春は風に乗ってやってくる。
・・というと　ずいぶんホンワカした気分になるが　いわく｢春一番」！！
私がこたろうを可愛がるときに　両手でこたの顔をはさんでくしゃくしゃになでまわすのだが　そのあとのこたの髪（？）は　春一番が吹き荒れたあとの女性のそれのようだ。
せっかく決めてきたはずの髪型が…（泣）。

冬の間　家に閉じこもっていた私は　日中は暖かい庭にでるとうきうきする。
窓越しでなく　吹きぬける風が心地よくて　ついつい花の手入れにいそしんでしまう。
春の風に乗って　沈丁花のうっとりする甘い香りがあちこちから　私を包み込む。

しかし　あまりの芳香にうかうかと深呼吸しようものなら　次の瞬間　「はっくしょん」！！
思いっきり後悔する事になる。

今年も杉花粉の飛ぶ季節がやってきた。

12日でHPを作ってから　2年が経った。
内容は一向に進歩の無いものだが　その時々の私の気持ちが綴れる場所があるのは　ストレス発散によい。
おまけで　デジカメで写した写真の公開までできるようになって　友達の輪は広がり　何年来の友人のようにおしゃべりできるのが嬉しい。

今は身内のお世話に時間がとられ　思うようにPCを開く事が出来ないが　できれば長く続けていきたいと思っている。

これからもよろしくね！

先週の金曜日は　待ちに待った東レパンパシフィックを見に行く日だった。
世界の一流プレーをまじかに見られるこの日を　私は一年に1度の楽しみとして　何物にも変えがたい日としている。
しかし　昨今のチケットは座席の指定が出来ない。
S.SS.アリーナと分けられているものの　同じアリーナ席でも送られてくるチケットの座席番号によって微妙にその見え方が違っており　当たる年もあれば　ハズレな年もある。
私たちはくじ運が悪い者の集団で　これまで満足行く席に当たったためしがなかった。
しかし！！　今回は　一番最前列のなかなかいい番号のチケットが送られてきて　ハヤル心は押さえられない。
前日までは好試合ばかりで　期待は高まる一方だった。
　オーストラリアンオープンを終えてすぐのこの大会は　季節が真夏から真冬へ変わるわけで出場選手にとってはコンディションを保つのに苦労するようだ。
いかに体を大事にしている運動選手といえども風邪をひいたりして　万全の体調でなくなる。

今年はそんな選手が　私が見に行った金曜日から目白押しになってしまったようだ。
どの試合も一方的に終るものばかりで　きのうまでの手に汗握るスリリングな試合に対する満足のため息は落胆のため息に変わった。　
日本でのプレーは初めてというヴィーナスが　きのうの一試合だけであとは棄権する・・・という知らせは　3試合共にガッカリする内容で　でもヴィーナスが見られるとわくわくしていた私たちをこっぱみじんにした。

この日を待ち望んでいた私。
楽しんできてねと　送り出してくれた家族。

うなだれていた私の耳に　会場抽選会開催のアナウンスが届いた。
どうせ今回も何も当たらないに違いない。
ん！？　半分諦めていた私のチケット番号が読み上げられた。
ボール一缶が当たったよ!!　わあーい!!
杉山愛ちゃんも　ヴィーナスもダベンポートも　沙織嬢も　どこかに吹っ飛んでいった。

今日の朝の寒さはひとしおのものだった。
自転車で寒風の中を進んでいると　顔が切られるように痛い。
手袋をしているにもかかわらず　手はかじかんだ。
そんな駅に向かう道すがら　空き地でネコが嬉しそうに歩いているのに出くわした。
「ネコはこたつでまるくなる｣というのは最近は間違いだ。
うちのこたろうは暖房の前で丸くなっているがネコは外で寒風吹く中　嬉しそうにはしゃいでいる。
とっとこ　とっとこ　歩く姿もマーチの曲に合わせているかのよう・・・・。
と　急に匍匐前進をはじめた。
明らかに何か獲物を見つけたようだ。
頭を低くして　じりじり相手のスキをつこうとしている様子は　野性の生き物そのものだ。
その視線の先を目を凝らしてみたのだが　ネコの野性を目覚めさせた物がなにか　私にはわからなかった。
でも　きっと今暖房の前で丸くなってるこたろうは　このネコの敵にはなれそうもない事だけははっきりしている。

仕事の時間が迫っているので　あとの事は未確認なのが悔しい。

私のHPの開設は2年前の2月12日だ。
壁紙を貼り付ける事ができるようになったうれしさの中で　一番初めに選んだのはすみれの花の壁紙だった。
冬の寒さの庭に　ぽっかりとそこだけ春がきたような暖かさを感じることのできる　この花が好きだ。
あの頃にタイムスリップしたかのように　初めてのことにドキドキしていた私にあいたくて　その壁紙を貼ってみた。
毎日が　知らなかった事を知る喜びに包まれていた2年前の私。
今もこの壁紙が目に飛び込んでくると　幸せな気分になる。

最近は　PCにむかう時間もめっきり少なくなってしまった。
このひと月はこのすみれの花の壁紙から　元気を分けてもらおう。

まみい