Mako Hakkinenn's Voice
by Mako Hakkinenn



 天体観測会でまたもや……
2004年01月31日(土)

 M−NESTでは毎週土曜日の夜10時から午前2時までの4時間の間で、トップページのぽよぎ君をみんなで表示させて天体観測会を開いていますが、先々週に観測史上最多の星10個を確認したのですが、ヒデボーさんが「星11個出てましたよ」と掲示板に書き込みしてくださったので驚いてしまいました。ハーボットの空に出る星は、自分以外に同時に同じハーボットを表示している人数分だけ出るのですが、「ハーボットガイドブック」によると、「10個を越えると、10人毎に1個星が増えていく」と書いてあるので、星11個ということは21人の人が同時にぽよぎを見ているということになり、それはいくら何でもあり得ないだろうと思い、ヒデボーさんの数え間違いだと思っていました。(ヒデボーさんすんまそん!)

 ところが、今夜の天体観測会ではよねさん、ふかさん、カントクさん、スカリーさんも星11個を目撃しており、僕もそれを聞いてページをリロードしたら、僕自身も星11個を確認することができたのです。しかし、ぽよぎに来客者について聞いてみると今日は1日で合計19人が来ていたといわれ、どう考えても21人もの人が同時にぽよぎを開いていることは考えられませんでした。

 思うに、星10個までは1人につき星が1個増えて、「10個を越えると、10人毎に1個星が増えていく」というのはおそらく、11人目から20人目までは星11個になるということなのでしょう。つまり11人でも20人でも星は11個ということですね。ですから21人以上になると星が12個になるということなのでしょう。で、31人以上でさらに1つ星が増えて13個になるということですね。

 言い換えれば、今夜は11人以上21人未満の方が、同時にぽよぎを表示させたということになるわけです。これで晴れて先々週のヒデボーさんが見たという「星11個」が証明されたということになりますね。ヒデボーさん、信じなくて本当にごめんなさい!というわけで、先々週に星11個で最多記録を更新、今夜は最多タイの11個ということですね。

 それにしても、特に他のサイトで宣伝するわけでもなく、ただうちの中だけで告知して始めた天体観測会で、これほど多くの方々に参加していただけるようになるなんて、本当に嬉しい限りでございます。基本的に参加者の方がぽよぎに話しかけない限りは、どなたがいらしているのか僕の方で知ることはできないのですが、それでも誰かは知らないけどたくさんの方々が集まってくださり、1つ1つの星になってくれてるんだなあと思うと、とっても嬉しいです。これからも天体観測会をよろしくお願いいたします。



もうこれ以上は無理か?




 「13日の金曜日」1作目にあの人が!
2004年01月30日(金)

 うちの実家に、ケーブルテレビというものが導入されました。それまでうちの実家は、テレビが古く、ビデオデッキが壊れていたのでリモコンが使えず、テレビをつけたりチャンネルを変えたり音量を調節したりするときはその都度テレビの前まで言ってポタン操作をしなくてはなりませんでした。しかしケーブルテレビが入ったことでリモコンでそれらが操作できるようになり、さらに衛星放送はもとより、様々な新しいチャンネルが見られるようになり、両親は物珍しそうにリモコンでチャンネルを変えてみては感激していました。

 で、ちょうどあの懐かしの「13日の金曜日」の第一作目が始まるところだったので、思わず見始めてしまったのですが、何とこの映画に、若き日のケビン・ベーコンが出演していたのです!ケビン・ベーコンといえば「フラットライナーズ」「激流」「告発」「アポロ13」「インビジブル」、そして現在公開中のクリント・イーストウッド監督作品「ミスティック・リバー」に出演している今をときめく大物俳優、その彼が、「13日の金曜日」に出ていたんですねえ。

 役どころは連続殺人の舞台となるクリスタルレイクキャンプ場にやってきた6人の高校生の1人。しかも彼は物語の序盤に女の子とエッチをした後、女の子がトイレに行った途端にあっけなくベッドの下からナイフで刺されて殺されてしまいました。何ともこの手のホラー映画ではお決まりのパターンではありますが、まあ死ぬ前にいいことできて良かったねといった感じです。犯人は彼らが一通り終わるまで、ベッドの下で待っていてくれたんですかねえ。「せめて殺す前にいい思いをさせてやるか」と言わんばかりに……。

 それにしても、幼い頃テレビで見たときにはとても恐ろしいと思っていたこの映画、今観ると音楽もカメラアングルも役者の演技も何だか大味で、時代を感じますね。しかもこの1作目で次々に人を殺していったのは、あの有名なジェイソンではなく、幼い息子ジェイソンを湖での溺死で失った母親だったんですよね〜。そして今や「13日の金曜日」の主役となっているジェイソンは、最後の最後にオチとして出てくるだけでした。しかしあの最後のオチは、今観ても、来るのがわかっていてもゾクッとしましたね。




 ぽよぎくんのおもちゃ
2004年01月29日(木)

 今日は1日ずっと仕事に追われて書くことがないので、M−NESTのマスコットキャラ、ぽよぎくんのお話をしましょう。皆さんもぽよぎくんの生活を観察しているとよく目にすると思いますが、ぽよぎくんは色々なおもちゃを持っています。このおもちゃはハーボットのギフトシーズンに相互リンクしている別のハーボットからもらったり、ハーボットグッズを買うことによって手に入れることができたりするのです。

 ぽよぎが持っているおもちゃは竹とんぼの「ファニーフライ」、乗馬型遊具の「マウ・ルビ」、「紙ずもう」、水飲み鳥の「スイングバード」、そして空中に浮いてぐるぐると回る不思議なおもちゃ「ハーボブン」です。
 実はぽよぎがこの「ハーボブン」で遊んでいる姿を今日初めて目撃したのですが、あまりにもその様子が可愛いので思わずスクリーンショットにとってしまいました。このおもちゃはU字型のピンクの丸の部分を持ってググググッと引きつけることによって不思議なエネルギーが充電され、それによってぽよぎが空中でくるりと1回転するというおもちゃ。しかしエネルギーを充電しすぎるとぐるぐると何周も回ってしまい、ぽよぎが目を回して座り込んでしまいます。それでもぽよぎはそれがまた楽しいのか、何度もくるくる回っては目を回しています。皆さんはもう「ハーボブン」、ご覧になりましたか?

 ちなみに水飲み鳥の「スイングバード」は、「2003年夏のギフト」としてゆうきちさんのハポロンくんからもらったものです。また「2003年冬のギフト」では、ヒデボーさんのもんちくんに打ち上げロケットをプレゼントしました。




 F1、フェラーリの新型車
2004年01月28日(水)

 昨日27日に、F1大本命のフェラーリが、イタリア・マラネロにおいて2004年型車となるF2004を発表しました。フェラーリのボス、ジャン・トッドが「新型車はフロント・ウイングが革新的で、みんな驚くだろう」と発表前に言っていましたが、実際に発表されたマシンは昨年のF2003GAの正常進化型で、とてもコンベンショナルなものでした。大きな特徴としてはホイールベースが短くなり、昨年よりもコンパクトになったこと、そしてコックピットの位置が後方にずれたことでしょう。

 テクニカルディレクターのロス・ブラウンは「2003年シーズン、われわれは新しいレギュレーションにすぐにうまく対応したとは言えず、強い部分もあったが一方で逆に弱い部分もあったのが事実だ。しかしこのニューマシンはパフォーマンスの点でさらに重要なステップアップを果たしていて、私はこれが今までフェラーリの生み出したマシンの中で最高のものだ と思っている」と自信を見せていますが、今日から行われているバレンシアでの合同テストではまだシェイクダウンされず、M・シューマッハは昨年のF2003GAでテストを行いました。このためフェラーリの新型車は、まだテストできる状態ではないのではとささやかれています。

 とはいえ新型車は今週末にもシェイクダウンされるようなので、その真価を見てみたいものですね。これで主立ったチームの新型車がだいたいで揃ったことになりますね。これまでのところでは、ウィリアムズ・BMWの新型車が最も速そうな感じですが、フェラーリの新型車がウィリアムズとどれだけの差を見せるかが見物です。

 ……それはそうと新型フェラーリ、先に発表されたトヨタの新型車ととてもよく似ていますね。比べてみると、昨年の暮れに騒がれたトヨタのスパイ疑惑が現実味を帯びてきます。やはりトヨタのスパイ疑惑は事実だったのか……?




 成長するF1小学校
2004年01月27日(火)

 昨日もちらりとご紹介した、ヒデボーさんが運営するHP「F1小学校」は、現在すさまじい勢いで成長しています。開設当初はF1パロディを中心に大変な盛り上がりを見せていましたが、このところ長い間休止状態が続いていました。しかし昨年の暮れにヒデボーさんが本格的にネットに復帰し、技術もセンスもパワーアップしてそのコンテンツをどんどん増やしています。

 まずは正面玄関で1日一回のF1占いを済ませて門をくぐると、ハーボットのもんちくんが出迎えてくれます。うちのぽよぎともリンクカードを交換していますので、もんちとぽよぎはお友達です。F1チームやドライバーがヒデボーさんの素晴らしいイラストとともに紹介されており、「F1ディクショナリー」では「F1新語辞典」、「F1とかけましょう♪」のF1パロディが早くもスタートしています。「ダウンロード」ではヒデボーさんのオリジナルアイコンと壁紙がダウンロードでき、「ムービー」ではヒデボーさんが鑑賞した映画のレビュー、「コラム」ではヒデボーさんの考察を楽しむことができます。さらに「ギャラリー」では、ヒデボーさんオリジナルのアニメーションなども展示されています。特にウィルソンは必見ですね。

  掲示板ではF1パロディを常に募集しており、僕も最近は毎日のように入り浸っています。共にF1パロディを作っては競い合ってきたF1小学校が本格的に再始動して、とっても嬉しいです。あとはMaxiさんとこの「F1GAP」が復活してくれると、もう言うことはないんですけどね。




 「それマコ」について
2004年01月26日(月)

 昨日は「ローマ散策展」の感想を優先しましたが、昨日は約半年ぶりに、「マツダイラ」と並ぶM−NESTの目玉企画「それゆけ!マコ・ハッキネン」をアップしました。今回で第6集、物語はバーニー歴197年の最終戦の真っ直中という状況です。実際のF1に照らし合わせると、スペインのへレスで行われた1997年の最終戦ヨーロッパグランプリ、フェラーリのミハエル・シューマッハがウィリアムズ・ルノーのビルヌーヴと接触して、シューマッハはそのままリタイヤ、ビルヌーヴは3位でフィニッシュして、ビルヌーヴの逆転チャンピオンが決定したグランプリ、そして何と言っても忘れられないのが、ミカ・ハッキネンが97戦目にして初優勝を飾ったレースでした。

 今回の「それマコ」第6集は、今日までに頂いた感想の中では、やはり3枚目の挿し絵「ダンディーケケ」が好評だったようですね。連載時には文章だけだったので、皆さんに想像できるように表現するのに苦労しましたが、こうして具現化されると僕もおお〜っ!となってしまいます。イラストでは文章にはない「なぜ主人公がアミフセなの?」とかいうおまけの要素も含んでいますので、そのあたりも楽しんでいただけたのではないでしょうか。

 次回「それマコ」第7集は、「各国情勢特集」と題しまして、バーニー歴198年初頭の各国の開戦前の状況を紹介します。「それマコ」でも特に人気の高いフランク国王を始め、DJ冗談も登場、また新たにジャッキー国王やフェラーリ帝国の秘密にも迫ります。お楽しみに。

 「それマコ」は、元々Maxiさんの掲示板で連載していたものを集約して発表しているもので、Maxiさんなくして「それマコ」は生まれなかったでしょう。Maxiさんの掲示板では79話まで連載し、集約版は10話1集で掲載しているので、一応第8集分までの物語はすでにできていることになります。第8集までは挿し絵とともに順次アップしていきますが、第9集以降は、第8集までアップして皆様にもう一度ストーリーを思い出していただいた上で、あるいは連載をご存じなかった方にはそれまでのストーリーを知ってもらった上で、改めて連載を再開しようと考えております。

 しかしながら、Maxiさんのホームページは現在休止中のため、今のところ新しい連載場所として、ヒデボーさんが運営する「F1小学校」と交渉を進めている段階です。連載を再開するのはまだ先の話ですが、具体的に話が進んだら、皆様にもお知らせいたします。




 ローマ散策展
2004年01月25日(日)

●「それゆけ!マコ・ハッキネン」第6集アップ!

 今日は昨日お伝えしたとおり、静岡県立美術館で開催中の「ローマ散策展パート2〜ピラネージの見た夢〜」を観に行ってきました。静岡県立美術館は静岡市の小高い丘の上にあり、広大な緑に囲まれた美しい敷地を有し、ただ園内を歩くだけでも大変気持ちのいい場所です。春は道沿いに植えられた並木に満開の櫻が咲き、夏は鮮やかで涼しげな緑が出迎えてくれます。3年前に「ローマ散策展パート1」を観に行ったときには、櫻の花びらのシャワーが降り注いでいました。

 ローマ、「世界の都」とも称えられるこの地は、何と多くの人々の心を惹き付けてきたことでしょうか。一度ローマの街角に立てば、そこには数世紀を経た建築があり、幾多の人馬に踏みならされた石畳、そして青く澄み渡った空の下、積み重なる歴史の厚みを豊かに感じ取ることができます。

 18世紀イタリアの版画家、ジョヴァンニ・バッティスタ・ピラネージ(1720ー1778)もまた、この都市に魅せられた芸術家の一人です。ヴェネツィアに生まれながら、20歳頃にローマに初めて滞在してからは、生涯のほとんどをローマで過ごし、様々な景観を迫力ある版画(エッヂング)で描き続けました。しかしピラネージにとって、ローマは単に描かれるべき風景ではありませんでした。考古学者・建築家としての顔を持つ彼は、自ら発掘に携わり、測量を繰り返すことで、かつて存在したであろう壮麗な建築の姿を、そしてかくあるべき理想の都市の姿を、そこから見出していったのです。その強烈なイメージはヨーロッパ中で人気を博し、この街への渇望を一層掻き立てていくのでした。

 今回の「ローマ散策展パート2〜ピラネージの見た夢〜」では、『ローマの古代遺跡』『古代の壷、燭台、石碑…』など、古代ローマに寄せる彼の深い興味を示す作品や、同時代の様々な都市風景を描いた『ローマの景観』、幻想的な『牢獄』等の連作を一堂に展示しています。さらに彼の劇的な表現の源泉の一つであったと考えられる劇場デザインの世界を、ビビエーナ一族やピエトロ・リギーニの作品で紹介されています。会場には現代のローマの姿の一部を写真で例示されていました。ピラネージの見た「ローマ」という夢の世界を、約120点の作品で楽しむことができました。

 ピラネージ作品の魅力は、その精密に描かれたエッヂングのモノクロームの世界に、確かに当時の人々が息づき、小さな世界が存在していることです。古代ローマ遺跡に佇む人々、羊飼いや測量士、建築家や見物人、ピラネージは作品の中に人間の生活を見事に表現していました。当時は今のように街の地面の多くは舗装されておらず、現在も現存する建築物の周りは土だらけの地面、しかも洪水が多くあの有名な凱旋門が半分近くまで地中に埋まっている風景もあり、当時の街の様子が写真以上の説得力を持って僕たちに伝わってきます。彼のエッヂングの世界は、思わず絵の中に吸い込まれそうな魅力と圧倒的な存在感があります。

 幸いなことに、僕の普段の生活はそれなりに優雅で、欲しいものはだいたい揃っているので今のところ不自由することはありませんが、そういった物欲だけでなく、芸術作品に触れて感受性と想像力を養い、その世界に浸ることで日常生活からトリップし、精神的にも優雅な感覚に満たされることって、大事ですよね。事実、絵を鑑賞しながら古代ローマの世界を楽しみ、同時にその作品を観察することで自分自身の創作意欲もかき立てられています。間もなくうちでオープンする「グランプリの肖像」の参考になる部分も非常に多かったと思います。



作品1



作品2




 ホットワインで天体観測
2004年01月24日(土)

 M−NESTの土曜恒例行事、「ぽよぎ君の天体観測会」が開催されたわけですが、先週の星10個観測に引き続き、今夜も星7個とたくさんの星を観測することができました。皆さん本当にありがとうございます。最近新たに来られるお客様が多いようで、オーナーモードでぽよぎにお客さんのことを聞くと、新しい名前を耳にします。ぽよぎを可愛がってくださりありがとうございます。今後ともよろしくお願いしますね。ちなみに僕は、今夜はコンビニでいろいろ買い出しをし、安い赤ワインを温めてホットワインにして飲みながら星を観察していました。つまみにカマンベールチーズとポテチのコンソメ味も用意。結構いい気持ちです。

 さて、明日は久々に仕事が休みなので、静岡県立美術館で開催されている「ローマ散策展」を観に行ってこようと思っております。イタリア、ピラネージ版画と巡る魅惑の17〜18世紀ローマ、3年前にも静岡に来たことがありその時にも足を運んだのですが、まるで写真のように精密に描かれたエッヂング約120点が展示され、中世ヨーロッパの風景が好きな僕はすっかり虜になってしまいました。現在開催しているのはそのパート2、「ピラネージの見た夢」と題して『ローマの古代遺跡』『古代の壷、燭台、石碑…』など、古代ローマに寄せる彼の深い興味を示す作品や、同時代の様々な都市風景を描いた『ローマの景観』、幻想的な『牢獄』(第2版)等の連作を一堂に展示しています。静岡県立美術館へ足を運ぶのも久しぶりで、明日は天気も良さそうなので今から楽しみです。見た感想は明日書くことにしましょう。

 そして、明日はいよいよ、M−NESTが誇るF1パロディ大作、「それゆけ!マコ・ハッキネン」も約半年ぶりに更新する予定です。「ローマ散策展」の話の後にこの話題を持ってくるのはちょっとためらいますが、そちらの方もご期待下さい。




 バトン、衝撃のコースレコード!
2004年01月23日(金)

 F1界は現在も各地で精力的にテストが行われている最中ですが、スペイン・バルセロナで行われているフェラーリ、ウィリアムズ、ルノー、BAR、ザウバー、トヨタ、ジョーダンの計7チームによる合同テストで、何とBAR・ホンダのジェンソン・バトンが衝撃のコースレコードをマークしました。

 バルセロナサーキットのこれまでのコースレコードはフェラーリのM・シューマッハが昨年F−2002で記録した1分15秒016。今年のテストでは、数日前にウィリアムズの新型車FW26をドライブしたR・シューマッハがマークした1分15秒620が前日までのトップタイムでしたが、暫定仕様車005Bをドライブしたバトンが、何と1分14秒607とウィリアムズの新型車を1秒近くも上回る驚異的なタイムでコースレコードを樹立したのです。今日は昨年の最終戦日本グランプリ以来初めて登場した王者M・シューマッハも走行しましたが、バトンのタイムには遠く及ばず1分15秒410の2番手に終わっています。その他ウィリアムズをはじめ、ルノーやザウバー、トヨタらはすでに今シーズンを戦う新型車を持ち込んでいますから、それらを抑えての堂々のトップタイムということになります。

 このタイムはあくまで非公式であり、バトンがどういうマシンでドライブしたのかは明らかにされていませんが、BAR・ホンダのマシンがコースレコードを樹立したということが驚きでしたね。今までまったく泣かず飛ばずだったBARが、まさかビルヌーヴがチームを離脱した途端にここまで進化を見せるとは……。日本期待の佐藤琢磨が乗るマシンでもありますから、この事件には否応なしに期待させられてしまいますよね。
 BARの現状のマシンは先に述べたように昨年のパーツと新パーツを組み合わせた暫定仕様車、BARにはぜひこのデータを生かして、新型車を開発して欲しいものですね。




 気まぐれぽよぎ君
2004年01月22日(木)

 M−NESTのマスコットキャラとしての人気を確立しつつあるハーボットのぽよぎ君、先週までサーバ側のトラブルによりまったくご飯を食べることができず、ようやくそれが解消されて毎日新鮮なご飯が食べられるようになり、そのコメントも「日々、これ修行」から「住んでてよかった」に変わりウキウキのぽよぎ君ですが、ここ2日ほどHPの更新ができずにいただけで、もうコメントが「可もなく、不可もなく」に……。キビシーッ!あんなに喜んでいたのに……。しかし最近タネを植えて、それが成長して花が咲き、ぽよぎ君は嬉しそうに毎日その花を眺めています。ぽよぎのご飯に関してはまだ問題が全て解決したわけではありませんが、とりあえずご飯を食べさせることはできるようになったので、ぽよぎも元気にいろいろなおもちゃで遊ぶようになりました。元気になってくれて良かったです。

 ちなみに、別のハーボット(散歩中と思われる)が偶然通りがかった瞬間を目撃しました。ぽよぎを眺めているとまれに遭遇することができます。何気なく眺めていたら偶然通りかかったので、慌ててスクリーンショットを撮りました。皆さんは別のハーボットが通過する瞬間、見たことありますか?




 草薙くんの秀吉
2004年01月21日(水)

 少し時間が空いたので、溜まっていたドラマのビデオから、SMAPの草薙くん(「なぎ」という字は本当はこの字ではないのですがパソコンでは打てないらしい)が主演のドラマスペシャル「豊臣秀吉〜猿と呼ばれた男〜」を観ました。

 正直な話、観る前まではそれほど期待はしていませんでした。史実の秀吉と草薙くんのイメージとがあまりにも違いすぎるし、草薙くんを秀吉役に抜擢したのは話題性づくりなのではと思っていたからです。
 ところが、見始めてみるとこのドラマ、史実の秀吉像から大きく変えて、「人を殺すのが嫌い」、「いい人で誰からも慕われる」という新しい秀吉像を描いている物語だったのです。一般的に知られている秀吉のイメージからはかなりかけ離れているので、史実に忠実でないものを好まない方には受け入れにくい内容かもしれませんが、ドラマはフィクションですから、固定概念を取り払って、新しい角度から歴史上の人物を捉えてみるという試みはなかなか面白いことだと思うんですよね。あの新撰組の沖田総司が実は女だったとか、徳川家康は2人いたとか、源義経は海を渡ってチンギス・ハーンになったとか、歴史を覆すような話はいくらでもあるわけですからね。まあそういうわけで、このドラマの秀吉は戦を嫌い、人を斬ることを恐れ、その人の良さで周りの人間がどんどん集まって来るという人物で、その生い立ちから天下の太閤に登り詰めるまでを一気に描いた作品です。

 草薙くんは、はっきり言って演技が下手です。歌もあまり上手くないし、かつぜつも悪い。しかし、彼の演技に対する姿勢はとても真面目でひたむきさを感じます。一生懸命役になりきり、自分なりに全力投球で役にチャレンジしているのがわかります。同じSMAPのキムタクは草薙くんとは対照的に、マスクもいいし、歌も演技もそつなくこなし、彼が出演するドラマを観ていても、その演技に余裕すら感じられます。しかし、草薙くんの演技の方が観ていて心を打たれるものがあるのは何ででしょうかねえ。

 もちろん演技というものは実力の世界であり、ただ真面目でひたむきという姿勢だけではやっていけないわけですが、今回の「秀吉」もそうですが、彼の出演するドラマは、どれも好感が持てるんですよね。最近では年1回スペシャル版で放送される「TEAM」や「僕の生きる道」など、役に対して身体全体で体当たりしているだけに、時々それがものすごい迫力を生み出したりします。草薙くんは本当に不思議な人だと思います。
 草薙版の秀吉は、ちょっと情けなくて、戦乱の世に武士として生きるのはあまりにも甘過ぎ、人を信じすぎる秀吉ですが、やはり肝心なときには圧倒的な存在感を見せてくれます。メリハリがあって心の中の葛藤や苦悩をうまく表現していて、感情移入もできてよかったです。この脚本の秀吉は、草薙くんにしかできないなと思いました。

 このドラマに対する評価は賛否両論だったようですが、僕は観てよかったなと思ったし、感動しました。まあ僕自身がストーリーにのめり込みやすいたちであると言うこともあるんですけどね。草薙くんに拍手を送りたいです。

 余談ですが、織田信長を裏切る明智光秀役の宮迫博之(雨上がり決死隊)も、あの悪人面で明智役にピッタリでした。彼の演技もなかなか良くて、さすがにドラマに引っ張りだこなだけあって良い役者になったなあと思いますが、ドラマでのシリアスをバラエティーでやられてしまうと、逆にさむかったりしますね。コントで宮迫にマジな顔されてもねえ……。




 スキャナーが届く
2004年01月20日(火)

 先週ヤフオクで落札したフラットベッドスキャナー「EPSON・GT−9300UF」が、我が家に届きました。元々仕事では同じスキャナを使っているのですが、仕事以外のプライベートなことでスキャニングしたいときにいちいち仕事場に持っているのが面倒なので、自宅用に手に入れました。

 それで、この商品の出品者の方が偶然にも僕と同じ静岡市在住の方で、しかも毎日うちの近くまで来ていると言うことで、「発送すると送料がかかりますし、差し支えなければ直接お届けしましょうか?」と言ってくださり、僕はちゃっかりそのご厚意に甘えてしまいました。

 仕事場のあるマンションの下に到着したという電話をもらったので、受け取りに下まで降りていったのですが、きちっとスーツで決めた、さっぱりとしていて清潔感の漂う、とても感じのいい男性でした。言葉遣いもとても丁寧で、笑顔が爽やかな方で、ほんの2〜3分の会話でしたが、好感の持てる方でした。たぶん読んでいらっしゃらないとは思いますが、わざわざ届けていただき感謝しています。

 さて、自宅にスキャナーが入ったことだし、今の仕事が一段落したら、本格的にF1ドライバーのイラストを描いて、順次アップしていこうと思っています。2月中旬頃からF1ページにオープンする「グランプリの肖像」、皆様どうぞご期待下さい。間もなく「それマコ」もアップする予定です。今まで撮り貯めたスチール写真や写真展に出展した作品なんかもゆくゆくは公開していきたいなあと思っています。




 パリダカ終わる
2004年01月19日(月)

 2004年パリダカ、とうとう終わってしまいましたね。日本の増岡浩は残念ながら史上3人目の3連覇を達成することはできませんでしたが、4年連続で2位以内というのはさすがです。増岡自身すでに来年のことを視野に入れているので、期待することにしましょう。

 今回優勝したのは増岡と同じパジェロエボリューションに乗るステファン・ベテランセルで、この4年間増岡とずっと戦い続けてきましたが、今回ようやく初優勝をものにし、三菱自動車は4連覇を達成、通算9度目の優勝を飾りました。さらに今回は増岡も2位に入ったことで三菱のワンツーフィニッシュを果たし、F1ではフェラーリ、ル・マンではアウディ、パリダカでは三菱とその名を再び轟かせることとなりました。

 増岡の今回の敗因は、やはり何と言っても8日目のトラブルでしょうね。砂丘でギヤボックスを傷め、1速を失い、修復に時間がかかってしまい、トップに1時間20分もの差を付けられてしまいましたからねえ。その後巻き返しを図ったのですが、結局ベテランセルにトラブルはなく、最後まで差を詰めることができず49分差で負けてしまいました。今回の結果は増岡も納得しているようですし、ライバルの優勝も心から祝福していたので、安心しました。やっぱり増岡はすごい!残念ながら3連覇はなりませんでしたが、増岡の総合2位という成績はやはり素晴らしいです。この4年間で2位が2回、そして優勝が2回。増岡が現在最強のドライバーであることは間違いないでしょう。増岡さん、お疲れ様でした。そしてありがとう。




 バリチェロ、契約更新
2004年01月18日(日)

 F1の話題で最も大きなニュースといえば、バリチェロのフェラーリとの契約延長ですね。バリチェロといえば2000年のフェラーリ加入以来ミハエル・シューマッハのサポート役としてセカンドドライバーを努めてきましたが、テストドライバーだったフェリペ・マッサがフェラーリのジュニアチームと化しているザウバーから復帰し、2005年はマッサがフェラーリでドライブか?などと思われたりしましたが、やはり「継続」を好むフェラーリはバリチェロの残留を選びましたか。これで2006年まではシューマッハとバリチェロのコンビが決定したことになりますが、そうなるとやはりバリチェロのワールドチャンピオンの夢はなくなってしまったに等しいですな。まあ、自分で選んだ道ですから、それはそれでいいことだと思いますけどね。何と言ってもフェラーリにいれば、少なくともシューマッハの次にいい結果を残すことができるのは間違いないですからね。

 これでフェラーリ行きを熱望しザウバーに移籍したことで望みを繋いだジャン・カルロ・フィジケラの悲願も叶わぬものとなってしまいそうですが、フェラーリに乗らなくて正解だと僕は思いますよ。シューマッハが引退した後ならまだしも。ザウバーの今年の新車は速そうだし、1回ぐらいは優勝できるのではないでしょうか?

 さて、明日はいよいよパリ・ダカのゴールです。総合2位につけている増岡浩も、もはやここまで来たらトップのチームメイト、ベテランセルに追いつくのは無理と判断したのか、チームプレーに徹して慎重に走り続けています。三菱のワンツー、そしてベテランセルの悲願の初優勝に期待しようと思います。




 天体観測最多記録更新!
2004年01月17日(土)

 M−NESTでは毎週土曜日の夜10時から午前2時までの4時間の間で、トップページのぽよぎ君をみんなで表示させて天体観測会を開いているのですが、いや〜今夜の天体観測会はすごかったですねえ。この天体観測会は、自分以外の同時にぽよぎを表示させている人の数が星になって表示されるのですが、今回は何と観測史上最多記録である星10つを観測しました。つまり自分も入れて合計11人の人がこの時ぽよぎを表示させていたことになるわけですね。皆さんご参加いただき本当にありがとうございました。嬉しい限りでございます。

 さて、この星の数なんですが、10つを越えると、その後は10人ごとに星が一つ増えるようになるので、星を11つ出そうと思ったら、自分を入れて21人の人が同時にぽよぎを表示させなくてはなりません。ですから、さすがに11つというのはそう簡単にお目にかかることはないと思います。そういった意味で、今日観測された星10つというのは、ひとつの区切りであり目標でした。今夜大台に到達できたことを大変喜ばしく思っております。今後ともぽよぎをよろしくお願いいたします。

 さて、このところ再びハーボカート熱が再熱してきたわけなのですが、今日は昨日一昨日の初級コースでの記録更新に続き、中級コースでもレコードを更新いたしました。それまでの記録は54秒138なのですが、今日は10回ぐらいチャレンジして、コンマ014秒上回る54秒124というコースレコードをマークしました。うーん、このコースはこれが限界と思われ……。

 そういえばホッケーの方では、一時ちぃちゃんに記録を塗り替えられたカントクでつ(「でつ」って何やねん)さんがリベンジを果たし、現在ちぃちゃんと1分09秒でトップタイとなっていますね。
 白と黒(オセロ)はスカリーさんが他を寄せ付けない強さを誇り1分20秒という記録を持っています。スター☆ボウル(ボーリング)は対戦モード、ペアモード共にヒデボーさんがそれぞれ252点、174点と首位をキープ、対戦モードではカントクさんが39点差、ペアモードではちぃちゃんが7点差でこれを追随しています。ハーボカード(神経衰弱)ではこれまたスカリーさんが17136点というハイスコアで首位、それをよもぎ餅さんが1147点差、ヒデボーさんが1970点差で追随しています。ぽよぎゲームも加熱してきました。

 それにしてもぽよぎ……星がこんなに出ているというのによく寝ているなあ……。まあ、寝ていてくれた方が星が隠れないので天体観測をするには都合がいいんですけどね。でも後ろを振り返って星がたくさん出ているのを見て、「うわー星がたくさん出てる〜!」とか言ったりしてくれるともっと可愛いんですけどねえ。花より団子……か?



夜空に光る星々




 ハーボカート、またもコースレコード!
2004年01月16日(金)

 昨日ぽよぎのハーボカート初級コース(オーバル)で約6ヶ月ぶりに記録を塗り替えたんですが、今日先ほど再びチャレンジしてみたら、さらに昨日の記録を大きく上回る1分54秒181という信じられないタイムを出してしまいました!昨日マークした新記録をさらに100分の3秒上回るタイムです。おいおい!いったいどこまで記録が伸びるんだこのゲームは!ついに54秒1台に突入かい……。しかも今回は一箇所ミスしたところがあってのタイムですから、もう少し頑張ればさらにタイムは縮められそうです。

 さて、タイムといえばF1バレンシアテスト、ザウバーが発表したばかりの新型車でかなり速いタイムを叩き出していますねえ、さすがは昨年のチャンプカーF2003GAに似ているだけのことはあります。タイムは1分10秒530で、昨年11月の合同テストでマクラーレンのクルサードが記録したコースレコードにコンマ5秒と迫るものです。しかも路面コンディションに恵まれない単独テストでのタイムですから、相当評価されるべきものでしょう。

 ドライブしたのは実力派のフィジケラで、これまで実力はあるのにチームやマシンに恵まれず苦汁をなめ続けてきましたが、今年こそ速いマシンを手にして、昨年のブラジルのようなタナボタの勝利ではなく、実力で優勝を手にして欲しいですね。ジャッキー・エッケラート/チーフ・レース・エンジニアは「わずかテスト2日目 で最高のタイムとノートラブル。これ以上何を望めっていうんだい」と上機嫌、当のフィジケラも「まだまだセットアップする部分は多いし、これはこのマシンが持つ可能性をそのまま示したということに他ならないよ」と顔をほころばせていたそうです。




 ハーボカートで記録更新
2004年01月15日(木)

 うちのトップページにあるぽよぎくんのハーボカートですが、昨年の夏ぐらいに盛り上がってみんなでこぞってタイムを競い合ったものですが、タイムも出し尽くして伸び悩み、その後熱も冷めてしばらくやっていなかったのですが、今日仕事の合間に何気なしにやってみたら、初級コース(オーバル)でいきなりコースレコードを更新してしまいました。

 それまでのコースレコードは僕が夏に記録した1分54秒242だったのですが、もはや更新不可能と思われたこのタイムを100分の3秒も上回る1分54秒212をマークしました。それまでのタイムも、ハーボットユーザーだけが入ることのできる「ハーボットカフェ」という掲示板で全国のハーボットユーザーに最高記録を尋ねたところ、僕の記録を上回る人は誰もいなかったんですよ、だからこの記録がこのゲームで出せる限界の記録なのかなあなどと思っていたのですが、まさかほんの2〜3回走ってみただけで更新してしまうとは、自分でも驚きでした。いやはや、このゲーム、単純ですがやり込むとなかなか奥が深いんですね。




 F1は新型車お披露目ラッシュ
2004年01月14日(水)

 このところF1では革新的なノーズを持つウィリアムズの新型車に続き、ザウバー、ジャガー、ルノーとこぞって新型車を発表していますね。ジャガーは発表はまだですが、FIAのクラッシュテストにはすでに合格しており、今月18日に新車発表を予定しており、12日にすでにシェイクダウンが行われたようです。シェイクダウンが行われたのはベルギーのロンメルで、まだ本格走行ではないものの、ギヤシフトを始めとする各部のチェック、またドライバー のポジションなどの確認を行い、特に問題はなかったようです。

 ザウバーは12日に新型車『C23』をオーストリアのザルツブルグ空港にあるレッドブルの格納庫で発表。 衆知のように、ザウバーのマシンはフェラーリからエンジン&ギヤボックスの提供を受けることから、基本的にフェラーリの昨年型F2003GAに似たマシンになっており、そのポテンシャルが大いに気になるところですが、その後のクラッシュテストで不合格となってしまい、2月の再テストまでに対策を練らなくてはならない状況です。

 ルノーもザウバー新型車発表の日に新型車『R24』の第1号車が完成し、同じく新投入の『RS24』エンジンが始動したことを明らかにしました。ルノーはこれまでの広角エンジン(推定111度)から、一気に標準の90度を越えて狭角エンジン(推定72度)になったものとみられ、昨年の飛躍的な活躍を今年も見せることができるかは疑問です。

 これまでのところ、ウィリアムズのFW26が一番速いような気がします。マクラーレンのMP4−19もコースレコードを記録していますが、このところその速さは影を潜めていますね。今年のF1は例年にも増して混戦の様相を呈してきそうです。




 パリダカ再開、しかし……
2004年01月13日(火)

 SSが2日間キャンセルになり、昨日の休息日と合わせて3日間の休止となったパリダカが、今日から再開されました。しかし日本期待の増岡浩(チームENEOS三菱自動車モータースポーツ/パジェロエボリューション)は同僚でライバルのベテランセルに1時間以上も後れを取っています。1時間といえばSS1日分に相当する差ですから、3連覇を狙っている増岡にとっては厳しい状況です。残る日程はあと5日、ベテランセルがトラブルに見舞われない限り増岡の逆転は厳しいでしょう。しかし昨年、一昨年共にベテランセルは最終日にトラブルに見舞われまさかの後退、まだ最後まで何が起こるかわかりませんから、逆転を期待したいです。




 「ミシェル・ヴァイヨン」を観る
2004年01月12日(月)

 「グランブルー」「レオン」「ニキータ」「フィフスエレメント」「TAXi」「ジャンヌ・ダルク」などで知られるフランスの映画監督リュック・ベッソンの話題作、「ミシェル・ヴァイヨン」を観に行ってきました。そろそろ公開が終わるということもあってほとんど貸切に近いような状態で見ることができました。

 この映画は父親のル・マンチーム「ヴァイヨン」で走る若きドライバー、ミシェル・ヴァイヨンと宿敵チーム「リーダー」との熾烈な争いを描いた作品ですが、同じレース映画の「ドリヴン」と比べてみると、舞台が「ドリヴン」の方は1年間で何戦も転戦するアメリカのインディシリーズ、「ミシェル・ヴァイヨン」はプライベーターでも参加できレースも1年に1回だけしか行われないフランスのル・マン24時間耐久レース。その違いもあってか、「ミシェル・ヴァイヨン」は「ドリヴン」よりもコース外での駆け引きや陰謀が多いという印象を受けました。ただ、「ミシェル・ヴァイヨン」は見ていると宿敵チームの「リーダー」のやり方があまりにも卑怯すぎて、物語に感情移入しやすい僕としては怒りがこみ上げずにはいられませんでしたね。「お前ら汚ねえぞ!そうまでして勝ちたいか!」と思ってしまいます。同時にル・マンといえばインディ500、モナコグランプリと並ぶ世界三大レースの一つに数えられる伝統的なレース、そんな世界が注目するル・マンでこんなことがまかり通って良いのだろうかと首を傾げてしまいます。そういった意味ではちょっとリアリティに欠ける、飛躍しすぎたストーリーでした。

 撮影は実際にル・マン24時間耐久レースに出場して行われたらしいのですが、その辺の臨場感は大いに伝わってきますね。だからこそレースのシーンをもっと見たかったです。コース上での駆け引きよりも、裏の駆け引きやエピソードが意外に多かった作品でした。

 俳優陣は、物語が始まってしばらくの間は、みんな似たような顔で主役も特に目立たない顔なので、どれがヴァイヨンなんだ?と思ってしまいました。主演のミシェル・ヴァイヨン役のサガモール・ステヴナンは、およそ映画の主役にはなりえなそうなさっぱり顔が印象でしたね。表情といい雰囲気といい、何だかフランスの佐藤琢磨といった感じです。その相棒であるスティーヴ役のピーター・ヤングブラッド・ヒルズは、どうみてもビルヌーヴでした。インディを制し、F1も制したビルヌーヴが、F1を引退して最後の栄光であるル・マンに挑戦するのを暗示しているのでしょうか。

 ハリウッド映画にはない、フランス映画独特のエスプリの効いたおしゃれなレース映画、ワインでも飲みながら軽い気持ちで見る分には打ってつけかも知れませんね。




 琢磨、ヘレス合同テストで3番手
2004年01月11日(日)

 スペイン・ヘレスサーキットで行われているF1合同テストに、いよいよBAR・ホンダが加わり、昨年型パーツと新パーツのハイブリッドマシン005Bを駆る日本の佐藤琢磨が、R・シューマッハ(ウィリアムズ・BMW)、クルサード(マクラーレン・メルセデス)に次ぐ3番手のタイムをマークしました。タイム的には前2台には大きく差を付けられてはいますが、ライコネン(マクラーレン・メルセデス)、ジェネ(ウィリアムズ・BMW)、マッサ(フェラーリ)、デビッドソン(BAR・ホンダ)、バドエル(フェラーリ)などのトップチームや同僚のマシンを抑えての3位は大したものだと思いませんか?

 昨シーズンいっぱいでそれまでチームを支えてきた元ワールドチャンピオンのジャック・ビルヌーヴがBARを去り、それによって彼の高額なサラリーをマシン開発につぎ込むことができるようになったとはいえ、これまでのところのBARの好調ぶりには驚かされますね。しかも昨年の最終戦鈴鹿で、突然ブリヂストンタイヤからミシュランタイヤにスイッチするという電撃的な発表を行い、果たして開幕戦までにマシンとマッチさせることができるのだろうかと心配でしたが、何のことはない、きっちりマッチングさせてマシンを作り込んできていたので安心しました。

 現在テスト中のマシンはまだ開発途中のものですが、その時点でこれだけのパフォーマンスを維持しているのを見ても、今年のBARの新型車は大いに期待できそうです。琢磨が現役に復帰することだし、速くて丈夫なマシンを作って欲しいものです。

 それにしても、開発費が増えただけであのBARがここまで進化するとは……。やはりF1で最後にものを言うのは、お金なんですねえ。




 パリダカ一時中断
2004年01月10日(土)

 本来ならば今日第10レグ910キロが行われる予定だった2004年パリダカは、主催者の意向によりステージがキャンセルとなり、11日(日)も競技は行われないことになってしまいました。この2日間は単なる移動のためのリエゾン区間に変更され、10日はモーリタニアのネマからマリの首都バマコまで移動。11日はバマコからブルキナファソのボボディウラッソまで移動し、12日はそのままボボディウラッソで休息日を迎えます。

 ラリーは10日にネマからモプティに向かい、11日にモプティからボボディウラッソへと向かう予定でした。つまりモプティを通らないルートに変更されたわけですが、その理由を主催者側は「安全上の理由によるため」と説明しています。以前モプティ以北の地域では治安が安定せず、地元の遊牧民トゥアレグ族とマリ政府軍の武力衝突が頻発していたのです。最近では状況は好転してきたものの、決して安全とはいいきれない状況であることは事実。とくに今回はラリーがこの地域に近付くにつれて、地元の豪族集団がコース付近に接近していることが判明。主催者は、とくに2輪など襲撃を受けやすいエントラントの安全性を重視して、2日間のステージをキャンセルした模様です。

 このことは現在総合2位で首位ベテランセルを追う増岡浩(チームENEOS三菱自動車モータースポーツ/パジェロエボリューション)にとっては大きな痛手となってしまいました。一時は首位を走っていたものの、一昨日のトラブルで首位のベテランセルには約1時間も遅れをとってしまっています。ゴールまではあと6日間、この6日間で増岡がどこまでベテランセルに近づけるかに注目したいと思います。




 速いぞウィリアムズFW26
2004年01月09日(金)

 今月5日にバレンシア・サーキットで2004年新型車『FW26』を発表したばかりのウィリアムズ・チームは、早速ヘレス・サーキットの合同テストに参加しましたが、その初日、ファン・モントーヤがFW26、またテストドライバーのマルク・ジェネは昨年仕様のFW25Bをドライブし、ジェネがミシュランのタイヤ開発を行う一方で、モントーヤの方は新型車でいきなり際だったタイムでこの日のベストを記録しました、昨年12月にマクラーレンの新型車MP4−19が記録したばかりのコースレコードに早くも迫ってみせました。

 さらに2日目にはモントーヤが前日よりもさらにタイムを短縮し、この日もただ一人1分16秒台を記録、さらに昨年仕様のFW25Bを駆ったジェネも2番手に続いてその強さを誇示してみせました。一方のマクラーレンはペドロ・デ・ラ・ロサが1分18秒前半の6番手、クルサードはハイドロリック系が原因とみられるトラブルがあり、そのためトータル17ラップの周回に留まったようで最下位に沈んでいます。
 さて、明日はいよいよ佐藤琢磨が戦うBARがこの合同テストに参加します。今年のBARは大きく進化してるようなので、明日は期待したいと思っています。




 パリダカ、増岡トラブルに泣く
2004年01月08日(木)

 パリダカ8日目、前日トップの増岡浩(チームENEOS三菱自動車モータースポーツ/パジェロエボリューション)はギヤボックスのトラブルでタイムをロスし、区間12位に終わってしまいました。この結果総合では増岡のライバル、ステファン・ぺテランセル(チームENEOS三菱自動車モータースポーツ/パジェロエボリューション)がトップに返り咲き、増岡はトップに1時間20分差の3位に後退してしまいました。

 増岡にとっては試練の1日となってしまいました。「砂丘でギヤボックスを傷め、1速を失ってしまいました。僕のミスです。そこで1時間23分をロスし、その後も1速が使えないために何度もスタックしてしまいました。1位のペテランセルとは大差がついてしまいましたが、気持ちを切り替えてあきらめずに行きます。なにが起こるかわからないのがラリーですから」と増岡。「己に勝つ」を今回のテーマに掲げている増岡。これからしばらくは自分自身との戦いとなります。




 ウィリアムズ新型車発表
2004年01月07日(水)

  昨日、ウィリアムズ・チームがスペインのバレンシア・サーキットにおいて、2004年シーズンを戦う期待の新型車『FW26』を正式発表しましたね。とりわけエアロダイナミックスで進化したとされるFW26は、特徴的なフロントノーズを持ち、際だった個性をみせていましたね。

 マクラーレンのMP4−18の細いシェイプにも驚かされましたが、このウィリアムズのノーズにもビックリですねえ。ウィリアムズもマクラーレンもかっこいいのかどうなのかよくわかりませんが、きっと速ければかっこよく思えるんでしょうねえ。でもマクラーレンの場合は、その細さ故に速そうだけどポッキリ折れちゃいそうなイメージですが、2点で固定されている今回のウィリアムズは、頑丈な印象を受けますね。

 ウィリアムズのテクニカルディレクターであるパトリック・ヘッド氏は他チームに先駈けて、新年5日という早い時期に新型車発表を行ったことに関して「早いスタートは肝要なことだ」とそのメリットを強調していましたね。マクラーレンは特に新車発表は行わないようですが、マクラーレンはテスト解禁直後からすでに精力的に新型車でのテストを始めており、トラブルもほとんど無くコースレコードを叩き出していましたから、今シーズンはウィリアムズとマクラーレンがフェラーリを食う勢いを見せてくれそうな気がします。




 今年もすごいぞ増岡浩!
2004年01月06日(火)

 僕にとって年明けで最も楽しみなのは、パリ・ダカールラリー(パリダカ)です。通算26回目となる「2004年ダカールラリー」は、1月1日、フランス・オーベルニュのグランド・アールを出発し、ヨーロッパで3つのステージ、アフリカに渡りモロッコで4つのステージ、モーリタニアで6つのステージ、マリで2つのステージ、ブルキナファソで1つのステージを経て最終目的地セネガルに到達します。今年のパリダカは昨年、一昨年と2連覇を達成した日本の増岡浩(チームENEOS三菱自動車モータースポーツ/パジェロエボリューション)の3連覇がかかっている大事な大会ですからね。

 その増岡浩、出足から好調にペースを上げ、6日目の今日、ついにトップに躍り出て最大のライバルにして僚友であるベテランセルとワンツー体制を築きました。来ましたねえ増岡、やはり今年もその強さは健在といったところでしょうか、まだまだ先は長いですが、この時点でトップに躍り出たというのはとても有利ですからね、このままトラブルなく最後までトップを守りきって欲しいものです。

 今年はWRCから元王者コリン・マクレーも日産ピックアップで参戦しており、その実力が気になるところです。マクレーは現在総合6位。他の日本勢ではベテラン篠塚建次郎(日産ピックアップ)が11位、片山右京(トヨタランドクルーザー)が32位と出遅れています。右京は昨年の初参戦で無念のリタイヤに終わってしまったので、今年はまず完走を目指して欲しいものですね。




 謹賀新年
2004年01月05日(月)

 明けましておめでとうございます。2004年も残すところあと360日となってしまいましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。僕の方は年末年始は何かと忙しく充実した休暇を頂いておりました。今日からまた仕事も始まり、ネットにも復帰しますので皆様よろしくお願いいたします。

 さて、皆さんはおせち料理、食べましたか?実を言うと僕はおせち料理はあまり好きではないんですよね。おせち料理って、甘い味付けのものが多いじゃないですか、豆とか伊達巻きとか錦玉子とか。甘く焼いた玉子焼きやすき焼き、それに厚揚げやがんもどきのダシの効いた甘さはとっても好きなのですが、伊達巻きと錦玉子の甘さはだめですねえ。家庭によって味付けは違うのかもしれませんが、少なくともうちのそれらは、はっきり言ってバームクーヘンです!こんなに甘かったらおかずにならないよ……といって、僕はご飯の時には1枚も食べず、小腹が空いたときにおやつ代わりに1〜2枚食べた程度ですね。元々甘いものはあまり食べないので、甘いものを食べると濃いお茶が飲みたくなります。

 お雑煮は、うちはダシと醤油で作る汁なのですが、僕としては味噌のお雑煮が好きです。年末に食べさせてもらった味噌のお雑煮はうまかったなあ。大晦日から元旦にかけてのお話は、また改めて書きます。では、とりあえず今日はこの辺で。


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