初日 最新 目次 MAIL HOME


ムシトリ日記
加藤夏来
→ご意見・ご指摘等は

2005年04月30日(土)
GW魂

帰省中です。え、…………。



(20時間ほど経過)



……申し訳ありません。物凄い勢いで休みボケしております。「実家は女を腐らせる」とかいう、確か林真理子さんだったかの格言(?)もありましたが、うちの場合戻ったら交通事情が不便とかでこもりっ放しになるので、余計にその傾向が強いです。出かけるとなるともれなく引退生活満喫中の母がついてきますし、そうすると全ての話題が海に注ぎいる大河のごとくトム・クルーズに流れます。地味にきついです。

下宿で時間の余裕の乏しい生活を送っていると、僅かな隙間にしがみつくようにして作業をするからか結構なスピードで文章が出来上がっていくのですが、いつでもできると思うとかえって全体の作業量が減るのが忌々しいです。布団トップ環境でキーボードに手を載せたまま意識を失い、目を覚ましたらまた起き上がって続きを書きはじめる、なんていう環境と気合いが違うのは当たり前なんですが。

文章に限りませんが、自己管理が個人の能力のかなりの部分までを決定するのはかなり一般的な事実なので、そこんとこの限界を乗り越えないかぎり自分の壁を突破するのは難しいことでしょう。何かことを為すにあたって、愚直であるとか、無知であるがゆえに一つの道しか選べなかったという一見不利な事情が、実はその人が成功するためにもっとも重要な因子になったりすることも、珍しいことではありません。一事に集中する自己管理が、どれほど難しいことであるかという証明です。

残念ながら私には雑念とか脇道が多すぎるので、意識的に余計な考えを払う努力をしてみました。

……。<瞑想中

……モリゾーが隣にいるキッコロをとっ捕まえて、頭からもんむもんむ食べだしたら怖いだろうなあ。

……。<瞑想中

トム・クルーズの彼女って年々年が下がるよなあ。次はあれか。ダコタ・ファニングあたりか。

……。<さらに瞑想中

オヤジ御用達の妄想雑誌(本当はファッション雑誌。オヤジにはイタリアファッションがブームらしい)『LEON』には”オヤジの貫禄ボディテク ハゲにはヒゲ”とかいう記事が載ってるらしいが、本格的に脳に蛆涌いてるのかなあ。


……。

死なない程度に山にでもこもってきます。



拍手レス

4/29
フミエさん>
そこでピンポイントにこだわった単語に食いついてくださるフミエさんが大好きです!(笑) 兄の感情のベクトルを逆さまにしましたので、まさしく彼女はプリンセス、ダンテで言うところのベアトリーチェと……ごめんなさい書いてて自分が恥ずかしくなってき…(死亡)

凪まゆこさん>
こちらこそお世話になりました。リンクもありがとうございます、あのサイト群の並びに入ると自分とこのバナーの浮きぐあいが死ぬほど恥ずかしいですが……!

4/30
太郎飴さん>
こんにちわ、ご訪問ありがとうございます。一昨日はアホウの相手をありがとうございました(笑) あのMは完全に別人28号ですが、気に入っていただけるとM字ぶりが拡大します(は?)ので、よろしければまた様子を見に来てやってください。Mの半分は皆さんのやさしさでできています。

19:00 99%オリジナル設定でも〜
>まさしくそのための捏造設定です(笑) よう考えてみたらこの話自体、自分の「こういう兄とククが見たい」というリビドーの発露なので……。嬉しいと言っていただける私が一番嬉しいです。ご訪問ありがとうございました。



2005年04月29日(金)
メモ

帰省中。何事もなければ普通に更新しますが、通信関連のトラブルが起こった場合はこの日記と『ちい』のみの更新になる場合があります。


2005年04月27日(水)
随想

たまに読むと面白い本というのがあります。

条件その一。脈絡がないこと。ちゃんとしたストーリーがあるとつい読みふけってしまうので、ぱらぱらめくるのに向いていません。条件その2。すぐには意味が分からないこと。読んで意味が通ってしまうと、何か考える時間がないです。そしてその3。意味がまったく分からなくはないこと。これの説明は要りませんね。原書のコーランとか持ってこられたって、壁に張り巡らせて客をビビらせるくらいの使い道しかありません。

知り合いの中でことさらに頭のおかしい(誉め言葉)お姉さんに教わったのは、『神曲サーフィン』というものでした。神曲って、あのダンテの神曲です。文庫本とかを手元に置いておいて、暇になったらぱらぱらめくって勝手な想像に遊ぶんだそうです。チャレンジしてはみたものの、私にはディープ過ぎて向いてませんでした。そもそもこの人らはどこで何をしているのだ。

というわけで、ネタ拾いを兼ねて聖書サーフィンくらいに留めております。家からかっぱいできた30年もののやつがあるので、遠慮なくそこらに放り出しておけます。



本日はサーフィンから、カインとアベルの話。



有名な話なので説明するまでもありませんが、カインとアベルはアダムとイブの息子たちです。カインが兄で農夫。アベルが弟で羊飼い。二人はそれぞれ収穫を得たとき、その中から神に捧げものをしますが、何故か兄の収穫は顧みられることがなく、弟だけが受け入れられます。

これを怒ったカインは、弟を野原に連れ出して殺してしまいます。人類史上、最初の殺人と、殺人犯です。

『何ということをしたのか。お前の弟の血が、土の中からわたしに向かって叫んでいる』(創世記四章十節)

ここで注、カインは弟を殺したところで、得られたものは何もありません。ただひたすら怒りに任せて、相手が憎いというだけの理由で、言わば純粋な殺意によって引き起こされた殺人です。また、その原因となった捧げものの件ですが、色々な推測は為されているものの、この二人の扱いに差が出た理由は記述されていません。文字通り、神の気まぐれな手というやつです。

人知の及ばない気まぐれな運命によって、一人は祝福され、もう一人は顧みられることなく見捨てられることになるわけです。

同じ親から生まれ、同じように育ち、気まぐれに運命から見捨てられたとき、カインの心に去来したものは何だったのでしょうか。

聖書研究のお約束として、カインは何かやらかしたので(そもそも遊牧民と農耕民族の差で何とかとか、この辺は諸説あり)可愛がってもらえなかった、という方向に持って行きたがるむきがあるようですが、そんなこと書いてないので私は知りません。二人ともが捧げものをし、つまりは受け入れてほしいと願い、一人は選ばれてもう一人は選ばれなかった。ここがこの話の眼目ではないかと思います。

要は『何故?』と問いかけずにおれない、人間というものの心のあり方。

世に溢れているストーリーの中には、人にとってやりきれないと感じられるものが多数あり、しかも不愉快であるはずのそれらは結構な需要をもって人々に受け入れられております。それらのストーリーがもたらす快感とはただ一つ、「けりがつけられていること」であると言います。何かが起こって、それが起こりっぱなしのまま放っておかれているという状態が、人間にとってはたまらないことなんですね。

例えば犯罪があったとき、人はそれこそ必死になって犯人を追い求めます。それと同時に、『どうしてそれが起こったのか』を追い求めます。現実をきれいに落ち着かせるために、証明されてもいない動機を捏造してまで流布しようとする、というような行為も頻繁に見られます。『何故』から逃げられる人間は、人間である限り存在しません。

『何故、自分は見捨てられたのか』という、最も人間らしい問いが、カインの主要な動機だったのではないかと私は見ます。自分が意味もなく、答もなく、ただ単に捨てられた、という状況を否定するためには、その運命の片割れである弟を手にかけるくらいしか、方法が無かったのではないでしょうか。

とすると、土の中から叫んでいたのは弟アベルの血ではないでしょう。運命のもたらす暴行に対して、『何故だ』と叫べなかった、カイン自身の心から噴出した血だと思われます。


そんな感じの、本日のサーフィンでした。



ベリンカさんブクマありがとうございました……!!(実に脈絡が無い)



2005年04月26日(火)
笑えるのは私だけか

頭がおかしい。(誉め言葉)

トップの飾りプレート素材(いちいち更新内容に合わせて選んで、毎回タイトルもつけてます。絶対誰も気づいてないと思うんで自分で公言します)を探しに行って、ネタ素材を拾ってしまいました。きれいなことはきれいなんでしょうが、一体これを何に使えと言うんでしょうか。ご本人の弁によると『僕を独占しようとしないでください』だそうです。何やら壮絶な事情が予想されます。





さて、ひどいことに気づくのが一日遅かったのですが、大阪で文字通り桁が違う事故があったようです。何を扱っているものだろうと、現場と名のつくものは常に事故の可能性をはらんで動いております。どこの工場でも掲げている言葉に「ゼロサイ」というものがありまして――初めて聞いたのは大学のインターンの現場でしたが――別に赤ちゃんとかいう意味ではありません。災害ゼロ、を意味します。

この言葉の意味するところは、もちろん事故を起こさないという目標でもあるのですが、それと同時に「例え何も起こっていなくとも、それは数値がゼロであるというだけのもの」、すなわち作業を行う場合は常にそれが事故の危険性をはらんでいるという事実を自覚せよ、ということでもあります。

工場の、とくに責任者は二言目には「安全、安全」と叫ぶのが大好きで、たとえ物置の片づけ中におじさんがぎっくり腰を起こしました、とかいう災害であろうとも、会社中に回覧を回し、ぎっくり腰に気をつけろという注意を垂れます。

変な話になりましたが冗談ごとではありません。どれだけ注意をし、どれだけ安全対策をほどこしたところで、いつの日にか事故は起きます。これが社会単位になると、もう「いつか」ではなく、確実に年何人という単位で誰かが死んだり手足を失ったりしています。それでも全体として見れば現場は止まることはありません。

それは極端な言い方をすれば、そういった命や手足の犠牲を払ってでも、社会が生きていくことを欲しているからなんですね。

ただ今私が着ている服の繊維を作るために、本日私が食べたコンビニ弁当の中身や弁当がらを作るために、誰かがどこかでいくばくかのリスクを支払っています。事故を起こし、言葉もなくすほどの犠牲者を出した線路も、そのために電車が永遠に止まってしまうことは、おそらく、ありません。

むごい事故ですが、それでも残されたものは生きていかなければならないということが、一番むごいことなのではないでしょうか。

ただ今のニュースで、福知山線脱線事故の死者は76名と報道されました。

犠牲者のご冥福をお祈りします。




拍手レス

フミエさん→いつもご訪問ありがとうございます! そしてこのどこまでもどこまでも続くアナザーディメンションを気に入っていただけるのも大変ありがたいです(笑) アナザーだからなのか何なのか確かに光速で展開してますね。さらにリンクまで……と、言っている間にそちらのお宅に伺えなくなってしまったのですが、どうされたのでしょうか(汗



2005年04月24日(日)
修行中

月に一回、小説の修行に行っています。いわゆる創作教室。作品を持っていって講評をもらうものですが、ここ二年持っていくものが無かったのでひたすら他の人が指導をつけてもらうのを横で聞いてました。はっきり言って苦痛ですが、だからといってその状態を脱したいとも思わなくなるのはもっと怖かったので。

さてマルクク以来、とりあえず何か書いてはいるので持って行くことはできます。相談の方向性がおかしいですけどね。ちなみに、俎上に上がっているのはデビュタントです。ここの創作教室も方向性がだいぶ変なので、途中書きのDQ8パロとかまで見てもらえます。


Q:パロをもりもり書いているのですが、明らかにもうオリジナルすぎちゃってパロとか呼べません。

A:じゃあオリジナルでいいじゃん。

Q:それにしても立場が中途半端すぎます。何か同人ってこういうもんじゃない気がします。HPの閲覧者さんに対しても忸怩たるものがあります。

A:大丈夫私今言われるまでこれがドラクエのパロだって分かんなかったし。

Q:だってもうこの冒頭に出てくる「マルチェロ」って男以外、もとのゲームの話が形骸すら残ってないんですけど。

A:それもまたよし。
遠慮なくオリジナりなさい。そして書きあがったらその「マルチェロ」って名前だけ差し替えればいいじゃん。それで普通に一本のオリジナルができる。とにかく何でもいいから終わらせることを覚えるべし。迷うな。


……オーイエー。
これだから私は先生が好きです。ここしばらくぐるぐる悩んでいたものを相談できてすっきりしたので、もう遠慮なく脂身のようにオリジナル設定を詰め込もうと思います。別にいいじゃないか! オリジナル設定の一万個や二万個や六万個くらい。そもそもモノはくくにょだしな(笑)

というわけでさらにさらに女体が増えます。


追記:本日の収穫

監禁調教。
近親相姦。

今金中夕。




拍手レス

エルマ☆さん>

いらっしゃいませ、ヒロシさん!(笑)こちらこそ先だっては大変お世話になりました。ラリエットはパラレルっていうか普通にコスプレもの→異世界なので、お気楽にツボってくださると大変嬉しいです。そして女体は上の通りです。ちなみに脚の件ですが、直接会えた折にお申し付けくださればいくらでも放り出しますので、お好きに撫でたってください。また遊びに来てくださいませ〜


*今金中夕……今週金曜日中日新聞夕刊。名古屋周辺のオンエアでイカが歌いまくっている言葉。単なる電機店の広告だが、異常に耳に残るメロディーで気がつくと口癖として伝染している……。



2005年04月23日(土)
デビュタント長すぎる

表題件、止まりません。既に原稿用紙に換算して30枚突破してるのに、ご本尊である女体ククールの顔さえ出てきません。左側のフレームの中身がべろべろ伸びまくってて、終わる頃にはスクロールバーが半分くらいの長さになるんではないかと思われます。しかも、それでもこないだ妄想した話のやっと半分です。すっかり先のネタバレしてる話を、しかもこんだけ長々やられて誰がそんなに喜ぶのだろう。(自分か)

先だってマルクク祭に『悪魔』を投稿した折にも思ったのですが、久しぶりに小説に帰ってきてみたらやたら長い人になってしまっていました。以前は逆にコンパクトにまとまった話しか処理できないのが悩みだったので、それに比べれば進歩と言えるのかもしれないですが、今んとこ完結のめどが立っていないので評価は保留です。いや、なんと言うか……安易に駆け落ちとかさせたら面白くないじゃないですか、奥さん(誰だ)。かと言ってクラリスをどこかに嫁に出すのは私が業腹ですし。




とても本気っぽい危ないトークになったついでに、性描写の話でもします。




出ている小説を読んでいただければお分かりかと思いますが、私は性描写が大の苦手です。今のところの展示物にはAセックスもVセックスも一つも含まれておりませんし、将来的にそういうシーンを出す必要が発生したら、全力でもって肝心な場面をすっとばす所存でおります。こないだの『悪魔』提出の件で実地に学習したのですが、この種のものの基準は基本的に挿入と性器にありまして、絵と同じく例えどれだけそういう行動を連想させようが、性器の直接描写あるいは現に挿入している描写がないかぎりNGとはならないようです。

ちなみにこの基準で思い出すのは、夕方五時台アニメ『少女革命ウテナ』において存在した性描写でしょうね。詳しくは書きませんが、あのアニメには真っ最中のシーンがつごう三回出てきます。そして、こんだけ芸のある性描写には、以後お目にかかったことがありません。

話を戻しまして、私は性描写が苦手です。別に性描写が嫌いということではありません。創作物における性描写は基本的にとても上級のテクニックにあたります。まったく知らない人間を対象としてその人のセクシャリティを狙う、ということは、目隠しして鳥を打ち落とそうとすることに近いです。実際には鳥の群れの真ん中を狙うことになるので、そんなに確率が低いわけでもないですが。

よい性描写というものは、小説の中に技術として確実に存在しており、そこのところを弁えている人の文章には魅力があります。ネットの海を泳いでいても、『ああ、いい性描写だなあ。内容めちゃくちゃだけど』と思うことはよくあります。誰とは言わんが、その……。

だから特定描写について逃げているのはまったくただの士道不覚悟でしかないのですが、一応言い訳もあります。あのね……書いててつまんないんですよ。結局することが全部同じなので……。

これは多分私自身がセックスの楽しさをちゃんと分かっていないということもあるんでしょうが、とりあえず書かなきゃならないことがかなり沢山あり、しかもその順番とか項目があらかじめ決まっていて、さらにその中でバリエーションをそれなりにつけなければいけないというのは、書き手にとっては、はっきり言って、きついです。私だけかな(汗) ペニスの比喩表現を手を買え品を買え十四五回やらなきゃならないと考えると、それだけで気持ちがだれてきます。

他人様の作品を拝読しているときは楽しいんだから、めんどくさがらないでこなせばいいんだとは思うですけどね……。

まあ、だらだら弱音を吐きましたが、既に出ている通りセックス以外の性描写はわりと出す傾向にあります。ただ、いつかきちんとしたセックスが出てくると思われているようだと、そのご期待には添えないと思いますので、あしからずご了承ください。



2005年04月22日(金)
民主主義・つづき

思い切り良く千三・四百年時代を遡ってみますと、聖徳太子の著した十七条の憲法の第一条は『和をもって尊しとなす』だったそうです。そんな頃から日本人というのは「隣の人と上手くやっていく」ことに熱心でしたし、上手くやっていけないことになにがしかの恐怖を感じる人々でした。闘争コストを削減することで全体としての効率を高める、という冷静な判断もありましょうが、とにかくとにかく逃げ場の無い狭い社会では、人間関係がどうにかなってしまうくらい怖いことはなかったのでしょう。

というか今でもそうなんでしょうが。

江戸時代に成立した二百年間の平和を、世界史ではミラクル・ピースと呼ぶそうです。人が集まるところ争いが起こるのは世の常であって、それが大きな破綻も無く二世紀を過ごしたというのは奇跡に近いとか。ゆえに、諸外国の感覚でいけば『殺し合いもやらずに政体が転換したなんておかしい! 何かズルしただろお前ら!』と思われるのも無理は無いと思います。しかし、「意見の最大公約数をまとめて全体の行動方針を決定する」という民主主義の基本的な原則は、世間様とご近所づきあいの社会である日本には、実はすっごく合っていたというだけのことではないか、と思うのです。

もちろん、それは同時に日本人のものの見方が個性的すぎ、外国との乖離を招きかねないということだとも思います。

……中国の話を始めるとさらにさらに長くなるので遠慮しておきますが……。





拍手レス

アキラさん>
いらっしゃいませ! あ、まだリンク連絡差し上げてなかったですね。大変申し訳ない(汗 うちのくくにょ(ククール女体化)はまだご本尊の顔さえ出てきていませんが、楽しみと言っていただけるとブタがさっさか木に登りますので、また来てやってくださいね。と、言ってる間に増えました。
および、例の寒いSM談義にうなずいていただき、大変嬉しいです……。ハード系はさじ加減を間違えると単に気持ち悪いだけになってしまうので、なんともはや使いどころに頭を捻ります。アキラさんもご自宅のククールを心を込めて可愛がってあげてくださいね。

フミエさん>
いらっしゃいませ、先だってはお世話になりました。何分まだまだ修行中の身で、完成には遠いのですが、そう言って頂けると大変励みになります。Red Hotは……酒呑みながらでないと続き書けないかもしれないですねv(てへ)つまり素面がマルククということになります。我ながら自分の人生が心配です。タマは多分仰るとおりだと思うんですが、『田中って誰だ!?』というのが実は最大の疑問でありました……。

アキラさんとフミエさん>
ところで絶対偶然だと思うんですが、何故にお二人はまったく同時にうちの拍手を叩いてくださったんでしょうか(笑)何か、「あーっ相変わらず仲いいなー」って感じで、すっごく微笑ましかったです。



2005年04月20日(水)
何か民主主義とかそういうこと

イタリア史にハマりかけてます。原因が例のMハゲの名前のみ、というのが何とも寒々しいですが、この国の歴史というのは物語りする人間にとって宝の山みたいなものだよな、と思います。すっげえ今更。多分。

そんな感じで読みかけの本がヴェネツィア史だから思ったのですが、民主主義というのは確かに欧州発のものだよな、と感じます。誤解を恐れず感覚的なまとめ方をしますと、いわゆる欧州の民主主義は非常に攻撃的です。少なくとも、攻撃あるいは暴力……と言って悪ければ戦闘に基づいて定められています。

そもそも最も古い民主主義であるところのギリシア都市国家の政治体制からして、その実態は国家に対して(防衛あるいは出兵の形で)戦士としての奉仕を行い、その見返りとして政治的な発言権が認められるというものでした。国家間に戦闘が行われることを前提としてこの政治形態は成り立っています。そして、近代における民主主義の成立も多分に流血によって為されました。多分、おおむね。きっと。(自信ナッシング)

それやこれやで「勝ち取ったものでない民主主義は民主主義でない」趣旨の意見、何度か伺ったことがあります。まあはっきり申し上げると日本の民主主義は偽物だって話。

ただし、最近これとは別に江戸時代の雑学のタネ本数冊から仕入れた知識ですが、全然民主主義を標榜していなかった江戸時代でさえ、日本の政治というのはそもそも民衆の意志を無視して行えるようなものではなかったらしいのですね。どうもその……将軍様だって人の子っていうか日本人なんで、世間様の評判とかご近所づきあいとかたいがい気になってたようで……。

眠い上に話が固いので明日に続きます。


拍手レス

クラリス嬢とかブログのやらしい兄貴とか>
彼女は腕によりをかけて可愛がらせていただきますので、楽しみにお待ちください(笑)よりすぎて元がククールだったなんて見分けられない自信満々です!(どーん) そして失礼なんてことはありませんので、ご遠慮なく『この変態野郎があ!』と罵ってやってくださいませ。東京版のテーマは援交女子高生と三十男ですので。
……何もかもが間違っている…。



2005年04月18日(月)
どこかへ行きたい

というのが、昨日の日記の元のタイトルでした。書き終わってみたら内容がどこかどころか異次元イってたんで、謹んで送信後に変更させていただきました。気のせいかすばらすぃくヒかれてるような気もします……(血涙)

置いといて。

元々書こうと思ってたのは以下のようなことです。DQ8は今頃気づくのも難ですが、ジャンル自体が熱狂しています。二昔前のFF7や、ものすごく昔の幽白みたいなものです。熱や勢いはうつる物なのか、自分もただ今大分危ない妄想の人と化しておりまして、ついでにここ二年ばかりの懸案事項だった筆ストップ病が解消しつつあります。

そうすると欲も出てくるわけです。今ならどこにでも行けるような気がする、という不安の交じった期待感と、でもこの二年どこにも行けなかった自分に対する呪いみたいなものと、それでも今行かずにいつ行くんだという焦りが交じって、体がエンジンの空ぶかしに陥っているような感じがします。実際休みになると意味も無く外をうろつき回る不審な人と化しまして、コンビニの店員を不安におとしいれたりしました。ごめん。

この、『どこかへ行きたい』感っていうのは、死ぬまで持ち続けるものなんでしょうか。

自由になりすぎると何をしていいか分からなくなるという話をさいぜんしましたが、この傾向は多かれ少なかれ誰にでもあるものと思います。人間はストーリーに従って生きる動物で、そのストーリーのパターンはあまり多くありません。これは、人間にとって快感と思えるパターンが多くないということを意味します。普通に、オーソドックスにいったら、人間は不幸になるわけですね。現実は数少ない、嬉しいストーリーに従って動いてくれるわけではありませんから。

ゆえに人間は常態で不幸です。そして、生き物の本能に従って不快な状態を改善しようとします。しかし、決定的に「これがよい」と思える道が明示されている場合は少ないため、『どこか』……まだ見ぬユートピアを目指そうとするわけです。

PCをひっくり返したら昔のメモも出てきました。

『パンドラの箱が開け放たれたとき、ほとんどの不幸は世界に飛び去ったが、たった一つの悪魔だけは人間の傍を離れることなく残った。”もしかしたら”とすがり続ける人間の心に、最後の瞬間、最も深い侮辱を与えるためである。
悪魔の名を、希望という』

ものの見方は色々です。残念ながら、希望を抱くことこそが”最後の悪魔”になるパターンだって無いわけではありません。ただ、今のとこ私は脳から赤と青の汁が出てくる状態にあるので、「それもけっこう意外な展開でいかしてんじゃないの」と思えるわけですが。

ちなみに本日の日記、本当に自分の考えに整理をつけるためだけの文章です。長い上にお見苦しい点が多々あると思われますが、何卒ご容赦ください。




ところで、本日上げたgooのブログ、本腰入れて重いです……ろくなものが入ってませんので、開かなかったら諦めることをお勧めします。



2005年04月17日(日)
どこかへ行ってる

人としてまずいくらいDQ8妄想に浸っています。朝起きると妄想。PC開いて妄想。ご飯食べて妄想。家事片付けながら妄想。同じことばかり考えすぎて実際に気分が悪くなってきたので、本を読んで無理やり意識を逸らしました。(しかし、読み終わると妄想に戻る)

しかしまあ、妄想の吐き出し終わったところをよく見てみると、もうDQ8とか一欠けらも残ってないですね。もともとの嗜好があまり一般向きでないといのもありますが、拘束とか出されたって誰でも処理に困るでしょう。自分ですら意味が分かりません。

拘束で思い出したんで、言うてる傍から読んでる人放りっぱなしの話をしますが、SMの嗜好の中は被虐・嗜虐派とT&B派に分かれるそうです。前者は説明の必要がありませんね。後者は主従関係をその骨子とするものです。ものすごく大雑把に表すと、「私をぶって」系が前者、「ひざまずいて足をお舐め」系が後者だと思ってください。





……どうちゃうんだと思われたでしょうから、追加で説明します。ついていけるかクズと思われた向きは、ここでお引取り願います。





よく知られていますが、普通の人は知りません(知ろうと思うまい)が、SMの世界は常時Sの人およびハードコアの人不足です。ソフト系嗜好なのは当たり前として、Sの人が足りない理由。実はSの方は「サービス精神旺盛で、アドリブのきく」人でないと務まらないからなんだそうです。

ずっと前に雑誌で読んだエピソードなので今はどうか知りませんが、「シナリオライターの修行のために女王様のアルバイトをする」方もいらっしゃるくらいで、とにかく楽しく遊ぶためには瞬間的にお相手の嗜好を読み、それに応じたストーリーを組み立て、軽く意表をつく展開を創出しないとやってられません。

これはまあ、頭の中ででもシュミレーションしてみればわかると思います。いじめる役の人が特にビジョンを持たず、なんとな〜く、散漫に、思いついたことを試してみている光景。……色んな意味でわき腹に来ます。

ですので、楽しい時間が過ごせるかどうかはS役の双肩にかかっています。実際、お店であるSMクラブでも従業員は『女王様』です。……しかし、ここで微妙に疑問が涌いてきます。サービスを提供し、お客様を楽しませて対価を得る従業員。それに対するお客。果たしてどっちが主でどっちが従か。一生懸命作り上げたストーリーを外すと、実に本末転倒な図式が見えてきます。

そこで、おそらくその次に来るであろう概念として、T&B(トップ&ボトム)が出てくるわけです。人づての噂なんで話半分に聞いていただきたいですが、こういう台詞を耳にしたことがあります。

「トップはボトムの快楽に配慮しない。心底トップに奉仕するのが快楽でないんなら、関係は持たないほうがいいよ」と。

これ聞いたときは思わず膝を打ちましたね。なるほどこれが川渡った人間の考え方か、と思いました。ここまで行ってない、楽しく女王様と犬をやってるくらいの人々っていうのは、ごく普通の仲のいいSMカップルに過ぎないわけです。とっても微笑ましいんではないでしょうか。

……で、ここで話を戻しますとですね。


私、どこで道を間違えたんだろう。


最初は確かDQ8の二次創作のアイデアを考えていたはず……。


これ以上ヒかれるのもあれなんで、この辺にしときます。(激しく手遅れ)



2005年04月16日(土)
貞子物件です。:RedHot

3までは飲み屋で書きなぐりました。なのにここまでグズついていたのは、ただ単にタイプし直すのが面倒だったという……。あと、HTML成型も! 言っちゃ悪いが敷居がまだ高い!

ちなみにSpsyclaonのフミエ様のリク、「あついよる」テーマです。その節は大変お世話になりました。また遊んでやっていただければ幸いです。



2005年04月15日(金)
チーム・兄弟なので(残りの団員がどこにいるのか…)

ここ二回分ばかり語りを入れていた薄気味の悪い女性版ククールですが、枝葉が広がりすぎちゃったんで潔く小説に起こします。(この子はどこまで小説の本数を増やす気なの。あれほどちゃんと一本終わらせてから次に行きなさいねってお母さんが言ったのに、どうして聞けないの)

自分は昔から思いつきばっかり大きいことを始めては、最後までけりをつけられずに頓挫する方ですので、あまり期待せずにお読みくださるようお願いします。それにしてもパラレルに妹キャラに女体化に鬼畜ですか。我ながらこんだけ(脳が)可哀想な書き手になるとは思ってもみませんでした。あとはゴスロリとメイド服に眼鏡でも引っ掛ければハルマゲドンですね!(ね! って言われても…)

↓それで思い出したんですが、チーム・女体の皆様も是非頑張ってください。

アンソロ企画「レディ・カリスマ」

DQ8はアンソロジー企画が花盛りですね。ひょっとして私が流行遅れか? 最近の同人ってみんなそうなのかしら。



ぜんぜん話は変わりますが、主人公が守備範囲外です!(どうでもいい)
DQ8BL界にはマルククとクク主の二つの潮流が存在しているのですが、クク主も愛でないではないのですがマルククがバーニンしすぎて自分的には範囲の外です。それなのにハメようという一心で語りまくったほも好き友人(男)は、主人公の腰が腰がと抜かします。

だいたいDQBL界にはほとんどマルチェロとククールと主人公と、三名しかいないも同然なのです。この中からカップリングを作ったら、どうやってもどこかがかぶるのが大半なのです。なのに主人公単独萌えって、わざと狙って避けていったんかいって感じです。川辺の教会で愛を叫ぶイベントを見ておきながら、この細腰萌えめ。そりゃ確かにマルチェロが細い部分なんて毛根ぐらいだけどなあ!(ククールは背が高いから相対的に細く見えるけど、実際目の前にしたりさわったりしたらかなりガッチリして見えるんではないかと思う……あの子さり気に180台後半いってません?)

ドラクエの主人公はごく一部の小さな例外を除いて、ただの一言もしゃべらないのがお約束です。おそらく、個々のプレイヤーが想像する余地を奪わないようにとの配慮なのでしょうが、私はゲームを完璧にストーリーとして楽しむタイプなので、何もしゃべらないとその子の存在を忘れてしまうようです。きっかけがあればどこまでもどこまでも想像力が吹っ飛んでいくのですが、完全に自由にされてしまうとどこから想像を始めたらいいのか分からなくなってしまうという……。

やや余談ですが、小説の書き方そのものにもその傾向は見られますね。オリジナルで、話が長くなり、登場人物の動きが自由になると、とたんに行き詰ります。まとまりがいいのは二人か三人の人物を密室に閉じ込めたパターンで、ただ今のところオリジナルの欄に載っている四本全てがその系列です。……じゃない。少数密室という意味では、全部そうじゃないか。ひょっとして場面転換を成功させたことがないのか……?(悩

さらにさらに余談ですが、よく考えてみれば上記条件のストーリーテリングが簡単なのは当たり前です。整理すべき情報が極端に限られていて、いわば道具全部が自分の手元にある状態。後ろに置いてきた情報の整理や、これから来る情報に対しての備えが必要ない状態。要は旅人ではない、座した人間の状態です。これは安定して当たり前ではないでしょうか。

過去を情報として持ち、未来に対して思いをはせることを覚えたことで、人類は獣とは違う歴史を歩み始めたといわれます。物凄くロマンティックな見方をすれば、そのときから人間は世界と同時に時間の中をさ迷う旅人になったんでしょう。歴史のしがらみにまといつかれ、未来への恐怖におびえ、明日をも知れぬ運命を生きねばならない旅人です。明日があるなんてことを知らなかったら、何も怖がらなくて済んだかもしれないのにね。
ただ、もし私たちの○(正確な数字が分からない)年前のご先祖様がそうしようと思わなかったら、今この時私はここにいないのも確かなことです。

何が言いたいかっていいますと、見渡す限りの世界を旅するのって、本っっっっっ当に難しいもんだということ。

さー、ホモ好き友を捕まえてホモトークしよ(笑


拍手レス

ラリエットに〜
>わはははは。脳の汁だだ漏らし状態ですが、意気に感じていただけて大変嬉しいです。オディロ院長の性格は絶対あんなじゃないと思うのですが、彼はポジション的に美味しいので……。よろしければまた妄想の続きを見に来てやってください。ご訪問ありがとうございました!

ミラコさん
>その節は大変お世話になりました〜♪ そんなわけでクラリスちゃんと騎士様はさんざん煮込もうと思いますので、しばらく見守ってやってください。またサイトのほうにお邪魔させていただきますね。(さり気に日参してたり)



2005年04月14日(木)
もりもり妄想の続き

つづきです。

ここで注。マルチェロの性格に決定的な影響を与えた母子追い出されの件と、その原因になった弟の誕生ですが、この流れだとそれが両方ともキャンセルされているので、方向性が90度から120度くらい違ってます。怒りっぽくて思い込みが激しいのは生来の性格だからどうしようもないとしても、複雑にたてこんだ愛情関係と階級に対するゆがんだ憎悪はありません。ゆえに、こっちのマルチェロはずいぶん身軽で伸びやかな性格になります。あくまで本編と比較してですが。

さて歳月は経ち、マルチェロは二十代後半、クラリスは十七歳(こだわり)。修道院という場所柄何年もほとんど会えない兄と妹でしたが。その間も末期的妹マニアの兄は機会さえあれば通信を欠かさず、一方突然見も知らない人の間で暮らすことになった甘ったれの幼い妹は、兄に対する(かなり一方的な)愛情を膨らませます。

時とともに超絶美少女から順当に超絶美女へ成長したクラリスは、いよいよ大人の女性の仲間入りを果たし、公の場に出ることを許されます。ちなみにその頃には、マルチェロはとっくに騎士団長ということで、貴族社会にさえ出入りできる社会的な地位を築いています。……性格の地が悪いので、ことさら歪まなくてもそれくらいの政治力は発揮します。



以後完璧に語りというより「あらすじ」になりますので、ヒマな方だけお付き合いください。



貴族社交界へのデビューというのは、昔から舞踏会と相場が決まっています。また、若い女性のデビューの際に、父や兄が最初のダンスの相手をつとめるというのも、かなりよくある話です。というわけで宮殿まで出てきた兄、当日にいきなりすっぽかしを食らわされます。それどころか、それっきり妹は行方をくらませてしまいます。軍務を兼ねていたため騎士の一隊を引き連れていた兄は手勢を動かして捜索に参加しますが、見つかりません。

ただし、この時連れていた従卒(普通、年少の軍属がなる。見習い)の一隊の中に、紛れ込んだ人間が一人。

修道院まで帰ってきてしまってから大騒ぎが起こります。夜の間は暗すぎて分からなかったのですが、見たこともない、しかも女の子が、シルエットの合う服がそれしかなかったのか真紅の服を身に着けて従卒の中に交じっていたのです。もちろんクラリス嬢です。マルチェロは驚きのあまり石になります。二の句が告げない兄に向かって、さらにとんでもないことを言い出す妹。

騎士になりたい、だから家を抜け出してきた―――

マイエラ修道院に限らず、世俗の騎士団はどこにでもあるし、普通女は騎士にならないし、家出してなるようなものでもないし、だいたい男子修道院に女が足を踏み入れた時点で大問題です。どこから突っ込んでいいのか分かりません。

突っ込み衝動のあまりのでかさにようやく普通に戻ったマルチェロが、とりあえず一対一で説得をこころみます。

「貴女は何を考えてるんですか!」←騎士たるもの、例え実の妹であれレディ相手にタメ口は厳禁です。
「何って、さっき言ったとおりです。私はお屋敷の中でにこにこしているお人形さんになんてなりたくありません。マルチェロにいさまみたいに立派な、強い騎士になりたい。修行させてください」
「だめに決まってる! い、いや、もしかしたら全くだめではないかもしれませんが、とにかく聖堂騎士団はだめです。そういう希望があるなら、とにかく家に戻って、ご両親と話し合って出直して―――」
「いや」
「また、どうして!?」
「他の騎士団にはにいさまがいないもの」

らちがあかないので、責任者である院長の口から断ってもらおうと、マルチェロは妹を院の奥に連れて行きます。思わぬ可愛いお客様に無邪気に喜んでいたオディロ院長ですが、クラリスの名前と身分を聞くとなにやら考え込み、マルチェロを遠ざけ、二人でひそひそ話し合って……。

「というわけで、本日より騎士見習いクラリス、ではない、ククールじゃ。よう面倒見てやってくれ」
「よろしくお願いします、騎士団長どの!」
「待てや」

あとは料理のし放題だ!!(ごめんなさい何かが涌いてます)



*え、元のマルとククの片鱗さえ残っていないと――それがどうかしましたか。私は女の子をいじめるのはきらいです。



拍手レス。

侑さんへ>
脳に回虫が涌いたよーな小説を気に入ってくださり、大変ありがとうございます(笑)DQ部屋がとんだ変態の巣窟になりかかっていますが、以後もどんどん進行していくのでご安心ください(は?)

りるるさんへ>
わーいらっしゃーい(嬉) って本名はNGですよ! 作品のほうはいかがでしたか? また向こうで遊んでやってくださいね。



2005年04月12日(火)
サイト変質中

もっくもっくDQ方面を工事しています。そのうち別室にでもしようかと思います。『空と海と大地と虫と鳥と骨』とかいうタイトルで。長い。


昨日の日記に書いた、貞子の書いていた物件ですが、さすがに酒とアドレナリンが溢れた頭だけあって、読み返すといつもと雰囲気違います。ゴシックホラーに持ち込もうとしているマルククより、だいぶ本編に近い感じ。いや、まあ、本日格納した『悪魔』を見ていただければお分かりの通り、そっちのククールは大分人間像やっちゃった感じなので、バランスをとるにはちょうどいいかもしれません。
何度も言うようですが、この美少年をやるのは本当楽しいです。まさかこんな嶽本野ばらおねえさま(注:男性作家です)の小説に出てくるハードコア乙女みたいな受の子がイケる口だとは思いませんでした。や、おねえさまのキャラだって場合によったら『ワレらイチビっとたらホンマにイテまうぞ、コラ』くらいのことは言いますから、まだまだ先は深いのかもしれませんが……。


チーム女体に話を戻しますが(は?)……戻しようがないか……。先だってのオフの趣旨はククール受だったので、たいそう色んな受けククがいたのですが、その中に結構な割合で女体化ククールが交じっていたんですね。往年の大富豪ハワード・ヒューズが自分の愛人の女優に湯水のように宣伝費を注ぎ込んだがごとく、好きになったらそのキャラを人気者にするために湯水のように才能を注ぎ込むのが同人界というところです。というわけで、たいそうな萌え妹キャラと化したククールをたくさん見ることができました。

ただし、自分的にはちょっと不満があるのです。

折角の微乳スレンダー系妹キャラとなったククールなのに、口調はそのまんま「俺」。そして「ククール」そのまんまというおうちがすごく多いです。いや、まあ、兄と違ってククールは名前もいい加減だし、そこまで女性化したら誰だか分からなくなっちゃうんでしょうね。しかし、やるなら徹底的にやらないと体によくない。この人生訓でだいぶ失敗かましましたが、自分的に女体ククを語ってみたいと思います。

まず生まれたときにまで遡って(既に大分やりすぎてますが)正妻が生んだのは女児でした。これでまず、マルチェロの地位は安泰です。別に持ち上げられるってことはないでしょうが、追い出されることもありません。いわく現状維持。もう完全に諦めて跡継ぎとして鍛えることにした父に大分厳しい扱いを受けますが、どうせマルです。文句のつけようの無い優等生ぶりです。一方会うこともない妹クク、えー、クラリスってことにしましょうか、超絶美少女のクラリスは甘やかされまくり愛されまくりで、屋敷の奥で育ちます。ほとんど顔も合わせません。

そうこうしているうちにマル母死亡。ここはゲーム本編と合わせる意味で、事故か病気で自然死したとします。この流れだとあの多分……『マルチェロを領主夫妻の養子にする』って方向で動きませんかね。あ、領主自身にとっては養子もくそもない、クク母の手元で育てるという意味ですが。

というわけで、二つ三つの暴力的な可愛らしさのクラリスとローティーンの兄が、曲がりなりにも寝食を共にすることになります。ちょうど物心つくころに自分たちのテリトリーに来た兄。同人のお約束でインプリンティングするクラリス。例えどんだけ感情的な確執があろうが、これに逆らえたら男じゃありません。かくして先天性ブラコン妹と、後天的末期的妹マニアの兄が誕生です。

厳しい勉学に耐えていたところに、領主夫妻死亡。家門断絶。こうなったら無い袖は振れません、高校生くらいの年から兄は騎士修行に出ることになります。まあ、昔の武士なら十五で成人ですので、独立する時期としてはめちゃくちゃに早すぎるということもありません。

問題は妹のほうです。

六歳くらい。普通、男子修道院には入らないし、騎士にもならないんではないでしょうか。女子修道院→シスターが通常コースだと思います。アルスラーン戦記に出てくる女神官ファランギースじゃあるまいし、尼さんが戦闘なんて図式はちょっと絵になりませんね。

というわけで都合により、クラリスちゃんには養女に出てもらうことにします。

没落したとはいえ、高貴な血筋の女子、それもとびっきりの美形。やな話ですが、こういう子には簡単に「買い手」がつきます。いずれ政略結婚の駒になるために、どこかの貴族が行儀見習いを含めて養おう、と言ってくるわけ。優秀でも兄はまだまだ自分の面倒をみるので精一杯です。すがりついて泣き叫ぶ妹を、それでも生活は保証されるのだからと、なだめすかして送り出すしかありません。

というわけで月日は流れ。

長いので以下次号。



2005年04月11日(月)
十二歳

が、いいなあと思います。何って、ククールのお母さんのお輿入れですが。すみませんまだ妄想に浸ってます。チェーザレ・ボルジア*の資料をひもといていたら、『結婚を証明する儀式』というえげつない話が載っていまして、これをどう処理するかを考えているところなのです。

結婚は政戦両略の要ですから、それがきちんと行われたことを、両家は確認しないといけません。

というわけで、結婚式が終わると新郎新婦は新床に入ります。このとき、婚家の立会人と、慣例にしたがって聖職者が一名一緒に入室します。立会人というのは、チェーザレの場合ですが、花嫁の実の両親だったりしたそうです。
でもって、この証人は新郎新婦が行うのを、隣で見てます。チェーザレは名うての色事師ですから余裕もいいところで、『彼ら三人の前で、一回、さらにもう一回と遂行するごとに王に合図し、それが六回を数えたときには、さすがの王も笑い出し、「私よりよほどブラーボだ」と』言ったそうです。多分この親も笑う以外にすることがなかったんでしょうね。

エピソードはさておき、「使える」と思ったのでとっておいたんですが、使いどころが肝心のようです。よく考えることにします。
余談はこのくらいにして、日曜日は超竜祭でした。以下に手帳の日記を写します。

―――――――――――

9:30
さわやかに起床。とっても女の子らしい事情により、本日歩くこと自体とてもキツいことが判明する。迷ったが、四時間フルに会場にいるような年季でもないし、のんびり出ることにする。

11:15
やっと出発。

12:00
浅草橋到着。いきなり自分の現在位置を見失う。二十分さ迷った後、駅を基点として目的地と正反対の方向へ一直線に歩いていたことを知る。この時点で歩かないようにしようという最初の思案はパア。

12:35
会場発見。『整理券配布中』という案内を見て建物の裏に回り、PM2:00入場となる第九次入場の整理券を受け取る。この世に時間制の同人誌即売会なんてものがあることに軽いカルチャーショックを受けた。スタッフに伺ったところ、20分刻みの50人ずつ 入場になった由。パンフレットはとっくに売り切れ。配置図のコピーを買った。

12:50
ドトールに腰を落ち着け、遅めの昼食兼朝食を摂る。立地条件を考慮に入れ、入場券を机の上に出して様子を伺っていたところ、隣席の人を釣り上げることに成功。(みほさんその節はありがとうございました)萌えサイト情報交換しつつ時間をつぶす。二人してカタログからお目当てのサークルを拾い上げ、この分では買うもの残ってないんじゃないかと慨嘆する。

2:00
入場。体の重心がゆがむほど買い倒す。十分ほどで万札が異次元に消えた。心配した売り切れもほとんど無く、目当ては大概見つけることができたようだ。ようだ、というのは見つける傍から大人買いしたので、未だにどこのサークルの本を買ったのかさっぱり把握していないということ。この後、一応別のフロアにも上がり、ここでも景気よく札が飛んでいった。

3:00〜4:00 時間つぶし。

4:20
オフ会駅に移動。待っている間に、何故かここでも二万円近く飛んだ。単に気に入ったかばんを見つけたからだが、今読み返すと完全に調子に乗っている。

5:00
オフ会開始。ただし周りは全員初対面の人。交わす挨拶もぎこちない。かなり心配。ククールに陰膳*を据えて、オフ会の開始。

7:00
店から出てくる集団が、周りを歩いている花見客中年酔っ払い軍団とまったく見分けがつかなくなっている。チーム・女体の方々がいい感じに壊れていて、中々楽しい眺めでした。ちなみに私はチーム・兄弟です。インターネットだからってリビドー全開で申告した恥ずかしいカップリングがそのまま名札に印刷されていて、ナチュラルな羞恥プレイと化していました。

8:00
二次会。
ハハハハハハハハハh(以下略)

どこら辺からだか忘れたが、回りでスケッチブックを書いている人を指咥えて見ていた字書き集団の中から、「では字書きはその場でSSでも書けばいいのではないか?」と言い出した女が一名、飲み屋の隅っこで貞子と化す。

(一時間半ほど経過〜)

貞子がそんなん無理であることに気づく。

―――――――――――

この辺で会を辞去しました。帰ったら血豆が潰れておりました。興奮して眠れないとかいう小学生みたいな症状は呈しましたが、すごく久しぶりに遊び倒すという単語を体感しました。超竜祭、オフ主催の皆様、大変ご苦労様です。そして、楽しい時をありがとうございました。謹んでお礼申し上げます。



*チェーザレ・ボルジア……ルネッサンス期の法王アレッサンドロ六世の私生児。枢機卿、のち軍人、政治家。三十三歳で戦死。マキャベリズムの体現者として知られる。美貌で名高い実妹ルクレツィアとの間に、根強い不義密通の噂がある。
*陰膳……旅や戦争に出かけた人の安全を願って、留守宅の人が供える食事。



2005年04月09日(土)
そして半年ぶりの

更新となります……どれだけ死んでたやら。

木の芽時とはよく言ったもので、毎年この時期になると何やらかにやら慌しくなって参ります。ほとんどは物理的な変化が原因ですが、大勢が慌しくしているとそうでない人にも何となく気分が移ってくるもので、この時期に去っていく人や、この時期に訪れるものは、枚挙にいとまがありません。

本日は近場の河川敷で花を見ながら歩く日でした。ちなみに昨日は千鳥ヶ淵と靖国神社の日でした。神社よりも周りの露店にたくさん喜捨して参りましたが……えー……末代までとは申しませんが、二代くらいなら祟ろうかな。(何かくだらないことがあったようです)

出張前は、東京の桜を見逃すのがとても残念でなりませんでした。でも帰ってきて最初にもらった代休では、これ以上望み得ないほどの満開の桜を見ることができました。山ごもり自体の結果は、言っちゃ難ですがほぼ最低です。それでも本当に最低でなかったのは、ケガ一つ無く帰ってきて、千鳥ヶ淵を見ることができたということがあるからでしょう。

それともう一つよいと思えることは、ほぼ最低な状況でも最低な気分になっていない自分を見つけることができたという点です。

学生時代に習った聖書の言葉は、大半がただの決まり文句でしたが、この年になって再発見したような気持ちになる言葉もたくさんあります。その中の一つ。
『何を食べようか、何を飲もうかと、自分の命のことで思いわずらい、何を着ようかと自分の体のことで思いわずらうな。…野の花がどうして育っているか、考えてみるがよい。…栄華を極めたときのソロモンでさえ、この花の一つほどにも着飾っていなかった。きょうは生えていて、明日は炉に投げ入れられる野の草でさえ、神はこのように装って下さるのなら、あなたがたに、それ以上よくしてくださらないはずがあろうか』
結果がどうなるかは保証の限りではありませんが、少なくともこの中に書いてあることの一つは、今日私が見てきた通りです。どんな恵まれた人でも、明日散る桜の花以上に美しく着飾った者など一人もいませんでした。

同じものを同じ人間が読んだところで、感想が同じになるとは限りません。いわんや、別の人間においてはどれほど違う結果が出ることか。永遠に、秘密というものはそれを語る人間が少ないからではなく、聞き取れる耳が不足しているからこそ、埋もれたままでいるということでしょうか。



相変わらず締めの甘い文で申し訳ありません。ここで言ったところで本当に正しく伝わるかは分かりませんが、忘れてしまわないうちに断言しておきます。

色々とご心配おかけしました。
大丈夫、私は元気です。




拍手レス9日>
えらい気に入っていただけまして、ひたすら恐縮です。(だらだら)マルクク祭様からのご訪問ということは、DQ8作品を読みに来られたんでしょうに、肩透かし食わせて大変申し訳ありません。ご覧の通り暗めのアレな話が主流のサイトですが、このノリが気に入っていただけたら、また読みにきていただけると嬉しいです。大変励みになりました。ご訪問ありがとうございます!



2005年04月08日(金)
マルクク祭さまからお出での方へ

とりあえず土下座します。



ごめんなさい。



はい、一歩足を踏み入れれば「??」状態でしょう。ここはドラクエサイトじゃないし、扱ってるゲームは任天堂で、大体更新自体が死んでます。日記までどこかイっちゃってる状態だったりします。と言いつつ、冷蔵庫の中には病んだDQ8小説がもう入ってるので、次第に増えてくるんじゃないかとは思いますが。


そして前からのお客様もごめんなさい。自分自身が冷蔵庫に入ってる間に、すっごい別のウェーブに飲み込まれました。

DQ8サイトを回っています。
DQ8サイトを回っています。
DQ8(くどい)

ていうかむしろマルチェロ×ククールサイトに吐き捨てたガムのようにべっとりへばりついています。

あまりにジャンル違いすぎてもはや説明とかしづらいんですが、この二人は兄弟です。弟のほうが主人公パーティの一人で「美形担当」です。でもってマルチェロ、兄ですが、ネタバレ避けてアレとかコレとか略すると、早い話が昼ドラです。昼ドラゴンクエストです。廃人かよ!


……(自分の人生を回想しています)


小学校六年生。一輝×瞬にハマり、女オタクとしての道を歩み始める。
中学。ずっと☆の人だったが、途中うしおととらとかピンポイントでカマイタチの十郎にハマる。
高校生。世は幽遊まっさかり(オタク仲間だけで)。鴉と蔵が以下略。
その途中でエヴァとか流行り始め、華麗にスルー。無名時代から延々るろうに剣心にハマり、真剣にアンケート葉書を出す。思えばこのころから、和月伸宏は手のかかる作家であった。
突然爆れつのマロン&キャロット兄弟にハマる。
ガンダムXのフロスト兄弟を、いや、まあ、今考えるとどうかと思うが、真剣に愛する。
少女革命ウテナの芸術性にしびれる。(つか、すげえなあのアニメ。よくまあ夕方五時代に放送させてもらえたもんです)
間をおいて、
ポタのアズカバンから、同人系に舞い戻る。
FE烈火、リーダス兄弟と黒い牙に頭から突っ込む。
そして現在に至る。


まるで何年かに一回故郷に帰ってくる渡り鳥のように、周期を置いて兄弟ものえろほもにハマるのが私の人生です。(嫌すぎる)これが初恋の呪いというやつなのか。もう、お腹いっぱいになるくらい兄×弟、兄×弟、兄×弟、たまに逆転(弟のほうが大きいとかで)、しかもどいつもこいつも血なまぐさい兄弟ばっかりです。ほっといたら殺し合いの一つもしそうな、っていうかした人々。そうでなくても、敵を殺してるから印象としては変わりませんとか。(あ、兄妹というパターンもかなり……某聖戦の系譜とか。話がうじゃじゃけてますが、このゲームの裏メインテーマは兄×妹だったんじゃないかと思うことしきりです)

三つ子の魂百までとはこのことでしょうか。

何だかもう、執着して執着して執着して可愛そうになっちゃうくらい上の子を慕ってる下の子を見ると、歩くコースでさえそっちに引き寄せられるようです。といってもゲーム本編のククール(弟)は間違ってもそんな殊勝なタマじゃありません。何気にふと探索に出た女性向けDQ8の皆様の萌えに、思うさま引っ掛けられました。そして久方ぶりに思いっきりの様式美少年をやってみたら、楽しいんですよねえこれが! わはははは、我ながら見事なジュニア向BLだ! 受のまつ毛とか描写しちゃったよ!


いい加減ヒかれそうなトークはまた今度にしまして、とりあえずミイラからの復活のため自分で決めたサイト傾向とか無視しようと思います。ちょ、ちょっと溜まったら整理しますんで、しばらくインデックスの混乱具合とかお許しください。