まみいの日記
DiaryINDEXpastwill


2004年04月28日(水) 一周忌

早いもので 父が亡くなってからもう一年がたってしまった。
昨年の今頃は・・・なんて考えると まるで昨日の事のようにまざまざと思い出される。
この前の土曜日に一周忌の法要を執り行った。
伯父伯母が集まってつつがなく終えることが出来て 母もほっとしていた。

一年前に会って以来の親戚一同との会食は 楽しかった。
長女のゴールドコーストでの結婚式の話で盛り上がり 居合わせたそれぞれの結婚式の話になり 食事がおいしいといい 写真のストロボが光った。

この一年は何事も無く過ぎていった。
母や義母の入院はあったが大事には至らず 元気に退院できた。
年寄りを連れての旅行も 心配していたが怪我の一つも無く 楽しい思い出と帰ってくることが出来た。
いつも父が守ってくれていたと思う。
困ったことが起きると 父に手を合わせた。
それだけで不思議と もう大丈夫 心配することは無い みなうまくいく と物事を進めることが出来た。

最後に皆で集合写真を撮って別れた。
後で確認してみると 一枚の写真にほんの小さな光の輪が写っていた。
きっと父がいたのだろうと思っている。
 
今年に入って 長女の結婚式と父の一周忌と 大きな行事が立て続けに予定され これを無事に済ますことが一大目標だった。
それをクリアした今なにやら拍子抜けしている母と私がいる。




2004年04月24日(土) 里帰り

結婚して 慣れない生活を送る疲れを癒す為の昔からある習慣である。
私も共稼ぎであったため 家事と通勤の二重苦のなかで いつも仕事をしながら考える事は今日の夕食の献立。
魚・肉・野菜を煮るか焼くか揚げるかだけなのに 毎日 日が暮れてくると焦っていた事を懐かしく思い出す。
今なら余裕の面持ちで 冷蔵庫を開けてその中の材料で決める なんて言えるのだけれど 何もかも一生懸命で空回りしていた頃は どうして結婚なんてしたのか 後悔しきりだった。

特に休日の夕方 相方は土日出勤で私一人 夕飯を作って帰りを待つというシーン。
たそがれてくる台所に立つと 隣の家からトントンとリズムの良い包丁の響きとともに 娘さんとおかあさんの会話が仲良く聞こえてくると 人恋しさに思わず涙があふれてきたものだった。
そうしてたった一日だけ実家に帰った時は たわいも無い会話に肩の力が抜けていくのが分かった。

今日長女が里帰りでやってきた。
迎えの車の中で こたは狂ったようにはしゃぎ 私は数日の旅行から帰ってきた娘を迎えるような錯覚に陥っていた。
一ヶ月ぶりの 何も変わり映えのしない我が家を 珍しいものを見るように一通り眺め 取りとめも無いやり取りの後 私が洗濯物を取り込んでいる暇に 彼女はこたと昼寝をはじめた。

主婦って ONばかりでOFFがないのね。

新婚生活をそう描写した長女は 久しぶりにOFFモードに入ったようだ。
我が家の夕飯は本日一品多く用意され 食卓は久しぶりの三人娘が揃って 華やかだった。


2004年04月19日(月) 娘が嫁いで・・

10日にたって 15日の夜無事に 全員怪我も無く帰ってこれたのは 父が守ってくれたのだろうと思う。
ゴールドコーストで執り行われた結婚式は こじんまりした 山の上の花に囲まれた女の子なら誰もが憧れるような教会で 親族だけのささやかなものだった。

牧師様の穏やかなお顔をみているだけで 何の不安も無く幸せな気分になる。
ここに集った全員を証人にした式は簡単ではあったけれど 印象深いものだった。
きっと2人は今後の生活を 楽しい時もつらい時も一緒に手を携えて 乗り越えていく事だろう。

さて 私にさみしくなるわよという声しきりだが 私にはまだ手のかかる2人の娘がいる。
日常的にも長女は家に寝に帰ってくるような 忙しい生活をしていたので まだ ちょっと旅行に行っているような感じがして 寂しさは感じない。
ただ 長女の好きなおかずが いつまでも冷蔵庫の中で残っているのを見ると 
「ああ あの子はもう結婚して三重にいるんだ」と思う。
長女はピーマンが苦手だったが 肉詰めにして大根おろしで食べるようにすると いくつでも食べてしまう。
炊き込み御飯も大好きで お代わりしていたほどだ。
先日電話で カツ丼はどうやって作るの と聞かれたときは 忙しさにかまけて 十分お料理を教えてやらなかった事を後悔した。
でも これからもたびたび 電話がかかってくる事を思えば それもまあいいか なんて思う愚かな母だ。 


2004年04月08日(木) いよいよ

長女が結婚する。
ハワイで二人だけで式を挙げてきたら?
お金が無いとこぼす二人に 何気無く言った私の一言が オーストラリアに場所を変えて実現してしまった。

今は時代を反映して 国内での式も会費制やら縮小型やらジミ婚なるものが大流行だそうで 二人もいろいろ検討したようだが ハワイは高くて無理だが オーストラリアならなんとかなると決定するに至ったらしい。
彼の職場関係の方たちをないがしろにするようで気になったが 義理で大きなお金をお祝いで頂く方が心苦しいと言われ 私はやっぱり古い方の人間なんだと知らされた。

当初は二人だけで・・との計画だったが せめて親族だけにはお祝いしてもらいたいとの若い二人の意向で これで最後の家族旅行と年老いた二人の母も連れての大旅行になってしまった。
何とか無事に式を終えて みな元気に帰ってくるのが当面の目標だ。
向こうは夏の終わり・秋のはじめという。
桜の散る日本を飛び立って きらきら輝く海を見に行ってこよう。

****

旅行の間 こちらはお休みいたします。
いつもおいでくださって感謝しています。
また帰りましたら ちょっとは力を入れて更新していきたいと思っていますので よろしくお願いいたします。

                 ****


まみい