うわの空日記


ワルシャワに暮らす主婦ゲラッチの日常です。

2004年07月31日(土) 赤いバザール

日中の気温が25度くらいで、朝は肌寒いくらい。もの凄く過ごしやすい。
日本で蒸し暑い中うだってる人には羨ましい気温かもしれないけど、わたし的には「夏、まだ行かないで〜〜〜!!」って感じ。
 
去年はヨーロッパ全域が熱波に襲われて大変とか騒いでた分、ポーも結構暑くて夏を堪能できたんだけど。今年は「夏!」って日が少ない。今年の夏は30度以上になった日って無いかも?

ゲラ夫実家への道でも、両脇の小麦畑はすでに黄金色、ハニーウィート(はちみつ・小麦色)だったし、気分はすっかり秋。
いや、だから。
まだ夏行かないで〜〜〜!!!!
東京の1月の気温を既に8月に体験できるワルシャワ。(今年は暖冬だったしね、東京。)まだ気温は25度もあるのに、この先下がる事を考えるとかなりブルー。4年前の8月に観光で来た時、セーター買ったのにまだ寒くて更にフリースを買ったまだ凍えてた悪夢がよみがえる。8月のワルシャワは寒い。
まぁ気温が突然上がったりって事も、無くはないはずなんだけどね。希望的観測。

さて、秋を前にしたワルシャワバザールは、赤い。
バザールの出店は、1、2種類の野菜しか売ってない所も結構ある。その中で今断然多いのが、トマトと赤ピーマン。延々と並ぶ、赤い箱。
果物はアメリカンチェリー、普通のサクランボ、加熱用の赤黒いサクランボ。スイカを半分に切ったのやらラズベリーもある。
それから今週に入って一気に増えたのがスモモ。ま、これは紫だけどね。
リンゴやらネクター、アンズ(これはオレンジ色)、赤スグリと黒スグリ。
とにかくパッと見、バザールが赤いです。
今日は赤ピーマンを生のままスライスして、クリームチーズと一緒にオープンサンドで朝ごはん。1キロもあるこの赤ピーマン、もうちょっと豪快な調理法を考えねば。


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2004年07月30日(金) ザ・改築

そもそもゲラ夫の実家に行ったのは、BBQ@ポーの夏をエンジョイするためだったはずなのに。
ゲラ夫実家近くの湖(いくつかある)付近にコッテージを借りて、泳いだり森を散策したり、もちろんBBQやったり。朝は昼ごろまで寝て、森の中でまったりと朝食だな、なんつって。
ビバ、夏。

なのに大雨って何ですか?
日中の気温が15度切ってるんですけど・・・。

なので当初の予定を変更して、ゲラ夫実家の改築お手伝いに決定。

◇◆◇◆◇◆◇◆◇

改築工事ってさ、普通は業者さんが来て、いろいろ調べて見積もり出して、あーだこーだと検討してから、後日業者さんが色んなタイプのビニールシートみたいのをあらゆる所に被せながら、素人にはわからない施工をするじゃない?
当然の如く、ポーでは違うのですよ。

ポーでは、というより「ゲラ夫実家及びその周辺の人達」なんだけどね。
まず、築20年以上のゲラ夫の家の配水管整備から。地下室に水が溜まるしお風呂場の水道、やたら水圧低いしなのでそこから取り掛かり。
配水管はゲラ夫の伯父さんが数週間前から担当してる。
伯父さん、本職は短距離トラックの運転手なんだけどね。何故かドクターストップがかかってるので現在休職中。で、毎日ゲラ夫の家に来て仕事してるの。どんなドクターストップだったんだろ?

伯父さんはホームセンターでパイプを自分で買って来ては取り替えてる。
あ、その前にゲラ夫弟がデストロイヤーとして大活躍して、5キロのハンマーで地下室なんかのの壁を叩き壊す。と、中から配水管が出てくる。
で、パイプ交換の後レンガとコンクリで壁をもう一度埋めて。
ちょっとポーの小説を思い起こすよね。あ、エドガーアランポーね。

今回ゲラ夫が居る間にお風呂場のバスタブを新しいのに替えようって事になったんで、私とゲラ夫はホームセンターへ。
その間デストロイヤーがバスタブの脇の低い壁(床からバスタブまでの高さの壁ね)を壊す。
新しいバスタブの運搬代を払いたくない私達は、ゲラ夫パパ@同じく短距離トラック運転手に運送を頼んで一足先に家に帰り。
古いバスタブが床にパイプで固定されてて、奥の壁側のパイプを外せないので、ゲラ夫伯父さんが持ってきた電ノコ(?多分)でアクリル製のパスタブを切りつける。すんごい化学なニオイ。吐きそう。

やっと古いバスタブを取り外して、新しいのをセッティング。
バスタブの側面に、バスタブと同じ高さになるように壁をまた作らなきゃいけない。なのでレンガを積んで。ゲラ夫弟がトライしたけど上手くいかなかったんで、朝6時から夜9時まで仕事してたゲラ夫パパが夜1時までかけてレンガをセメントで塗り固める。(翌朝も5時起きなのに・・・。)

新しいバスタブと古いのが、微妙に幅が違ってたりして。
だからバスタブ側面の壁の位置も微妙にずれる。
そうすると、床のタイルも一部張り直し。
バスタブ側面用のタイルも他の壁と同じタイルってワケにはいかない。(20年も前のだから同じのなんか見つからない。)
だったら思い切ってタイルも全部張り替える!?

と、言う事になり、翌日激安タイルを買いに。セメントとかタイル用粘着剤とかも購入。
その間またもやデストロイヤー弟が、今度はタイル剥がし。
せっかくの新しいバスタブに傷がつかないようにビニールシートとダンボールで覆って。最初からタイル張り替えってわかってたらバスタブの設置後回しにしたんだけどねぇ。

タイルを天井まで張る事にしたんだけど、お風呂場の壁と天井は直角じゃなくて丸みを帯びてるんで、これじゃあタイルが張れない!ってんで、今度はノミと槌で天井を削る。真っ直ぐタイルが張れるように、天井と壁を直角に。
大量の瓦礫は、今家を建ててる最中の叔父さん(家具職人)が使うらしいんで庭に取っておく。有料廃棄物扱いにならなくて良かったね。

この間私は何も手伝わず。居ると邪魔だと言われて、掃除すら手伝わせてもらえない。むぅ。楽しそうなのに・・・。

タイル張りはゲラ夫妹の彼@ゲラ夫実家に下宿中がやる事に。
全部張り終わるまで2〜3週間? その間お風呂場は使えない。
気温が下がって良かったよねぇ。

洗面台、バスタブ、蛇口とシャワー、タイルの張替えで総額5万円弱。
次回は台所の改装の予定。あと全部の部屋の壁のペンキ塗り。これは楽しいぞ。次回までにお風呂場できてるといいなぁ。


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2004年07月25日(日) 夏の味

ポーでも夏野菜がかなり出回ってる。
トマト、茄子、ズッキーニ、ピーマン、キュウリetc... どの野菜も1キロ100円強で買える。真っ白で巨大(20センチは軽くある)なカリフラワーも100円くらいかな。
7、8月を外すとこれらの野菜はめっちゃ値上がりしちゃうんで今が食べ時。しかも季節外れの野菜って不味いんだよねぇ。

なので毎日野菜三昧。
ズッキーニは茄子に見立てて中華に使うことが一番多い。
麻婆ズッキーニ、蒸しズッキーニの中華風など。中華以外ならグラタンとか、トマトソース&チーズ乗せて焼いたのも食べるけどね。あと、レチョ。
茄子は皮が厚くて苦味があるから殆ど使わない。
キュウリは種の少ない身の締まったのを使って浅漬け。酢の物。歯ごたえバリバリ。
ピーマンでチンジャオロース、酢豚、鶏とカシューナッツの炒め物などなど。
色んな野菜をスライスして、南蛮漬け(主に鶏手羽を使う)に入れたり。
夏って素晴らしい。

この数日はかなり気温も上がってるので、スイカも旨いぞ。
やっぱり暑い日はよく冷えたスイカを冷房の無いところで食べるに限る!
今までで一番旨かったのはパレスチナで食べたスイカだなぁ。暑すぎで頭クラクラしてる中、キンキンに冷やしたスイカを! しっかり水分も取れるし、最高!
ちなみに夏のネパールでは冷やしたキュウリを食べるとか。
「不味そう」
とか思ったんだけど、大きなキュウリの皮をむいて、水分のしたたるキュウリに頬張りつくのは最高!と友達が言ってた。Cucumberってキュウリじゃなくて、何か瓜の一種なのかね。甘味を抑えたメロンを想像すると、ちょっと美味しそうかも?と思える。

ちなみにポーではスイカが安い。1キロ70円くらい? 中玉丸ごと買っても250円くらい。
そしてポー人はスイカに塩をかけない。そういやアメリカ人もスペイン人もパレスチナ人もかけてなかったな。
で、種を捨てない。種ごと食べるの。こればっかりは抵抗あるなぁ。

もう1つ、ポーの夏の醍醐味と言えば、バーベキュー。
日本みたいに焼きそばやら焼肉やらにはならない。(当たり前。)
ソーセージとかカルクフカ(豚の首の肉。脂が肉の間に混じってて旨い)をグリル。緑の中で、ビール飲みながら脂滴る肉をがっつくわけですよ。

ゲラ夫に突然休暇が出たので(クビじゃないよ、夏休み)木曜までワルシャワを離れます。BBQ三昧だ〜〜!
月曜のパーティも火曜のレッスンも逃す事になるけど、まあ良し。
なので日記更新&BBSレス木曜まで無いです〜。


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2004年07月24日(土) ヒップホップな夜、再び

ポゴに呼び出されてパブへ。
このパブ、いつも行ってるんだけど、わたし的には全然良くない。
駅から遠いし。生ビールは混ぜ物入りだから瓶ビール(割高)しか頼めないし。安くも無いし。12時で閉まっちゃうし。別の所に移動するにはタクシー必要だし。(歩いて行ける距離に他の店が無い。)
なのにまた同じパブへ。
ひとえにポゴのお気に入りウェイトレス、黒髪美人が居るから。
でもポゴにはスッチーの彼女が居る。なんだかなぁ。

夜のワルシャワは涼しくていい感じ。屋外でビール飲むのに最高の気温&湿度。
良いですなぁ。(でも300ミリまでしか飲めない。)
と、ポゴが先週からウェイトレスと付き合ってるとか言い出した。
え? 例の彼女は?
「ああ、彼女仕事辞めて実家帰ったんだよ。」
じゃあ彼女もうスッチーじゃないのね。
「スチュワーデス? ああ彼女の事か。随分昔の話するなぁ。とっくに別れたよ。」
とっくに別れたって君、先週の金曜の時点ではまだ付き合ってたよね。ま、黒髪美人の事はかなり前から気に入ってたしね。
「違う違う、黒髪の彼女が仕事辞めて実家帰ったの。スチュワーデスの方はまだワルシャワで仕事してるよ。」
は??? ポゴ、誰と付き合ってんの?
「このウェイトレス・・・」

新しい彼女は超小柄ででもスタイル抜群の金髪美人(というか、可愛い系)23歳。
やるなぁ、ポゴ。
「もう遊びの時期は終わった。これからは真剣な恋愛がしたい。」
とか言い始めて早3年。相変わらず「その場では真剣」な恋愛の数々っぽい。

12時で店じまいの後、彼女も一緒にヒップホップの店へ。
別に、私ら誰もヒップホップ好きじゃないんだけど。
入場料タダだし。
ソファがあるし。
12時過ぎに5人以上で行っても座れるし。(しかもソファに。)
それなりに人入ってるけど混んで無いし。
24時間営業のケバブ屋さんが近くにあるから朝飯食べて帰れるし。(胃がもたれるけど。)
なので今週もヒップホップ。4時まで。

ポゴは新しい彼女と完全に2人の世界。
ゲラ夫と森の番人は酔っ払ってひょうきんモード。つーか大バカモードで付き合いきれない。
なのでケニヤからの留学生グループ@店で知り合ったと楽しく踊る。
帰り際にケバブ食べて気分悪くなる。お約束。


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2004年07月23日(金) 二日酔い

昨日、ポー語レッスンの後で家の近所の新しいパブに行ってみた。
新しいだけあって客は私とゲラ夫のみ。屋外にテーブル出してないのも理由かも。昨日の夜は外の方が屋内より涼しかったからね。
取りあえずビールの300ミリを飲んで帰った。

が、へべれけの私。暑かったしのど渇いてたし、このビールはアルコール6%だし・・・といくら言い訳しても私、酒弱すぎ。
家に帰って10時ごろさっさと寝てしまった。

今朝はゲラ夫が仕事で5時半には起きてた。
私も起きる。別にゲラ夫の為じゃなくて、昨日早く寝すぎたからこれ以上眠れないんで。なんかしっかり目が覚めちゃって。
ところが酷い頭痛。
もう一度横になってみたけど頭痛くて全然眠れない。

二日酔い? ビール300ミリでこんなに酷い頭痛ってツライ。
昨日のビールって、何か混ぜ物入ってたのかなぁ。
ポーのパブではよくある事で。実際何が混入してるのかは知らないんだけど、味が薄かったり飲んでも飲んでも酔わなかったり。
先月はゲラ夫がたった3杯のビール(と言っても1・5リットル)飲んだだけで吐いてたし。あの悪酔いの仕方は通常のビールじゃ無い。

ポーのビールってホントに味が不安定で、同じメーカーのビールでもビンのサイズによって味が違ったりする。製造年によっても違うな。ワインじゃないんだから。
だからポーで利きビールができる人なんて居ないんじゃないかな。

何はともあれこの頭痛じゃ何も出来ないんで、取りあえず頭痛薬。
今日は久しぶりの曇り空だからもしかしたら気圧のせいかもしれないんだけど。せっかく森の番人がワルシャワに居るし、ポゴは来週から旅行だから今週末は飲み会確実。
大丈夫なのかな、私。


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2004年07月22日(木) It takes a village to raise a child.

最近、よその子どもを叱る大人が日本では少ないそうですね。
つーか、私が小学生くらいの頃からそんな事言われてたような気もするけど。で、TVなんかではそれを新たな社会問題っぽく扱ってたんだけど、実際私は近所のおばさんに怒られた経験が何度も。
今の日本ではホントに全然誰も叱らないのかな。

ポーでは全然そんな事無い。
悪戯してる子どもは普通に通りすがりの人に注意されてるよ。
それどころか悪戯してない大人だって、注意される。

ポーのおばちゃん(というか、おばあちゃん)は口やかましい事で有名らしく。ポー文化について英語で書いてある本なんかには必ず記されてる。
全然車が無い所でも信号無視すると「これこれ、まだ赤ですよ!」
席を譲らない若者に「あなた、お年寄りには席を譲るもんですよ!」
そして必ず、近くにたまたま居合わせた人に最近の若者に対する憂いを嘆く。

で、これはワルシャワよりも地方の方が圧倒的にに多い。ゲラ夫の実家の方に行くと、すれ違いざまに服装なんかも注意されるし。(私はされないけど。別に過激な格好しないし。)

が、唯一の例外は赤ちゃん連れの若いお母さんたち。
都会だろうが地方だろうが、確実におば(あ)ちゃん達のお説教のターゲットにされるらしい。
抱っこの仕方から乳母車での寝かせ方。枕の高さやら日よけの角度。
日光は体に良いと言われたかと思えば次の人は紫外線は赤ちゃんには毒だと言うし。
襟付きの服は今の時期暑すぎると言う人、襟無しじゃ首が焼けちゃうと言う人。帽子は必需品かと思えば蒸れるから脱がせろとの指令が下されたり。
とにかく道行くおば(あ)ちゃんたち一人一人にいろいろ違う事を指図されるらしい。

笑顔で「検討します(ディプロマティックな返事)」とか言おうものなら、延々とアドバイスという名のお説教が始まっちゃうらしいので、私の友達はシカト一辺倒だそうで。きっと「今の若い母親は礼儀も知らない」とか言われてるんだろうけど、いちいち相手にしてらんない、との事。そりゃそうだ。


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2004年07月21日(水) ポー語レッスン再開

約2年ぶりにポー語のレッスン再開。
この1年間、ゲラ夫の家族と過ごす時間が凄く増えて私の会話力もかなりアップしたと思うんだけど、どうしてもサバイバルポー語の感が抜けなくて、意味はかろうじて通じるけど文法メチャメチャ・・・な自分に喝を入れるつもりで授業に通う事にした。

クラスには生徒が3人しか居ない少人数グループ。
私が最初に到着して。あら、2年前と同じ先生だ。
「あ、以前先生のクラス受講してましたよ。」
と言ったら先生、
「あ〜、顔は見覚えあるんだけど・・・。」
思いっきり忘れられてます、私。2年も前の事だし全然構わないんだけど。
実は私、この先生の事はよく覚えてて、2年前に受講してた時に
「来学期もこの先生だったら続けて受講するの止めよう」
と思ってて、結局次のレベルのクラスを受講するの断念したの。

う〜ん、またこの先生か・・・。
クラスメート2人は、仕事でポーに来てるんだけど真面目にレッスンに通ってレベルアップしてきた人達。職場でポー語使わないらしくて、要するに授業でしかポー語をやってない。
出てくるボキャブラリーやイディオムは私が知らないのがいっぱいなんだけど、ぶっちゃけぬるい。いや、内容が簡単すぎると言うよりは、進度が遅すぎ。

でもこれ以上のレベルのクラスが今期は無い。9月まで待つ? 微妙だなぁ。木曜にもう一度行ってみてから考えよう。
他の語学学校って値段が全然高いんだよねぇ。むむむ。

授業後に隣のクラスの人達も込みで一杯飲みに行った。
奥さんも呼んだりして結局スペイン人4人、ペルー人とオーストリア人が1人ずつ、プラス私。全員英語ができて、5人がドイツ語、5人がフランス語、4人がイタリア語のできる国際的なグループ。
私はスペイン語、言ってることは分かるんだけど口をついて出てくるのがポー語ばっかなんで、向こうはスペイン語で話して私が英語で参加、みたいな。(ポー人と話すときもこのパターンが多いな。)

それにしてもペルー人には脱帽する。私の100倍くらいハチャメチャなポー語で物怖じせずにウェイトレスにガンガン話しかけてるし。(彼は初心者クラス。)
ウェイトレスが途中で「英語できないですか!?」とかキレ気味で訊いてきたのに「できません」とか答えてるし。外交官のくせにー!

「日本行った事あるよー! ロポンジで踊ったー!」とか言ってたな。
「日本語も知ってるよ!」っつーんで聞いてみたら、
「イチ、ニ、サン、シ、ロク!」
・・・5はどうしたんだ。

レベルに難ありだけど、楽しいレッスンになりそう。
月曜のパーティに早速招待されたし♪


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2004年07月20日(火) モテない?社会的地位のある男

今日のワルシャワあち〜〜!29度もあるよ〜。
と、もちろんイヤミです。わはは。
昨日は夕立で、夕方以降は涼しかったんだけど、今日はどうかな?
でも29度でクーラーも扇風機も無くて平気なマンションって・・。レンガって熱を通さないんだねぇ。

さて、こちらの日記でモテる男の要素は社会的地位ってな主張を拝見した。
社会的地位とそれに付随する金。
地位と金とどっちが大切かって言うと微妙だと思うんだけどね。日本だと地位はあるけど金は無い人ってあんまり居なそうだし、ちょっと想像するの難しいんだけど。

ポーで考えると余裕でゴロゴロおります、地位があって金が無い人。
ポー人の平均収入が2000ズロチ、500ドル。(2年前のデータだけど。)
公立病院の外科医が1200ズロチ。
フルタイムの看護婦が夜勤込みでも800ズロチ。
大学の助教授800ズロチ。
裁判官は2500スタートで。(スタート時点で既に30代半ばなんだけど。)

かと思うと企業付き弁護士が3万ズロチだったり。
私の友達はセクレタリで5800ズロチ稼いでるし。
友達のパイロットは月1200ズロチの人と16000ズロチの人が居るし。ちなみに2人は大学の同級生。

「社会的地位」と「付随する金」の概念が、ガラガラと音を立てて崩れる国、ポー。
なので、やっぱりどうしても「付随する金」が重要な気がする。

そういやゲラ夫の就職が決まった時、元彼女がゲラ夫に電話して来てたな。その時私はもう一緒に暮らし始めてたから余裕の高笑いをブチかましてやったけど、遠距離だったら気になるだろうな〜〜。
つーか元彼女、わかりやすすぎ。

と、ここまで書いておいてナンだけど、わたし的にはモテる男の要素って「マメな事」だと思ってたりする。当たり前すぎる発想なので詳細は端折らせてもらうけどさ。

さて今日からポー語レッスン。さすがにポー在住もうすぐ4年でこのポー語はまずいっしょ、と思い始めたので。
ちょっとわくわく。


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2004年07月19日(月) フォークで和食

外国人向け和食なんてテキストを自分のサイトでアップしてるくせに、割りと最近まで気づかなかった事がある。

フォークだと和食って、食べづらいのね。

今日はゲラ夫の友達、森の番人をディナーに呼んだ。
ちなみに森の番人はパイロットで、国立公園(ただの森)の上空を夏季だけ火事がないかどうか見て回る仕事をしてる。どうやら転職決定らしくてキェルツェに引越しらしいんだけど。って事はもう森の番人じゃなくなるんだけど、まぁそんなニックネームなので。

で、和食ビギナーな彼にチキンカツをご馳走した。(ちなみに彼が初めて我が家で食べた和食は餃子。和食じゃないじゃんね。)
和食ビギナーなだけに、お箸は使えないのでフォークと、一応ナイフも渡す。

それにしても食べにくそう。
チキンカツなんて、お弁当じゃあるまいしいくら「一口サイズ」とか言ったって実際一口で食べれる大きさじゃないじゃん? お箸でもって一口噛み付いて、残りは茶碗なり小皿なりに置くでしょう?
それがポー人はできないんだよねぇ。

トーストとかポンチキならともかく、かじり付くという行為に抵抗があるみたい。餃子にしろチキンカツにしろ、小皿の上でフォークで一口サイズに切り分けてから口に運ぶ。
前回ゲラ夫ママが食べにくそうにしてたんで、今日は森の番人にナイフも渡したというわけ。

でもナイフがあっても解決しないみたい。
千切りキャベツはフォークで食べるの難しいし。
ポー人は茶碗を手に持つ習慣がないから、茶碗をテーブルに置いたままご飯をフォークで食べるのも理にかなってない。
「お茶碗手に持っていいよ」って言ったんだけど、どうも落着かないっぽい。

そう考えてみると、フォークだと食べにくいものって結構ある。
ダントツが千切り野菜。キャベツとかならまだマシかもしれないけど、白髪ネギの乗った中華風蒸し茄子とか、千切りキュウリと食べるバンバンジーとか、「千切りの物を別の物と混ぜながら食べる」ってのはフォークでは至難の業ですな。

でもせっかく和食(風)なものを食べてもらうんだから、やっぱりご飯はお皿に盛りたくないんだよな〜。
チキンカツだって、千切りキャベツ無しのなんて嫌だし。
あ、千切り白菜でも良いけど。ポーの冬キャベツは固くて苦いのでよく白菜で代用するのだ。全然いけまっせ>奥さま方。

そういえば、照り焼きチキン丼なんてもっと食べにくいよなぁ。フォークで切るには鶏モモ肉って強敵。皮もついてるし。(よくポー人が来ると出してるんだけど。)
かといってお皿に盛ったらただの「Chicken Teriyaki with Rice」って感じで和食な雰囲気ぶっ飛びだしねぇ。
つーかディナープレートに全部盛っちゃうと一気に安いチャイニーズっぽく見えちゃうんだよね。(チャイニーズが安く見えるってワケじゃないよ。)

外国人向け和食、もっと改善の余地ありっぽい。


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2004年07月18日(日) 主婦な1日

ゲラ夫曰く、最近ポーでブルーベリーによる食中毒が多発してるらしい。
森でキツネがばら撒くナントカいう寄生虫?がブルーベリーについてるんだって。感染すると死亡率5割。ホントかよ〜〜〜!!???
それで今年はブルーベリーが安いのかな。思いっきりザクザク食べちゃってるんですけど。
が、よ〜〜〜く洗えばかなり安全らしい。
この「かなり安全」って言い回しも死亡率5割と同じくらい信用ならないんだけど。とりあえずよく洗ってみた。

でもブルーベリーをしっかり洗うのって難しい。ゴシゴシやったら潰れちゃうしさ。ボウルに水張って、何度も水を替えて洗ってみました。
って、そういえば私、森で洗ってないブルーベリー大量に食べちゃったんだけど・・・。

◇◆◇◆◇◆◇◆◇

久しぶりによく晴れた日曜日。(昨日も天気良かったけど廃人だったから何もしなかった。)
ゲラ夫は仕事。
なので主婦業に専念してみた。

掃除はバスルームまできっちりやったし。
布団カバーやシーツも含めて3回も洗濯したし。
ゲラ夫のシャツアイロンがけも終了。
夜食用にタラの燻製を使ったサラダとデザートのズッキーニブレッド@OLE MISSさんのレシピで。

何故こんな普通の主婦業を書いてるかと言うと、めったにやらないから記録&自慢しておこうと思って。エッヘン。
8時に帰宅したゲラ夫はいたく感動しておりました。

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2004年07月17日(土) ヒップホップな夜

友達と飲みに行った。
絶対何か混ぜ物が入ってるビールを出すと分かっていながら同じパブに行く私達。安いワケでも立地条件が整ってるわけでもない。
友人の1人、ポゴがウェイトレスを気に入ってるから。
割高の瓶ビールを頼む事になるんだからもう、奢れ〜〜!って感じ。

が、このパブは12時で閉店。住宅街にあるんで、12時以降まで営業できないらしい。なのでタクシーで中心街に移動。
ロックチックなのにヒップホップの店へ。

ヒップホップもサルサも、それこそ80'sのヒットナンバーでも、何でも踊ろうと思えば踊れるんだけど、飽きる。朝まで踊れない。
が、この店は吹き抜けになってて2階からダンスフロアが見える。そしてワルシャワでは珍しく黒人のグループが踊りに来てて、素晴らしいステップを披露してたんで見てて飽きない。

が、やっぱり見てると踊りたくなるんで途中から参加。
隣で踊ってたお姉さんがシンニードオコーナーそっくりで、でも服装はゴスメタルで、踊りはバリバリにヒップホップだったんで見入っちゃったけど。

なんだかんだと5時まで踊り、閉店でセキュリティに追い出されるように店を出た。
黒人グループが外で言い争ってて、女の子が
「Fuck you, you fuckin' fuck!」
と、オリジナリティがあるんだか無いんだかな雑言を吐いてて面白かった。
6ズロチのケバブ食べて帰ったら、胃がもたれて悪夢にうなされた。


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2004年07月16日(金) 「私は大バカ者です。」

散歩してたら、10センチ四方くらいのステッカーが貼ってある車が目に入った。ステッカーは運転席の横の窓に貼ってある。

「私は違法駐車をする大バカ者です。」

ああ、これが噂のかぁ。
ワルシャワの一部の地域でやってる、違法駐車の警告方法。
市が行ってるわけじゃなくて、マンションなどの住民管理組合がやってるらしい。って事は、いわゆる「私道」にあたる所でやってるのね。
レッカー呼んだり、車が発進できないようにタイヤを固定したりってのは時間も手間も金もかかりすぎる。
が、ステッカーなら超簡単。値段も激安。

そしてこのステッカー、ただのシールじゃないのですよ。
特殊加工の糊を使ってるんで、ちょっとやそっとじゃ剥がれないの♪
これまた特殊な薬品を使って糊を溶かさないといけないから、車の整備工場とかまで行かなきゃいけないらしいよ。
いいじゃんねぇ。うちのマンションでも導入してほしいなぁ。

◇◆◇◆◇◆◇◆◇

今日はゲラ夫の同僚、スワベックさんの話。

毎朝の通勤時、スワベックさんがいつも不思議に思ってたことがある。
それは渋滞するワルシャワの道路の中でも更に渋滞の激しいエリアでのこと。
左折する車がみんな、もう1本先の交差点まで行ってUターンして、右折してる。先の交差点だってメチャメチャ混んでるんだし、みんな何で素直に左折しないんだろう?
そして毎朝ヒマそうにパトカーが道路脇に待機してるのは何なんだろう?

そこでスワベックさん、ある朝その道を左折してみた。
速攻でパトカーが寄ってくる。
「ここは左折禁止だよ〜!標識見て無いのか〜!」
嬉々として駆けつけるお巡りさん達。
「え、左折禁止の標識なんてありませんでしたよ。」
「確かに見づらいけど、ちゃんとあるんだよ〜標識♪」更に嬉々として答えるお巡りさん達。

結局スワベックさんは減点4に罰金100ズロチ、約3300円だけど、体感金額1万円と言ったところか。

スワベックさんの教訓: 毎朝パトカーが待機してたのと、誰も左折しなかったのは、あそこが左折禁止だからだ。

スワベックさんは、随分体当たり的な学習方法がお好みのようです。


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2004年07月15日(木) 自分のマンションに入れない

ゲラ夫の誕生日プレゼントを買いに行った。
モノは決まってる。羽根布団。できるだけ薄型。
場所も決まってる。Walterって言うドイツ系の家具センター。ついでに小さい羽枕も買ってあげよう。

が、Walterは閉店セール。置いてあるものは半額とかだけど、何せ品数が少ない。羽根布団も羽枕も1つも置いてない。
Walterって家から遠いのに〜〜! バス乗り継いで行ったのに〜〜!!
全く収穫が無いまま、完全なる敗北。

なので翌日Jupiter Centerなる別の家具センターに行く。
布団を選ぶにあたり、まず素材を見る。が、分からない。
「綿、ポリエステル」とか書いてあるけど、その前の単語がわからないので、カバー生地の素材なのか詰め物の素材なのか。
そもそも品質のデカい表を見ても、値段と綿、ポリエステルって単語しかわからない。洗濯機丸洗いOKとかさ、いろいろ書いてあるはずだとは思うんだけど。

それから、いろんなマークが描いてあるんだけどそれぞれの意味もわからない。
このゴチャゴチャ線が描いてあるのは何だろう???と不思議に思いながら隣のセクションを見たら、同じ位置に羽のマークが描いてある。
ふむ、どうやらこのゴチャゴチャ線のマークは綿を表示してるらしい。
で、この隣のが羽根布団か。
羽根布団セクションは重さが書いてあるんで、軽いのがいいな〜なんて探してみると、めっちゃ分厚い。薄い羽根布団は重い。薄型で軽いのって無いの? 無いの。

適当に折り合いをつけて選び、デカい買い物袋を提げて家に帰ったら。
マンション入り口のドアが閉まってる。
というか、鍵がかかってる。

私、このマンションの住人なんですけど。
つか、名義人なんですけど。
要するに、オーナーなんですけど。

  何  故  私  が  入  れ  な  い  ? ? ?

数週間前からオートロックを取り付けてたのは知ってたけど。いや厳密には数ヶ月前からか。
でもある日突然鍵かけるって酷すぎないか?

我が家のすぐ隣でもう1つ新しいマンションの建設を同じデベロッパーがやってるので、そこのプレハブ事務所に向かう。
が、途中でセキュリティのおっさんに出会った。管理会社から派遣されてる制服のガードマン、24時間ウロウロしてるの。

「自分の家に入れません。」と、訴えたら平気な顔して
「事務所に鍵取りに来て下さい」と言われる。

「はい、身分証明書出して〜」(所持してなかったらどうするつもりだったんだ!)
「はい、ここサインして〜」(もっと何か説明しろよ!)
「はい、これがロック解除の暗証番号ね〜」(紙切れに手書きかよ!)
「あ、部屋番号間違えた、それもっかい返して」(番号暗記しちゃったよ・・よその家のなのに。)

ここで、住人に何の連絡もなく鍵かけた事について文句言うべきか迷ったんだけど、どうせ肩すくめるだけで謝りもしないだろうし、「次回」があるわけでも無いし、(あったとしても私が文句言ったところで改善されないだろうし)なので止めておいた。

以前の私なら確実に文句言ったんだけどねぇ。
文句言っても何も変わらない、という状況が続くと「あきらめ」ってのが身に付くのかもしれない。
明らかにコチラには落ち度が無くても、謝ってくれる事は無いしねぇ。肩をすくめられ続けると、ホント脱力。というか、凹む。
ポーで文句言うってのは、事態の改善を目指す時じゃなくて、「文句言ってやった」という満足感を得るためのみなのです。
今日は自分の中で怒りより凹みが先行しそうだったので、そのまま帰ってきた。

羽根布団はクロゼットの上段に隠す。
が、速攻ゲラ夫に見つかっちゃった。普段自分の目が行かない所=ゲラ夫も見ないってワケではないのね・・・。
つーか私が常にクロゼットの整理をちゃんとしてればゲラ夫が手出ししないから安全だったんだろうけどさ。


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2004年07月14日(水) ビッチ考

ビッチって言葉は日本人でもみんな知ってるよね。
何年か前にはBitchってロゴの入ったTシャツを日本の若い娘さんたちが着てて、新聞の投稿欄で物議をかもしたりしてたし。

日本語訳だと「あばずれ」とか「雌犬」だと思うんだけど。確かに語源はそうなんだけどさ、実際アメリカで使ってた頃はあんまりそういう意味で使ってなかったな。
アメリカで「Bitch!」って言うのは、性格の悪い(と思われる)女性に対して。「クソババア!」って感じ? だから学校の先生やカフェテリアのおばさんに(面と向かっては言わなくても聞こえるように)「Bitch!」とか言ってた。今にして思うとガラの悪い生徒だったのね、私。
逆にあばずれとかヤリマンな女の子の事はビッチとは言わずに「ho(Whoreの略)」とか「Slut」とか使ってた。だから英語のできるポー人が「あの子は尻軽」みたいな意味でビッチって言葉を使うのにちょっと違和感がある。

自分では嫌いな人に吐き捨てるくせに、実はビッチって呼ばれるの好きだったりする私。いや、だからって皆さんにビッチと呼んで欲しいわけではありません。

でもアメリカでビッチ呼ばわりされると、「ふふん」とか思ってた。だってそれって負け犬の遠吠えじゃん。それなら勝ち組じゃん私。
なめきってる相手には言わない言葉だしね、ビッチって。

◇◆◇◆◇◆◇◆◇


アメリカに住んでた頃は相手になめられないってが非常に重要だった気がする。常に威嚇、常時アグレッシブ、みたいな。
若かったのね、で済ませちゃっても良いのかもしれないけど、もうちょっと掘り下げて考えてみると。

16歳でアメリカの高校の寮に入って、自分も周りもまだ子どもって環境での集団生活ってのは、今思い返しても結構サバイバルだったと思う。プライバシーは無いし、徹底的に管理された日常生活だったし。ストレスいっぱいで、周りとの衝突も絶えないし。(私だけじゃなくて、周りみんなね。)

集団生活って自分のエゴとモラルがこてんぱんにされる。優しくしてたら利用されるだけ。貸したものは返ってこないし、なのに自分が何か必要で誰かに借りに行くと誰も貸してくれない。
他人の問題は他人の問題と割り切って係わらないようにしないと、延々と際限なく誰かしらが問題を抱えてる。
英語も下手な日本人って事で、思いっきり見下した差別的な態度を取ってくる人達も居たし、そうなるとただ悔しさから一生懸命勉強したり。

「私だって英語できるんだから」
「授業のディスカッションだってちゃんと参加できるんだから」
「点数良いのは筆記だけじゃ無いんだから」
という比較的ポジティブな努力と、
「日本人だからってお人よしじゃないんだから」
「あなたと同じくらい横柄になれるんだから」
「あなたをぎゃふんと言わすくらい横柄になれるんだから」
という、なんだかどんどん性格が歪んでいくエゴの肥大を体験した高校生活。

Bad Assって言葉も、横暴な人に使うけど、高校、大学の頃は褒め言葉だったしね。
見下されるのが嫌で、まずは自分を認めさせるところから始まる。攻撃は最大の防御というか、やられる前にやれ、みたいな。

あの攻撃性は若さだったのかなぁ。
アメリカ社会のせいかなぁ。ユースカルチャーというか。
自分に自信が無いことの裏返しだったんだな、と今なら思うけど。

アメリカに住んでた頃に比べれば、全然まるくなった私。
年のせいかね、やっぱ。それともアメリカに住み続けてたら年でもアグレッシブなのかな。
こうやって書くと、まるで私がもう大人で攻撃的じゃないみたいだけど、別にそういうワケでもないんだよね。相変わらず日本人はおとなしいと思い込んでるポー人を驚かす私。
未だにビッチだよ。えっへん。

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2004年07月13日(火) スイミングプール

フランスのオゾン監督の「スイミングプール」なる映画を観た。
BBC WorldのTalking Moviesってコーナーで去年辺り映画評を観て、ずっと観たいと思ってたんでDVD借りてきたの。
スランプ気味の英国女性作家がバカンスで南仏に来て、自由奔放のフランス娘と共同生活するって話。南仏が舞台のこの映画、イギリス人の主人公が地元の人とする会話は仏語。そして字幕は最初から最後までポー語。要するに仏語の部分の英語字幕が無かったというわけ。でも全部ちゃんと理解できたぞ。私もポー語もやるじゃん。ま、簡単な会話しか出てこなかったけどさ。(映画の主要部分は英語。)

この映画の見どころは何と言っても2人の女優さん。まさに競演って言葉がぴったりな50代(でも脱ぐ)のいぶし銀系主人公と、若さ溢るる豊満ボディの女の子。この若手女優サニエ嬢、フランス人だからなのか、ハリウッド女優みたいに整形プラスチックな体では無い。自然体、たおやかなナイスバディで観てて清々しい。水着脱いでる時の方が全然キレイで見入っちゃったよ。
主演のランプリングもすっごい女優だな〜。全然美人じゃ無いのに凄い存在感。サニエ嬢を前に脱いでも見劣りしないし。つーか、サニエ嬢見劣りしちゃうし。激ナイスバディなのに。う〜ん、私は裸しか観て無いのか。
出てくる男がことごとくダメダメなルックスだったのが笑えた。

が、オチわからず。
BBCの映画評では「2人の女性の係わりを、ミステリーのスパイスで仕上げた作品」とか言ってたから、殺人事件があった時点でもうミステリ終わりだと思ってたのに、最後になってもう1つデカいオチが来た。が、わからん!!伏線になりそうな所に全然注意払ってなかったし、もうだったら先に言ってよ!って感じ。

なのでネット検索。ネタバレ系映画評サイトを巡回。
でも何か、読まなきゃ良かった気がする・・・。
「オゾンを知らない人には観てもらいたくない」「ヌードにばっかり目が行く人にはわからない」「この作品はオゾンにしては簡単すぎるトリック」とか、いけ好かない事ばっかり書いてある。

どうせオゾンを知りませんよ。ヌードばっか観てましたよ。はいはい、その簡単すぎるトリックがわかりませんでしたよ。とか言ってウンチクたれてるあなた、英語のスペル間違ってますよ。と、すさんだ心で映画評読み進める。ホント読まなきゃ良かった。

オチの解釈についてはいろんな意見があったけど、まぁ好きに解釈すればいいんだし、最初自分で「こうかも?」と思ったオチで自分なりに納得する。他の解釈も読んだけど、ひねりすぎっぽいのもいっぱいあって、それじゃあ筋通んないし・・みたいのも幾つかあった。

この映画ってちょっとデビットリンチ風に観るといいのかもしれない。鍵となるオブジェが決まれば、パズルは解ける、みたいな。でも人それぞれの解釈でOK、みたいな。
観終わった後で、いろいろ想像を膨らましたり、友達と語り合ったりできる映画だと思うから、観て損は無いと思う。

ところでゲラ夫は映画を観終わってからその映画について語り合うのが大嫌い。自分の中で消化したいらしい。映画対自分、みたいな。監督が何を意図してたとか、知りたくも無いんだってさ。
「え〜!せっかく一緒に観たんだから語ろうよ〜!」と不満だらけの事が多いんだけど、今回は1人でDVD観てその後ネット巡回して、「語り」にちとげんなりしたのでちょっとゲラ夫の気持ちが分かったかな。
オゾン監督は好きだけど、オゾン監督ファンは好きじゃないかも、とも思いつつある。


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2004年07月12日(月) イマイチ

土曜の夜は友達とパブへ。気温も結構あったんで、屋外で飲んだ。
ら、雨。巨大パラソルの下に居たから私もテーブルも全然濡れなかったけど、寒い。ひざ下とは言えスカートはいて素足にサンダルだし、私。気温が突然15度くらいまで下がって焦った。

日曜は友達のウィンドサーフィンに付き合ってピクニックの予定だったけど、寒くてサーフィンどころじゃなかったのと、ゲラ夫も私も二日酔い(土曜のパブのビール、絶対混ぜ物入ってる!)でお互いキャンセル。
代わりに3歳と0歳の子どもが居る友達の家を訪ねて楽しく歓談。

が、家に着くなりぶっ倒れちゃったよ、私。
もどしちゃうし、すごい頭痛だし。熱は無いんだけど。
今日も熱は無いけどずっと頭痛。何故?気圧のせいかなぁ?
ゲラ夫はサクランボのせいだと言い張ってるんだけど、どうだろ。確かにサクランボには何か有害な成分(名前忘れた)が入ってるらしいけど。食べすぎは厳禁らしいっすよ。そして食べ過ぎてるのを否定できない私。

水曜までゲラ夫出張だしさ。
今日買ってきたタラの燻製は塩が効き過ぎててイマイチだったし。(残りはサラダにでも使おう。そのままじゃ食べれない。)
しかも食べ終わったら手が魚臭くて洗っても洗っても落ちないし。
まだまだ頭痛いし。

なのでもう寝ます。


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追記:ふと気づいたら、エンピツのジャンル、衣食住は食べ物日記とかが多いのですね。こうやって日常をダラダラ書くのは衣食住じゃないっぽいので明日か明後日から「旅行、放浪」のジャンルにこの日記移します。

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2004年07月11日(日) 正しくないロックファン

自称ロックチックのゲラッチです、こんばんわ。
このロックチックって言葉、日本語で浸透してるのかちと不安。なのでちと説明をば。
ロックチックの「チック」ってのは、「ドラマチック」や「ロマンチック」のチックとは違うよ。Chick なの。だから間違ってもロックティックとは言えない。いや、今の日本語では言えるのかも知れないけど、そうなると意味が変わっちゃう。
Chickとは「ヒヨコ」って意味で、スラングでは「おねーさん」って意味もある。だからロックチックはロック好きなおねーさんって事ね。

”あの”コートニーラブ(40歳)が”あの”グロテスクな化粧で「私はロックチックなのよー!」と叫んでるのをMTVで観て以来、年齢にも見た目にも負けずにロックチック宣言をしても良いんだと悟ったわけです。
だからロックチック。

ところでポーのロックファンってのは、私の好みと微妙にズレがある。
ポーロックは脇に置いて置くとして、英米の音楽中心に分類すると3タイプ。
1.やっぱり東欧、メタルな方たち。
2.クラッシックロックオンリーで、最近のロックが嫌いな方たち
3.最近のアメリカのロックが好き。但し最近とは1990年以降を指す。

1のメタルな方たちは、最近のハードコアなんかも結構聴いてる。が、当然ルーツはジャーマンメタル。14歳のコアなメガデスファン(しかもオジー一家の放送がMTVで始まる前)に出会った時はちょっと衝撃的だったな。何でポーでは若い層の人達がこんなにメタルに詳しいんでしょ。不思議。
私自身がメタルに詳しくないので、この類の方たちとはあんまり話が続かない。

2のクラッシックロックな方たちは、ツェッペリンファンが圧倒的に多い。ドアーズ、ツェッペリン、ジミヘンは大人気なのに、日本で(と言うか世界で)売れてるビートルズやストーンズの人気はイマイチ。英会話講師の頃、1学期に300人くらい生徒が居た中で、ビートルズファンは1人しか出会わなかったよ。不思議。
あ、あとデビットボウイファンも結構居たな。

3のアメロックの方たちは断然ニルバーナ&パールジャム。オフスプリングも好きかな。最近のバンドではリンキンパーク。つーか、彼ら的にはニルバーナも最近のバンドなんだけどさ。

ま、そんな方々が殆どなワケで。だからロックなクラブに行っても、微妙に私好みな選曲とはズレる。イギリス発のスカスカなロック・ポップとか、絶対聴けない。

で、1つ大きく抜けてる事に気づかない?そう、パンクが全然無いの。
「パンク聴かないの?」とロックファンに聴くと、みんな口を揃えて「パンクは古い」とのたまわる。
ジミヘンとかツェッペリンな方々に言われたくないっつの。
「パンクは80年代じゃないか」とか言いやがる。
70年代だっつの。何でパンクばっかり「遅れてる」扱いされるのか不思議でしょうがない。

ポーでパンク好き宣言すると、同年代(30歳前後)の人には
「フ、若いね」
と言われ、もっと若い人達には
「ああ、パンク好きな年代の人なんだね(=年寄りだね)」
と言われる。何か理不尽じゃない!??

この謎が今日ちょっと解明された。
ポーではパンク=反共産主義運動なんだって。ま、パンクって反体制だとは思うんだけど、ポーでは反共運動真っ只中の時にパンクが来て一大ブームを起こしたわけさ。で、パンクが反共に力強く支えられた分だけ、共産主義じゃなくなった今になってパンクを聴く必要がないのだそうです。
反対する体制も無いのに何でパンク聴くの?なんて質問されちゃうと、消費者社会でのうのうとぬるま湯生活送りながらパンク聴いてる私としては、返す言葉がないですわ。

ちなみに私、ロックの王道と言われるバンドを通ってないので、ジミヘンとレッチリ間違えたり、クラプトンとザ・フー混同したりしてる。
最近ゲラ夫にマジ切れされたのが、ツェッペリンとAC/DCを間違えた事。だって似てない?


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2004年07月10日(土) ヤゴジャンカ My Love

今年のポーはラズベリーもブルーベリーも豊作なのかな。値段が安い。
去年はラズベリー1パック(500g)が5ズロチはしたのに今年は3ズロチ。ブルーベリーも去年は1キロ8ズロチが今年は5ズロチ。(バザールの値段なので、中心街だともっと高いけど。)

ラズベリーは今年まだ買って無いんだけど、ブルーベリーは結構食べてるかな。

写真はスープ皿に盛ったブルーベリーなんだけど、分かりづらいね。
てか、ブルーベリーってあんまフォトジェニックじゃないのかも。いや腕のせいじゃないぞ。
ま、こんな感じのをザクザク食べてるワケですわ。唇を紫に染めながら。


そしてこのシーズンのもう1つの楽しみと言えばヤゴジャンカ。
ヤゴダ(Jagoda=ブルーベリーの事)を使った菓子パンで、ブルーベリーのシーズンにしか出回らない。どうせジャム使ってるんだから1年中あっても良さそうなものなんだけど、期間限定で売られちゃうとこれでもかと買い込んでしまう。販売側の思うツボかも!?

このヤゴジャンカ、長さ15センチ程で1個1ズロチ(約30円)。ポンチキのように手が汚れるわけでも無いし、値段に差も無いしでこの時期はヤゴジャンカ(複数形はヤゴジャンキ)ばっかり食べる。ポンチキはしばらくお暇いただきます。

見よこの写真! ブルーベリーたっぷりでしょ? 美味しいんだな〜これが。唯一の難点はジャムをこぼしやすいって事なんだけど、それさえクリアすれば全然問題なし。第2の朝食に、おやつに、食後のデザートに、ちょっと食べ過ぎの日々です。




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My追加追記:「インスタントラーメンいちご味!?」というテキストをポーランド食い倒れにアップしました。最新テキストからもご覧いただけます。読んで頂けると嬉しいです〜。

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2004年07月08日(木) アダムさんの暴走

フランスの税関で捕まってドツボのアダムさん。月曜には解放されてポーに戻ってきた。

週末を挟んでいたのに弁護士の「大活躍」で罰金云々は9割引になったそうな。どんな弁護士がどんな活躍をしたら3億円が3千万円になるんだろう。不思議の国、フランス。

実はアダムさん、税関で捕まる前に1度警告を受けてたのにまさかホントに100万ユーロも罰金科せられると思ってなかったんで警告無視してたの。それがバレて、しかも税関職員とやりあったお蔭で今後フランス内で仕事できるか不明。いつものチャームはどうしたんだ。

でも解雇にはならない。どころか、ゲラ夫上司にかなり強気でくってかかるアダムさん。普通に考えて、ここまでドツボにはまっておきながら反省の色も無く上司に反抗するなんて信じられない。
運営担当の上司に「あなたの指図は受けません」発言。
怒り狂う上司。同じく怒り狂うアダムさん。

幼稚な2人はお互い口もききたくないので、何故かゲラ夫がメッセンジャー。2分おきにどちらかから電話が来る。うざいんですけど。

多分ゲラ夫上司が小ボスに直訴して、上司の完全支配となるか、アダムさんたちを別会社に置く形になるかのどちらかになるんでしょう。どっちにしてもゲラ夫は安全なわけだけど、何か揉め事の際に真っ先に殺されるのはメッセンジャーだから気をつけてね。

◇◆◇◆◇◆◇◆◇

ゲラ夫とキューブ2の話で盛り上がる。というか厳密には異次元の世界の話。
なぜ光の速度と同じ速さだと異世界(パラレルリアリティ)が存在するのか、というのをゲラ夫がアインシュタインの法則を用いて説明してくれる。

聴いてる間はわかってるのだけど。多分それなりに的確な質問もしてると思うんだけど。
ひと通り話が終わってみると思い出せないもんですなぁ。
途中で音速の話とかも入って、ゲラ夫の体験談から仕事の話に移ったりしたから・・・と、いろいろ言い訳してみる。

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2004年07月07日(水) 森へ行きましょう

ゲラ夫実家の近くには森が幾つかある。
ワルシャワの我が家からもそう遠くない所に森があるんだけど、結構人出があるんで、週末なんかはちょっとせわしない。
が、ゲラ夫実家近くの森は日曜の午後でもそれ程人が多くないのでゲラ夫、ゲラ夫ママと私の3人で散歩に出かけた。日曜のオビアッド(家族揃って食べる昼ごはん)食べ過ぎたんで腹ごなしも兼ねて。

森の入り口で野生のラズベリー発見。直径7ミリくらいの超小粒ラズベリー。
思ったよりも甘く、やっぱり味が濃い。数が少なかったんでちょっとしか食べれなかったけど。

そういえば、ポーでイチゴやブルーベリー、黒スグリを食べる時って砂糖をかけるのが普通。
逆に日本だと「果物本来の甘さで」って感じで、砂糖無しで食べる人が多いよね。なので果物自体が結構甘くなきゃ売れなくて、要するに甘ければ売れるんで、品種改良が進むのかな。
ポー人は果物に砂糖ザクザクかけて食べる事に抵抗無いから品種改良が進まなくて、イチゴとか本来の味が楽しめるんじゃないかなぁ。いやそれとも品種改良の技術がないだけか。
などと思いながら更に森を散策。

森に入って行くと、ブルーベリーの繁みがある。
が、ブルーベリーは無い。もう摘まれちゃってるみたい。国道沿いでもの凄いスピードの車を見送りながらポツンポツンとブルーベリー売ってる少年達が居たから、きっと彼らがもう摘んじゃったんでしょう。

でも奥の方へ進むと、まだブルーベリーあるじゃないですか。
しかも実が沢山付いてる繁みは遠目にも青みがかってる。走り寄る私。
一粒ずつ取っては口に入れると口の中で弾ける。ウマ〜!
戦時中の飢えた子どもバリに、ブルーベリーを食い漁る。食後の腹ごなしの散歩だったのにねぇ。

「片手にまとめて摘んで一気に頬張ると、また違う美味しさが楽しめるよ」とゲラ夫に教わり、今度はまとめて口に入れ、モシャモシャ食べる。フム、ウマい。

ブルーベリーを摘みながら奥へ奥へと行ってしまう私と、別の繁みを見つけて私の視界から消えてしまうゲラ夫ママ。きっと人はこうして森で迷子になるに違いない。別に迷子にならなかったけどさ。

指が気持ち悪いほどの青ムラサキになったのはしょうがないとしても、パンツにベットリと付いたブルーベリーには泣かされた。ゲラ夫ママがお酢と洗剤で落としてくれたけどね。


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2004年07月06日(火) ついでにスロバキア

ゲラ夫のパスポートを取りに行ってきた。
ゲラ夫の住民票はクロスノという小さい街に置いてあるので、そこの市役所へ。
ワルシャワから南に300キロ程行った所にゲラ夫の実家があり、更に60キロ南に行くとクロスノ。但し、ゲラ夫実家からクロスノまでの道が狭い上に山道なんで、前に長距離トラックがあるとなかなか追い越せなくてイライラする。道が混んでるわけではないんだけど、トラックやら地元のトラクターやら馬車やらが追い越せなくて(反対車線に出て追い越すしかないんだけど、カーブでは無理)60キロの道のりに2時間半かかる。むぅ。

クロスノの市役所では全然問題なし。ポー内のお役所で唯一トラブルなく手続きができる。遠いのが難だけどねぇ。
クロスノから20キロくらいでスロバキアの国境なんで、ついでにスロバキアにも行く。
毎度の事ながら、スロバキア国境でトラブル。2年前くらいから、日本人はスロバキアのヴィザ要らなくなったんだけど、この国境ではその事を知らないらしく、いろんな所に電話しては誰も電話に出ないとかで(ポーと一緒だ!)しばらく待たされる。別にボーダーコントロールの人達、嫌な奴じゃないからいいんだけどさ。

ポーって国は、延々と平原が続いて景色にあんまり変化が無いんだけど、唯一南の方に来ると山岳部なんで新鮮な風景。スロバキアはその山岳部の続きの風景。

スロバキアって、道の狭さや凸凹さ加減も、人の体型や顔つき、ファッションも、食べる物もポーと殆ど変わらない。だけど喋る言葉はスロバキア語。当たり前なんだけどやっぱり感動。陸続きなのに国境という線を越えただけで、違うのね〜。

これがドイツ国境とかだとそれ程感じないのかもしれない。ポー人とドイツ人って見た目も気質も随分違うから、「別の国だし当たり前じゃん」と素直に思えるんだけど、スロバキアってポーにめっちゃ似てるからかえって違和感。スロバキア語とポー語もよく似てて、お互い自国の言葉喋っても通じるから余計に「国境って線って偉大だなぁ」と思っちゃうみたい。

スロバキア人っていい人達ばっかりな印象がある。道尋ねてもレストラン行ってもみんな親切。逆にスロバキアで見るポー人は最低。ま、観光客ばっかだし、ポーより物価の安いスロバキアにバカンスで来てるんだから横柄な人が多いのもわかるけどさ。ポーに居るポー人より全然タチが悪い。

スロバキアには実は単にランチしに行っただけなので、国境近くの町でレストラン探して、屋外のテーブルでゆっくり食事。家族経営の小さい店で、小学生の娘とかも手伝ってて微笑ましい。
隣のテーブルの客がてっきりスロバキア人だと思ってたらチェコ人だったり。ウェイトレスの子どもが私の事見に来て、ウェイトレスのおばさんが何度も子どもの手引っ張ってったり。
料理がなかなか出てこなくて(1時間近く待った)、でもノンアルコールビール(←ヘタレ)飲みながら優雅な時間を過ごす。

注文したのはチキンストロガノフと、クネドレ。クネドレって中華まんの具無しみたいなやつ。スロバキアに行く度に食べる。旨い。
ゲラ夫はチキンカツとローストポテト。デザートにアイス。
ポー貨幣での支払いOKで嬉しい。
スーパーでクネドレとスロバキアビール(だと思ったらチェコビールだった)をカードで買って帰る。

次回はスロバキアの山歩きしたいなぁ。


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2004年07月04日(日) ポーのEU加盟でやられたアダムさん

先週の月曜日と火曜、ご自身のチャームを駆使してみごと試験を合格したゲラ夫の同僚アダムさん
このアダムさんが月曜日にゲラ夫上司に宣戦布告した。

ゲラ夫の会社って構造がちょっと複雑なんだけど。ゲラ夫とアダムさんは、同僚と言っても勤務体系が全然違う。と言うのも2人の給料の出どころが違うから。

ゲラ夫と上司は大ボスから給料を貰う。厳密には大ボスの会社が、ゲラ夫の会社(仮にゲラ夫の会社をJ株式会社としましょう)にゲラ夫と上司の人件費を払ってる。大ボスはJ株式会社の顧客と言う形を取ってるけど、実は仕切ってる陰の大物なのです。

対するアダムさんの給料は、小ボスの会社から出てる。小ボスの会社がJ株式会社にアダムさんの人件費を払ってるの。

ちなみに大ボスと小ボスは別々の企業の社長で、お互い別に雇用関係にあるわけではない。大と小の使い分けは、ハクの違いなのです。

ゲラ夫上司はJ株式会社の運営に携わってるので、アダムさんの上司でもあるはずなんだけど。
この上司、運営に係わってるくせにアダムさんを解雇したり減給したりの処分ができない立場にある。小ボスの承諾があれば別だけど。
小ボスはアダムさんのチャームにやられてるんで、上司がチクったところで、上司が「器の小さい奴」と思われるのがオチ。
それが分かっててアダムさん、上司に宣戦布告。こっちのやりたいようにやる、手出しできるもんならやってみろ!発言。 

上司怒り爆発! 粘着系の上司なんで、これからどんな反撃に出るかと思いきや!

アダムさん自爆・・・!

水曜に小ボスとフランスに出張に行ったアダムさん、税関で捕まったの。
フランスの法律によると、非EU圏の機材を非EU圏の人が使用するために持ち込むのは問題無い。が、EU圏内の人(ってなんていうの? EU人?)の使用目的で外国の機材を持ち込むなら関税を払わなきゃいけない。なんか、EU圏内の市場シェアの問題らしいっすよ。

で、アダムさんの機材はアメリカ登録。使用するのは小ボス、ポー人。
そう、5月1日からEU人になっちゃった人。だから関税が適応されます。
で、これは空港でスーツケース開けたら見つかっちゃったから、はい、あちらで関税払ってね、とかいうレベルの関税じゃ無い。
「持ち込みます」という書類をいろいろ揃えて、持ち込む前に払わなきゃいけないの、関税。この辺の書類整備はアダムさんの仕事。機材の所有者は小ボスなんで、関税は小ボスが払う。

アダムさんも小ボスも、身柄は拘束されてないけど、機材は差し押さえ。関税以外にも、罰金も払わなきゃいけない。

そしてその関税、100万ユーロ、罰金も100万ユーロ。
あわせて3億円弱?

でもJ株式会社は倒産しないよ。小ボスの会社は知らないけど。
アダムさんは直訴の件で海外にコネのある大ボスの心象悪くしてるから、大ボスからのヘルプも期待できないし。
少なくとも月曜まではフランスに足止めのアダムさんです。

それでもアダムさん、解雇にはならないらしいよ。ポーの会社ってよくわかんないなぁ。


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◇◆◇◆◇◆◇◆◇

思いっきり話変わって。
最近ゲラ夫が納豆食べれるようになった。食べれるようになったと言うより、何か納豆好きみたい。
今までニオイがダメ〜〜!とか言ってたクセに。はまってきたらしいよ。

困った。冷凍してコソコソけちけち食べてきた納豆なのに!
これはナオコさんに教わった亜麻の実の研究を急がねば!
ナオコさんのサイトはリンクにも入れてあります。

火曜までゲラ夫の実家に行くので更新&BBSレスないです〜。

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2004年07月03日(土) トミーおめでとう!

昨日、雑誌でロック・パンク系のクラブを発見。
発見とか言って、実は以前1回耳にしてたんだけど我が家からメチャメチャ遠いので行かなかったの。
が、もの凄く行きたくなる。ゲラ夫は金曜も土曜も仕事で一緒には行けない。ポーの友達は普通にお洒落なクラブ好きばっかりでパンク好きが居ない。唯一一緒に行きそうな友達は今ワルシャワに居ないし。
って事で1人で行く事に決定。そういえば他の国では1人でクラブ行ってたのにポーでは初体験。ヘタレになったのかもしれない。

それにしてもこのクラブ、本当に遠い。ワルシャワ南部に住む私、南北を走るワルシャワ唯一の地下鉄(ポー唯一でもある)の北の終点まで行き、そこから更にバス停10個くらい。
ところが着いた所にクラブは無く・・・。どうやら潰れちゃったらしい。
迎えに来る予定だったゲラ夫に電話して、またバスと地下鉄で帰る。
もの凄い脱力・・。
家に着いたらゲラ夫が超心配してたんで、ちょっと反省。
次回1人で遊びに行く時は知ってる所に行こう。

◇◆◇◆◇◆◇◆◇

横浜が苦手の中日相手に2連勝。5連敗の後だから喜びもひとしお。
しかも今日の勝ち投手は富岡!!
富岡って知ってる?
西武から無償トレードで広島に行き、その後西武にまた戻って横浜に来た左投げ投手。
アガリ症を治すとかで、合コンに強制参加とかさせられて、シーズンオフにはネタが豊富な横浜の名に恥じないネタ提供選手。
その富岡が今日の勝利投手。

1人しか抑えてないのに勝利投手。
でもいいんだよ!
何たってプロ10年目で初勝利なんだから!!
おめでとう、超おめでとう。
スタジアムでは泣いてるファンとかも居たらしいし。富岡ファンもおめでとう。
これからも横浜の左として活躍してね。

・・・このサイト、「ワルシャワ」とか「ポーランド」で検索してくる人が多いんだけど、まさか富岡勝利の日記を読むことになろうとは思わなかったでしょうねぇ、その方々。すんませんね。

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2004年07月02日(金) キューブ2を観る

木曜のゲラ夫の出張がキャンセルになったんで、ゲラ夫が突然実家へ行くと言い出した。前回パスポートの申請だけしてあったんで、それを取りに1泊2日で。
バタバタ準備してたらゲラ夫上司から電話、金曜の出張決定。
ゲラ夫実家に「やっぱり帰れない〜」と電話したんだけど誰も驚かず。慣れってスゴイ。

さて木曜は久々の夏日和。日中26度まで気温が上がったのってホントに久しぶり。半袖で出かけちゃうぞ〜。大胆に上着を持たずに外出したって日陰で寒く無いぞ。嬉しい。

こんだけ暖かいと野菜が美味しい。
先日仕込んでおいた新キュウリの浅漬けがいい感じで漬かってるのでバリバリ食べる。
ポーの新キュウリって太さが1〜2センチ、長さ6センチくらいのピクルス向きなシロモノ。種が少なくて実が締まってるので歯ごたえ抜群!
広口のビンに酢、醤油、鷹の爪、みりんとショウガを入れて、この新キュウリをギュウギュウに詰める。ついでにラディッシュも入れておく。で、2、3日冷蔵庫に入れておくと食べ頃なのです。

ぽーに来てから漬物ってケチケチ食べる事が多いんだけど、この新キュウリは現地調達の材料だけで大量に作れるから気兼ねなく豪快に食べれる。もうご飯のおかずとかビールのつまみじゃなくて、ただそのままのキュウリの浅漬けをバリバリ食べる私とゲラ夫。もの凄いキュウリの消費量。幸せ♪

で、夜はキューブ2を観にいった。
前作がかなり面白かったんで、私は期待してたんだけどゲラ夫は「絶対面白く無いよ」と言い張る。後ろ向きなやつめ。
キューブ2はポー人(ポー系アメリカ人?)の監督作品。ポスターにうるさいほど名前がデカデカと。確かにポーでの宣伝効果はあるだろうけど。

始まってすぐにゲラ夫、「つまんない。」
見切るの早すぎです。確かに続編はハズレが多いけど、これから面白くなるよきっと!!!
と、頑張って観るけどやっぱつまんないかも。

前作は素数とか因数分解とか(だっけ?)数学的要素が謎解きに深く係わってて、しかも数学の天才少女が全て数式を解いてくれたから観ててすごい快感だったけど(=自分で解くとなると楽しめない)、今回のはあんまり数学的じゃなかった気がする。
四次元とかパラレルリアリティとかって数学っぽくないんだよねぇ、わたし的には。ちゃちいミイラとか、いかにもCGっぽいCGとかで脱力。意味も無く露出度の高いドレスを着た女とか、話の筋と関係ないラブストーリーとか、安い安い。
謎の数字の正体も、オチも全然がっかり。
映画終わった瞬間にみんな(と言っても観客少なかったけど)さっさと黙って帰ってた。

そして外に出たら雨。つーか吐く息が白いんですけど。
タンクトップにハーフパンツ、サンダルで来ちゃったんですけど。
辛い家路だった。


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日記才人って?



2004年07月01日(木) 日記新しくしてみました。

今まで使わせてもらってた日記帳が、今月から協賛金を募る事になった。
無料で今まで通り使っても構わないらしいんだけど、運営難を先月目の当たりにしてるので、できることなら協力したい。が、協賛金が結構なお値段。
なので別の日記を探して、エンピツにたどり着いたと言うわけ。

お気に入りに登録してる日記でエンピツのものは多いし、それにこの日記、日付順のタイトル一覧が見れるんだよね。古い日記を読みたいときに、全部読まなくてもタイトルで拾い読みできるから良いんでないかと思って。

◇◆◇◆◇◆◇◆◇

昨日は歯医者に行って歯石除去をお願いした。虫歯はもう全部治療終えてる。
歯石除去の後、何かのペーストを塗られて「これから2時間は飲食禁止。今晩と明朝は歯みがきしない事。堅いものと甘いものは今晩食べないようにね。」と金髪美人の先生に言われる。
はいはいわかりましたと言いながら、その足でケーキ屋に向かう私。
夜カシャの家に遊びに行く事になってたからさ。

カシャへの手土産と言うよりも、自分用にパスタサラダを作り、タッパーに詰める。カシャの家に着く頃にはお腹空いてるだろうし、堅いもの食べれないとなると持参した方が早いと思って。

カシャはフルーツを揃えて待っててくれた。
良かった、サラダ持って来て。フルーツじゃ足りなかったよ。
持参したサラダもケーキも食べて、更にカシャが用意した黄色いサクランボも食べる。黄色いサクランボ、今年初めて〜。
そしてデザートのメイン、ブルーベリー! 砂糖を振ったブルーベリーにヨーグルトをかけてスプーンでザクザク食べる。

せっかく今日歯石除去して今晩歯みがき禁止なのに、思いっきり着色しやすいブルーベリーを食べる私。いいのだ。はつものなのだ。

ユーロ2004はポルトガルの余裕ある攻撃を安心して観戦。
カシャはもう臨月に入ってるんで、出産について雑談などして結局11時半頃までお邪魔しちゃった。楽しかった♪


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追記:リンクの国際のページに夏鳥さんコリスインさん、ポーランドのページに祐子さんのサイトを追加しました。見てみてね〜。


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