週1回の通院＆自宅勤務日。仕事上の急ぎの案件もないので、午前中はわりとノンビリして、12：00にクリニックへ。

「最近の調子はどうですか？」
「今週はわりと落ち着いてます。」
「一昨日と昨日は、帰りは何時くらいだったの？」
「2日とも家に着いたのが8：30だったかなあ……」
「それぐらいになっちゃいますか。水曜日が自宅勤務というのはやっぱりよかったですねえ。じゃ、今日はこれからおウチでお仕事？」
「はい。でも、特に差し迫った仕事があるわけではないので、次の案件の下準備をしておけばいいわけですから、すごく気持ちは楽です。」
「次の案件というと？」
「感染症の調査です。ちなみに今読んでるのはこの本です。」
バッグから取り出して見せた。
「へぇ、○○病院の方が書いているんですか。この病院の理事長は確か私の1つ先輩なんですよ。結構最新の考え方を取り入れた医療を行っている、しっかりした病院なんですよ。場所はちょっと辺鄙なんですけどね。

これは良いことを聞いた。この病院についてちょっと調べてみよう。何でも話題にしてみるもんだなあ。

「で、何について書いてある本？『抗菌薬』…!?　はあ……こんなの見るともう頭が痛くなっちゃいますよ」
「先生でさえそうなら、私はなおさらなんですけど。」
「いやあ、もう、専門がまったく違いますから、全然わからないですよ。たぁさんも、こんなの全部覚えようなんて、くれぐれも思わないようにね。せいぜいどこに何が書いてあったか目を通す、って感じで十分だと思いますよ。あまり根をつめないように気をつけてくださいよ。」
「はい、そうしときます。」

その本の冒頭に「抗菌薬は使い方が難しい」と書かれてたけど、ホントにそうなのですね。先生からその言葉をきいて、安心しました。私に理解できたら、それは奇跡ですね。
思えば上司から
＞調査票の作成、チャレンジしてみる？」
＞道中、ありゃりゃ、こりゃ大変そう！ と思ったら、玉をこっちに投げてね。。早めに。
など、いつもとちょっとニュアンスが違う言葉遣いのメールが来てたのは、この分野が難しいからなのですね。とりあえずやってみて、厳しそうならお言葉に素直に甘えちゃおう。

最近、診察室がすっかり仕事のための情報収集の場と化してしまってる。先生も楽しんでくれてるように見えるのは気のせいかなあ……。なかなかドクターの生の声を聞けることはないので、私にとっては結構大切な機会なのです。どうしても面倒とかイヤとかでなければ、おつき合い頂ければ幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。

朝5時に目が覚めた。軽くストレッチして、ウォーキングを30分。軽く汗ばむ。シャワーを浴びて、しっかり朝食をとって、少し休んでから家を出ても、余裕で9時前に会社着。

今日からスタートの調査案件。開始してすぐにWeb上のバグに対するクレームがあったけど、技術担当者がスムーズに対処してくれたのですぐに解決。問題なし。

クライアントさんから提出をお願いされている資料について督促の電話。2つのうち、ひとつは今日中に送ります、と回答。もう一つも今日中に用意できないことはないけれど、なんでもすぐに対応してしまうのはシャクだから、「明日中には何とか」と、わざとじらすことにする。何でもかんでも頼めばすぐにやってもらえると思われると、後々よろしくないので。これも「クライアント教育」の一環。上司からも「Very good decision!」とオホメのお言葉を頂いた。

今日は一日内勤。外出もミーティングもまったくなかったので、仕事が思いのほかはかどった。集計仕様の作成も、報告書のグラフ作成も順調。予定の期日どおりにできるメドがたったので、キリをつけて、7時半過ぎに退社。ウチに帰って、手作りの晩ご飯を食べる。

こんな日が、毎日とは言わないまでも、週に2日過ごせればうれしいなあ。ムチャクチャぜいたくな望みではないと思うんだけど。

とにかく、身体がダルい。先週は確かに火曜日に大きな報告会があったので、その準備ために月曜日は帰りが深夜になってしまったけど、水曜日は非自宅勤務させてもらったし、他の日も外出があまりなく、比較的落ち着いた1週間だったはずなのに。別に睡眠が不足しているというわけでもないはず。

なのに、昨日はほとんど一日中ベッドの上で動けず。今朝も身体も頭も重く、眠気が異様に強くて、とてもテニスに行ける状態じゃなかった。午後になって少しマシになったみたいだし、せっかくの好天気だからと散歩がてら外へ出てみたけど、全然気分は晴れず。

最近、とにかく疲労感が強くて、思い描いている「生活スタイル」がなかなか確立できないことに苛立ち、心がモヤモヤしている。入社直後は「仕事ができる喜び」が満ち満ちてて何でもやってみたい気持ちで一杯だたったけど、それも薄れてきて、できればこれ以上担当の案件を増やしたくないし、面倒なことからは逃げたいなあ、などと思い始めている。

入社直後のオリエンテーションで上司が、「生産性」と「モチベーション」の2つのカーブを示しながら、
「今はやる気がいっぱいだろうけど、生産性が上がり始めた頃にモチベーションが下がる時期が必ず来るから。もし、自分の中でやる気がわかないなあ、なんて思ったら、そういうフェーズにさしかかったのだと思ってね。それは人間が環境に適応していくうえで、普通のプロセスだから。」
と説明してくれたことがあった。4ヶ月が過ぎて、この2つ目の局面を迎えている、ということなのでしょう。ちょっと時間をかけてやり過ごすしかなさそう。

それにしても、正直言ってもう少しペース落としたいなあ。4人で50案件以上っていうのは、どう考えたってキャパオーバー。何とか無事にゴールデンウィークにたどり着きたいなあ。。。

外注さんから届くデータを今日中にクライアンさんに送らなきゃいけない。外注さんからは、「夜遅くなりそうです。今日一杯ということでいいですか？」と、予め連絡をもらっていたので、ずーっと会社で待っているのもなんだなあ、と、会社のノートパソコンを伴って早々に帰宅。

今の会社に入ったとき、仕事とプライベートは完全に分けよう、家に仕事を持ち込むのは極力避けよう、と決めてた。でも、そうやってガチガチに線を引くのもどうかなあ、と最近思い始めた。会社でずーっと緊張感を強いられる環境にいるよりも、気分転換をはさんだ方が能率がいいかな、と。

実際、今日は家に帰ってきてから、軽いウォーキングと簡単な料理ができちゃった。家までは遅くまで会社にいて、帰ったらただ疲れてグッタリで、運動不足とか、せっかく買った食材を結局使い切れずにムダにしてしまうことがフラストレーションのひとつだったけど、それが解消できるだけでも随分気持ちが違う。すごく余裕を感じられる。

在宅勤務を許可したり、会社がものすごく柔軟に対応してくれてるし、上司がしっかり業務内容を評価できる人だという信頼感があるので、残業がつかないことなんて全然とるに足らない小さなことに思えてしまう。

メールや電話で連絡は取れるし、会社にいなくても責任はきっちり果たしてる、という事実が受け入れられれば、早く会社を出ることへの遠慮も薄れていくだろう。

気持ちに余裕ができるし、やりたいことがやりやすいし、このワークスタイルはなかなかいいかも。トータルでのONとOFFのバランスが崩れないように、それだけは気をつけないと。しばらくはこれでいってみようかな。ダメならまた変えればいいわけだし。

現在、22時を少し過ぎたところ。データはまだ届いていない。家に帰ってきたのは大正解！

週末、心配した両親が駆けつけてくれた。　たまたま泊まったホテルの周辺で「桜フェスティバル」を開催中。天気予報のハズレにも恵まれ、陽射しの中ゆっくりノンビリ過ごせたことで、現時点でのバッテリーチャージは充分。　昨日からは通常通りに出勤。　木・金とネガティブ・スパイラルの真っ只中にいたときはお先真っ暗に思えたけど、振り返ってみるとたった2日で普通に外出できるまでに立ち直れるまでに回復してるんだなあ、と、ちょっと感心。

ウチの会社の上司の管理下にあるもう一つのグループのホワイトボードにボードには、「自宅勤務」と書かれていることがしばしばある。月曜日の外出の際、
「自分の状態は自分が一番良くわかると思うから、その辺は自分でコントロールして、早め早めに対応してね。あなた自身のためにも、それからボクのためにも。」
と上司が言ってくれたので、その流れで私も自宅勤務が可能かどうかを訊いてみた。
「もう、全然ＯＫ。週に1くらい、日を決めてぜひそうすれば？　例えば水曜日とかがいいんじゃない？　週の初めと終わりはどうしてもバタバタするし、それにちょうどお医者さん行く日でしょ？」

そんなわけで、あっさりと週1回の「自宅勤務」決定。まだ公式ではないとは言え、そういう制度があるのなら、その恩恵は遠慮しないで受けさせてもらうことにしよう。

会社に戻ってから、仕事がらみのメールのやり取りの中で、上司からのコメント。
　>頑張りすぎないでね。
　>たぁさん以外の方にふれるしごとは> ふりますので、遠慮なくいってください。

私から
　>ありがとうございます。
　> 甘えることも学びながらやっていこうと思います。
と返事したら、

　>手抜きの技もできるひとの仕事のうちだと思います

と戻ってきた。

恩返しは完全に復活できるまでひとまずおいておいて、今は甘えられるところは甘えさせてもらうことにしよう。

多忙を極める上司を少しでも助けたいと思って、頼まれるままに仕事を受けていたら、キャパを越えていたみたい。
数週間前から、毎週水曜日にクリニックに行く度に、先生から
「ペースを落としなさい。マラソンと一緒ですよ」
と言われながら、なかなか実行できないでいて葛藤を感じていたのが、特に最近、上司の不在中に意思決定を求められる場面が相次ぎ、その心理的負担が重なったのが大きかったみたい。

昨日は特に朝は頭も身体も重く、ほとんど一日中ベッドから動けず。昨日上司をはじめ会社の人に迷惑をかけてしまったこと、また以前と同じことを繰り返してしまったことで自責の念にかられ、それが今後への不安と入り混じって、ウトウトして目が覚めると涙が出てきて、の繰り返し。今日は昨日よりは幾分落ち着いたものの、やはり会社へは行けなかった。

人と会いたくない。テレビの音がうるさい。テニスどころか、軽い運動をする気にも外を歩く気にもなれない。活字が読めない。エネルギーが枯渇している。発病直前の状況にすごくよく似ている。

「頑張りすぎないで」「優しすぎるんだよ」「もっと周りに甘えていいんだよ」「手を抜くことを覚えた方がいいよ」「自分は自分で割り切らないと」・・・いろんな人にアドバイスもらって、頭ではわかってるんだけど、一緒に仕事をしている人たちから夜12時とか1時とかにメールが入っていると、その人たちに「後はお願いします」って、自分からは言えなくなってしまう。

自分が変わらない限り、この状況はずっと続くのだろうか？　どうすれば自分を変えられるんだろう？　みんなが言うとおり割り切れるんだろう？　答えが出ないまま、考え込んでしまっていると、先が見えなくなってくる。あまり良くない状況だということは、わかっているんだけど……

まずはひたすら休養して、スタミナを貯めるしかないのかな。

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