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■ 映画『パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々』
さて、独断でゲットしたチケットの予定に合わせて友人と電車を乗り合わせ、梅田へ。 先ずはお昼ご飯。 そしてぶらっと本屋で時間を潰し、映画館へ。 ちょっと早目に着いたので取り敢えずパンフレット買って、トイレ済ませて、開場待ち。
開場して、番宣始まったら、うをををを、やっぱり観たいぞ!! 『シャーロック・ホームズの冒険』! すげー、イメージぴったりのジェレミー・ブレッドのホームズに比べてなんてワイルドなんだ!! 英国紳士には程遠いけどねー。すげー、アクション映画だぞ!! 『シャーロック・ホームズ』なのに! 何かちょっと新しいホームズ像で楽しいかも。
……3/12公開だけどね〜〜〜〜(苦笑)。
『ダレン・シャン』。ああああー、これにも惹かれる〜〜〜〜。シリーズの本が出てるのも昔から知ってるけど、読んだことはないし、今後読もうとも思わないと思うけど、映画は惹かれるなぁ。
……3/何日公開だっけなぁ……(遠い目)。
……3月なんて今の予定びっしりの中で何時行くねん……? 行くなら根性出して仕事帰りとかに予定組まないと、駄目じゃん。
さて、『パーシー・ジャクソン〜』。 パンフレット見ながら友人と突っ込み捲くり。 「何でメデューサが生きてんねん」 ※ メデューサはギリシア神話の中でとっくに首切られて殺されている。そしてその首は女神アテナの盾飾りにされている。 「何で『アテナの娘』やねん」 ※ アテナは処女神とされている。少々男嫌い的な描写もある。 「メデューサとポセイドンって愛人関係にあったよねぇ? メデューサは確かポセイドンの子どもも産んでた筈だよね?」 「っちゅーことは、パーシーとメデューサって下手したら継母子の関係にもなりうる!?」
……ええもうね、瑞樹も友人もそういう知識ばっかり豊富でね……(苦笑)。 だからこその楽しみ方は出来たけど。 そうだなぁ、娯楽としての映画という観点で考えると、それはもう『これぞ娯楽!』って言う位。随所に笑い所も用意されていたし、飽きさせない。 しかし、2時間(弱!?)に収める為にはかなり凝縮されてハイスピードなストーリー展開。ちょっと駆け足過ぎる感は否めない。 でもまあ、子どもに一気に集中させて観せる為にはあれ位展開早い方がいいのかもしれないかな。 パーシーは原作では12歳らしいけど、いや! 12歳にこの冒険は無理でしょう!? ってな感じなので17歳の設定は全然気にならない。
以下ネタバレあり。注意(それでも読まれる方は反転してどうぞ)
のっけから出て来るのは巨大な神の姿で海から上がってくるポセイドン(=ケヴィン・マクキッド)。 足音響かせて陸に上がって水に巻かれたかと思うと人間の姿に。で、向かったのはエンパイア・ステート・ビル。その屋上で待ってたのは人間に姿を変えたゼウス(=ショーン・ビーン)。 どうやらポセイドンはゼウスに呼び出し食らったらしく。で、ゼウスは言いたいことを言って自分の都合を押し付けて去って行った(苦笑)。 海神ポセイドンと人間の母親サリー(=キャサリン・キーナー)との間に生まれたデミゴッドのパーシー・ジャクソン(=ローガン・ラーマン)。 それまで自分の父親がポセイドンだとは知らない。そして突然『ゼウスの雷を盗んだ』とあらぬ疑いをかけられて、追いかけられる身になる。 学校の先生は突然エリニュスに変身するし、車椅子のブルナー先生(ピアース・ブロスナン)と親友グローバー(=ブランドン・T・ジャクソン)はなんだか訳知りのようだし。 どうやら母親のサリーは自分の相手がポセイドンだったことは知ってたみたいだし、パーシーの親友グローバーは実はパーシーの守護者で下半身は山羊のサテュロス(でも低級。笑)。 で、安全な所であるデミゴッド達を集めた『訓練所』に逃げ込む。途中でミノタウロスに追いかけられ、サリーは攫われ。 その訓練所で再会したブルナー先生は実はケンタウロスのケイロンだし。 出会ったアテネの娘アナベス(=アレクサンドラ・ダダリオ)とは反りが合わないし、ヘルメスの息子ルーク(=ジェイク・アベル)は良いヤツだ。 訓練所まで乗り込んで来てパーシーに雷を渡せと迫ったハデス(=スティーヴ・クーガン)はオリンポスを乗っ取るつもりだし。 でもこのハデスが、何か『デビルマン』(勿論永井豪の)に出て来そうな悪魔な姿……(苦笑)。 で、パーシーはサリーを助ける為に冥界へ行くことにする。同行者はグローバーとアナベス。 ルークはヘルメスの盾と共にヘルメスの靴(スニーカーに羽根が生えている。爆)を提供。それも父親のヘルメスから『盗んで』来たらしい(笑)。流石だ。 冥界から脱出する為に必要な『真珠』を集める為に始めに行ったのがニュージャージーにある某店。色々な石像が置かれてある、ちょっと異様な空間。 真珠を探す為にばらばらになった所でアナベスの前に現れた謎の美女。ほぼ同時にグローバーが殺された筈のおじさんにそっくりの石像を見つけ……。 「メデューサだ!!」 メデューサ(=ユマ・サーマン)登場。 CMみたいに「石になぁれ」なんて台詞は無かったけど、美人なだけにすげ迫力。しかし、ホントに今のCG技術って凄いよねぇ。ホントに頭から太いのやら細いのやら長いのやら短いのやら一杯蛇が生えてるの!! パーシーに「あなたのパパともデートしたことがあるわ」なんて言ってるし! アナベスに対しては敵意剥き出し(メデューサは「自分の髪はアテナのものより美しい」と言ってアテナの怒りを買った)だし。 当然戦う為に何かにその姿を映して見なきゃならない訳だけど、パーシーが鏡なんか持ってる訳無く。使ってたのは銀のipod!? そしてやっぱり首切られるのね〜(苦笑)。で、持ち運ばれちゃうのね〜〜〜(遠い目)。 次に行ったのはナッシュビルのパルテノン神殿。ここではキメラ(5つの頭を持っている)が待ち構え。首を切られたら……2つずつ生える(爆)。最終的にはメデューサの首で石化! 活用されてます、メデューサの首!! 次に行ったのはラスベガス。変な食べ物を食べさせられて、ラリってみたり。 そんなこんなで何とか真珠を3つ揃えて冥界に行こうと何処にあるのか調べたらハリウッド!! 冥界への入り口が。 渡し守のカロンは札は受け取らないけど、金貨は受け取り。 門番のケルベロスは、残念! 3つ首の犬ではなく3頭の熊っぽい犬。 ちょっと怖目な雰囲気のペルセポネ(=ロザリオ・ドーソン)に迎えられてハデスの前へ。 ……しかし何故かゼウス・ポセイドン・ハデス、みんなロックチックな洋装してんだろう!? いや、面白いけど。中でもハデスが1番ロックチック(爆)!! そしてサリーを助け出してゼウスの雷を取り戻しいざオリンポスへ! ……何故か着いたのはエンパイア・ステート・ビル!? そしてラスボス、というかゼウスの雷を盗み出し、神々の戦争を起こそうと企んだ張本人登場。 何とか水を操り相手をねじ伏せパーシーとアナベスは何故かエンパイア・ステート・ビルの最上階からオリンポスへと続くエレベータ(!?)を知っていたサリーに助けられオリンポスへ(しかし当然というかサリーは人間なのでオリンポスへは入れない)。 ゼウスに雷を取り戻したことを告げ、アナベスは母親と初めて顔を合わせる。それはパーシーも同じだが。
しかし、ラストのオリンポス12神勢揃いのシーン、ゼウスとポセイドンは判る。ずっと出てたから。でもアテナなんてサリーと似たようなタイプで、ちょっと普通のオバサンチックなのがちょっと;; だってさー、黄金の林檎の説話で揉めた(そしてトロイ戦争が起きる)のはヘラとアテナとアフロディテの誰が美しいか!? っていう所からじゃない? おまけにアテナとアナベス間のパンとかがなかったら判らん;; 後で少しだけ会話もあったけど。 ヘルメスも一瞬ルークの話が出た時に映し出されたから『多分、ヘルメスなんだよな?』と思った程度。他の神々ちゃんと数は揃ってたのに誰が誰だか(苦笑)。
しかしかなり良く作り込まれている感じはするな。 随所にギリシア神話に基づいた設定とかが出て来る(サテュロスが女好きとか、メデューサが首を切られる、とか)し。ギリシア神話に詳しくなくても楽しめると思うけど、知ってたらもっと楽しい(←瑞樹や友人はこの部類)かもー。 しかしまあ、冥界の入り口がハリウッドって言うのも笑っちゃうけど、オリンポスへの入り口がエンパイア・ステート・ビルってのもどうよ!? でも巧い具合に現代とギリシア神話を組み合わせてあるよなぁ、と思った。
2010年02月28日(日)
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