Mako Hakkinenn's Voice
by Mako Hakkinenn



 「頭文字D」にがっかり
2004年11月30日(火)

 最初の頃は結構熱中して読んでいたのですが、だんだん話の内容がマンネリ化してきて、最近では惰性で読み続けている走り屋マンガ「頭文字D(イニシャルD)」の最新刊30巻が出ていたので買ってきました。
 このマンガはAE86トレノに乗る、恐ろしく速い走り屋が主人公で、その負け知らずの彼に挑む様々なマシンとの対決を描いたマンガです。
 で、28巻でライバルマシンとしてS2000が登場したのは良かったのですが、このS2000に乗っているドライバーというのが、「峠の神様」と言われる伝説の「おっさん」で、何でS2000ばかりおっさんやねん!と納得できない部分もありつつ、まあ強そうだからいいか、と思いつつその対決を読んできました。

 で、28巻から始まったこのAE86トレノとS2000の対決、今まで無敗だった主人公のAE86がこれまでにない苦戦を強いられているのはいいんですが、29巻でも決着が着かなかったんですよ。

 長いよ……。

 で、今回いよいよこの対決が決着すると言うことで、まあ主人公のAE86が結局勝って無敗記録がまたひとつ増えるんでしょうけど、超ベテランで地元コースの「峠の神様」に、しかもAE86がS2000に一体どうやって勝つのだろうとものすごい期待して読み進めてみたわけですよ。

 ところが、その緊迫した対決は8本目の終盤、主人公は歴然とした性能差による遅れを取り戻すべく、路肩の溝にタイヤを落とし、その遠心力でコーナーを曲がっていくという彼の必殺技を連発し、その結果サスペンションに致命的なダメージを受け、絶体絶命のピンチに陥ってしまいます。
 主人公もその瞬間ものすごい顔をして「負けた……か……?」と諦め、読んでいる僕も「おお!まさかS2000が勝つのか?主人公の初黒星を奪ったのは、S2000なのか?」と興奮してページをめくると……。
 ゴールまでわずか数コーナー、圧倒的な差を付けて勝利は目前だったS2000が、いきなりスピンを喫してストップ!勝負はいともあっけなく主人公の逆転勝利で終わってしまいました。しかもS2000のドライバーのおっさん「峠の神様」は、クルマから降りるといきなりゲロを吐いてしまうという醜態までさらしてくれました。

 8本もの長期戦になってしまい、タイヤが持たなかったということもありますが、その負けた言い訳が「今年の夏、結構暑い日続いただろ?」……体調不良かいッ!
 そもそも長期戦になったのは、おのれが序盤に「悪い虫」が騒いで手を抜いたからやんけ〜ッ!最初から手加減していなければ、あっという間に勝負は着いていたんじゃ〜ッ!

 はあ、まったく……何が何でも主人公が勝たなければいけないみたいですね、このマンガは……。ええやんかたまには負けたって。負けることで得ることも多いんだぞ。「奇跡的な勝利を収めた」というモノローグも、とても白々しかったです。

 もっとしょーもなかったのは、巻末の特別読み切り……。「頭文字D」の閑話休題みたいな感じの話だったのですが、実にくだらない内容でした。どこが「特別」じゃいッ!



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 定番クリスマスソングは飽きた
2004年11月29日(月)

 桂小枝でございますぅ〜!

 いや〜しかし何ですなあ〜、まだ12月に入っていないというのに、街やデパートでは早くもクリスマスソングの定番が流れ始めていますなあ。山下達郎、稲垣潤一、マライヤ・キャリー、そしてワム……どれもいい曲なんですが、毎年毎年同じ曲ばかり流れていて、もういい加減聴き飽きてしまいました。特に山下達郎……

♪きっと君は来〜な〜い
♪一人きりのクリスマス
♪サイレントナ〜イト オ〜!イェ〜!
♪ホ〜リ〜ナ〜イト

 あんたはいつまで来ない彼女を待ち続けて寂しいクリスマスを過ごすんや〜いう話ですわ。しかも寂しいわりに「オ〜!イェ〜!」と結構ノリノリですやん!無理からに独りでテンション上げているんでしょうかねえ。

 そして稲垣潤一、あんたも毎年同じこと言ってますけどね……

♪ク〜リ〜ス〜マスキャロルが〜
♪な〜が〜れ〜る〜頃には〜
♪君と僕の答えも〜
♪きっと〜出ているだろう〜

 ……答え出てへんやん!

 さらにワム!ラストクリスマスなのに何回やっとんねん!ついでにマライヤ・キャリー!「恋人たちのクリスマス」のイントロのピアノの連打が速すぎですわ!

 ……とまあ、クリスマスソングの定番にツッコミを入れてみたわけですけども、ジョン・レノンの「ハッピークリスマス」だけは、何回聴いても名曲ですわ。あれだけは何度聴いても心が温まりますなあ。サビの子供たちとの合唱の部分が、特にいいですわ。やっぱりジョン・レノンはいいですな。

♪メ〜リ〜クリスマ〜〜〜〜〜〜ス
♪アンドハッピ〜ニュ〜イヤ〜〜〜〜〜
(以下英語なので略)

 え?まだ12月にもなっていないのに、そんな歌歌うなって?



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 「座頭市」を観る
2004年11月28日(日)

 日曜洋画劇場でやっていた「座頭市」を観ました。以前お話ししましたが、僕は映画館で観る映画では、ついつい邦画を避けてしまいがちなんです。僕が映画館で観た邦画は、中学時代に観たアニメ「機動戦士ガンダム〜逆襲のシャア〜」、昨年観た「CASSHERN」の2本だけ。でも、「座頭市」はぜひ映画館で観たかったです。いろいろあって結局映画館で観ることはできなかったので、近々ビデオで借りてきて観ようと思っていたので、ちょうどテレビでやってくれてよかったです。

 北野武監督作品では、「座頭市」が3本目の作品となります。過去に観たのはデビュー作の「その男、凶暴につき」と日米合作の「BROTHER」の2本、いずれも地上波テレビで観ました。
 「座頭市」はかつて勝新太郎が演じていた人気シリーズ、北野作品としては初の時代劇で、海外でも高い評価を得た作品とあって、観る前からかなり期待していましたが、いや〜!面白かった!バイオレンスなのに爽快でした!

 ストーリー自体は至ってシンプルな勧善懲悪モノですが、たけしの独特のセンスとアイディアがふんだんに盛り込まれており、時代劇とハードボイルドが見事に融合した、とても素晴らしい作品だと思いました。
 「座頭市」が盲目の居合い抜きの達人という設定なので、かなり血しぶきが飛び散ったりと残虐なシーンもあったりしますが、思わず笑いを誘ってしまうネタなども盛り込まれており、全体的に非常に高いエンターテイメント性を持っていますね。
 見所はたけし独特の殺陣と出ずっぱりガナルカナルタカのコメディ、そして何といってもラストシーンのタップダンスでしょう。

 殺陣に関しては、同じく剣の達人で用心棒の浅野忠信との対決が物語のクライマックスとなっているのですが、さすが座頭市、居合い抜きの達人とあって、散々そのクライマックスまで引っぱっておいて、そのメインの対決がたった一撃であっさりと終わってしまったのが良かった!まさに映画の予告編のナレーション通り「向かうところ、敵なし」でした。
 そしてガナルカナルタカ、うーん、いい味出していました。彼以外の役者が重厚な演技を見せているのに対し、タカさんは一人、普段バラエティ番組で見せるような肩の力を抜いた軽い演技をしているので、それが重く残虐なだけの映画になってしまいがちなのをうまく崩していると思います。タカさん、この映画で世界デビューですなあ。

 ラストシーンの農民たちによるお祭りでのタップダンスシーンは、評判通り予想以上の迫力と素晴らしさでした。すでにいろいろなところで言われていますが、時代劇でタップダンスを取り入れたたけしは天才ですね。これじゃ世界で高く評価されるのも当然です。これに関しては僕がとやかく感想を書くよりも、一見に如かずといったところです。

 この作品で気になったのは2点だけ。一つは、冒頭で農民が鍬で畑を耕すシーン。その鍬が土をかく音が音楽とシンクロしてリズムを刻んでいたのですが、その「ザックザック」という音がノイズのようで、テレビで聞く限りではかなり耳障りでした。
 そしてもう一つが夏川結衣。これは個人的なことなのですが、結構好きな女優さんなのに、ほとんどセリフも登場回数もないまま自害してしまった……。
 逆を言えば、この作品で「ここはイマイチ」と感じた部分がこれぐらいしかなかったということです。それぐらい気に入りました。



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 ペさんが来てるそうですね
2004年11月27日(土)

 「冬のソナタ」で日本に一大ブームを巻き起こしたペ・ヨンジュさんが来日しているようですね。しかしまあ凄い熱狂ぶりだこと。どうしてまあこんなにもヨン様ヨン様と騒いでいるんでしょうかねえ。わからん。チェ・ジュウは可愛いと思いますけど。
 もちろん僕よりははるかに男前なのは言うまでもないですが、そんなにキャーキャー言うほどカッコイイですか?僕には、松尾貴史に見えてしょうがないのですが。名前は忘れましたが、「冬のソナタ」に出ていたもう一人の男の方が男前のような気がします。

 うちの母も「冬のソナタ」は観ていたのですが、ドラマの内容にハマッただけで、別にペ・ヨンジュファンというわけではないようです。僕も母が観ていた「冬のソナタ」をチラリと観たことはありますが、何だかずいぶん昔の日本のドラマみたいな映像や演出といい、日本語吹き替えのセリフのキザさといい、ストーリー以前に気になってしまう部分が多くて、入り込めそうもありませんでした。そんなわけで「冬のソナタ」をちゃんと観たわけではないのですが、きっとちゃんと観たら、ペさんがカッコよく見えるようになるんでしょうねえ。

 ちなみに韓国では、なぜペ・ヨンジュが日本でこれほど人気があるのかがさっぱりわからないのだそうです。



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 F1バルセロナテスト続報
2004年11月26日(金)

 現在F1界ではバルセロナでのオフシーズンテストが行われていますが、今日はその4日目。トヨタのテストドライバー、リカルド・ゾンタがトップタイムをマークしたようです。ちなみにタイムは1分14秒975、まだ琢磨のコースレコードは破られていないようです。結果は以下の通り。

 1位 R・ゾンタ(トヨタ)       1'14.975 147周
 2位 M・ウェバー(ウィリアムズ)   1'15.174  98周
 3位 J・ヴィルニューブ(ザウバー)  1'15.219  97周
 4位 P・デラ・ロサ(マクラーレン)  1'15.419  85周
 5位 J・P・モントーヤ(マクラーレン)1'15.502  57周
 6位 A・ピッツォニア(ウィリアムズ) 1'15.513  35周
 7位 C・クリエン(レッドブル)    1'15.532  56周
 8位 M・ジェネ(フェラーリ)     1'15.652 111周
 9位 V・リウィッツィ(レッドブル)  1'15.661  86周
10位 F・モンターニュ(ルノー)    1'16.435  97周
11位 G・フィジケラ(ルノー)     1'16.571 104周
12位 佐藤琢磨(BAR)        1'16.736  54周
13位 J・バトン(BAR)       1'16.738  86周
14位 E・ベルノルディ(BAR)    1'20.006  44周

 ウィリアムズに移籍したマーク・ウェバーが2番手、そして今シーズンの終盤にルノーからF1復帰を果たし、来シーズンからザウバーで走るジャック・ビルヌーヴが3番手につけ、久しぶりのF1マシンに慣れ始めてきたようですね!
 4番手にはマクラーレンのテストドライバーのデ・ラ・ロサ、そしてウィリアムズからマクラーレンに移籍したモントーヤが5番手と続いています。
 ルノーに移籍したフィジケラは11番手、そして一部来シーズン用のパーツを流用したハイブリッドマシンを持ち込んでいるBARは、琢磨の12番手を筆頭に3台揃って最後尾となりました。まあ、どんなテストプログラムを行っているのかはわかりませんから、速ければいいってもんじゃないですからねえ……と、琢磨の順位が後方の時は都合よく考えてみたりする。(これだからテストでのタイムは当てにならないんだよねえ)

 さすがにシーズンが終了して最初のオフテストということもあり、チームを移籍して新しいマシンに初めて乗るドライバーや、BARのようにすでに改良型のマシンを投入しているチームを除いて、あとはテストドライバーがメインでテストを行っているようですね。
 その他のレギュラードライバーは、現在のマシンで1年間18戦を戦ってきたわけですから、とりあえずオフの休暇を楽しんで、テストへの参加は年が明けてからといったところでしょうか。



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 Flashの基本はわかった
2004年11月25日(木)

 トップページに初めてFlashムービーを貼り付けてから、皆さんもお気づきのようにちょこちょこといじっては変更を加えてきましたが、Flashでできることはだいたい理解しました。あとは、時間とセンスの問題だな。
 つまり、マスターした基本的な作り方を応用して、時間と手間をかけて、あとはアイディアとセンスさえあれば、世に出回っている大抵のFlashは作れるようになったということです。
 例えばハーボット(ぽよぎ)もFlashで作られているわけですが、あれも例えば筒の周りをぐるぐると走り回っているモーションを作ろうと思ったら、その動きの画像を1枚1枚用意して、それを並べてループさせればできてしまうということです。パラパラマンガと同じ要領ですね。

 しかし……問題なのはその画像を作るセンスと、それらを作り込む時間がないということなんですよね。とりあえず処女作のトップページを公開してから、M−NESTロゴの出し方をいろいろ変えてみたりしたのですが、玉が転がるバージョンからボーダーが流れるバージョンに変え、さらに線画のMマークが回るバージョンに変えたり……イマイチしっくりとこないんですよねえ。

 とりあえず現段階で考えている新しいトップイメージは、BBCのインフォメーション画面のような、うちのサイトの各コーナーを紹介するようなFlashにしたいと考えています。本当は音楽や効果音もつけたいのですが、職場などから当サイトにアクセスしてくださっている方は、音が出ると困るでしょうからねえ。その辺は何かいい方法を考えたいと思っています。

 キャラクターを作ってそれを動かすというのは、とりあえず現段階ではできそうにないので、写真画像を駆使したオーソドックスなFlashを作ろうと考えています。最初から凄いモノを作ろうと背伸びする必要はありませんからね。



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 F1オフシーズンテスト開始!
2004年11月24日(水)

 さあ、始まりましたよ!毎年F1シーズンが開幕してみると全然テストの時と違ったりして、あんまり参考にならないオフシーズンテストが!今回はスペイン・カタロニアサーキットですね!
 しかしまあ今回は、トップチームのドライバー移籍や新チーム(レッドブル)の加入、そしてビルヌーヴの復帰後初の本格テストなど、例年に比べて話題性も多く、新鮮なニュースも聞こえてくるのではないでしょうか?

 今日はテスト2日目。まずはウィリアムズ・BMWからマクラーレン・メルセデスに移籍して初のドライブとなったファン・パブロ・モントーヤが堂々のトップタイムをマークしました!マクラーレンは今シーズン開幕前のテストでも速さを見せており、特にカタロニアはマクラーレンのマシンにとって相性のいいことで知られるサーキット、順当な結果といえるでしょう。
 ちなみにモントーヤが記録したタイムは1分14秒202。佐藤琢磨が今年2月にマークしたこのコースの非公式コースレコードからはコンマ4秒ほど遅いタイムです。

 そして続いて驚きの2番手は、こちらもモントーヤと同じウィリアムズ・BMWからトヨタに移籍したラルフ・シューマッハ!彼はモントーヤからさらにコンマ4秒ほど遅いタイムながら、ウィリアムズやフェラーリ、ルノーらのマシンを抑え堂々の“元ウィリアムズ・ワンツー”。放出したフランク・ウィリアムズの顔を見てみたいものですねえ。

 その後マッサの駆るザウバーを挟んで、ジャガーを買収したレッドブルを駆るクリスチャン・クリエンが4番手。振興チームながらなかなかよく走るじゃないかと言いたいところですが、おそらくジャガーのマシンを塗り替えただけだと思うので実力のほどはよくわかりません。

 今後も数日間の合同テストが行われますが、本格的にレギュラードライバーが走り始める明日以降も注目です!



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 ブラック主任、初出勤
2004年11月23日(火)

このDVDプレイヤー、パナソニック製やと思ったら、パナウェーブ製やった……。


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 F1勝手にイケメンランキング
2004年11月22日(月)

Makoが勝手に選ぶ、現役F1ドライバーイケメンランキング

 1位 ジャン・カルロ・フィジケラ
 2位 ジェンソン・バトン
 3位 ニック・ハイドフェルド
 4位 ラルフ・シューマッハ
 5位 キミ・ライコネン
 6位 佐藤琢磨
 7位 ミハエル・シューマッハ
 8位 オリビエ・パニス
 9位 クリスチャン・クリエン
10位 クリスチアーノ・ダ・マッタ
11位 デビッド・クルサード
12位 ジャンマリア・ブルーニ
13位 ヤルノ・トゥルーリ
14位 フェルナンド・アロンソ
15位 ジャック・ビルヌーヴ
15位 ジョルジオ・パンターノ
16位 マーク・ウェバー
17位 フェリペ・マッサ
18位 ルーベンス・バリチェロ
19位 ファン・パブロ・モントーヤ
20位 アントニオ・ピッツォニア
21位 ゾイト・バウムガルトナー
22位 マルク・ジェネ



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 「エンド・オブ・ザ・ワールド」を観る
2004年11月21日(日)

 以前「デイ・アフター・トゥモロー」を観たときにも少し触れましたが、よくビデオレンタル屋に行くといつも目に留まって気になっていた映画、「エンド・オブ・ザ・ワールド」(シュワちゃん主演の「エンド・オブ・デイズ」ではない)をついに観ました!パッケージには「デイ・アフター・トゥモロー」と同じ自由の女神が、しかしそれは砂でも雪でもなく、深い森の木々に覆われてしまっているものです。ネヴィル・シュート『渚にて』が原作です。この映画はオーストラリアで制作されたもので、何とビデオは2本組と、非常に長い映画です。

 ビデオのパッケージに書かれているあらすじを見ると……台湾をめぐって米国と中国が核戦争を起こして北半球は死滅してしまい、オーストラリアへも徐々に放射能雲が南下してきている。そこに生き残った米原子力潜水艦がやってきて、オーストラリア海軍の指揮下に入る。科学者から放射能は南半球には至らないという説と、北半球の北部はもう安全だという説が出る。そこにアンカレッジから毎日、決まった時刻にメールが送られてくる。文字化けで文面は読めない。そこで艦長にアンカレッジまで行って調査するよう命令が下るというちょっとミステリアスな部分も含んでいる内容です。

 キャストはオーストラリアの映画だけあって、みんな知らない俳優さんばかりでしたが、アメリカが核戦争の引き金役として描かれており、しかもアメリカを含む北半球の生物は、生き残って南下してきた米潜水艦の乗組員以外、全て死滅してしまっているというものすごい設定です。アメリカが正義であるということを象徴したがるハリウッドでは、絶対にできない内容ですね。

 さらに、ビデオのパッケージに書かれた内容がとても興味深いものであるのに、なぜこの映画がそれほど知られていなかったのかということが、実際に内容を観て初めてわかりました。間違いなくアメリカでは公開できないような内容でした。ハリウッドの「デイ・アフター・トゥモロー」ほどの派手さはありませんでしたが、内容は「デイ・アフター・トゥモロー」よりもはるかに衝撃的で、とてつもなく重い内容です。終末を迎える人々の人間模様が痛烈に描かれており、非常に悲しく、切ない映画でした。
 この映画は核戦争の真の恐ろしさを見事に描いています。この映画が世界的に公開されていれば、各国の首脳たちも、核兵器を所有することの愚かさと無意味さを痛烈に知ることができると思います。この映画を観ても何も感じない人は、それこそ愚か者以外の何者でもないと思います。
 今後この映画を観てみようと思っている方のために、この映画のオチは以下に白文字で記すことにします。この映画を観る気がない方のみ、下の文章を反転してお読みください。この映画を観てみようとお考えの方は、絶対に下の文章を読まないでください。

 この映画、実は希望もへったくれもありません。なぜなら、この映画は最後、地球上の全ての生物が死滅してしまうからです。核爆発自体はアメリカで起こりましたが、まず北半球が完全に死滅し、その放射能が徐々に南半球まで流れてきて、最後は地球全体を放射能が覆ってしまうのです。
 死滅したはずの北半球から定期的にメールが送られてきて、北半球の北部はすでに安全で、生存者がいるという説を元に、潜水艦が調査に向かうのですが、実際北半球は死滅しており、メールは無人のパソコンから自動で送られたものでした。物語のメインとなるこの「希望への旅」は、見事に裏切られ、絶望へと変わってしまうのです。さらに、南半球までは放射能は流れてこないという説も外れ、実際は徐々に放射能が南半球まで下ってきて、最終的に地球全体が放射能に包まれてしまいます。
 北半球の人々は、徐々に放射能が迫り来る中、皆苦しまずに死ねる薬の配給を受け、それを使って家族でベッドに横たわり、手をつないだり抱き合ったまま一家心中をします。そうして街は無人となり、後には全く破壊されずに佇む建物やビルディングだけが残ります。
 つまり、アメリカが発射した核ミサイルによって、地球は完全に死滅し、生物が全く住まない死の星と化してしまうのです。誰も生き残ることはありません。まさに世界は、終末を迎えてしまうのです。これがこの映画の、最も衝撃的で、あまりにも悲しすぎる結末なのです。
 この映画は、核兵器を所有する全ての国の代表に、ぜひ観てもらいたいものです。この映画は、アメリカが地球を滅亡させてしまうという、とても恐ろしい映画です。



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 Flashムービーを作る
2004年11月20日(土)

 Barでも告知したとおり、トップページをFlashムービーにしてみました。Flashムービーを作るのは今回が初めてだったのですが、HowTo本を見ながら作っていったら、意外と簡単に作ることができました。今までいろいろなサイトでFlashムービーを見てきましたが、「あれはこうやって作るのか」というのがわかって面白いですね。

 M−NESTのHPも2000年の6月から運営していますが、5年目にしてようやくうちもFlashムービーを載せるようになったと思うと、感慨深いものがあります。いや〜、進化したもんだなあ。Flashムービーは、HPを立ち上げた頃からの憧れでしたからねえ。いよいよM−NESTも新時代へ突入することができました。まだ処女作なので、しょぼいものしかできませんが、今後さらにFlashを極めて、もっと良いものを作っていきたいと思っています。

 ちなみに、現在トップページで公開しているFlashは仮のもので、近々トップページをリニューアルして、Flashを使ったインフォメーションなどを載せる予定です。さらに、以前予告したとおり、「マツダイラ」の第二部予告編も、Flashで作ろうと思っています。今回のトップページは、その練習版といった感じです。

 それから、今回Flashムービーを載せるにあたって、「Flashプレイヤー」のダウンロードバナーも設置しました。実をいうとぽよぎもFlashで作られているので、ぽよぎを載せた時点でこのバナーも設置するべきだったのですが、ぽよぎは既製品だからなあと思い、設置しませんでした。で、今回初めてオリジナルのFlashを載せることになったので、一応うちもFlashサイトになったという意味で、改めてFlashバナーを設置したというわけです。憧れてたんだよなあ、Flashバッジ!



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 バレンティーノ・ロッシ、静岡へ
2004年11月19日(金)

 皆さん、バレンティーノ・ロッシを知っていますか?マリオ・バレンティノのパチモンではありません。25歳のイタリア人ライダーで、世界最高峰の2輪レースであるMotoGPのワールドチャンピオンです。彼は02年、03年とホンダで圧倒的な強さを持ってワールドチャンピオンとなり、ヤマハへ移籍した今シーズンもその強さはかわらず、3年連続でチャンピオンに輝きました。そのロッシが!何と静岡に来たのです!

 静岡といっても磐田市なのですが、ロッシは磐田市のヤマハ発動機本社を訪れ、04年ロードレース世界選手権(WGP)MotoGPクラスを制した凱旋報告を行いました。予定されていたマレーシア・テストの前に日本に寄ることはできないか、とのヤマハの問いかけに応じる形で実現したもので、ヤマハに12年ぶりに最高峰クラスのタイトルをもたらしたヒーローの登場とあって、雨模様ながら約70人の報道陣が詰め掛けたそうです。
 この日、名古屋空港からヘリコプターで会見場に駆けつけたロッシは今シーズンを振り返ってスタッフらへの感謝の言葉を述べるとともに、05年に向けての自信も表明。長谷川至社長から「YZR−M1」をプレゼントされて大喜びだったようです。

 静岡県にモータースポーツ界の世界的スターが訪れることは滅多にないのですが、ロッシが静岡に来たというのは、僕にとってはものすごく大きなニュースですね。ロッシはMotoGPで他を寄せ付けない圧倒的な強さで活躍しており、その勢いはチームが変わっても衰えることなく、まだ25歳と若いので、来シーズン以降も強さを誇るでしょう。ですから、ミハエル・シューマッハが静岡に来るのと同じくらい凄いことなのですよ!
 ホンダファンの僕としては、ホンダからケンカ別れする形でヤマハへ移籍したわけですが、静岡を拠点とするヤマハへ移籍したことで、今回のような夢のような来日が実現したのはいいことですね。逆にホンダは、ロッシを手放して後悔しているでしょうねえ……。



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 F1買収劇2件
2004年11月18日(木)

 F1界ではオーストラリアの企業レッドブルがジャガーF1を買収し、2005年度のF1エントリーをすでに済ませていますが、イギリスの『BBC』は昨日、BARにエンジンを供給しているホンダが、今後1年以内にBARチームの買収に当たるだろうとの見通しを報じました。

 ホンダはすでに4年に渡るエンジン供給についてBARとの間で合意していますが、この報道によれば、いずれホンダがチームへの資本参加ないし完全買収に踏み切らざるを得ないだろうとしています。
 ただしF1を取り巻く状況もまだ流動的な部分があり、事態は予測できません。

 2000年の第三期F1活動以来、ホンダはBARを中心にエンジン供給を続けてきましたが、さらなるステップとして「BARを買収してのフル・パッケージでの参戦」が噂されています。BARの株式の大半はBATが所有していますが、この株式の40%程度を買収して実質的支配権を得ることが検討されているそうです。
 なお、ホンダは以前にも単独でのF1参戦を画策したことがあり、テスト専用マシン「RA099」を製造したことでも知られています。既にトヨタがフル・パッケージでの参戦を行っており、約40年ぶりとなるコンストラクターとしてのF1挑戦に期待が集まっています。

 また、買収が実現した際にはD・リチャーズ監督を更迭し、マネージング・ディレクターを務めるN・フライを後任に据えるシナリオが書かれているようです。フライはBAR本体とホンダの意見調整をマネジメントするポジションに就いており、チームをとりまとめるキーマンとして知られています。

 ホンダファンの僕としましては、FIAの新たな参戦枠(当時11チーム22台で争われていたが、13チーム目の参戦枠)を確保し、99年からホンダがコンストラクターとしてF1に参戦するというニュースが飛び交い、実際にホンダのオリジナルマシン「RA099」が登場したときには目を輝かせたものです。
 しかし、そのマシンデザインの要であったハーベイ・ポストレスウェイト博士が急死したこともあり、プロジェクトは頓挫し、結局土壇場で参戦を断念してしまうという結果に終わってしまいました。しかもF1参戦に向けて立ち上げた「HRD(ホンダレーシングデベロップメント)」を解散せざるを得なくなり、多くのスタッフたちが職を失い、またせっかく参戦枠を広げたFIAも、ホンダのドタキャンにひどく腹を立てたりと、多くの波紋を呼びました。

 個人的には、今度こそこの噂が現実のものとなることを期待したいです。



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 ベスト・キミガヤー発見!
2004年11月17日(水)

 皆さん!今夜埼玉スタジアムで行われた06年ワールドカップドイツ大会アジア1次予選3組の最終戦、日本VSシンガポール戦、ご覧になりましたか?日本代表はシンガポールを順当に降して、6戦全勝(勝ち点18)で1次予選を終えました。
 10月のオマーン戦で最終予選進出を決めている日本は、欧州組を招集せず、出場機会の少なかった選手を主体に、先発メンバーを組みました。前半に玉田(柏)のシュートで先制。その後も主導権を握り続けましたが、得点チャンスにシュートを決めることができず、課題を残した試合でした。
 来年2月からの最終予選は1次予選を突破した8チームで行われます。組み合わせ抽選会は12月9日にクアラルンプールであり、3大会連続のW杯出場を目指す日本の対戦国が決まります。

 で、試合も気にはなりましたが、今日のテーマは試合結果ではありません。試合前の「君が代」独唱、見ましたか?聴きましたか?夏木マリですよ夏木マリ!やってくれましたよ素晴らしい「君が代」独唱!いや〜!実にいい!鈴木雅之なんかよりよっぽどソウルフルで力強く、ビブラートも効いていて非常にカッコイイ「君が代」でした!夏木マリが歌い終わった途端、もう埼玉スタジアムは大歓声でしたよ!

 思わぬところにキミガヤーがいたもんですな。夏木マリ、まったくノーマークでしたが、考えてみれば、男性よりも女性の方が声がよく通り、声帯も幅広く安定しています。Keikoは問題外ですが、ベテランの女性歌手が「君が代」を独唱するのが、一番安全なのかもしれませんね。来年は、是非夏木マリに鈴鹿で歌っていただきたいものです。



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 「マツダイラ」最新作を公開
2004年11月16日(火)

●「マツダイラ」最新作をアップしました。

 皆様、大変長らくお待たせいたしました。「マツダイラ」最新作、第9話「Frank's dissappointed」を無事、今日公開する運びとなりました。今回は、かねてから予告していたとおり、シューマッハとヒルがわずか1ポイント差で迎えたF1最終戦オーストラリアグランプリの模様をお送りします。今回のレース内容は、レースの状況自体は史実の通り再現していますが、このレースも、実にドラマチックな展開でした。タイトル争いをする2人のドライバーが、他を寄せ付けない異次元の戦いを繰り広げ、2人だけの世界に入っていましたからねえ。まるでSFアニメのような展開でしたよ。

 それから、結局エピソードはごっそりと削ぎ落とし、その分よりオーストラリアグランプリの模様を、密度の濃いものにしようと試みました。それ以外に1つだけエピソードを挿入していますが、そちらの方はモータースポーツとはまったくかけ離れて、ごく日常的な恋愛模様を描いています。恋愛描写はどちらかというと僕の得意分野なので、比較的スムーズに筆が……もとい、キーボードが進みました。

 ただ、恋愛描写とか書くと、よく「これは経験談?」とか言われたりしますが、フィクションですから。恋愛物を書くたびによくそう言われるのですが、それら全部経験談だったら、なんぼほど恋愛経験あるねんッ!って感じですよ。だいたい経験談書いてたら、小説じゃなくて自伝ですからねえ。作家ですから、恋愛経験などなくても、いくらでも恋愛のシチュエーションなんて思い浮かびますよ。シンプルながら僕なりのリアリティを追求した恋愛模様を堪能して下さい。
 あと、小説の中の登場人物の思想=作者である僕の思想と思われがちですが、それも違いますので。基本的にすべての登場人物は、僕とはまったく別の人格で、それぞれがそれそれの思想を持っています。ですから、僕には理解できないような思想でも、僕が書く小説の登場人物に抱かせることはしょっちゅうです。むしろ自分ならそうはしないようなことを、あえて登場人物にさせたりすることも多いですね。

 小説を書くと言うことは、そうやってそれぞれの人物に知能や思考能力を持たせて、その人物独自の考えに乗っ取って自分の作り出した世界を自由に動かすことができるということが、一番の醍醐味なのではないでしょうか。ただし、その人物の思想や考えをまったく無視して行動させてしまうと、秩序もへったくれもなくなり、ただのすごろく状態になってしまいますけどね。

 「マツダイラ」では、皆様からのご意見・ご感想を募集しています。「マツダイラ」に関するご意見・ご感想は、「MAZDAIRA」扉ページ最下部の専用掲示板「MAZDAIRA FORUM」にてお願いいたします。

 そうそう、トップページに「Ticker」を設置しました。メニューボタンをクリックすると、「ニュース」「お天気」「占い」の3つの項目を選べます。どうぞご活用下さい。



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 F1ジョーダン・トヨタ誕生か?
2004年11月15日(月)

 F1で、大きなニュースが飛び込んできました。トヨタはリリースを発表し、来シーズンからジョーダンにエンジンをカスタマー供給することを正式決定しました。今回の契約は1シーズン限りのもののようですが、型落ちのエンジンではなく、2005年仕様の最新スペック「RVX−05」が供給されるようです。日本メーカーのエンジンがカスタマー供給されるのは,ホンダに次いで2例目となります。

 トヨタのチーム代表を務める冨田務氏は、ジョーダンへのエンジン供給について「ジョーダンへのエンジン供給は、ここ数週間で決まりました。我々としては,他チームにエンジンを供給し手助けすることができて嬉しいです。来シーズン、RVX−05がジョーダンチームの大きな原動力となれることを願っています。」とコメントしました。

 いやー噂には挙がっていましたが、ジョーダンはフォード・コスワースエンジンを今年限りで失い、来シーズンは果たしてF1にエントリーできるのかなんてことが取りざたされていましたが、まさか本当にトヨタエンジンを手に入れてしまうなんて、さすがは商人エディー・ジョーダン、やってくれますね!
 そうすると来年は、コンストラクターとしてのトヨタとジョーダン・トヨタの2つのトヨタがF1に登場することになるわけですね。しかし、トヨタは資金が豊富なのにまだ表彰台にすら登ったことがないわけですが、ジョーダンはここ数年、超財政難にあえぎながらも優勝を何度か経験していますから、レースの勝ち方はジョーダンの方が良くわかっているし、F1でのキャリアも長いので、様々なデータやノウハウは、ジョーダンの方が豊富に持っているとも言えますね。

 来年は、本家トヨタとエンジン供給先のジョーダンと、どちらがポイントを多く稼ぐか、チャンピオン争いとは別に、興味深い対決を見ることができそうですね。今年のF1が終わったばかりですが、もう来年3月の開幕戦が待ち遠しい……。



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 「マツダイラ」推敲(すいこう)
2004年11月14日(日)

 F1小説「マツダイラ」の第9話「Frank was dissappointed」(仮題)が書き上がりました。これから推敲と余分な部分の削除作業に入り、近日中には公開できると思います。

 今回は、予定では4つのエピソードを盛り込むつもりだったのですが、そのうちの一つがF1最終戦オーストラリアグランプリの模様で、この年のタイトル争いを繰り広げた、ミハエル・シューマッハとデーモン・ヒルの最後の対決なので、どうしてもこのエピソードに多くの文字数を費やさなくてはならなくなりそうです。だいたいの話の流れを記したフローチャートに沿って予定通り文章を書き上げてみると、今回も恐ろしいほどのページ数に達してしまいました。当然どこかをカットしなければ長すぎてとても公開できないわけですが、

 現段階で収録されているエピソードは、

 ○オーストラリアグランプリ決勝
 ○慶喜の恋の行方
 ○マキシ、キャンプで張り込み
 ○マツダイラに捜査のメス

 の、4本です。来週もまた、観て下さいね〜……て違うッ!このうちのどれかを丸々削除しなければ、とてもじゃないけどいつもの量までシェイプアップできそうにありません。オーストラリアは外せないし、慶喜の進展も入れたいところだし、かといってあとの二つを外してしまうと、主役級であるマキシ、マツダイラ、神宮庄之助がまったく出ないことになってしまうし……。

 あープレッシャーだ!どこをカットしていいのかわからねえ!



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 「天体観測」お便りコーナー
2004年11月13日(土)

 ……さて、静岡M−NESTから全世界にネット配信してお送りしております「天体観測」、ここで皆様から寄せられたお便りの中から1通をご紹介したいと思います。東京都五反田にお住まいのペンネーム「ゴルゴ大好きっ子」さんからのお便り。

「Makoさんこんにちは、いつも楽しくHPを拝見させていただいてます。『勝手にゴルゴ13』シリーズ、もう最高に面白いですね!たまにしか登場しないのでしょうか?私としてはこれだけでシリーズにして連載して欲しいぐらいです!ゴルゴ大好きな私としてはもうバカウケです!友達の間では今『ズキューン!』が大流行!誰かがしょーもないことを言うたびに銃を構えるポーズをして『ズキューン!』してま〜す! かしこ」

 ……ゴルゴ大好きっ子さん、ありがとうございました。「勝手にゴルゴ13」シリーズを気に入っていただいて光栄です。そんなに褒めると、ゴルゴ13に、依頼しちゃうぞ!


 ……はあ、むなしい。このお便り、オレの字やし……。


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 リンクページ Ver2.0.1
2004年11月12日(金)

 先月29日に、新たにリンクページを設置いたしましたが、Macでは問題なく作動するのですが、複数の方から「クリックすると一瞬画面が上に移動してしまう」「サイトの紹介文が読みにくい」というご報告をいただきました。
 そこで今回、その問題を解決すべく、リンクページをバージョンアップいたしました。主な改良点は以下の通り。

 ○リンクサークルの直径を5ピクセル拡大
 ○クリックした際のスワップイメージを削除
 ○サイト紹介文をバルーン(ポップアップ)表示に変更

 まずリンクサークル(各リンクの青い円)を拡大することで、サイト名と管理人名を読みやすくしました。また、ポインタを当てるとリンクサークルの色が濃くなり強調されますが、サイト紹介文をバルーン(ポップアップ)表示で別途表示させることで、ポインタを当てているサイトのサイト名・管理人名が隠れてしまうことがなく、文字もシステム文字なので読みやすくなりました。

 「クリックすると一瞬画面が上に移動してしまう」という問題に関しては原因がまだわからないのですが、旧バージョンではクリックした際に、リンク先にジャンプする直前に色の濃いリンクサークル(スワップイメージ)を表示させていたのをやめにました。従ってクリックしてもリンクサークルは変化することなく、そのままリンク先へとジャンプします。
 これにより、旧バージョンではクリックすることで2つの動作が生じていたところを1つにしたことになるので、「クリックすると一瞬画面が上に移動してしまう」という症状が出なくなるのではないかと考えているのですが、現時点で未確認です。

 皆様大変お手数ですが、再び動作チェックとご報告をお願いいたします。ご報告はメールでもBarでもかまいません。


 ……今日のVoiceは業務連絡だけで終わってしまった。小ネタ係長、何かありますか?

 ♪大〜鳥〜ロプロス〜 そ〜ら〜と〜べない〜
 ♪ポセ〜イドンは〜泳げない〜
 ♪ロデム〜変身! 無〜茶言〜う〜な〜



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 BBCワールドはいいだす!
2004年11月11日(木)

 僕は普段、観たい番組が特にないときはスカパーの「ニュースバード」をつけているんですが、今日は仕事が終わって帰宅した後、寝るまでの間に、のりPさん御用達というスカパーの「BBCワールド」を観てみることにしました。
 このチャンネルは英BBCテレビのニュース番組がリアルタイムで24時間放送されており、ヨーロッパ各地のニュースを扱っています。英語放送なのですが同時通訳が入っているので、ちゃんとニュースの内容も理解できます。同じくスカパーには全米のニュースを扱っている「CNNニュース」もあるのですが、こちらはアメリカ国内のニュースが主な上に同時通訳がないので、観ていてヒアリングの訓練はできそうですが、ニュースの内容はさっぱりわかりません。

 「BBCワールド」をまともに観たのは今日が初めてですが、いやほんと、インターフェイスというか番組のデザインがいかにもヨーロピアンテイストで洗練されていて、とてもかっこいい!
 さらに番組の間に流れるCMがまた、日本では観ることのできないCMばかりで、とても新鮮でした。ちなみに昨日はビールのコロナと日産のCMを観ることができました。
 アルコール類のCM(あとたぶんタバコも)は規制が多く、商品そのものを出すことができないらしいのですが、コロナのCMは商品を見せずにイメージだけでうまく表現されていて、商品をドカーンと見せて宣伝している日本のCMと比べて、逆に比喩のアイディアで勝負していてセンスが良かったです。
 日産のCMは、ニューZ、スカイラインなどの日産車ラインナップがモノクロで登場し、クルマの宣伝というよりは「日産」というコーポレートイメージが全面に出ていて、こちらも日本のCMとは違い、クールでよかったです。特に最後の会社名が出る部分では、「日産」を「ニーサーン」と発音していて、とてもかっこいいだす!

 ニュースとニュースの間にスポーツコーナーが入っているのですが、ヨーロッパのニュース番組だけあって、F1やWRC、それにDTMなどのモータースポーツニュースも非常に早くて多いらしいです!ちなみに昨日はそのスポーツコーナーで、早速マニクールサーキットらしい映像が流れたのですが、残念ながらそこでは同時通訳がなく、内容はよくわかりませんでした。このニュースは翌日に通訳付で再放送されるようです。ニュースの再放送って一体……「今日の天気」の再放送とかもあるのだろうか……。

 いやそれにしても、日本のニュース番組と比べて、BBSの番組は色使いが素晴らしい!日本の番組のような立体文字や光る文字とか凝ったものではなく、あくまで色面構成を基本としたオーソドックスなデザインがセンスを感じます。時々立体のCGが品良くギミックとして登場するのがいいアクセントになっています。ニュースの内容だけでなく、その画面を見ているだけでデザインの勉強になりますね。皆さんも一度、BBCをご覧になってみてはいかがでしょうか?HPデザインの参考になること請け合いです!


【テレビ豆知識】
忍者ハットリ君はタイトルコールの時、「○○は○○でござるの巻」を「○○は○○でござる……ノマッキッ!」となぜか「の巻」の部分を最も強調する。



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 「エンピツ」アクセスランキング
2004年11月10日(水)

 先月の「エンピツ」アクセスランキングで、Voiceは71票獲得して543位でした。また、先週1週間では、14票獲得して555位でした。
 トップが月に5万票近く、週間でも1万票を獲得しているという世界なので、うちの順位が高い方なのか低い方なのかはよくわかりませんが、いずれにしても自分で思っている以上に多くの方々に読んでもらってるんだなあとつくづく実感します。
 「エンピツ」に移行してから今のところ何とか毎日分続いていますが、今後はまた忙しくなりそうなので、こうやって毎晩まめに更新できるように努めていかなければいけませんね。

 ただ、いかにせん僕の生活のほとんどは「仕事」→「寝る」→「仕事」の繰り返しなので、なかなか書くことってないんですよね。だからついつい小ネタに走ってしまったりするんですが、「密かにVoiceの小ネタにはまっている」「密かに小ネタ係長のファンだ」「密かにゴルゴはサイコーだ」と思っている方、密かに手を挙げて!

 ………………はい、よねさん1人!(Bar参照)

 ……しかし、勝手に小ネタ係長が部長に昇進されてるし。あれは果たしてわざとなのか素で間違えているのか、どっちなんだろう。
 ゴルゴネタは、さすがに「ゴルゴ13」を読んでいる人じゃないとさっぱり意味がわからないだろうなあ。しかもハードボイルドだから、女性の方が読んでいるとはとても思えないし……。
 ゴルゴネタはともかくとして、小ネタ係長は今後もたま〜に、忘れた頃に出勤してくるかもしれません。



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 勝手に「ゴルゴ13」(その4)
2004年11月09日(火)

見知らぬ狙撃

ジリリリリリ〜ン

「はい、山田です。」
「あ!もしもし?オレオレ!」
「は?どなたですか?」
「だからオレだよオレ!」
「……山夫かい?」
「そう!オレオレ!」
「一瞬誰だかわからなかったよ」
「実はクルマで事故っちまって……ズキューン!……」

……ツーッ ツーッ ツーッ……

「誰から?」
「それが、山夫からみたいなんだけど、切れちゃって……」
「……またかかってくるだろう」

(完)



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 勝手に「ゴルゴ13」(その3)
2004年11月08日(月)

悲しき習性

依頼者「……まず君には、軍隊に潜入してもらう。」
ゴルゴ「………………………………」
依頼者「くれぐれも潜入がバレないよう頼むぞ。」
ゴルゴ「……うむ、やってみよう。」


指揮官「全体回れ〜、右ッ!」

ガシッ!ボカッ!ゴスッ!

ゴルゴ「オレの背後に立つんじゃないッ!」
指揮官「……そいつがゴルゴ13だ……」

(完)



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 ハッキネン、来季DTM参戦へ
2004年11月07日(日)

 一時は来シーズン、ウィリアムズからF1に復帰するかもしれないと噂されていたミカ・ハッキネンが、結局来シーズンからDTM(ドイツツーリングカー選手権)へ参戦することになったようです。彼はこれまでに何度かDTMをテストしており、そこでの好感触から今回の挑戦となったようで、「2001年でF1を終えたけど、すぐに自分自身がまだ引退には早すぎることがわかったんだ。メルセデスが僕にDTMのオファーをくれたのはまさしく良いタイミングだった。オファーをもらってとても嬉しかったし、数週間前にテストしたタイムもツーリングカーのスペシャリスト達と遜色のないものだったんだ。ただ、まずはDTMに慣れないとね。」コメントしています。

 あのー……確かメルセデスのノルベルト・ハウグは、英誌や独紙がハッキネンのDTM参戦の可能性を報じた際に、「オッシャーズレーベンでのテストはもともと単発のもの。ミカがメルセデスでDTMに参戦する予定はない」ときっぱりと否定したばかりなんですけど……。
 ところが今回のハッキネンDTM参戦発表の際には、「ミカは先に行われたテストでも決してスピードが衰えていないことをみせた。メルセデスは、彼とDTMという舞台で共に戦えることをうれしく思っている」と白々しく語ったそうです。彼のコメントに会場は白けた雰囲気だったといいます。

ダ・マ・サ・レ・タ〜〜〜〜ッ!

 ハウグが最初に否定したのは、正式発表の時にサプライズさせたかったのに、まだ正式に発表されてないうちに噂が出回ってしまったためなんでしょうかねえ。彼のコメントにウィリアムズの関係者も少なからず振り回される結果になってしまったことでしょう。まあウィリアムズがどれだけ本気でハッキネンの起用を考えていたかは知りませんが……。

 いずれにせよ、ハッキネンが再びモータースポーツの世界に復帰してくれたことはとても嬉しいことです。DTMはスカパーでも見ることができますからねえ。
 来シーズンのDTMには元F1ドライバーのジャン・アレジ(89〜01)、ハインツ・ハロルト・フレンツェン(94〜03)、エマニュエル・ピロ(89〜91)、ベルント・シュナイダー(88〜90)らの参戦が決まっており、懐かしのドライバー達と再びバトルを繰り広げることになります。ハッキネンは先日のテストでも好タイムを記録しており,F1チャンピオンの名にかけて先輩達に挑戦する姿を、楽しみにしたいと思います。



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 エミネムはなぜマイケルをからかうのだろう
2004年11月06日(土)

 アメリカのカリスマラッパー、エミネム(32)が15日に発売するアルバム「アンコール」のプロモーションとして都内などを走らせている特注の5トントラックが急きょ、6日で消えることになったそうです。ドライバーにマイケル・ジャクソンの覆面と衣装を着させて運転させたところ、熱烈なマイケルファンが激怒。エミネムの所属レコード会社に批判や苦情が殺到したため、発売日まで予定していたトラックによるプロモーションを切り上げることになったらしい。

 今回のアルバムでは、リードシングル「ジャスト・ルーズ・イット」のプロモーションビデオで、エミネムがマドンナやMC・ハマーのほか、マイケルに変装。社会問題化している幼児虐待を連想させるように、エミネム扮するマイケルと子供がベッドで遊んだり、マイケルとエミネム(1人2役)が向かい合った途端、エミネムがマイケルの顔に向けて嘔吐したりとやりたい放題。踊りのシーンでは、整形の噂のあるマイケルの顔から鼻がもげ、マイケルが鼻を探して床をはい回るなど、知る人ぞ知るシーンのオンパレード。 

 このPVにマイケルは本気で怒り、全米のメディアに対して「放映差し止め」を要求。さらに、国民的俳優でコメディアンのスティーヴ・ハーヴェイの人気ラジオ番組「ザ・スティーヴ・ハーヴェイ・モーニング・ショウ」に電話をかけ「エミネムとの確執は何もなかったのに…」と訴えたそうです。マイケルの悲痛な叫びにスティーヴは「MTV、VH1も放映を禁止すべき」と異例のコメントを発表するなど、アメリカでは大きな話題となりました。

 この騒ぎに便乗して素早く展開されたのがトラックによるプロモーションで、PVに連動したジョークとして、マイケルの覆面と衣装も同時に特注。運転手に着させて走らせたようです。
 エミネムのファンからは大ウケだったようですが、マイケルの熱狂的なファンには通じなかったらしいです。エミネムのアルバムを発売するユニバーサルインターナショナルに「マイケルをバカにしすぎている」「冗談も度が過ぎる」と言った声から「マイケルに対する悪質な嫌がらせ」「人権侵害」と非難が殺到。担当者も「ちょっとやりすぎたようですね」と反省しきり。このプロモーションを6日で打ち切ることにしたが、返って注目が集まる結果となりそうです。

 マイケルはエミネムとは何の確執もなかったと言っていますが、なぜエミネムはマイケルをここまで執拗にからかっているんでしょうか。マイケルに個人的に恨みでもあるのか、はたまたマドンナやMC・ハマー同様単なるネタの一つにすぎないのか……。マイケルの裁判の行方が現在全米で注目を集めているだけにタイムリーなネタではありますが、僕個人的には、こういった個人を中傷するようなネタはあまり好きではありませんね。エミネムも30を過ぎたいい大人なのに……。しかもマイケルの疑惑にしても、マイケル自身が否定しているわけですから、真実かどうかもわからないわけですからねえ。これでマイケルが無実だという結果になったら、エミネムはどう対処するつもりなのでしょうか。



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 勝手に「ゴルゴ13」(その2)
2004年11月05日(金)

放棄された依頼

依頼者「君がゴル……いや、デューク東郷か。」
ゴルゴ「……………………………………」
依頼者「君は仕事を100%完璧に遂行するそうだな。」
ゴルゴ「……ミスは、許されない。」
依頼者「素晴らしい!私に部下にも見習って欲しいものだよ。」
ゴルゴ「……前置きはいい、用件を聞こう。」
依頼者「狙撃して欲しいのは、この男だ。」

ゴルゴ「……………………………………」
依頼者「どうだ、引き受けてくれるかね?」

ゴルゴ「……他を、当たるんだな。」

(完)



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 勝手に「ゴルゴ13」(その1)
2004年11月04日(木)

早すぎた遂行

依頼者「よく来てくれたねゴル……いや、デューク東郷。」
ゴルゴ「……………………………………」
依頼者「おっと!君には“握手”という流儀はないんだったな。」
ゴルゴ「……用件を聞こうか」
依頼者「ああ、報酬は指定された口座にすでに振り込んである。」
ゴルゴ「……狙撃の対象は何だ?」
依頼者「それが、ちょっとやっかいな依頼でね。」
ゴルゴ「もったいぶらずに、簡潔に話せ。」
依頼者「……実は、この私を狙撃して欲しいんだよ。ただし……」

ズキューン!

依頼者「……は……話を……最後まで……」(ガクッ)

(完)



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 ブッシュ氏再選
2004年11月03日(水)

 2日投開票の米大統領選は3日、「暫定票」の扱いから結果が判明していなかったオハイオ州を共和党現職ジョージ・ブッシュ大統領が制し、選挙人274人を確保して、民主党ジョン・ケリー上院議員を破り再選を果たしました。ブッシュ氏は同日午後3時(日本時間4日午前5時)過ぎから、ホワイトハウス近くで勝利宣言しました。

 ブッシュ大統領はホワイトハウスの執務室で受話器の向こうのケリー上院議員を「あなたは尊敬に値する見事な相手だった。自身の努力を誇りに思うべきだ」ねぎらいました。
 敗北受け入れを伝えたケリー氏とブッシュ大統領の会話は3、4分。電話をかけてきけたケリー氏が「大統領、おめでとうございます」と祝福すると、両者は長かった選挙戦での互いの健闘をたたえ合ったといいます。
 ケリー氏は米国が分断の危機にあることを訴え「団結しなくてはならない」と強調。イラク政策や対テロ戦で、党派を超えて大統領と協力していくことを約束しました。

 個人的にはケリー氏というよりはブッシュ以外の人にアメリカ大統領になって欲しかったわけですが、再びブッシュが当選し、アメリカと世界は今後4年間、ブッシュと共に歩み続けることになりましたか。
 小泉首相はブッシュ大統領との蜜月関係において、「大統領は映画『真昼の決闘』で、孤立無援で悪に立ち向かうゲーリー・クーパーだ」と例えていましたが、ブッシュ政権が「孤立無援」であるというのは大きな間違いです。単なる「単独行動」という表現が最も正しい表現でしょう。

 国際問題は協力してのみ解決できるものです。国際テロ、大量破壊兵器拡散、地域紛争に加え、貧困、気候変動、感染症の脅威もあり、こうした課題を克服するには一致協力した取り組みが必要だと思います。ブッシュ氏が大統領を続投することになった以上、ブッシュ大統領の今後の舵取りに期待するしかありません。そして新しい任期では、ぜひとも自らの過ちを真摯に受け止めて、正しい方向へ軌道修正してほしいものです。

 今回の選挙では、首都圏などの大都市ではケリー氏優勢、その他の地域ではブッシュ氏優勢だったというのが大きな特徴だったと思います。つまり、政治の中心に住む人々の多くがブッシュ政権に疑問を持っていると言うことになります。ですから今回のブッシュ大統領再選は、アメリカ市民がすでにブッシュ政権のやり方を認識しているという点で、ブッシュ大統領が誕生した頃と大きく状況が変わっています。
 ブッシュ大統領としても、そのアメリカ市民の疑問を払拭するためにも、様々な政策の見直しを余儀なくされるはずです。そしてその見直し方も、これまでの彼の思想や理念を180°改めるようなものでなければ、アメリカ市民は決して納得しないでしょう。



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 南河内伝説
2004年11月02日(火)

●新コーナー「南河内伝説」を開設

 かねてから予告していましたが、ようやく「PRIVATE」内に新コーナー「南河内伝説」をアップすることができました。この「南河内伝説」は、M−NESTが現在のデザインになる前の、一部の方以外非公開の頃に掲載していたもので、今回若干手を加えて一般公開することにしました。
 理由は至って単純で、せっかく書いたものだから少しでも多くの方に読んでいただこうと思っただけです。ただし、うちの多くのコンテンツ同様、このコンテンツも非常に個人的な内容になっていますので、万人ウケする内容ではないということは僕もわかっています。ただまあ、軽く読み流す程度でしたらそれほど文字量もありませんし、暇つぶし程度にはなるのではないかと思っております。

 それにしても……今回の扉絵はM−NESTの中でも特にえげつないイメージだなあと思います。関西っぽいエネルギッシュなイメージを目指したのですが、ちょっとやりすぎてしまったような気もします。他のコンテンツとあまりにもテイストが違っちゃって……。ま、プライベートのぺーじだからいいか……。



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 「CUBE2」を観る
2004年11月01日(月)

 ビデオで借りてきた映画「CUBE2」を観ました。「CUBE2」は1998年に公開された「CUBE」の続編す。

 まず前作の「CUBE」から簡単にご紹介しましょう。謎の立方体で目覚めた男がまったく同じつくりの隣の部屋に入ったとたん、罠にはまって賽の目に切り刻まれてしまいます。同じ立方体の中で出会う6人の男女、だれも何故そこにいて、そこがどこなのかわかりません。6つの面にあるどのドアをあけても壁の色の違う同じ立方体があるだけの空間に閉じ込められた6人は、罠を避けながらとにかく出口を求めてさ迷い歩きますが……。
 カナダの恐るべ新鋭監督ヴィンチェンゾ・ナタリが低予算で作り上げた密室サイコスリラー、限定された空間と限定された登場人物で繰り広げられるとにもかくにも恐怖の連続のドラマは一見の価値ありです。

 その設定上、全編がセットの中だけで撮影されており、制作費をほとんどかけず、アイディアだけで勝負した非常に優れた作品だと思いました。ストーリーも決して一発芸的なものに終わることなく、随所に盛り上がりを用意した飽きさせない展開で、とても面白かったと思います。
 物語の展開は、6人が立方体が並ぶ迷路をさまよい、誤った道へ進んでしまうと残虐な罠が待ち受けているという至って単純な構造ですが、そのさまよう6人の中でも対立関係が生まれてさらに事態を複雑化させたりと、非常にサスペンスとして完成された映画になっています。
 またこの映画はとても理不尽で恐ろしいお話ではありますが、すべてが「数字」によって、論理的に組み立てられているために、人智を超えることはないという安心感がどこかにあります。

 で、今回観た続編「CUBE2」ですが、前作で明かされなかったキューブの全ての謎がこの「CUBE2」で解き明かされると書かれていたのですが、いざ蓋を開けてみると、謎はおろか、全く前作のキューブとは別物になってしまっており、はっきり言ってがっかりしました。
 設定自体は前作とほぼ同じで、何も分からず迷路に放り込まれた男女が脱出を試みるという話なのですが、キューブに仕掛けられたトラップがCG処理された、非現実的な物になってしまっていたり、迷路の繋がりがめちゃくちゃになって、探索する意味がなくなったり、その理由付けが聞きかじりの安っぽい量子論だったり、センスがないというか、発想が安っぽかったです。ドアを開けて移動するたびに位置関係が崩れてしまっては、移動する意味がありません。閉ざされた空間という設定も台なしでした。
 ラストも謎は全く解き明かされておらず、それどころか別次元へと話が飛躍してしまい、結局誰が何のために作ったのかと言うことがわからずじまいで、見終わった後は、消化不良な印象しかありませんでした。

 あの優れたアイディアで観るものをあっと言わせた「CUBE」の続編としては、納得できないですねえ……。



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