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2006年04月29日(土) ラララいつかは ラララどこかに


ねえ白馬さん。
どうしてタテガミを逆立てているの?

それは、とっても急いでいるからさ。
世界の果てから数えて13番目の国で大きな火事がおこっている。
その火を消せるのは、この私しかいないんだ。
その国の国境には白いラナンキュラスが咲いている。それはそれは綺麗だよ。
その花を辿って私がぐるりと一周すると、最後に雨が振るのさ。





シマウマさんは、どうしてシマシマなの?

それはね、こういうわけさ。
白の神が99番目の動物をお造りになった頃、黒の神も丁度99番目の動物を作り終えたと
ころだったんだ。
2人はとても仲が良かったからね。
100番目の動物をつくる時に、2人仲良くいっぺんに杖を振って作った動物が僕なのさ。





だちょうさんの首は、とても長いね。

そうだろう。
とても長いんだ。
それにしても君の顔はとても丸いね。


(なんだと?!)





知らない国の 知らない庭は
知らない歌が 流れてる

僕らはみんな 輪になって
楽しく陽気に 回り出す
僕らはみんな 輪になって
光りと闇に  混ざり出す

ラララいつかは
ラララどこかに
ラララ辿り着くんだろう ルルー

僕らはみんな 輪になって
気侭に愉快に 回り出す
僕らはみんな 輪になって
希望と不安を かき混ぜる 

ラララいつかは
ラララどこかに
ラララ辿り着くはずだよ ルルー





こうしてぐるぐる回っていると、不思議な気持ちになってくるよ。
メリーゴーランドが回っている間は、いつもよりずっと時間がゆっくりだ。
音楽が止み、馬の背から降りる。
そっと足をついて、少しだけバランスを崩す。
ぐるぐる回ってついた先は、さっきと同じ世界で、まるで別の世界。
ここはどこだろう。
どうしたらいいんだろう。

どこへでもどうぞ。
好きな所へ。
どこにでも行けるよ。





さあ、もうすぐ夜がくる。
さよなら、またいつか。



2006年04月25日(火) 今もあの森に



パレードは続くよ。
やっぱそう。
今日も回ってる。





メリーゴーランドといえば、メリゴ(※)ですね。
真昼は初期のが好きです。
ラ・リ・ル・レ・ロとかイエローとか…初期というか具体的には[S]が好きです。
うちのMacのエラー音は「もしもし、わたし、メリーさん」だし。
メリゴの曲のレビューみたいなのがフールズに載ったことあるよ。

(※)バンド名です。

画像から逸れたので戻そう。
このメリーゴーランドは、えいべっくすアユのプロモで使われた事があるそうです。
プロモでメリーゴーランドといえば、真昼の時代ではラルクですけども。
ほんと、メリーゴーランドってものは凄いね。
遊園地というものにあんまり行った事が無いので、そんなに意識したこと無かったん
だけど。
これは…面白い。
動物も馬だけじゃないし、馬車みたいなのもあるし、ベンチが付いてるのもあるし、
2階建てのもあるし、音楽も色々。
ホント面白いわー。
馬のデザインもメリゴによって色々あるしなぁ。
乗ってグルグル回る基本守りつつ、ホウキやキノコや猫足のバスタブとか、そういう
のも混じってたらいいな。
このメリーゴーランドに居た動物は、昨日の日記参照でまず“お魚くわえた猫”、あ
とは…、豚、ウサギ、シマウマ、ニワトリ、山羊、熊…あとなんだっけ?
色んなのがいて面白かった!
表情も生き生きしているし、数匹居る馬たちも、タテガミの表情やアイテムが違って
いて大満足でした!





この黄色い薔薇の白馬が一番好きでした!
勿論乗ったよ!
黄色っていうカラーも似合ってていいし、首筋の血管もいい、目もカッコイイ、足の
筋肉もいい。とにかくかっこよかったです!
なんか、魔法で馬にされた青年という感じかなぁ。
本当は人間で、みんな魔法にかかってるの。
とか思うと、また各々の動物達に色んな想像が出来て面白かったです。
ダーリンはやっぱりニワトリに食い付いてた(笑)。
いや〜カッコよかったよニワトリ!
あと、ここのクレープ屋にも食い付いてました(笑)。美味しかった!





どこか遠くに行って、惹き付けられるものに出会うと、「ああ、これはずっとこうし
てここに居たんだなぁ」と思います。そりゃそうなんだけど。
時間や距離や、そんなのをリアルに感じて怖くなる。
あの時もあの時も、ワタシは知らなかったけど、ここに居たんだなぁ、と。
で、帰ってきてから、ふとした時に、あのメリーゴーランドは今もあそこにあるんだ
な、とリアルに感じて怖くなる。
何が怖いかはあんまりはっきりしないけれど。

まだ知らない何かが、いっぱいある。
それは、まだ出会ってないけど、今もどこかにあって、いつか出会ったら「あの日記
書いてたあの時も、これはここに居たんだな」って思うんだと思います。

メリゴの他の動物はまた今度ねー。


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昨日のメリーゴーランドの日記、投票がいつもより多かった^^どうもです!
こういうとき、ブログにしたいなーと思うんだよなぁ。気軽にコメント貰いたいし…。
うーむ。ちょっと真面目に日記の引っ越しを考えようかなぁ。
結構前から、うちの日記を美術ジャンルに入れてるのも気になってたし…。
なんで美術ジャンルに入れたかっていうと、写真を頑張って載せたい!からなんだけ
ど、それって美術とも違うかなぁとか気になってきた…し………ウがー!(暴)。



2006年04月24日(月) 回れニャンニャン、森の秘密


山道にて、馬に会う。
ウワー結構斜めってるし。
急斜面で嘶く君。
美しく輝く黒髪。
猛々しくも繊細なその足。





ぽつりぽつりと言葉。
秘密のナイショ話し。
全部作り事。
澄み渡る空に、突き刺さる木々。

で。
突如として現る、メリーゴーランド。
ホント突如だなオイ。





回る回る目が回る。
回る回る色々回っちゃう。
お魚くわえて逃げるニャンコ。
愉快な仲間がぐるぐる回る。
ハラショー!
パレードは続くよ。







2006年04月18日(火) ワラシこ神様


夢の中で、オレは走っていた。
緑の着物をはだけて、緑の帯をバタバタさせながら走っていた。
暗く深い山の中を、ゴロゴロと転がるように走っていた。
太い樹の根が細い樹の根が、ぐにゃぐにゃと地面を這い回っていて、それに何度もつまずい
た。

オレの真横を、アイツが走っていた。
真っ赤な着物をはだけて、真っ赤な帯をバタバタさせながら、アイツはオレの横を同じよう
に必死で走っていた。

「もうダメじゃ!もうそこまで来とる!」
「もう少しのしんぼうじゃ!堪えて走れい!」

オレとアイツは、必死で逃げていたのだ。

「もう逃げられん!もう走れん!」

アイツが悲鳴のように叫んだ。

「わかった!もうわかった!お前だけでも逃げい!お前は逃げないけん!お前だけは…!」

オレは、さっきからずっと考えていた事を口にした。

「お前の着物とオレの着物を代えんばしょっと!爺にも婆にも誰にもわからんて!」

「そげなこと!お前はどうするん?!お前はワシと思われて捕まるんじゃぞ!」

「オレはいい!どうせオレが捕まったってどうもならん!
 爺と婆も、オレが着物脱いでお前じゃないゆうのが分かったら、オレには用なしじゃか
 らな!さあ早く!着物ばよこせ!お前はこの緑の着物来て逃げるんじゃ!」

「わかった…!したけど…」

「いいから逃げろ!オレも必ず行くからな!里で必ず会うばしょう!」





アイツは、オレの緑の着物を着て、霧の中に消えて行った。
オレは、アイツの赤い着物をゾロリと着て、杉林の中に立ち尽くした。
身体から、汗が湯気となって湧いた。
アイツの着物は、オレには少し大きすぎて、なんともいえず不格好だ。
ふと生暖かい風がザブンと吹いて、着物がバタバタと揺れた。
着物に染み付いた白檀の香が、鼻孔をくすぐる。

アイツは、生まれた時にもう言葉を喋った。
「我は山の神、岩の神、谷の神、水の神、雷の神の使いじゃ!」
婆はそう聞いたと言う。
爺も聞いたと言う。
隣の婆も聞いた聞いたと言う。
それからアイツは、奥の奥の奥座敷のまた奥の座敷に祀られた。
そのお姿を拝めるのは、限られた村人だけだった。
村人たちは、みんなアイツを「ワラシこ神さま」とあがめた。

真っ赤な着物に、真っ赤な帯を締めたアイツを初めて見た時、本当に幽霊かと思った。
赤い座布団の上に胡座をかいて座ったアイツが、オレを見た。
そして、ヒラリヒラリとオレに手招きをしたのだ。
その時アイツはもう13になろうというのに、歩くことができなかったのだ。
オレは友達になった。
アイツの初めての友達だ。

「ワシは、里に出て、オマエと暮らしたいと思ってる」

アイツがそう言った時、オレは心底驚いた。

「ワシは神などじゃあ無きに。ワラシこ神さまなんておらんのじゃ」

アイツがぽつりぽつりと話す言葉を、オレはほとんど全て覚えている。
婆や爺の監視の目を擦り抜けて、アイツに会えるのは、10日にいっぺん、ほんの少しの
時間だった。

「んだけど、どうやって逃げるちゅうね、オレがオマエおぶさってか?」

それが一番いいと思ったが、山を降りるにはきつすぎるかもしれない。

「ワシは歩けるんじゃ」

アイツは、ゆらりと立ち上がった。

「毎日少しずつ、練習しとるんじゃ。もうすぐ走れるようになるけの。
 したらば、一緒に里に逃げいか」

そうして逃げたのが先刻のことだった。





真っ赤な着物を来たオレを、村人が取り囲んだ。
アイツの婆は目が見えないが、他の村人には、オレだということがわからないはずはなかった。
婆が言った。
「ワラシこ神さま、どうなすったんじゃ」
シワだらけのくしゃくしゃの顔は、笑っていた。
「さあ、はよ帰るんじゃきに」
婆が言うと、村の若い衆がオレをひょいっと担いだ。
オレはそのままになっていた。
少しでも時間稼ぎをせねばならない。
少しでも、アイツを遠くへやらねばならない。
あの足で、里までたどりつけるだろうか。

3日たっても、4日たっても、オレは奥座敷に祀られていた。
そして半年が過ぎても、1年が過ぎても、オレは「ワラシこ神様」として祀られた。
どうしたことか、誰も“こいつは偽者じゃ!”とは言わなかったのである。

ある日、オレは赤い着物を脱ぎ捨てて叫んだ。

「オレはワラシこ神様じゃなき!」

もう一度大声で叫んだ。

「オレはワラシこ神様じゃなき!」

なぜ気が付かないのだ。
村人達には、着物しか見えないのか。
香の匂いしかわからないのか。
容姿も声も姿形まるで違う。
どうして、気が付かないのか。

ところが、婆がにやっと笑って言った。

「なあに、わかっとるよ」

爺も、村の衆も、にやにやと笑いながら口々に言った。

「いいんじゃいいんじゃ、お前が誰だっていいんじゃよ」
「お前さんはワラシこ神じゃ」
「ワラシこ神さま」
「ワラシこ神さま」
「ワラシこ神さま」

手を擦り合わせながら、口々に言った。



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というような夢を見ました。
こんなに詳しくはなかったけど。
夢の中だと、最後の「お前が誰だっていいんじゃよ」ってあたりで、実は戻ってきて話し
を聞いていたアイツが、割腹自殺をするんです。
ちよっとヘヴィな夢でした。
オレは、“赤い着物や香の匂いや、アイテムや表面上のものでしか人を認識したり判別で
きない盲目な村人”というつもりで絶望してたんだけども、実は…中身の人間が入れ代わ
っていた事を充分認識しつつ、ただその着物を着て“ワラシこ神さま”という役をやって
くれたら別に誰でも同じ…っていうことだった……ってのに更にショックを受けました。

この夢を見たのは旅行に行くちょっと前なんだけど、信州の山を見てなんか繋がった気が
したので書いてみました。方言はめちゃくちゃだけど。
あ。山の写真使えば良かったのか。今更だけど。
この写真はホテルの階段。
緑と赤だったので、着物の色とリンクしてみた。


2006年04月12日(水) どうせさらわれるなら










写真のみですが。
不思議な建造物が大好きです。
あと、白樺。
白樺ってかっこいいね!



2006年04月10日(月) 地べたに生きるもの、地べたに這うもの




凄い。
地べたにスノウドロップが群生している!



鉢植えでもなければ花壇でもないです。
野っぱらに…。
タンポポみたいなもんかー。
にしても可愛かった。
バラクライングリッシュガーデンという所です。
6月はバラが咲き乱れる凄いお庭です。
今はオフシーズンな為、とても静か。
とはいうものの。
なんか色んなとこから芽吹いてて、とても可愛かった。
お花の幼稚園状態。バブー。
あ、地べたから勝手に群生しているかのような発言をしましたが、これってやっぱり
凄い手入れされてるのかなぁ。
よくわからないけど、なんとも適当に好き勝手に花が咲いててて可愛かったです!
ダーは物凄いお花好きなので、這いつくばって写真撮ってました。
いや、自分も這いつくばってたけど…。
そんなにそんなに興味があるわけじゃないんだよ、植物とかに…それなのに!
とにかく、バブーはたまらなく可愛かった…。





この日は大層晴れておりました。
まだコートナシじゃ寒いんだけどもね〜。


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明日は雨。
明後日も雨。
雨はキライではないけれど、寒いのはやだなー。
風邪ひかないようにしないと。
雨の日はビリーホリデーを聞くといいよ。
あと、最近になってビル・エヴァンスに萌です(使い方間違ってるかもしれない)。
寝る前に聴いたりしてるのだけど、ベッドの中で枕フガフガ叩いたり足をバタバタさせ
てセッションしてます。そうだよ、あれは断じてセッションなのだよ。
ダーは、スコット・ラファローの演奏が面白いらしく、ゲラゲラ笑う(笑)。
にしても、ラファロー……タメか。


2006年04月09日(日) あの山脈で物語りが生まれた


と、いうわけだ(前回の日記参照)。

とりあえず、日記の写真はこれから殆どが旅行中の写真になります。
とにかくいっぱいあるので!!
旅行中の旅日記みたいなのも、ちょこちょこ書くけど、起こった順番とかはテキトーで。
思い出したままに書いてくので。
関係ないけど、今日の晩ご飯は焼そばだ!





これがホテルの外観。当方驚きの外観。
なんかよくこんなのをこんな山奥に建てたよな!
多少正確に言い直すと、マリオ・ベリーニという人が八ヶ岳に作りました。こんなのを。
ナビの画面に何も映らなくなって「本当にこんな山ん中にあるのかよ…」と不安になる
我々の前に、突然コレが見えました。
コレ。この長いやつ。





これが回廊。1階部分がお店で、2階からが客室。
回廊には雑貨のショップとかカフェとかがばーっと並んでいて、オフシーズンだという
のに結構にぎわってました。ホテルの宿泊客じゃなくって、ただ普通に買い物に来てる
人もいました。
よくこんな山の中に…と思ったけど、ほんと、山が凄く綺麗だったー。
見渡す限り、山。
ここに来るまでも凄い山の中をぐるぐる走ったんだけど、山って綺麗だねー。
ウチの実家は田舎だけど、近所に山があったわけではなく。
山ってか…山脈って凄いと思った。
途中で見た富士山とか実は怖かったよ…!
でかすぎて怖い。
なんか見てるとザワザワしてしまう。こわー。
山脈はもろに“八ヶ岳の魔人”とか“信州纐纈城”の世界だったです。
こんな景色の中あの物語りが展開されていたのか。
白樺の林も大層素敵でした。

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しっかし、帰ってきてみて写真を見直すと、あれも撮ってないこれも撮ってない状態。
あんだけ撮ったと思ったのに…!
今回は下見ということで、色々計画して準備してからもっかい来ようね!!とダーと固
い約束を交わしたのでした。
夏前とかいいなー。きっと緑が凄く綺麗だ。
でも日光の金谷ホテルも泊まりたいんじゃよね。
旅行貯金しなくては…。

今日はダーが焼いたチーズケーキを食べながら、続・3匹が斬る!を見た。
千石いいねー!あの人怖い!
バカっぽくて面白いんけど、妙な怖さというか、ぞっとするような何かがある。
ポニーテールの町娘がミニスカ着物っぽいの着てたので「お、ミニスカ着物にポニーテー
ルだよ、どうじゃね?げっへっへ」とダーに振ったら(←ミニスカ着物にポニーテールが
好き)「あれは半ズボンだ。ミニスカじゃない」と冷静に返されてしまった。

あと、昨日ついついターミネーター2を見ちやったんだけど、エドワードファーロング可
愛いね…!そこの好みはダーと同じでした。


2006年04月05日(水) ただいまハニー

ちょっと旅行に行っていました。
信州へ…。
信州といえば、信州纐纈城です。
山脈に圧倒されれてきて、頭の中のスイッチ全部入りました。
全部スイッチが入ったら電力不足になり、ブレーカーが落ちました。
リセット旅行の名に恥じぬ、見事なリセットになったわけであります。
あの辺に纐纈城が…と思うと、血が騒ぎました…!
時代劇風の何かを書きたいなぁ、などと早速影響されてます、山に。





今回のホテルはメゾネットタイプだったので、階段が!!
階段っていいよなー。
ほんと家に階段欲しいよ。
そして、なんとベランダもついてました。

今日はこんなところにして、ちょこちょこ旅行写真を載せてきますねー。
久々に日記などを書くとなんだか照れるにゃー。

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