そよ風


2005年01月31日(月) 旅と性格

「若い頃の性格って、変わらないものだなあ」とつくづく感じた沖縄旅行。
この何年間、旅行といえば団体ツアーがほとんどだったので、
レンタカーで自由に走り回わるフリープランは、ちょっと久しぶりだ。

若い頃は、少しでも時間の許す限り、いろんな所を観て周った。
マイカーで北海道を周遊した三十年前の新婚旅行でさえ、
宿に到着すると「もう来られないのかと思ってました」
なんて、言われたものだ。
少々の寝不足や疲れが続いても、全然平気だったあの頃。

でも、今はもう、のんびりと温泉やお風呂に心行くまで浸かって、
優雅な時間を過ごしたい・・・それが、この年代の旅というもの・・

と、思っていた私は甘かった。

主人は「目覚めた時が、行動開始の時」の人。
主人の辞書には「惰眠をむさぼる」という言葉は昔から無い。
長年の習慣から、目覚めるのは、いつも5時前後。
それは、旅行に来ても同じだ。いや、もっと早いかも。

狭い沖縄、そんなにあわてて何処へ行く・・・
 
こんな私達のドライブ旅行を、おおいに助けてくれた助っ人は、
どんな時間帯にでも、食べ物にあり付けるコンビニ。
そして、もうひとつ、旅行地でのカーナビの存在は偉大だった。

今回のリゾートホテルの「全室オーシャンビュー」という触れ込み、
私達には全く関係なかったね。
広いベランダからは、ついぞ青い海を見ることができなかったもの。
ホテルから見えるのは、いつも真っ暗な黒い海。

でも、車の中から見たよ! 沖縄の海から上る太陽、沈む夕陽。

フリープランの欠点(長所)
のんびりしたい人は、好きなだけのんびりと、
しかし、そうでない人は、ひたすら、どこまでも、慌しく忙しく、
あげく(同伴者は)疲れる。



残波岬にて



2005年01月26日(水) 今度はノンキな親

とほほ・・・って、お天気のこと。
明日から、ちょっと避寒旅行に出かける予定なのに、
天気予報では、私達の滞在期間中、ちょうど雨マーク。
「沖縄は、今日も雨だった・・・」と、なりそうな気配だ。

今度で五回目となる冬の沖縄、
とにかく、この時期、安くて暖かい。

ダイビングやシュノーケリングはできないけれど、
せいぜい、グラスボート(実は大好き!)から、
珊瑚礁の海をちょっと覗きこみ、海の生き物を見たり、
亜熱帯植物を観察したり、パイナップルジュースを飲み(主人は泡盛)
春の風を受けながら、レンタカーで気ままに走ろう! という予定。
そうそう、この時期、かわいい桜も咲いて、
ひと足早いお花見もできる。


仕事と挙式の準備で忙しい娘、
就職活動もいよいよ忙しくなる息子、

頑張ってね!!(ゴメン・・・他人事みたいで)

子供達は、忙しく大変な思いをしている頃なのに、
私達は、のんびりと避寒旅行にお出かけ。
なんてキラクでノンキな親なんだ・・・
(おばあちゃん達に文句を言われるの、当然だわ)

でも、御土産を買って、すぐに帰ってくるからね!

実は、花が心配。
セントポーリア、胡蝶蘭など、低温に弱い花達は
温室もない我が家で、留守中耐えられるかな?



2005年01月25日(火) あの頃

歌手のばんばひろふみの熟年離婚がテレビで報道されると、
決まったように流れてくるバンバンの歌声、
「いつかー、君と行った〜♪ 映画がまたくる〜♪」
懐かしの「イチゴ白書をもう一度」
それが聞こえる度に、胸キュン状態になってしまう私です。

あの歌を口ずさんでいた、二十代だった頃に、
気持ちだけが、タイムカプセルに乗って・・・
という状態でしょうか。

そして、目に浮かんでくる光景といえば、
学生運動が盛んだった時代、ビラだらけだった教室の柱や廊下の壁、
マイクを片手に独特の口調で叫ぶ学生、「我々がぁー、我々のぉー」

突然、教室に乗り込んで来た学生達によって、
「今から、安保条約と沖縄のことを勉強しましょう!」
と、本来の授業が変更になったり、
テストの筈が、「もっと大切なことを話し合いましょう!」と、
誰かが言い出し、突然の延期になりかけたり。

そんな中で、きっと私は、ボーッとした学生だったのでしょう。
その頃、二、三人の仲間で「聖書研究会」を発足して、
いっしょに聖書を読み、学んでいた時代でした。

そんな青春時代(と呼んでいいのかな)が、自分にもあったんだなあーと。

こんな昔のことを書くなんて、やっぱり、あの歌のせいでしょうね。



2005年01月24日(月) 親離れ

六年前の三月末、息子は大学に通うために名古屋に発った。
三月生まれの彼は、18歳になったばかり。
下宿生活のかけ出しの頃には、息子の方からも、電話がかかってきた。

「洗濯機で洗濯したら、服が全部シワだらけになったぁ! どうしよう?」
「オクラを買ったけど、どう料理するん?」

あの頃は、まだオボコくて、かわいいヤツだった。
こちらから電話をしても、自転車に乗ってる時でも、あわてて電話に出てくれた。

何年かが過ぎ、下宿生活にもすっかり慣れてきた頃、
「クラブでスキーに行くから」「合宿とバイトで忙しいから」
そんなことを言って、盆にも正月にも帰省しなくなった。
(最近は、帰省するようになったが)

この母は、基本的には、それでも嬉しかったよ。
それまで全く知人もいない、初めての名古屋という都会で、
ちょっと前までは、きわめて甘えん坊だった子供が、
ひとりで生活し(もっとも費用はコチラ持ちだけど)、
友達もでき、楽しく学生生活を送ってるのなら嬉しいと思った。

でも、その頃から、何度電話をかけても、いつも留守電ばかり。
特に用が無いのがわかっているので、全然連絡をよこさない。

この母は、のん気なわりには、とても心配性。
おまけに、ミステリー小説の読み過ぎで、
ちょっと連絡がとれなくなると「何か事件に巻き込まれたのでは?」
と本気で心配してしまう。物騒な事件の多い昨今だし。

一回目、二回目の電話が繋がらない時は、「どうしたんだろう?」
三回目、四回目では「病気で臥せってるのかも・・・」
五回目、六回目では「ひょっとして、あの子の身に何か起こったのでは?」

だんだんと、心配がエスカレートしてしまう。
先日、とうとう、こんなメールを書いた。

「何度電話をしても連絡がないので、ますます心配になり、
ますます電話をかけてしまい、それでも繋がらないと、
また、ますます心配になり、という悪循環に陥ってます。
返事だけでもして欲しい」

それで、やっと連絡があった。
「ごめん、ごめん。携帯、ずっとカバンに入れっ放しで気付かなかった」
(だって・・・ふ〜ん、パソコンにもメールを何回も入れたぞ)

そういえば、私とよく似た状況にある友人は、
「おばあちゃんからのお年玉を預かってます。このまま、こちらで預かっておきましょうか?」
と、下宿中の息子にメールを送ったら、滅多に返事をくれない息子が、
「ありがとう。すみませんが送金してください」と、すぐに返信してきたよ、
と、笑って言った。

ほんとうに、ただ「元気にしてるよ」の、ひと声だけで安心できるのに!



2005年01月21日(金) 軟弱主婦

グッと気温が下がってきて、さすがに冬本番、冷たくて寒い日々。
洗濯物を干すために、ベランダに出るのが辛い。
屋根の上の、吹きっさらしのベランダに出るのに、
「気合い」が要るようになった。気合だ!!気合だ!!

ちなみに、ここ熊取町は和歌山に近く、比較的暖かい所。
洗濯物の量だって、夫婦二人分だから、しれた量。

それでも、暖房の効いた部屋からベランダに出る時には、
熱々の牛乳とかスープを大きなモーニングカップに1杯飲んで
体をホコホコさせてから、気合いとともに階段をかけ上がる。

こんな私、ノンキ主婦から「軟弱主婦」に改名した方がいいかも。

で、軟弱主婦にしても、ノンキ主婦にしても、
どうも、最近、体力と時間を持て余し気味な私。

週三日のエアロビクス、金曜日の太極拳、
読書や庭いじり(最近はガーデニングとも言う)も大好き、
上達はあまりしないけれど、パソコンに向かうのもかなり好き。
(家事は? ・・・・聞かないでクレ

でも、友人達のように、かわいい孫が近くにいるわけでもなく、
しあわせなことに、80代に突入した親達も今のところ全員元気だ。
(元気過ぎるがゆえに鼻息もチト荒いが・・・)

ということで来月から、お年寄りに給食を配食するボランティア活動に、
少しだけ参加させてもらうことになった。

先日、広報で配食ボランティアを募集していたので
思い切って電話をしてみたのだ。

自称「軟弱主婦」、根性があるとは言い難い、
ボーっとしていて気が利かない「ノンキ主婦」、
どうも、他の人達の足を引っ張りそうな予感。
でも、とにかく、やってみないことにはわからない。

続くかどうか、甚だ疑問なれど、ここに書いた限りは、
少しは頑張れるかな?
エエカッコして書いたのに、もう辞めたん?! 
なんて結果になりませんように。



2005年01月19日(水) 恥ずかしい郵便物

四年前のちょうど今頃、郵便受けの中に入っていた一枚の葉書、

ギョッ!となったよ。

こんな物を受け取るの、生まれて初めてだったもの。
葉書の裏面いっぱいに、印刷された大きな赤い三文字、

「督促状」

え? 私は何をまだ支払っていないの?

一番下の隅っこに、小さな文字群アリ、

「平成○年度後期授業料がまだ未納です。
このままだと大学を除籍処分になる可能性があります。」という内容。

ウッソー!! 

すぐに息子の携帯にメッセージを入れる。
「アンタ、後期の授業料どないしたん? 大学、クビになるって・・・」

ヨヨっと泣き崩れるか、大声で怒るかの選択もあったけれど、
実はそんな余裕もなく、途方にくれた口調になってしまったのが悔しい。

いつも、なかなか連絡をくれない息子も、
さすがに、この時は、すぐに電話を返してきたよ。

予想通り、こちらから息子の通帳に入金した授業料は、
すっかり忘れられて、息子の口座で眠りこけていたらしい。

でもね、もちろん、悪いのはこちらなんだけれど
納付期限の10月末を過ぎた頃に、ちょっと声をかけて欲しかった
「もしもし、授業料納付の期限が過ぎましたよ。
ひょっとして、お忘れではありませんか?」とか。(あまいかな・・)

三ヶ月近く、黙って放っておいて、突然「督促状」だの「除籍処分」だなんて、
そんな・・・ もう、びっくりしたわぁ〜

暫くの間は、郵便配達のお兄さんと顔を合わすのも恥ずかしかったよ。

でも、除籍処分だ〜! なんて驚かされたけれど、
いまだに我が息子は大学(院)にいるよ。

ああ、早く、生活費の仕送りと授業料から解放されたいなー



2005年01月18日(火)

阪神大震災から十年を迎えた昨日、とてもきれいな虹を見た。
午後2時40分頃、ちょうどこのPCに向かっていた時、
フと顔を上げると、レースのカーテン越しに、目に飛び込んできた虹。
くっきりと、空に浮かんでいた。

まるで、私へのプレゼントみたい♪

あわててデジカメを持って、窓に駆け寄ると、
もう1本の虹が、並ぶようにうっすらと現れ、
一瞬だったけれど、空に浮かんだ二本の虹。

ちょうど、前の道を通りがかった御近所のYさんに、
「虹が出てますよ! ほら!」と上を指差した。

「まあ、さっきテレビで、神戸に虹が出てると言ってましたよ。
 きっと、今日はアチコチに虹が出てるんでしょうね」とYさん。

「今日は変な天候だからですね、きっと。
 さっきパラパラと降った小雨の影響ですよね。」

すると、Yさんが
「今日はね、虹の橋がアチコチに架って、
 亡くなった人達がコチラに渡って来てるのですよ。」

ああ、そういうことかー

それから、しばらく思い出話。

「息子がね、あわてて起きて来て(お母さん、大丈夫?)って言ってね。
あの時、あの子は、まだいたんですよ」

震災から約三年後、31歳という若さで突然亡くなられたひとり息子さん。
当時同居しておられた綺麗なお嫁さんも里に戻られて、
Yさんは、今はひとりぽっち。

ほんとうに束の間の虹。

話している間に、急に灰色の雲がムクムクと湧いてきたかと思うと、
雨がこぼれ始めた。



2005年01月17日(月) 眠れない理由

久々に眠れない夜を過ごしてしまった。

夜、寝床の中で読書をするのは、昔からの習慣、
でも布団にもぐり込むのは、最近はいつも夜中の十二時前後、
たいてい、数ページ読んだところで、たちまち意識朦朧となり、
コテ〜ンと朝5時過ぎまで眠りこけてしまう。
だから、一冊の本を読み終えるのに、やたら何日もかかる今日この頃。

土曜日、「火の粉」(雫井脩介著)を読み始めた。
読書に没頭したいために、わざわざ早く寝床に着いた。
そして時間のたつのを忘れて、夢中になって読んだ。
真夜中になっても、いつもの眠気はいっこうに訪れなかった。

読み終えたのは、いったい何時頃だったのだろう。
「草木も眠る丑三つ時・・・」という言葉が、ピッタリの感じだった。
シーンと冷たい暗闇が迫ってきたかと思うと、
突然、強烈な恐怖心が襲ってきた。

ミステリー小説は、真夜中に深読みしない方がいい。
これが昼間や夕方だったら、本をバタンと閉じて、
食事の支度、洗濯物の処理など、家事やテレビに紛れて、
すぐに現実に戻ることができる。
真夜中の布団の中では、恐怖シーンが頭の中で何度も反芻されてしまう。
それに加えて、暗闇は恐怖心を倍増するようだ。

しかし、怖いミステリーだったなぁ。
一家惨殺事件で無罪判決を受けた被告が、
その裁判官の家の隣に引っ越してくる。

そして・・・

私は、その後も、眠れなかったよ。
おトイレに行きたいのに、怖くて行けなかったから。
(ちなみに、二階のトイレは、寝室のすぐ隣)
すっかり恐怖心に支配されてしまったアカンタレ。
幼い二児の母親をやっていた時代が、
こんな自分にあったなんて信じられないよ。

もう、夜中にミステリーを読むのは止めようと、何度も思った。
昼間だったら、そんなに怖くは感じなかっただろう。
いいえ、昼間でもなんでも、暫くミステリー小説から離れよう。
これからは、もっとホンワカした小説を読むことにしよう。
なんて、いろいろと、寝返りをうちながら考えてしまった。

でも、やっぱり面白かったよ! 「火の粉」



2005年01月13日(木) 最近、困っていること。

今、私は毎日「ウルソ」という、変な名前の錠剤を服用している。
昨年末から、お医者様から処方された肝機能改善のための薬で、
ネットや本で調べてみると、肝庇護薬としては代表的な存在らしい。

滅多に薬のお世話にならない元気な私だけれど、
この薬には、ちょっと困った副作用がある。
といっても、副作用と言えるのかどうか・・・

少なくとも、私にとっては、困った副作用だ。

この薬を飲むと、いつもより激しく、お腹が空くのだ。
いつも通りの食事でも、やたら空腹感に襲われるのだ。
こんな、ひもじい反応、私だけ?

そうでなくても、私は、食欲旺盛な方だと思う。
特に、甘いお菓子には、まるで目がない。
パートを辞めてからというもの、どう考えても、
摂取カロリーが消費カロリーを大きく上回っている現状。
だから、エアロに通って、汗を流し、エネルギー発散に努めているのに。

「ウルソ」の副作用を調べても、「空腹感」というのは見当たらない。
むしろ、効能の三番目くらいに、「消化吸収を助ける」というのがあり、
きっと、そのせいなのだろうか。

もともと、とても丈夫な胃腸の持ち主だと自負している。
消化吸収能力は、もう今のままで、じゅうぶん過ぎる私。
これ以上、この能力だけが、さらに強くなるのは困るょ。

それとも、効能書き通り、肝機能が少しでもアップした結果?
ということは、肝炎が完治した暁には、私は大食漢になるの?

う〜ム・・ 複雑な気持ち。



2005年01月11日(火) 今年の失敗 パート2

新年早々の失敗、パート2です。

主人のチョッキ(今時はベストと呼ぶそうな)の前ボタンが緩んでいたので、
落とさぬうちにと補強したのは昨日のこと。
正直に白状すると、前もって補強するなんて、私にしては珍しいこと。
たいていボタンが無くなってから、あわてて、その辺を必死で捜す人。

でも、そのミラノリブニットのチョッキは、一張羅的な存在。
出張時の背広の下に着る、いわゆる「よそ行き」なのだ。
だから、ノンキ主婦の私でも、そのベストだけは、特別扱いだったのに・・・

4個全部のボタンを補強して、両肩の部分をつまんで持ち上げた時、
え? なにか変・・・  ゲッ? ウソー!

陽光にかざしたら、光の通過具合が妙に不均等。
よく見ると、背中部分の生地に、薄く禿げた部分がある。
かろうじて、糸が残骸のように残っている。
さらに、目を凝らして調べると、小さな穴も二つ発見。
明らかに、虫に侵食された、哀れなチョッキ。

ショック!
たしかに、洗濯してからタンスに入れていたのに。
心配になって、他のチョッキやセーターも調べてみたけれど
被害は、今のところ、このチョッキだけ。

このよそ行きチョッキを、何も知らずに初出勤に着て行った主人、
濃いグレーのチョッキの下は、白地のワイシャツ、
背広の上着、脱がなければよかったのにー。
事実を知らせない方がよかったかも・・・(知らぬが仏)


今日、エアロが終わってから、二階の紳士服コーナーに立ち寄った。
冬物セールの期間中で、セーターやチョッキが、三割から五割引き。
グレーのカシミアのチョッキを半額でゲット!

ラッキー♪ と、単純に喜ぶことにしよう!



2005年01月10日(月) 快感

新年早々の失敗に気付いたのは八日の夜こと、
「ああっ〜!」と思わず、大きな声。

一月五日の午前、市民病院でエコー検査を受けることになっていたのに・・・
三日間、全く思い出さなかったなんて、我ながら呆れます。
平誤りに謝って再予約しようにも、日曜、祝日と続きました。
この手の失敗は二度目。
前回の時は、ちゃんと覚えていたにもかかわらず、
うっかり、朝食を食べてしまったのでした。
三十代の頃だったので、物忘れがひどいのは、歳のせいではなさそう。
明日、病院に電話するのを、忘れないようにしなくては!


昨日は、月一回の太極剣の練習がありました。
毎週金曜日の太極拳とちがい、「剣」の方です。
まだ三回目の初心者の私は、後方でみんなの真似をして、
長い「剣」を振り回しているだけの状態です。
剣はけっこう長くて、刀部分だけでも75センチ前後、
柄の部分も含めると90センチくらいあります。

快感!! 

長い物を振り回すのって、気持ちがいい。
(この歳になって、初めて知った?)
昔々、男の子達が新聞紙を細く丸めてチャンバラごっこしていた姿を、
思い出して、ニンマリしてしまいます。

もっとも、他の方達は、決して剣を振り回してなどいません。
優雅に、のびやかに、長い剣で空を切りながら、太極剣を舞っておられます。

私も、少しでも上手くなろうと、長めの傘を剣代わりに、家で練習を試みましたが、
電気や壁や障子に当たりまくって、冷や汗ものでした。
やはり、新聞紙を斜めに丸めて練習する方が良さそうです。



2005年01月07日(金) 微妙な関係

今日は、初エアロ、
久々に、気持ちのいい汗を流してきました。
先月の中旬頃から、ずっと休んでいたので、ほんとうに久しぶり。

「年末の大掃除の時期に、エアロビクスに励むなんて、主婦としての良心が咎める!」
などと、イッチョマエにミエを張ってしまったからなあ。

お正月も終わった先日、寒風吹きすさぶ中、近くの友達と立ち話。
息子さんが、つい最近結婚したばかりの友達。

「息子さん夫婦もいっしょのお正月、どうだった?」
興味津々尋ねる私。(イヤねぇ・・私って、近所姑?)

「疲れた〜」と、ほんとうに疲れた表情をする友達。
お嫁さんと、娘さんとの間で、とても気を使ってしまったとのこと。

「えっ、なんで、なんで?」(好奇心、剥き出しのオバサン)

こちら、いずれは、そういう時期もやって来るだろうと、
後学のためにも、ぜひ教えてほしいのだ。

若いお嫁さんと、まだ結婚していない義姉さんとの間の微妙な雰囲気、
間に立つ友達も、姑としては新米ホヤホヤ、

若夫婦にちょっとやさしくすれば、
(甘やかすな!)という、我が娘の強烈な視線を感じてしまう・・とか。

フンフン・・ ウチでも先々、ありそうだヮ。
しかし、アチラの家に行けば、逆の立場にもなる娘。

私は??? 主人には姉妹がいなかったから、そんな経験なし。
今頃、わかったよ。私ってラッキーだったのか? (いや、そのぶん・・・)
あっ! 私自身が、全然かわいくない義妹だったんだ!

考えてみれば、よく似た状況は、何処にでも存在する。
似てなくても、その場になって、初めてわかる微妙な人間関係。

けっきょく、嫁から姑に昇格(???)しても、やっぱり気を使うのね。

新年早々、あたりまえのことを勉強しました。



2005年01月06日(木) 我が家の奇妙な物

我が家で最近、ちょっと奇妙な物が、どんどん増え続けている。
蓋付きガラス容器に入った黒い物体、
大豆を黒酢に浸した、その名もずばり「大豆の黒酢漬け」。
我が亭主は、この手の健康食品が大好き。

職場の先輩から頂いたカスピ海ヨーグルトも、いまだ絶やさず。 
(もうすぐ一年になるよ)
もっとも、このヨーグルトに関しては、どちらかと言うと
主人:作る人  私:食べる人 になっているのが現状。

でも、私がヨーグルトを食べるのは、健康の為ではないよ。
冷蔵庫の中で増えるばかりで、どんどん古くなっていくヨーグルトが
なんとも気の毒になって(ハッキリ言って、邪魔にもなるし・・・)
だから、仕方なくアロエジャムを混ぜて、おやつ替りに食べている。

それを見て、まだ予備がじゅうぶんあるのに、
あわてて牛乳を買ってきては、カスピ海ヨーグルトを作る旦那様。
(しかし、あまり食べない。)

先輩への義理だても大変ですなぁ・・・

この、大豆の黒酢漬けは、昨年末から始まった。
なんでも、あの、松平 健 が毎日食べていると、テレビで仰ったそうな。
たしかに、マツケンサンバは、元気で若々しいオジサマのイメージ。
主人の気持ちはワカル・・・(なーんて)

黒酢を吸収して、膨れて柔らかくなった大豆を、毎日食べている主人、
休暇で帰省した娘達にも勧めたが、強烈な黒酢の匂いに顔をしかめた娘は、
「いらんわ!」と即座に拒否。

もともと黒酢とは長年の友である主人は、とても気に入ったようだ。
黒い物体のガラス容器は、今、三個も戸だなに並んでいる。
なんとなく、そこだけ見ると化学実験室を思い出してしまう。

でもね、信じる者は救われる! きっと、効くよ!

それが健康食品というもの。



2005年01月05日(水) 一番いい時

今日、やっと通常の生活が始まりました。
年末より帰省していた娘や息子は三日の夜、東京、名古屋へと戻って行き、
今日が最後の休日の主人は、早朝よりゴルフ、
久々に一人、キッチンにて朝から日記帳に向かう私です。

年末から年始にかけて、束の間の賑やかな我が家、
それまで静かに淀んでいた家の中に、フレッシュな空気の流れが生じる時。
浴槽に身を浸している時でも、かすかに聞こえる足音、話し声、襖の音、テレビの音、
すべて、心地よいざわめきの音となって、耳に飛び込んでくる。
天井も床も壁も廊下も、みんな、久々の家族を懐かしみ喜んでいた四日間。

娘の着るウエディングドレスがやっと決まった。
東京から帰阪するたびに、結婚式場へ行ってドレスを試着しているけれど、
お色直しのドレスはまだ未定。

「私なんて、二着目で、すぐ決まったよ。」
と三十年前の自分を振り返る。

式場の衣装係りの人が選んでくれた一着目は、ノースリーブのウエディングドレス、
「あかん! 露出し過ぎ!」と即座に首を横に振った、付き添いの母と叔母、
選ばれた二着目のドレスは、首まで隠れたスタンドカラー。

当時の写真を見ると、首を覆うスタンドカラーに、五部袖から出た腕には白いロングの手袋、
ほんとうに白ずくめだ。露出しているのは顔だけ!
衣装を決めるのは、やはり同世代の人といっしょに行くべきかも。

ウエディングケーキも六万円!!(ホェーー!)
私達の時は、カット部分だけが本物というプラスチック製ケーキだったよ。
娘の結婚式場では、オール偽物かオール本物かの二種類だという。
うーん、結婚式場も商売上手ねぇ。
いちおう、安価な物もございます(が、ケーキカットのフリもできない)ってことかな。

「ウェルカムボード」「リングピロー」など、何、それ? と聞きなれない名前が次々と飛び出す。
(そして、費用はどんどん高くなる?)

でも、この三年間、ひたすら貯金に励んだ二人、援助は要らないと言う。
それに、一生のうちで何度もすることではないし(一度だけよ!)
二人で相談して満足いくように、今の調子で仲良く歩んでほしいと願う。

春がやって来るのが待ち遠しいような、そうでないような・・・
(だって、今が一番いい時?)


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