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■ 劇団四季『オペラ座の怪人』東京凱旋公演
雨……。 家出た時はそれ程ではなかったのが、新大阪駅に着いた途端、豪雨。ホームの内側にまで吹き込んで来る凄い雨。 ま、当然霊峰は拝める訳もなく、時折激しくなる雨と共に東の方に移動した訳だが。 ま、相変わらず取れなかったけどさ、2人掛け窓側席は。 しかし、強いなぁ、新幹線、結構な風だった箇所もあったのに時間通り。 東京の他の沿線では『強風の為』運行休止していますっていう路線が可也あったみたいなのに。 で、東京着いたら……強風……この体重を持つ私がぐらつく位には(苦笑)。雨降ってなかっただけマシ? いや、終演後には暴風雨になってたけどさ(遠い目)。
さて、本日のチケットは余った新幹線の回数券を消費する為に追加で取ったもの。 座席は6列8番。左1席はA席でその向こうは壁という端っこ。 大阪公演の時からだけど、どうも私追加で取ったチケットの座席運、悪いわー。それも回りの観客運。 呟きにもぼやいたけど、私の右隣に座ったのが祖母・母・娘の母子3代。 まあ、開演前からの会話を聞いていてちょっといやんな予感はしたんだが。 母・子は互いに自分の話を推し進めて相手の話に相槌すら打たない(だから相手が反応するまで相手の話無視して同じ話を繰り返す)という、全く会話が噛み合わない(でも喧嘩にならないのが凄い)タイプ。 娘は話の流れからして14歳(といえば姪っ子と同じ歳)。っつーことは親は私と変わらない位? んー、なんだろ、こんなこと言ったらいけないのかもしれないけど、娘軽い障がいとか入ってんのかな? って感じ。それならそれで仕方がないんだけど。 母も『映画とか大きな声で笑っても良いお芝居じゃないから大人しく観ててよ、出来るだけ静かにしててよ』って繰り返してるし……ってかそれ14の子に繰り返し言うことでもないし、『出来るだけ』じゃないだろ? 『するべき』だろう? 小学校低学年の子どもじゃあるまいに。『Cat’s』とか『ライオンキング』は観に行ったっていうような話だったし。『オペラ座〜』も映画は観たって言ってたし。 でも開演前の幕のかかったシャンデリアとか車椅子とか「何だろ? アレ、シャンデリアって書いてある? そっち(車椅子)なんて書いてある?」「ママそこまで見えない(角度的に)から」「ねえ何て書いてある?」「だから見えないから」「(スペル読んで)何て書いてる?」「だからママもあなたと同じで目が悪いし、見えないから」 延々こんな感じで。どんなネタに摩り替わっても娘が同じパターンになる訳で。 いやんな予感と共に開演前からちと苛っとさせられる。 私の隣から母・娘・祖母だったんだが、開幕したらしたで、娘は手を上げて髪触ったり身を乗り出したりごそごそごそごそ始め。 これが又視界の端に引っかかるから集中力に欠けて来るんだよね。 母も祖母も止める様子ないし! 母は母で「音が大きい」「音が五月蝿い」と合間合間で言う(呟く、所の声ではなかった)し。
……当たり前やっちゅーねんっっ!! この席はスピーカーの側やっちゅーねん!
上演中も母・子で何かごちゃごちゃ喋ってる(何の話をしてるかは判らないが、声が聞こえる)し。 極め付けが1幕ラスト、シャンデリアが落ちて来たのに気付いた娘が、舞台上の俳優(この場合メグだな)より先に悲鳴を上げだした!! それも舞台上にラウルが飛び込んで来るまで(=俳優より長い間)!! 明かりが点いて「あなた、静かにしててって言ったでしょ」「だって怖いもん!」「周りの人に迷惑でしょ」「だって怖いもん!」「あなたの上に落ちてくる訳ないの判ってるじゃない」「だって怖いもん! 怖いシーンだもん」。 「もう、ほんとにすみません」母が言って来たが「だって怖いもん!」。 一旦席を外して戻って来ても娘が未だ言ってる。「怖いもん」「でももう怖いシーン終わったから大丈夫」「映画でも云々……でももう怖いシーン終わったから大丈夫」無限ループ。
……この辺りで私、限界……。 良く『五月蝿いわっ!!』って叫ばなかったわ、ぢぶん。
で、何かの会話の弾みで母が「見え難い」と言ったのを受けて娘が「席変わったげようか?」。ここだけなら良い話なんだが。
……お願いそれだけはヤメテ……。
そう思ったのに気付かれたか否か、「何言ってるのよ、あなたがこっちに座ったら五月蝿くて隣に座ってる人に迷惑でしょ!」
……ええ。仰る通り。母の『五月蝿い』だけでも少々辟易しているのに、この上どうやら上演中ごそごそしもって何やかやと話していたらしい娘に隣に来られた日にゃマジギレしそう。 結局2幕目は然程話声とかは聞こえなかったけど、娘はごそごそしていたようで。 そんな娘を止められない母・祖母もどうかと思うが!
まあ、同じ歳でもうちの姪っ子が如何に聞き分けが良くTPOをきちんと弁えられているかっていう証明にもなったけどさ。 なーんか舞台に集中も出来ないし、変にぐったりした観劇だったわ。
本日のキャスティング ファントム:高井 治 クリスティーヌ:笠松 はる ラウル:飯田 達郎 カルロッタ:河村 彩 メグ:中里 美喜 マダム・ジリー:戸田 愛子 アンドレ:林 和男 フィルマン:青木 朗 ピアンジ:永井 崇多宏 レイエ: 斎藤 譲 ルフェーブル:川地 啓友 ブケー: 寺田 真実
ということで、2月に観た時とは高井ファントムと河村カルロッタ以外ごろっと変わったキャスティング(別の役で林さんや斎藤さんはいたけど)。 何だかんだで舞台に集中出来なかった所為で、物凄く『観劇記』が書き難い状態に陥っている所。
この座席は5番ボックスが全く観えず、『ザ・ミラー』の鏡に映ってる筈のファントムが楽屋の扉に隠れて全く観えない(泣)。 そしてそして、ゴンドラのファントムが天使像の羽根に完全に隠れて観えない〜〜〜〜〜〜(号泣)。 しかし上手舞台袖に設置してある女性お着替え部屋が丸見え(爆)。 舞台から引っ込んでそこに駆け込んで行く俳優さんが丸見えでしてよ。
えーと取り敢えず、にうキャスト中里メグからいっとこう。 んとー、何でしょねぇ? 顔は可愛いんだが、歌も芝居もそれ程下手でもないんだが。イマドキの女の子というか。 これまでのどのメグ俳優さんも自然体で可愛い仕草とか雰囲気だったんだが。 中里メグ、可愛さが あざといと言うか;; 媚びる可愛さというか。何かもう如何にも『私はこんなに可愛い(役な)のよ!』みたいな? 作り物の可愛さ+媚び、って感じ。嘘臭い、とも言うか? したたかさが見えるメグは初めてだな(苦笑)。 まあ、メグ解釈としてはありなのかもしれない(『ラヴ・ネバー・ダイズ』でも物凄くいやらしい役柄になってるらしいし)けど、個人的には素直に自然体で可愛いメグが好きなので、ちょっと引いた;;
相変わらず川地警備隊長ってばロボットチックだねー。
座った場所が場所(下手スピーカー前)だった所為か、実質調整しているのかされているのか飯田ラウルの爆音(苦笑)は全くと言って良い程鳴りを顰めていた。フツーに七重唱とかも周りに溶け込んでたし。 そーいや、『墓場にて』のシーン、『ロンドン25周年記念公演』観て歌ってるラウル邪魔っ! って思ってたけど、四季版では歌ってないだけで音楽の中にきちんとメロディー入ってんのねぇ。←イマサラ!?
そしてそして あーおーきーさーん♪ 青木フィルマンのお帰りがほんっとーに嬉しい。いや、『美女と野獣』のコグスワースも観てみたい気山々なんだけど、やっぱり青木フィルマン好き〜〜〜〜〜♪ ぴよぴよも拡声器もその他あっちこっちで細々コメディなことをしてらして。目を離すのが勿体無い〜〜〜。 『オフィスにて』の新聞飛ばしも しゅぱっ! しゅぱっっ! って感じで相変わらず綺麗だし。
笠松クリスティーヌは最早安定。安心して観れるわね。 『ザ・ポイント・オブ・ノー・リターン』のファントムのマント剥がす前辺りの表情とかすげー良いわー。哀しそうで迷ってる感じとか。素顔を曝す時の逡巡とか。 又痩せちゃったみたいだけど、大丈夫なのかしらねぇ? ホント忙しいもんねぇ、彼女。
高井ファントム。 前日は喉の調子が宜しくなかった情報があったので、どきどきしながら観てた……でも喉の調子が宜しくない時の『芝居で誤魔化す』高井ファントムが観れるかも、とちょっと期待(←鬼畜)してたり。 結果。……ふっ、好調とは言えないけど、問題はない仕上がり。 2箇所程一瞬声が荒れたものの次の瞬間には持ち直し。2幕の舟のシーンで「♪ 〜闇の中に〜〜〜〜〜!」の「に〜〜〜〜」で明らかに裏返りかけたのを瞬時に調整。 あの高井ファントムの調整能力、ホント凄いと思うわ。 でも土曜なんだよねー、ソワレもあるんだよねー? とちょっと心配に(苦笑)。 今日は地団駄も殆ど踏んでなく。以前の足音が殆どしない動き方をしてらっしゃった。 そうだ! 今日の座席だからこそ観れたのかもしれないけど、『ポイント・オブ・ノー・リターン』でマント剥がれた時下手舞台前方に逃げて来るじゃない? あのシーンで、真正面からその表情観ることになったんだけど、然程大きな表情の変化ではなかったとはいえ、切なそうな辛そうな滅茶苦茶良い表情してた。 で。指輪を外す時の左手が異様にエロかった!!! ←ヲイ! 何がだ? 何があんなにエロかったんだ? 相変わらず綺麗な手で元からエロいんだけど、指輪外す時の手の形か!? ↑ ピンポイントな突っ込みすみません;;
さて、こうやって振り返ってみると、ホントに集中出来てなかったんだなぁってのが自分でもすげー判る。 何時もなら観たもの観た箇所は全て割と細かな動きまで脳内再生出来るんだが、今日はホント駄目だわ;;
終演後は1時間程東京駅構内をうろつける位の新幹線のチケットを取り、初めて東京駅をぶらぶら。 ときめくものはなかったので何も買わずに帰路に着き、帰阪してpm8:30、衝動的にヨドバ○カメラへ。 夏のボーナスが無事に出ればTVを買いたいのでお値段チェック。取り敢えず今のTVがブラウン管の21型だから、27型か32型位の大きさのTVが欲しいかなー、と。4〜6万なのねー、今。 で、そのままメモリプレーヤー見に。 今までリップスティックサイズのヤツを使ってたので出来るだけ小さいやつが良くて。 それ目安に探したんだけど1番小さそうなヤツは2Gか4Gしかなくて。1.5倍位のサイズのなら8G、16G、32Gってあったんだけどね。 いやまあ、もう買い換えなきゃ、調子悪い、と言い出してから1年位経つし。 兎も角1番小さいサイズの4Gを衝動的にゲット。んで序でにシリコンカバーと耳掛けフック仕様のヘッドホン(イヤホンはどうしても耳の穴とイヤホンのサイズが合わないのか耳が痛くなる)とで¥14,000−。 ちょっと大きな衝動買い(苦笑)。 そしてその後帰宅した、と。
2012年03月31日(土)
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