SAKURA'S STUDY DIARY

さくらのきままな毎日

一日一読一書

A reading and a writing for a day

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記録整理の道程で。 2004年11月30日(火)
本邸のカウンタなどをちこっと修正など。
とりあえず、ジオが統合されて気になっていた部分は表面的には解決。

ついでに、過去日記をちょうど1年前まで上げました。
過去日記の整理は、面白いようでちょっとツライ。
もちろん、こんな事あったけ、と思い出して楽しいこともあるんだけど。でも、それより、薄まりつつある悲しい記憶が、日記を読むことで当時の鮮烈な印象に戻ってしまうから。

そういうことがあったことは、もちろん覚えてるんだけど。何年の何月何日という日付から具体的な事を思い起こすって、あんまりないの。そうやって、無防備なまま過去の日記を開けて、その時の気持ちを正直に書き込んだ自分の文章を目の当たりにして、ドキッとするの。ああそうだ、この日にこんな事があったんだって。

楽しいことは、文章で読み返してもその時の嬉しさがそのまま甦るってことはないのに。
悲しいことは、どうして心を同じく重くするんだろうね。

 



また、電球。 2004年11月29日(月)
リビングでふたつめの電球が切れた。
前回から一週間しか経っていないけど、わが家規定通り「ひとつの部屋でふたつめ」の電球が切れたので、替えに来てもらった。というか、リビングの真ん中二つが切れたら、部屋が暗いっての。

全く良く切れるよね、と愚痴りつつ一や明けて。
廊下の電気をつけた途端、4つの電球がばちんと一度に切れた。

泣きたくなった。

もうやだ、と思って管理人に電話をしようとして、ふと気付いた。
さすがに、一度に4つがまとめて切れるなんて、おかしくない?

調べてみると、ブレーカーが落ちていた。ちなみに、廊下の電球4つと洗濯機、乾燥機が担当。しかし、落ちたときつけたのは、廊下の電気のみ。なんで、こんなのでブレーカーが落ちるんだろう?

ブレーカーを元に戻したら。
廊下の電球が、ひとつ切れていた。
急に電気が流れて切れたのかしら。いずれにしてもこんな風に、電気が安定して流れていないから電球がぷちぷち切れるのね、きっと。

わが家の電球が全て灯る日は遠い。

 



知らなかった、ドラクエ。 2004年11月28日(日)
ドラクエ8発売だったのね。
知らなかった……。

いや、延々と発売延期されるのがドラクエだと思うので、かなり昔に発売予定は聞いたけど、てっきり延びるものだと(苦笑)。というか、ただ単に私が、延期されたことを知らなかっただけ?

まだ、PS2に移植されたDQ5もやってないのに。
数年に一度のDQにさえついていけないのか、私は。

この間買ってきたその他のゲームもまだ終わってないし。それらを時代順に並べてやってるんだけど、まだPS2は使ってないもん。21世紀のゲームは未体験だわー。

うちのPS2が本来の役目を果たすことができるのは、もちょっと先かも。
さらにDQ8なんて、いつ遊べるやら(苦笑)。

 



砂のにおい 2004年11月27日(土)
ここのところ、砂嵐が多い。

砂嵐、じゃ大袈裟かな。お天気が今日は砂模様、って感じ。嵐と言うほどではないけれども、風が強くて、その風に乗って目に見えない程の細かい粒子の砂が飛んでくる。町は砂に霞んで、視界も悪くなる。

そんな日は、部屋の空気の砂の匂いで、目が覚める。

家の中にまで入り込んでくる砂は、それこそじゃりっとしたものではなくて、パウダー状の砂。部屋の中が霞むことはないけれども、テーブルの上をなぞると指がうっすらと白くなる。時計を早回しして、何ヶ月も人がいない部屋を再現しているように薄く埃がたまっていく。

空気の砂密度が高いんだ。
絶対、今の私の肺はうっすら白いのよ。

さすがに、砂場地帯で長く生活しているので。
さくらさんは、もう慣れっこだけど。こんな事には慣れたくないなぁ……。
体にも全く影響がないわけではないだろうし(命の切り売り、砂漠生活)。

ちなみに、今の国が一番砂模様なお天気が多いけど(だって一番砂漠だし)、家の気密度は今の家が一番いいので、被害はそんなでもない。拭き掃除を毎日しなくてもいいのは、唯一の救いだわー。

 



何様でしょーか。 2004年11月26日(金)
日本から遠く離れると、日本の流行り廃りからはかなり疎くなる。だから、久々に日本に帰って、バラエティとか見て、全然知らないお笑い芸人が出ていて、みんなが笑っていても、全然ついていけなくてその番組自体が面白くない、と言うことはままあることなんだけど。

そうやって、「日本で流行っているもの」を、外から見ているとね。
流行っていうのは、半分は集団心理であって、その集団に属していないとついていけないんだなって。

その最たるものが、「ヨン様」。
さくらさんには、全く持って、どうして日本人がそこまで騒いでいるのかが分からない。
冬のソナタのDVDも借りたけど、3話で挫折したし。

おばさんに人気があるって事は、氷川きよし的な魅力なのだろーか。
成田空港に殺到したファンのインタビューは、みーんな見事におばさまだったし。この現象って、ある一定年齢より上の方に見られるものなのかしら。
でも、さくらさんも氷川きよしがおばさんに受けるのは分かるんだけど、ぺさんはわかんないんだよなー。
カッコイイことは確かなんだろうけど。そんなに大騒ぎするほどなんだろうか。あすなろ白書に出ていたときのキムタクにしか見えないんだけど、違うのかなぁ。それとも、そういう時代を懐かしんでるって事なの?

いや、熱烈なファンにケンカを売る気はないの。
でも、やっぱり、どーしても理解できないのだよ。
だって、明らかに他のスターとは扱いが違うじゃん。

帰国するたびに浦島なさくらさんだから、ひとつくらい不可解なことが増えたって、どうってことないといえば、ないんだけどね(苦笑)。

 



秋はいずこへ? 2004年11月25日(木)
先々週までクーラーをつけ、ロンドンへ行く時、気温差による着るものに悩んでいたのに。
秋を通り越して、あっという間に最高気温20℃の世界へ。暖房入れて、膝掛けしてソファーの上で丸くなっております。

油の国は、今までいた国の中で一番気候が極端かも。
まー、一番砂漠度が高いから、分からないでもないけど。

今度の家は北向きで、日中陽が当たるのは台所のみなので、天気が良くても部屋の中はかなり寒い。日だまりポカポカで読書とかお昼寝できないのはちょっと淋しい。
オイルヒーター欲しいなぁ。

 



切れよった……。 2004年11月23日(火)
昨日の続き。
二時間半を経過しても来なかったので、催促の電話を入れた。管理人のおじさん、電話に出て、私が「電球交換、」と言った瞬間「今向かってる、向かってる!」

……嘘つけ。
反応が、めっちゃやばい、忘れてたっ! って物語っておりますが。
部屋でマンガを読んでいたら、おかーさんが足音共に「宿題やってるの?」と現れて、慌てて「やってるよ!」ってドリルを開く感じ。

電球替えのおじさんは、電話をおいて5分ぐらいしてきた。
おじさんは、玄関のところに電球の入った袋をおいたままにし、どこの部屋にいてもそこまで電球を取りに戻る。ひとつの部屋で二つ切れていても、まず脚立を運び、それからひとつ電球を取りに行き、戻って電球を交換し、また玄関まで戻って電球を取ってきて、ふたつめを交換する。
そして、家の中を取り替える電球の数だけ往復して、おじさんは帰っていった。

お部屋は明るくなったけど、なんで電球取り替えるだけでこんな大仕事やねん?
なんつーか、大した仕事じゃないんだから、脚立貸出制にしてくれた方が、早く済むし楽だよなぁ。
また次のことを考えると、気が重いわ、と思っていたら。

今朝方。
リビングの電気をつけた途端、真ん中の電球が切れよった。
わが家の電球が全部点いてるってことは、有り得ん模様……。

 



エレベーター上がるのに何時間? 2004年11月22日(月)
昨日あれからコンタクトの調子が最悪で、とっても右目が痛むから、眼鏡に変えようと思って外したところ、ひっくり返しにつけておりました。そりゃ、痛いわ。元に戻して付けたところ、極めて良好。とりあえず安心(でも、コンタクトは買うって決めた)。

ところで、わが家は電球代も大家持ちで、交換は無料で行ってくれる。
下の管理人のところに電話をかけて、「電球変えて」と言うと、フラット付きの修理のおじさんが来て変えてくれるシステム。
自分でやってももちろんいいのだが(馬鹿高い電球を使っているわけじゃないし)、こちらの家は天井が高い上に、電球が天井に埋め込まれている形なので、とてもじゃないが椅子に乗っても届かない。だから、脚立を持っている修理のおじさんにいつもお世話になっている。

さてこの電球。
ひとつの部屋に複数個あって、その上、よくお亡くなりになる。あまりに頻度が多くて、ひとつ切れる度に変えてもらうと毎週のように来てもらわなくてはならなくなるので、私はひとつの部屋で二つ目が切れたら電話をかけることにしている。そのおかげで、大概どこかの部屋は電球が切れているのだけど(苦笑)。

そして昨日、とうとう寝室の電球がふたつめも切れた。
今日になって、リビングの電球もふたつめがお亡くなり。そういうわけで、いそいそと電話をしたんだけど。

一時間半待っても来ないのねぇ(ため息)。

いや、呼んだらすぐに来るのは日本だけだって分かってるけど。
でも、遠くから来るわけじゃなくて、エレベーターに乗るだけよ?
すぐに来られないんだったら、何時頃なら行けるって連絡したらいいのに(←まず無理だけどさ)。料理の時間に邪魔されたりするの、めっちゃ嫌やねんけど。

ちなみに同じフラットに住む友人は、次の日まで待った経験有り。
そういうのを聞いているから、いっそう疑心暗鬼。

だから、自分でやった方が早いってなっちゃう。
こういう些細なことって、なにげに厄介。

 



クリアな視界を 2004年11月21日(日)
コンタクトの調子が最悪。
もう、右も左も、どっちも霞むし、歪むし、時には痛い。
空気が乾燥している上に、モニタかテレビを見ている時間が長くて、目を酷使しているからかなぁ。次に日本に帰ったら、目医者に行かなくちゃかしら。

と、考えて。
一体、このコンタクト買ったのいつよ?
使用年数とかとっくにすぎている気が……。

次回の帰国では。
美容院の次に、コンタクト新調しに行こう。

 



聞き間違えていないはず 2004年11月20日(土)
今日はブリカンで、先生が風邪で休んでキャンセルになった時の代替授業があった。6時からに時間も変更になったと電話連絡があったのが数日前。先週ロンドンに行ってお休み、その後ラマダン明けの休日でお休み、と、実に二週間ぶりの英語に張り切って行ったならば。

教室には誰もいない。
あれ、おっかしーな。

他のクラスはもうタームが終わっているから、授業を受けに来ている生徒の姿も他にはない。みんな、次のタームの受付に来ている人ばかり。レセプションに聞きに行くと、インド人のおばさんが「授業は来週からよ〜」。
いや、違うのよ。次のタームじゃなくて、私達はまだ前のタームの授業がふたっつ残ってるのよ。そう伝えると、隣のおじさんに「そんな授業ある?」と聞く。おじさんは、そのまた隣で忙しく新しい生徒を受け付けているおねーさん(レセプションの主)に、「そんな授業ある?」と聞く。おねーさんは、ある、とだけ答えて、生徒の受付に戻ってしまった。

授業があるけど、時間は変更になってないよ、とおじさんは言う。
先生も他の生徒もいないのは事実なので、いまさら時間について文句を言っても仕方ない。まあ、無駄足にならないだけマシか、と思って教室で30分1人で待った。結局、先生はいつも通りの時間に来たのだけど(それでも最初生徒は私だけで、めっちゃ不安だったさ)。

でも。
絶対、電話では「6時から9時まで」と言ったはずだ。

だって、だって、さくらさんはロンドンから帰ってきたばっかりだったから、お耳が英語仕様だったもん! 口からこれっぽっちも英語が出てこなくても、UKに行って英語に浸かって、感覚ちょびっと戻ってたんだもん!

だから、聞き間違えは絶対ないと言いきれる(←をいをい)。
絶対、6時45分とは言ってない。「残りのクラスは土曜日と日曜日の6時から9時まで」と言ったから、私もそれをきちんと復唱したのだよ。「土曜と日曜の、6時から9時ね」って。
英語電話嫌いのさくらさんは、それ故に電話の場合は時間と曜日を、例え単語の羅列でも復唱して確認するのだから。

ひょっとしたら、ラマダン中7時台はじまり10時終わりだったのが、6時台はじまり9時台終わりに戻ったと言いたかっただけなのかしら? 
だったら、そう、言って欲しかったな……。いや、私の英語はわかんなくてもさ、私はあなたの英語は分かるのだよ、比較的……。

やっぱ、英語の電話は嫌い(大泣)。


読了:『蹴りたい背中』 綿矢りさ
先月は他にも『OUT』とか『新宿鮫シリーズ』とか読んでました(苦笑)。何かと話題の『蹴りたい背中』を読んだわけですが、読んで良かった。文章の種類というか、表現の仕方が私好み。良い意味で私も頑張ろうと思える作品は、本当に久々でした。


 



ネックレス切れた 2004年11月19日(金)
破壊大王降臨中。

誕生石のついたネックレスのチェーン部分の汚れが目立っていたので、いい加減キレイにしなくてはと思いつつも数ヶ月も放っておいた私。だって、あんまりネックレスをつける機会もないし。

でも、今日。何故か、つける用事も何のに。さくらさんの気が向いた。
いそいそとクリーナーを取り出し、布に挟んで磨いていると。

ぶちっ。

チェーンが切れた。
なんでー。私、そんな怪力でひっぱてないよぉ(涙)。

トップとチェーンが別になるのだから、チェーンだけ買えば済むのだけど。
ここ数日はものが簡単に壊れすぎる。っていうか、私が破壊しているのだけど。何でも、簡単にあっけなく壊れている。やばいのだ。

実は一昨日は他人様にお土産でもらったばかりの置物の先端を欠き、昨日は買ったばかりの髪留めクリップの爪をもうひとつ折った。

ひょっとして、ティーポットの持ち手を欠いたのも髪留めクリップのバネ部分を折ったのも、私の握力が並外れているのに気がつかなかったせいだろうか。

このままでは、買ったばかりのティーポットの運命も危うい(←マジでしばらく使うのを控えること決定)。

教訓。
破壊大王は、忘れた頃にやってくる。

 



髪どめクリップ壊れた 2004年11月17日(水)
髪留めのクリップが壊れた。
……あと一週間早く、もしくはロンドンにいる間に壊れて欲しかった。

とはいえ。
前のがあっけなく壊れたので、同じものを日本で買ったのだけど。またしても半年で、しかも両方ともバネ部分が壊れるとは、やはりかわいくてもフランス製とかはやめた方が良いのだろうか。
その前に使っていたドイツ製のは、プラスチック部分を踏んで欠いてしまったから使ってないけど、クリップとしての機能(バネ部分)はまだ十分だもんなー。実家におきっぱにしないで、持って帰ってきたら良かった(涙)。どうせ、お風呂にはいるときに束ねるの専用だし。

しばらく外に出る予定もないし。
お風呂用でこだわらずに探せば、どっかにあるかな……。

 



恐怖の旅行費精算 2004年11月16日(火)
今回のロンドン滞在は短かかったので、少ない時間を有益にすごすために、自分のやりたいこと、行きたいことをお金で制限することはヤメにした。そう、テーマは「ゴージャスなロンドン」。
……って、その割にリッツのアフタヌーンティーは自分へのご褒美に取っておくとか言っているんだから最高にゴージャスではないのだけど(苦笑)。それに、ブランド狂でもないし。引っ越し族のせいか、必要のないものは買わないくせがついちゃっているし。ま、「a little gorgeous」という感じ?

ともかく、そんな感じでケチケチ旅行ではないけれども、かといって大金を使いまくったわけではなかったのだが。
さすが、世界一物価の高いロンドン(地下鉄初乗り400円!)。
旅行費用を計算してみたら、とてもとても3泊4日の出費とは思えない。まじまじと一体何を贅沢したのかと見直してしまいましたことよ。

やっぱ、イギリス人にとっては1ポンドの価値感覚って、日本人の100円なのよね。それで実際の貨幣価値は、ポンドが円の倍なのだから、そりゃ私達にはとてもキビシイわ。

と、行く度にポンド高の厳しさを噛みしめるさくらさんでした。
でも、また節約して行くもんねーvv

 



今更ですが。 2004年11月15日(月)
今更ですが。
アラブに生活している者として、アラファト議長の死去を書かぬ訳にはいくまい。

ちなみに、わが家では数年前から、彼のことを「じーちゃん」と呼んでいた。
それは、彼に特段の親しみを感じているとか、PLOを積極的に支持しているとか、そういうのではなく。いつでも、テレビに映る彼は今にも死にそうだったから。

アラブの権力者は、大概が70代を越えている。
若者は、ヨルダンのアブドラ国王とシリアのバッシャール・アサド(←数年前にお父さんが死んで権力を引き継いだ)。
みんなそろそろ後継者の心配をしなくてはいけないお年頃なのだが、その中でもアラファトじーちゃんは弱っていくのが明らかだった。政府のトップとしての鋭さもなく、ただの老人にしか見えなかったから。

もう、じーちゃんも長くないかも。
そういう、かわいそうな弱り方だった。

そんなことを、テレビに彼が登場するたびに囁いていたのだけど、パリに行く時、真っ白な手で投げキッスをする姿を見て、これは本当にヤバイと思った。そして、ロンドンでじーちゃんが死んだと知ったとき、本当にあっけない最後に、どんな権力者でも死は簡単に訪れるのだと思った。カイロに集うアラブの指導者達や、口々に死を悼むパレスチナ人の姿を映すニュースを見て、カリスマ的な指導者を亡くした彼らをちょっぴりかわいそうに思った。

でも。
そんな風に感傷的だったのは、ヘリコプターがラマラに着くまで。

我を忘れて、自分勝手にヘリコプターに突進し、取り囲む群衆達。それを押さえきれないセキュリティ。威嚇発砲もきかないし、棺を下ろすスペースすらない状態で、延々と30分以上。しかも、イスラム教では、日没までに棺から遺体を取り出して埋葬しなくてはならないのに、もう3時過ぎ。スペースを作るために群衆の中を車がめちゃくちゃに走るわ、ベレーを被った兵隊たちはただうろうろしているだけだわ、ヘリの扉を開けて階段を下ろすこともできないわ、なんか、もうね。

しかも、ようやく棺を下ろして、何とか車の上に乗せて運んでも、関係ない市民が一緒に車の上に乗って叫んでいるし。車の上だけならいざ知らず、棺の上にまでよじ登っているヤツもいるし。棺を運ぶはずの儀仗兵は見あたらない、車はどこに向かっているか分からない、「ノーセキュリティ、ホープレス(by BBC World)」な状態。大混乱じゃすまされない、まさに混沌。滅茶苦茶。

……こいつら、やっぱりおばかさんだ。
なーんも考えてない、どうしたらいいかわかってない、おばかさんだ。
自分の感情だけに従い、周りのことも先のことも考えられない、おばかさん達だ。


無秩序な混乱に嫌気がさして、テレビは消した。
儀礼ばった埋葬だけが素晴らしいというわけではないけれど(でも、さくらさんの基準は儀式なのだが)。でも、ともすれば棺が奪われかねない状態にまで陥るってのは、どう好意的に捉えても大混乱以外のなにものでもないわけで。

じーちゃん亡き後、いったいこの人達はどうするんだろうと、かなーり不安になったのでありました。
ただでさえアラブ人は、外面的には一致団結しているように振る舞いますが、蓋を開けるとどこでも内部抗争大好きなので、寄り合い所帯の自治政府内で、好き勝手なことを言いだして、その上ノーオーガナイズで、空中分解しないといいけど。大丈夫なのかしら。

さて、ここまで読むとさくらさんはアラファトじーちゃんに対して好意的なようにも受け取れるが。
彼は確かにカリスマ的な指導者だったかも知れないが、元々はテロリストであり、さらに各国からの援助金を自分の懐に直接入れ、側近や親族に利益を分配し、自治政府内はかなり汚職がはびこっていることを追記して(奥さんはマネーロンダリング容疑がかけられているわ、じーちゃんは何故か世界で6番目にお金持ちな国家元首だわ、一族が利権を独占しているわ)。

さっさと和平が結ばれることを心からお祈りしております。
(ま、お互いに譲歩って言葉を学ばねば無理だろうけどね……)

 



ただいまです! 2004年11月13日(土)
行ってきました、ロンドン。
予定通りに食べたおいしいもの、頑張って探したのに外したもの、期待以上に楽しめたもの、変わってしまってがっかりなもの、とぎっしり詰まった3泊4日(実質動けたのは2日)でありました。

まあ、詳細はまた後日旅行記として上げるとして(今度こそは素早く!)、一言感想など。

今回改めて気がついたことは、ロンドンは大都市だと言うこと。砂漠の人工都市に住んでいるせいか、「外を歩く人」というのをほぼ見かけないことに慣れてしまって、町中を行き交う人、信号待ちの人の群れ、バス停の列、地下鉄のエスカレーターに乗る人、公園でランチの人、と、とにかく人がたくさんにて、なおかつ皆生き生きとしているのがとっても印象的だった。

それから、作り物の町、全てを外から持って来た町は絶対ない魅力。人が生活している息づかい。「それ」が「そこ」に自然に存在するという自然。

ホテルに戻る帰り道、地下鉄のエスカレーターを上がっていくと、どこかからか漂う甘く香ばしい匂い。改札を抜けると、小さなホットドックスタンドがあって、玉ねぎが飴色に炒められてるの。朝出かける時に開いていた、相向かいのお花のスタンドはもう見る影もない。チューリップにバラ、ガーベラや百合、菊なんかが小さなバケツに溢れんばかりだったのに、今はもう小さなストールはしっかり閉められている。そこにお花やさんがあったことすら、閉じられた扉に薄く書かれた看板を読まなければ分からないほどに。

そんな些細な風景が、とっても素敵に思えた。

久しぶりのロンドン滞在は、まさに新鮮な、冷たい初冬の空気でした。

 



間にあわないっ? 2004年11月07日(日)
のんびりしていたら、明日出発、しかも午前中発だというのに、荷造り何もしてないよ!(←凝りもせず地図作りとかに精を出していた)
その上、今日はこれからブリカンだっていうのに。帰宅予定時間23時。ラマダン中はただでさえ夕ご飯の時間をきっちりとった後だから、クラスが始まるのが遅いってのに。よりによって、その後寄るところがあるのを忘れてたよ。

実家に飛行機の詳細メールしてないし(←万が一の時のため。必ずする)、予約したレストランからは返事来ないし。そういえば、レストランの予約、いつまでに返事頂戴って書いてない気が……。

うわー。
行く前からバタバタ。忘れ物しそう。


○私信>日本時間朝にメールを下さった方。
そんな訳で、せっかくメールをいただいたのに、お返事を書く時間がありませんでした。また、帰ってきたら報告がてらメールしますねvv

 



焦っているような、落ち着いているような 2004年11月06日(土)
ロンドンでのお買い物リストも作成し、効率よくショッピングし、その合間に観光スポットも巡るプランを立て、もうひとっつもぬかりないはずなのに、出発がもうすぐだという実感がない。

いや、ロンドンめっちゃ楽しみなんだけど(当然)。
あんまり騒いで、まだお預けになるのが怖いのかしら。
もしくは、着ていく冬服選びをTシャツでクーラーの元でやっているから実感ないのかしら。

忘れ物だけはしないようにしよう……。

 



一言コメント 2004年11月03日(水)
◎プロ野球新規参入に楽天
メモライズの事がなければどっちでもよかったけど、ほんっとにあの時のライ○ドアの対応は非道かったので、楽天に決まって何よりです。
それにしても、パリーグの遠征って美味しいものがいっぱいありそうでよいなぁ。

◎米大統領選挙
何に驚いたって、投票所に入るまでのあの長い列。選挙って、やっぱり一人一人の行動の結果なのだよね。選挙結果はどうやらブッシュの勝ちっぽいけど。それが米国民の判断なら、他国民は口を挟む余地はないよなぁ。世界に与える影響は大きいのだけど、結局、それが国の力ってものなのだろう。

◎運転中携帯禁止
是非、油の国でも実施してください。
危ないったらありゃしない。

◎山古志村の犬と猫
ニュースで見た。当たり前だけど、置いてかれているのね。人間が非難している時に、犬猫まで構っていられないという意見もあるかも知れないけど、でも、エサやり当番は作って欲しい。
家につくといわれる猫はともかく(それに、田舎の猫は自力でエサ確保可能)、かわいそうなのはずっと繋がれている犬。避難先に連れて行くことは出来ないのかなぁ。

……なんか、最近日記が時事ニュースネタばっかり。




日常は変わらず。 2004年11月02日(火)
ここ数日コムズカシイことを書いているけれども。
結局のところ、世界がどんなに目まぐるしく動いていようと、シロクマ君が3日も帰ってこなくとも、さくらの日常は相変わらず。

さて、コムズカシイことを日記に書く前。
さくらさんが、ロンドンキャンセル確定の電話をシロクマ君からもらい、パニック状態に陥り、涙ながらにキャンセルメールを書き、再予約を行っているまさにその時。

スリランカの彼から、「ごめんなさい」メールが来た。

でも、タイミングが悪すぎた。冷静なさくらさんだったら、彼のそのわけの分かんない日本語を何とか理解して、許してあげることを再考したかも知れない。例え、気乗りしなくても。

でも、プチ切れ状態のUKキチガイにそんな余裕はなかった。

「もう、ほっといてよ!」
(↑いや、あんたが口説かれているわけじゃないんですけど?)

ぷちっとメール削除。あれ?
気がついたら、怒りにまかせて、今まであったメールも全部削除してました。
ほんと、UKからむとこのお嬢さん、前後の見境なくなるわ……。

でもね。
相手にはお気の毒な終わり方だけど、関係をすっきりさせる良いきっかけ(?)だったのだと思うよ。今でも。

正直、一度見せた下心を謝られても、こっちはそれでずっと嫌な思いをしてきたから、簡単に「はいそうですか」とは出来ない。冷静に考えてもやっぱり会いたくないという感情の方が大きいし。さらに、彼が求めているのは、どう言い訳しても日本語レッスンではなく、「忘れられない前の彼女の面影」であるのだから。

彼の日本のイメージを壊したかも知れないけど。
でも、失恋の痛手に日本人だからと言って付き合わされるのは、ちょっと勘弁かな。

 



一番悪いのは 2004年11月01日(月)
政府が無能だとか、自衛隊を派遣したからだとか、人質君があまりにお馬鹿さんだったとか、いろいろ言われているけれども、やっぱり一番悪いのはテロリストなのだよね。
「テロリストを非難する」というのは、首相とかのインタビューでのお約束答弁という感じがして、あんまり好きじゃないけど。でもやっぱり、どう考えたって、誘拐し、脅迫し、殺害するという行為は許されるものではない。しかも、民間人を。
戦争にだって一応、ルールはあるんだし。

抵抗できない者を殺すなんて、そして、それを肯定する拠り所が宗教だなんて、やっぱりおかしい。狂ってる。そんな主張をする人は、戦争じゃなくたって、気に入らないとかムカツクとか、そんなことで人を殺すんだよ。

アフガンで国連の職員を誘拐して、軍隊の撤退を求めている人達も一緒。
自分達の要求のためなら、宗教の名の下で有れば、何をしても良いと思っている最低な人達。
ま、そもそも悪いことをしても金曜日のお祈りで神さまに「ごめんなさい」ってすればチャラになるらしいけど。ほんと、御都合主義。まっとうなイスラム教徒にも迷惑をかけているって分からないんだろうね。自分達のことしか考えてないから。

官邸前で政府に自衛隊の撤退を求めて集まった人達がいるとニュースで読んだけど。
その人達は、テロリストを非難したのだろうか。
自衛隊の存在が理由に挙げられたとしても、そのテロリストの言葉尻に乗るっていうのは、如何なものだろう。実行犯をまずは糾弾すべきだと思う。テロリストの発言を利用するようなやり方は、嫌悪感を感じる。

この事と、イラク戦争や自衛隊派遣の是非は別。
私だって、今の状態を支持しているわけじゃないし、色々問題はあると思っている。
でも、切り離して考えなくちゃ。そして、是非を問い、方針を変えるのは民主主義のルールにのとっていくしかないのだと思う。

そういう意味では、明日の米国の大統領選挙って重要なんだろうね。
(しかし、選挙のために政治をするっていうのも、何だかなぁ……。でも、国民の求めるものが選挙を通して実現するしかないなら、それはそれでいいのかしら。民主主義って複雑。)

 


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