生にお会いし、(例によって立ち話だが)
「今日は寒いので来ないつもりだったが
 K藤木さんのためのレクイエムと思いやって来た」
とのお話に、熱いものがこみあげてきた。
こんなに心のこもった追悼の言葉をかけて頂けるなんて
本当に、K藤木さんは幸せ者だなあ!
 明日さっそく奥様にお知らせしなくては…

-------------------------------------------
12月5日(月)

河地良智指揮 東京トロイカ合唱団

澤畑恵美S 永井和子A 吉田浩之T 稲垣俊也B 
堀内なつみKlavier 浅井美紀Org

ミサ・ブレヴィス ト長調 K.V.49 

《レクイエム》 ニ短調 K.V.626


2005年12月04日(日) 休養日

ちょっと疲れ気味。
 口内炎も出てきたし…

風邪を引かないうちに、少々休養。
もっと忙しい方もいらっしゃるかもしれませんのに
すみません。(^^;)


2005年12月03日(土) TAMAモーツァルトの会

〜の第2回。
 今回は、9名の出席。


////////
シリーズ:モーツァルトのピアノ協奏曲をテッテイ的に聴く2 
 ピアノ協奏曲第18番K456『ト短調の子守唄』
 
 1)モーツァルト新情報
 2)ピアノ協奏曲第18番K456をテッテイ的に聴く
 3)VIDEO鑑賞→ ≪レクイエム≫の一部
 4)次回の予定調整
  
@この1ヶ月間のこと
 ・二度聴いたK364
    〜比較に疑問、まず曲を聴くことの重要さ
 ・「好きな曲3つ」のアンケート
  
@モーツァルト新情報
   R・Levinによるハ短調ミサ曲 の新補作
    〜《悔悟するダヴィデ》を引用してアニュス・デイを制作。
   ・これまでの補作情報
   アロイス・シュミット版 (1901年)
    「アニュス・デイ」に冒頭の「キリエ」を転用。
   R・ランドン版 (1956年)
     未完のままとし、管弦楽器の欠けた部分のみを補った。
   エーダー版 〜新全集(1983年)
     ランドン版をさらに入念に修正したが、未完のまま。
   モンダー版 (1988年)
     他の版とは異なる形で、全体を再編成。
   バイヤー版
     ランドン版を独自に修正したが、未完のまま。
      
@ピアノ協奏曲第18番K456をテッテイ的に聴く
  パラディスのための曲
  1784年の6曲のピアノ協奏曲 14〜19番
  5曲連作 15番〜19番(第1楽章が類似)
  ピアノ協奏曲 唯一のト短調楽章 
  (4番は、ラウパッハの編曲〜比較)
  赤川次郎 小説『ト短調の子守唄』
  バルバリーナのカヴァテーナヘ短調、に類似 
  パミーナのアリア ト短調に類似(ラドクリフ説)
  第1楽章に3種のカデンツァ
  第3楽章に1つのアインガングと2種のカデンツァ
  第3楽章途中に粋な仕掛け
  ペライア、ビルソン、アンスネス
    
@レクイエムの映像
  コリン・デービス指揮 ドレスデン・シュターツ・カペレ
     2003年の演奏
       
@次回 2月例会について??
  生誕250年記念の特別メニュー
   ・≪ハ短調ミサ曲 K427≫鑑賞 ??
   ・映画『モーツァルトの恋』鑑賞 ??
   ・ピアノ協奏曲 27番K595 ??
  
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2005年12月02日(金) 師走に聴く ロ短調ミサ曲

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2日(金) 18:30  コーラルアーツソサイアティ
第13回定期及び第5回ドイツ公演記念演奏会
新宿文化センター

ロ短調ミサ曲    

指 揮/ロルフ・グローシェルRor Gr6schel
ソプラノ/本島阿佐子
アルト/レナーテ・カシミーダRenate Kaschmieder
テノール/佐々木正利
バ ス/小松莫奥
管弦楽/アンサンブルofトウキョウ
合 唱/ヨーラル・アーツ・ソサイアティ
(1993年、合唱指揮者井之脇美緒子によリオーケストラ付き合唱曲を
演奏する本格的な合唱団として組織された。)


2005年12月01日(木) 早や、師走 ;  ゼミ発表終る

暖かな日が続くので、あまり実感がない
早くも、師走。

まだまだ、やらなくちゃならないことが…

そういうわけで、本日はこれにて失礼
 したいところだが…(笑)

ゼミ発表もしたので、とりあえず一息。
これから
明日のTAMAモーツァルトの会の準備もしなければ (^^;)


もうちゃ箱主人