ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2018年09月30日(日) ながいながい一日

お昼前には台風の暴風域に入り大荒れの天気となる。

直撃はないからと少し安気に構えていたところ

思いがけずに荒れて戸惑い少し怖い思いをしてしまった。


じいちゃんは高潮の警戒で招集があり消防団の任務へ。

そろそろ辞めさせてほしいと言いながらも

しっかりと任務を果たす姿にはいつも頭が下がる思い。


娘と孫たちとお留守番をしながらそれなりに過ごす。

さいわい停電にはならなくて助かった。

外にも出られずなんともながい一日に感じる。



3時頃には暴風域を抜けたのかずいぶんと静かになった。

まだ吹き返しの風が強かったけれどほっと安堵する。

じいちゃんも無事に帰ってきてくれて

いつもと変わらない穏やかな夜を迎えることができた。


日本縦断コースの台風。今後の進路がとても心配だけれど

どうかどうか何事もなく通り過ぎてくれますように。


明日は晴れますよと空は茜色に染まっていた。9月が終わる。





2018年09月29日(土) おでん日和

台風が近づいているとは思えないほどの静けさ。

今回は直撃かと覚悟していたけれど

少しコースが反れて足摺沖を通過するようだ。

高知県東部に上陸するかもしれず他人事ではないけれど。


用心に越したことはないと家の周りを片づけたり

早々と雨戸も閉めて明日に備えている。



娘が仕事だったので午後は孫たちと過ごす。

録画してあった「ドラえもん」をずっと一緒に見ていた。

おとなが見てもこころ温まるシーンがあったり

ちょっと厳しくてもとても優しいドラえもんが子供たちは大好き。



明日は買物に行かないことに決めて「おでん」をたくさん煮込む。

土鍋から溢れそうになるのを見守りながらコトコトと。


今日も明日もほっこりとおでん日和になりそうだ。


台風よ。どうか大暴れせずに通り過ぎてください。






2018年09月28日(金) じぶんにごほうび

台風が近づいているとは思えないほどの秋晴れ。


今朝はあやちゃんと保育園へ。

「おばあちゃんおべんとうは?」と聞かれて

金曜日はコンビニでお弁当を買う日だと。

「じぶんへのごほうびよ」って応えると

「じぶんにごほうびってなあに?」と首をかしげる。

いっぱいがんばったらじぶんのすきなもの食べても良いのよと。

「じゃあ、あやもあしたチョコたべてもいいね」


朝からとても微笑ましい会話が嬉しかった。

お昼のお弁当の美味しかったこと。

カロリーも気にせず鶏からマヨネーズ弁当を頬ばる。



月末の仕事もなんとか終えられ定時で帰路についた。

時間はたっぷりとあったけれど母の病院へは寄らず。

来月3日に転院が決まったこともまだ知らせてはいない。

今の母の様子では素直に行ってくれそうにもなくて

かと言って思い悩むのも嫌で、なんとかなるだろうと思うことに。


ケセラセラなるようになるさ。歌うようなこころでいよう。



2018年09月27日(木) 秋刀魚記念日

雨のち晴れてかすかに夏の名残がする。

彼岸花はすっかり枯れてあちらこちらに秋桜が咲く。


大型の台風が不気味に近づいている。

今回は直撃を免れそうになくて不安がつのるけれど

自然災害はどうしても避けられないこと。



いつものように孫たちを保育園に送り届け山里へ向かう。

国道ではお遍路さんを見かけたけれど山道では会えず。

それでも確実に秋遍路さんが多くなったこの頃。



仕事が少し忙しく定時では終われなかったけれど

今日も母に会いに行く。ほんの束の間だったけれど

どうしても母の写真が必要なことがあって写真を撮りに。

髪の毛がぼさぼさだったので子供にするように頭を撫でた。

ベッドから身体を起こしてちょこんと座る母が愛しく思う。

せめて口紅を持ってきてあげたら良かったとそれも後のまつり。

病衣のままでやつれてしわくちゃになっていて憐れだった。


そうしてまた逃げるように帰る。ごめんねお母さんと心で詫びる。




帰宅したらもう夕飯の支度。娘が手際よく手伝ってくれて助かる。

あやちゃんが秋刀魚を丸ごと自分で食べてみたいと言って

初挑戦。ちゃんと骨を取ってきれいに食べられたのでびっくり。

それを見ていためいちゃんが黙っているはずはなくて

「めいのおさかなは?」と。おばあちゃん5匹しか買ってなかった。

娘が身をほぐしてお皿に入れてあったのを「これじゃない!」と怒る。

結局娘が食べかけていたのをめいちゃんにあげてやっと納得。

するとめいちゃんもちゃんと骨を取ってきれいに食べられた。

ふたりとも成長したね。今度からちゃんと6匹買ってくるね。


最後は笑顔で今日も穏やかに暮れていく。


「いい日」でした。ありがとうございます。



2018年09月26日(水) 孫たちの帰りを待っていた

夜明け前にとても綺麗な月を見あげる。

十六夜の月か、昨夜が満月だったそう。


孫たちを保育園に送り届けてから久しぶりの山里へ。

国道から山道に差し掛かる所で戸惑っている風のお遍路さん。

迷わず声を掛ける。道を間違っていないか不安だったとの事。

「大丈夫ですよ」と言うとほっとしたように微笑んでくれた。


秋遍路さんが少しづつ多くなって来たこの頃。

ささやかな挨拶でも良い。なるべく声をかけようと思う。



お天気が急変し青空だったのに一気に曇って雨になる。

朝のお遍路さんの事が気になりながら仕事をしていた。



母の病院から電話があり入院費の催促。とてもきつい口調。

転院してから清算しようと思っていたのでいささかショックなり。

仕方なく支払いに行って少しだけ母に会って来た。

転院はしないと言い張る。もう大丈夫だから家に帰ると言う。

コーヒーが飲みたいので喫茶店に連れて行って欲しいと言うのを

なんとか言い聞かせて逃げるように帰って来た。

「苛々したらいかんよ」と母。まさにその通りの娘だった。

優しく出来ない。それがおおきなストレスになっている事に気づく。




帰宅して孫たちの帰りを待っていた。

「おばあちゃんたけうま90センチできたよ」

「すごいね〜あやちゃん」

運動会がとても楽しみでならない。



2018年09月25日(火) じいちゃんやったね

明け方にかけてまとまった雨が降る。

雨音に寄り添うように虫の声がかすかに響く。


孫たちが保育園に行く頃には雨もやんでいて

「はやくいこうよ」とあやちゃん。

珍しくめいちゃんも「いっしょにいく」と言ってくれて

三人でわいわいと。跳びはねるようにしながら門をくぐる。



予定通り山里の職場はお休みを頂いて

ラストの川仕事へ。一時間ほどですべての杭を打ち終える。

「やったね」とじいちゃんと笑顔を交わして心地良い達成感だった。

来月には海苔の種付けが始まる。どうかどうか順調にと願うばかり。


午後は少しひと休みしてから粗大ごみをトラックで運ぶ。

本棚はそうでもなかったけれど洋服箪笥のそれは重いこと。

さらば嫁入り道具の気持ち。40年の歳月をありがたく思う。

断捨離なのか終活なのか、まだ捨てなければいけないものがある。



夕飯はお寿司を買って来てプチッと川仕事の打ち上げ。

家族みんなの笑顔が何よりのごちそうに思える。


今日もいい日でした。ありがとうございます。



2018年09月24日(月) 穏やかに暮れて

曇り日。夜明け前、西の空にかすかに月が見えた。

中秋の名月。今夜は雲にかくれて見えず残念。



早起きしたあやちゃん、良かったもう熱はなさそう。

「あしたはおばあちゃんとほいくえんへいける?」と心配そうに。

思わずぎゅっと抱きしめていた。なんと愛しいことだろう。


娘がお休みだったので孫たちの心配もなく川仕事へ。

ラストスパートで精いっぱいがんばったけれど

お昼になっても終わらず「腹減ったなあ」と諦めて帰る。

あともう少しなので明日もう一日職場を休ませてもらおう。

自分なりに優先順位を決めてもうひとふんばりしよう。



今日も心地よい疲れ。午後はじいちゃんとお昼寝をする。

お向かいの奥さんが「雨よ〜」と教えてくれてとび起きた。

娘とふたりで大急ぎで洗濯物を取り入れる。突然のにわか雨だった。



早めに夕食の支度。娘むこのお友達から石鯛とキスが届いていた。

今夜は海の幸と台所で奮闘する。石鯛は大きくて固くてそれは大変。

頑張ったかいがありなんとかそれなりのお刺身が出来る。

キスは娘が天婦羅にしてくれてどちらもとても美味しかった。


お腹一杯になってひと休みしていたら娘が食器を洗ってくれる。

もう外は薄暗くなっていてあっという間に日が暮れていく。

「おばあちゃんお風呂に入ったや」と娘が声をかけてくれた。


今日も穏やかな一日をありがとうございました。



2018年09月23日(日) どんな日もあるもの

秋分の日。早朝には少し肌寒かったけれど

日中はまだ夏の名残でほぼ真夏日となる。



今朝はあやちゃんが高熱。娘が仕事だったのであたふた。

娘婿殿は夜明け前から釣りに出掛けていて

実家のお母さんにお守りを頼んでいたのだけれど

まさかの発熱で急きょ予定変更となってしまった。


私達も川仕事に行かねばならず、娘婿を呼び戻すことに。

それが遠く柏島に居るとの事ですぐには帰って来られなかった。

仕方なく義妹にお守りを頼んで娘は仕事に。私達も川へ。

なんとかなったけれどばたばたと気忙しい朝になる。


お昼に帰って来たらお父さんとおりこうさんで遊んでいるふたり。

「もうだいじょうぶ」とあやちゃん。解熱剤が効いたのだろう。

少し咳が出ていて風邪のよう。夏の疲れが出たのかもしれない。


めいちゃんはパワフル全開で、娘が帰るなりお散歩に出掛ける。

暑いと言って服を脱ぎ捨てパンツ一枚で走り回っていた。


夕方になりあやちゃんの熱がぶり返す。

夕食も食べられずそのまま寝入ってしまった。

めいちゃんも遊び疲れたのか夕食の途中でこっくりこっくり。


「おなかがすいた」とふたりが目を覚ますのを待っているところ。



どんな日もあるもの。今日はこんな一日をいただきました。



2018年09月22日(土) 程よいつかれが心地よくて

まだまだ夏の名残。真夏日になったけれど吹く風は秋の気配。


あやちゃんを保育園に送り届けてから川仕事へ。

今朝は久しぶりに手をつないで門をくぐった。

ちょっと照れくさそうなあやちゃん。

おばあちゃんは手をつなげてすごく嬉しかったよ。


三連休がありがたく一気に川仕事を済まそうとじいちゃんと頑張る。

大潮ですごい勢いで潮が引いて行く。

川船から竹杭を下してふたりで漁場まで運んだ。

水の中をじゃぶじゃぶとそれがとても心地よくって。

それから私が杭を立ててじいちゃんが機械でがんがんと打ち込む。

それがとても楽しくてならない。今日はずいぶんとはかどった。

やっぱり私は川仕事が好き。若い頃には思いもしなかったこと。

それが今は天職になったのだなと感慨深く思う。


程よい疲れと達成感がとても清々しく心地よくてならない。

じいちゃん、あしたもふたりで頑張ろうね。




2018年09月21日(金) 秋桜の季節に

曇り日。気温はさほど高くないのにとても蒸し暑く感じる。



じいちゃんが定期の通院日で川仕事はお休み。

またまた喜ぶあやちゃんを保育園に送り届ける。

今朝も「ひとりでだいじょうぶ」と車を降りる。

門をくぐるまで見届けていると振り向いて「みないで」と叫んだり。


後から聞いた話、門までは必ず保護者が送り届けないといけないそう。

明日からはそうしよう。あやちゃんにも言って聞かせておこう。



仕事はなんだかてんてこ舞いで嬉しい悲鳴をあけていた。

することがたくさんあるのはほんとにありがたいこと。

接客も多く世間話をしながらたくさん笑い合う。

決して愛想笑いではない。心から笑顔になれるのは嬉しい。


心地よいつかれでの帰り道、職場の近くで秋桜が咲き始めていた。

昨日までは気づかなかった。わあっと思わず歓声をあげる。


今日も「いい日」でした。ありがとうございます。




2018年09月20日(木) ふふっといい日

彼岸の入り。ぽつぽつと優しい雨が降る。


川仕事が中止になりあやちゃんがとても喜んでいた。

おばあちゃんと保育園に行きたかったのだそう。

おばあちゃんもあやちゃんと行きたかったから嬉しいよ。


今月中には漁場の準備を終えなくてはいけなくて

じいちゃんがちょっと焦り気味。

でもなんとかなるでしょうとたまには私から言ってみる。




午後、仕事で宿毛市まで。

思いがけずに懐かしいひとを見かけてとても嬉しかった。

おたがい車で声をかけることは出来なかったけれど

ハンドルを握る横顔にふっと女心がよみがえってきたような。

もうすぐ62歳になるおばあちゃんでもそんな時があるのだな。

ふふっといい日。またどこかで思いがけずに会えたらいいな。




今夜は娘が早めに帰って来てくれていたので夢のように楽ちん。

「ありがたや、ありがたや」と呟きながら夕食を終える。


お風呂上がり。ふにゃふにゃしながらほろ酔ってこれを記す。



2018年09月19日(水) やればできたと秋の空

日中は今日も真夏日。でも空がなんとなく秋。

暑さ寒さも彼岸まで。明日はもう彼岸の入りなのか。



早朝より川仕事、夜明け前からふたふたと不安でならず

昨夜めいちゃんに励まされたことも忘れてしまって

ついつい弱音を吐いてしまったらじいちゃんが

「やってみんとわからんやろ」って言ってくれた。

ほんとにその通り、何もしないうちから怖気づく私の悪い癖。


おかげで順調に川仕事を終えて山里の職場へと向かっていた。

やればできる。この気持ちをこれからも大切にしよう。

不安がってばかりいたら何も出来なくなってしまうもの。


今夜も娘が遅くなり一人で夕食の仕度をがんばってみる。

私も疲れているけれど娘はもっと疲れているだろうと。

「ああお腹空いた〜」と帰って来る娘は高校生の頃のよう。


甘えん坊のめいちゃんが「おかあさんだっこ」と困らせていたけれど

あやちゃんはお姉ちゃんらしくもぐもぐと焼きそばを食べてくれる。


日暮れが日に日に早くなり今日はお散歩に行けなくて残念。

めいちゃんの野菊はてんこ盛りの水中花になっていて微笑ましいこと。




写真は川仕事を終えてから見上げた空。秋らしくなったな。





2018年09月18日(火) あしたもだいじょうぶ

朝の涼しさもつかの間。今日も真夏日となり厳しい残暑。


三連休明けのなんと気だるいことだろう。

ついつい憂鬱になってしまいそうなのを「いけない、いけない」と。

早朝のお寺の鐘を聴きながら、とても清々しいこころになって

気持ちよく流れていけそうな気がしてくる。うん、この調子。


あやちゃんと元気に保育園へ行く。荷物がいっぱいよっこらしょ。

お昼寝のお布団は今年いっぱいのよう。もう一年生になる準備だ。



仕事で宿毛市まで。少し早かったけれどそのまま帰路につく。

さほど忙しくもなかったのに帰宅するなり夕方まで寝入っていた。

娘が遅くなるので孫たちも延長保育をお願いしていて助かる。

娘がいないと夕食を作る気力がない。まったく困ったものだ。

すっかり手抜きの夕食だったけれど誰も文句を言わずありがたいこと。


夕食後、もう薄暗くなっていたけれど娘夫婦と孫たちが夕散歩へ。

めいちゃんがまた野菊の花を摘んできてくれる。

「おばあちゃんあしたもね」ってその一言がとても嬉しかった。


あした、おばあちゃんは早朝から川仕事に行かなくてはいけなくて

終わり次第に山里の職場に走るのがとても不安だった。

体力に自信がなくてすっかり弱気になっていたのだった。


あしたがあるってこんなに嬉しいことだったなんて。

めいちゃんの一言で救われたような気がする。


だいじょうぶ。おばあちゃんはあしたも元気ね。



2018年09月17日(月) あくしゅしよう。タッチしよう。

夏の忘れ物はいったい何だったのだろう。

今日も厳しい残暑となる。



敬老の日、娘がお休みだったので母の病院へ一緒に行ってくれる。

母にひ孫の顔を見せてあげたかった。どんなに喜ぶことかと。

ほぼ2年ぶりではなかっただろうか、親不孝な娘である。

ほんの10分足らずの面会で母も心残りだったろうけれど

孫たちはひいばあちゃんのことをまったく憶えておらず

あやちゃんはすぐに帰りたがり、めいちゃんはとまどうばかり。

「あくしゅしよう、タッチしよう」と母が言ってくれたけれど

結局なにも出来ず、なんともあわれでならなかった。

娘が助け舟を出してくれて「おばあちゃん頑張って」と声を。

母の目に涙が浮かんでいたようだった。もっとそばにいてあげられたら。


帰り道、娘が子供たちに「おばあちゃんのお母さんよ」と。

「ふ〜ん」とあやちゃん。やはり不思議でならないのだろう。

このままではいけない。もっともっと会わせてあげなければと思う。


少し複雑な思いが込み上げてきたけれどそれなりに

「敬老の日」が出来たのかなと自分を宥めている。


ひいばあちゃんがいなかったらおばあちゃんは生まれてこなかった。

おばあちゃんがいなかったらお母さんも生まれてこなかった。

お母さんが生まれて来なかったらあやちゃんもめいちゃんも。


母あってこその「いま」なのだとあらためて母を想う。



2018年09月16日(日) どうしても捨てられないもの

真夏日となり厳しい残暑。

彼岸の入りも近くなり夏が必死になってふり向いていたのだろう。



今日も思い立ち断捨離にはげむ。

今度は嫁入り道具の洋服箪笥を処分することに決める。

代わりに組み立て式のクローゼットをネット注文した。

それならば大地震が来て倒れても怪我を避けられる気がする。


中の衣類を全部出していたら、息子が成人式に着たスーツがあった。

一気に母の気持ちになる。あの日の晴れ晴れしい姿が目に浮かぶ。

お盆に会ったきり音沙汰がないけれど、それは元気な証拠か。


息子のスーツを抱きしめるようにしながら目頭が熱くなる。

捨てられない。これはどうしても捨てられない。



日暮れがずいぶんと早くなって夕陽も見ずに暗くなる。

つかの間の夕散歩に行っていためいちゃんが手にいっぱいの野菊を。

土手で転んだそうで膝を擦りむいて血が流れているというのに

泣きもせずはあはあ言いながら「おばあちゃん、はいおはな」って。

めいちゃんいつもありがとう。おばあちゃんすごく嬉しい。






2018年09月15日(土) すっきりときもちよく捨てる

久しぶりの青空。一気に夏がふり向いたような暑さとなる。


朝から本の断捨離にはげむ。

とにかく本棚を空っぽにしなくてはと。

状態の良い単行本などは段ボールに詰め込んで

買取業者が集荷に来てくれるのを待つことに。

古い文庫本は近くのサニーマートの資源ごみボックスへ運ぶ。

ふうふうと汗びっしょりなりやっと本棚が空っぽになった。

近いうちに粗大ごみに出そう。じいちゃんに手伝ってもらおう。


どうしても捨てられない宝物のような本が50冊程残る。

友人の詩集などもありどうして捨てる事が出来ようか。

リサイクルショップへ行って小さな整理棚を買ってくる。

本を並べてみたらとてもいい感じに収まって嬉しい。


すっきりと気持ちいい。処分した本にはもう未練はない。


少しずつだけれど身辺整理が出来ているような。

まだまだ捨てなければいけないものがたくさんあるように思う。


秋が深まって来たらまた何かを捨てよう。

思い出を捨てるのではない。

思い出にしがみつこうとする自分を捨てるのだ。



2018年09月14日(金) おたんじょうびおめでとう

どんよりの曇り空。雨は降らずにいてくれてほっと日が暮れる。


めいちゃん4歳の誕生日。朝からハイテンションで

今朝はあやちゃんと一緒に保育園に行ってくれる。

保育士さんが胸にお花のブローチを付けてくれてご機嫌だった。


もう4歳かと感慨深く思う。お風呂に入れた事、ミルクを飲ませた事。

娘たちと同居を始めてから生まれた子なのでいつも一緒だった。

生後2か月でRSウィルスに感染し入院したこともあったっけ。

いろんなことを思い出す。甘えん坊でおてんばで元気な女の子。

これからもすくすくと成長して欲しい。笑顔いっぱいのめいちゃん。

おたんじょうびおめでとう。おばあちゃんもすごく嬉しい。





2018年09月13日(木) 手紙が届いた日

真夜中に大雨洪水警報が出たようでエリアメールが三回も。

じいちゃんとふたりすっかり寝不足の朝を迎える。


夜が明けてからも雨は降り続き、冠水で国道が一部通行止めになったり。

降り過ぎる雨の怖ろしいこと。あらためて思い知らされた一日。


あやちゃんを保育園に送り届けてから山里の職場へ。

さいわいいつもの山道はなんともなくて無事に職場へ着く。

午後から宿毛市へ行く予定はさすがに取りやめて

なんだか順調にはかどらない仕事に少し苛々してしまって反省。



雨のせいにして早目に帰宅。先日からの本の断捨離の続きを。

やはりどうしても捨てられない本がある。宝物みたいな本が。


娘と孫たちが帰って来て「おばあちゃんおてがみきてるよ」って。

先日北海道の友に送った絵葉書が無事に届いていたようだ。

よかったと胸を撫で下ろす。読みながら目頭が熱くなった。

遠く離れていても心と心が伝わったような気がしてとても嬉しかった。






2018年09月12日(水) どんな日もあるよね

朝から雨が降ったりやんだり。時おり激しい土砂降り。



母の転院が近くなり午後は面談に。

転院先の病院も長くは入院できないとのこと。

今後のことなどあれこれと重くのしかかってくる。


まあなんとかなるだろうと帰りながら思った。

そう思えば少しは気が楽になり前を向ける気がする。



今日も帰宅が遅くなってしまったけれど

娘が手際よく手伝ってくれてみんなでにぎやかに夕食。

あやちゃんが大好物のパスタをモリモリと食べてくれる。

めいちゃんもお口の周りをトマトソースで真っ赤にして。



めいちゃんとお風呂。ちいさな手のひらでお湯をすくって

ちゃんと自分で顔を洗えた。えらいえらいお顔きれいになったね。


「きょうはおさんぽいけなかった」と残念そうに話してくれる。

「おばあちゃんもきょうはつかれちゃった」と私。

どんな日もあるよね〜とふたりで笑いあった。


孫たちのおかげでこんなに微笑んでいられる。

日々はほんとうに宝物のように愛しい。








2018年09月11日(火) めいちゃんと野菊と

おつかれさま。二時間の残業になりくたくたになって帰宅。


不思議なもので「ああ嫌だなはやく帰りたいな」と思えば

どっと疲れがおそってきて眩暈がするほど辛くなる。


気を取りなおして「こんなに仕事があってありがたいな」と思えば

もうひとふんばりだとすくっと元気が出て来て頑張れる。

後には心地良い達成感が待っていてくれるものだ。


かと言って年には勝てずついつい「つかれた〜」と口に出す。



夕食を終えて後片付けをしていたら

お散歩に行っていためいちゃんが「おばあちゃんおみやげ」と

私の大好きな野菊の花を手渡してくれた。

ふにゃふにゃと肩の力が抜けるように癒された瞬間。

「めいちゃんありがとう」とぎゅっと抱きしめていた。




2018年09月10日(月) やまない雨はないってほんとうのこと

たくさん雨が降ってやっとやんでくれる。

やまない雨はないってほんとうのこと。


早朝にはまだどんよりと曇っていたけれど

それから次第に晴れて思いがけないほどの青空になる。


あやちゃんと保育園へ。めいちゃんは今朝もぐずぐず。

「おばあちゃんみてなくていいよ。あやはもうこどもじゃないけん」

思わず笑ってしまった。こっそりと車から見ていたら

振り向きもせずに門をくぐって行く。なんと頼もしいこと。




仕事で社長と一緒にとある人達と面談しなければいけなくて

それがとてもプレッシャーになって気が重かったのだけれど

なんとか丸く話がつく。案ずるよりうむがやすしだった。

会社の経理をすべて任されているので責任重大だけれど

これからもやれるだけのことを精一杯務めていきたいと思う。

いつまでなのか未だゴールが見えない。行きつくところまでか。



帰り道、毎年たのしみにしている県道沿いの風景。

ああ、今年も秋が来たのだなととても嬉しかった。

真っ青な空に風が歌いながら吹き抜けていくのが見えた。






2018年09月09日(日) ささやかに出来ることを

早朝より激しい雨となり大雨洪水警報が出る。

どうかどうか降りすぎませんようにと祈るばかり。


朝のうちになんとか買い物とコインランドリーを済ませて

午後は部屋の片づけなどしながらのんびりと過ごす。


近いうちに必ず来ると言われている大地震に備えて

思い切って本棚を処分することにした。

懐かしい本がたくさんあって手にとっては開いてみたり

潔く断捨離とはいかないかもしれないけれど

大切な本だけを残して後は処分しようと決める。

生きているうちにきっとまた読み返す時があるだろう。


終活も考えなければいけない年になり

少しずつでも身辺整理をしておきたいとつくづく思う。



午後4時、雨も小降りになっていたのでやっとお大師堂へ。

日捲りの暦が9月3日のままだったので少しおどろく。

腰痛だと言っていたSさんのこと。他のお参り仲間さんのこと。

みんなそれぞれに来れない日も多くなって来たのだろう。

私も思うように来れない日ばかりで申し訳ないなと思う。

それぞれが出来る日に出来ることを続けていかなければ。

決して荒れ果てたお大師堂にするわけにはいかない。


帰り道、川辺で釣りをする娘むこを見つける。

川が増水して濁ると「うなぎ」が釣れるのだそう。

一人静かに釣り糸を垂れる姿がなんだかとても絵になった。





2018年09月08日(土) ドラえもん

日中はなんとか降らずにいてくれた雨が夕方から雷雨になる。

明日も明後日も雨だと言う。どうか降り過ぎずにいてくれますように。


お薬がなくなってしまって朝のうちに病院へ。

診察無しで処方箋をもらうだけで二時間待ち。

土曜日の病院は思いがけずに混んでいた。


保育園のお迎えがあり、時間を気にしながら大急ぎで買物。

ふうっとひと息ついたところに札幌の友から電話があった。

停電が復旧しなんとか日常が返ってきたとのこと。

ほっと胸を撫で下ろす。ほんとうに良かったと思う。

土砂崩れの現場では今日も救出作業が懸命に行われていて

まだまだ心は痛むけれど、友からの電話に救われるような思いだった。


某SNSでは「大阪のことも忘れないで」と。

報道が殆ど無い現実を叩き付けられたような気持ちになる。

西日本豪雨のその後も、忘れてはいけないことがたくさんある。




午後は孫たちと「ドラえもん」を見ながら過ごす。

娘が2時間のDVDをレンタルしてくれていてとても助かった。

おやつに好物の「みかんの缶詰」ふたりとも美味しそうに食べてくれる。



のび太君が困っているといつも助けてくれるドラえもん。

そんなドラえもんが日本中にいてくれたら良いなとふと思った。





2018年09月07日(金) ブラックコーヒー

秋雨前線の影響だろうか、雨が降ったりやんだり。


山里の郵便局に一枚の絵はがきを出しに行ったら

北海道宛の郵便はいつ届くかわからないとのこと。

とりあえず高知市内の郵便局で保管しておいて

復旧の状況を確認してからまとめて配送するのだそう。

「どうしますか?」と局員さんが訊いてくれたけれど

きっと届くと信じて「お願いします」と手渡して来た。


届く頃には日常が返って来ていることだろう。

受け取ってにっこりと微笑んでもらえるだけでいい。




午後、少し早目に仕事を終わらせてもらって母の病院へ。

窓辺のベットで母はぼんやりと横たわっていた。

「コーヒー飲みにいこうか」と声をかけると

びっくりしたような笑顔で「コーヒーが飲みたい」と。

看護師さんに許しをもらって車椅子も貸してもらえる。

エレベーターで病院の喫茶店まで。鏡に映る母の嬉しそうな顔。

ささやかなことだけれど私も親孝行が出来て嬉しかった。

ふたりで向かい合ってブラックコーヒーを飲んだ。

「ああ美味しい、夢みたい」と何度も声をあげる母だった。


今日は祖父の命日だと告げると、すっかり忘れていたようで

少し涙ぐみながら祖父の思い出話をする。

天国の祖父が背中を押してくれて母に会いに行けたような気がする。


お母さん、今日はとても「いい日」だったね。




2018年09月06日(木) いつものように

夜明け前になり北海道で大きな地震があったことを知る。

台風に見舞われたばかりだというのになんということか。

自然の猛威はこれでもかこれでもかと容赦なく襲ってくる。

そんな現実を叩きつけられたように感じてずしんと心が重くなった。



朝のうちに札幌の友と連絡がとれる。

「家族みな無事」と、とてもとてもほっとする。

人一倍家族思いの友のこと、きっと家族を励ましながら

今を乗り越えてくれると信じている。

停電で暗い夜も笑顔でいてくれるような気がしてならない。

とにかくこんな時だからこそひとは前を向かなければいけない。




私は自分にあたえられた一日を大切に過ごす。

平穏無事が今日ほどありがたく思ったことはなかった。

明日は我が身かもしれないけれど

生きてさえいればと不安を払いのけるようにしながら


いつものようにこれを記す。いつものようにがとてもありがたい。



2018年09月05日(水) ふうっとおばあちゃんと秋の空

台風一過の抜けるような青空。

大阪の甚大な被害に心を痛めつつ明日は我が身と。

難を免れたことがとても心苦しく思う。


自然災害が起こるたびにどうしようもなく辛くなる。

だからと言って日常の事をおろそかには出来ない。



今朝も孫たちを保育園に送り届けてから山里の職場へ。

めいちゃんがクルマの中で急に泣きべそになる。

「おかあさんとぎゅっとするのわすれた」と。

子供心に毎朝のハグを楽しみにしていたようだ。

保育園に着いてもクルマから降りてくれず

私も時間が気になってしまってつい声を荒げてしまった。

泣きわめくのを無理やり抱いて門をくぐる。

あやちゃんとお友達が駆け寄って来てくれて一件落着。

ふうっとおばあちゃん。やっとお仕事に行けました。



仕事は今日も少し忙しかったけれどそれなりにやっつけて帰宅。

娘が洗濯物をきれいにたたんでくれていた。ありがたいこと。


平穏無事に一日が暮れて行く。

ほっとあおぐ空はすっかり秋のようだった。





2018年09月04日(火) 台風一過

早朝より台風の影響が出始める。

雨はそれほどではなかったけれどもの凄い風。


保育園は休園にならずなんとか孫たちを送り届ける。

とても傘を差せるような状態ではなく雨合羽を着て

あやちゃんもめいちゃんもとてもたくましく見えた。

「おばあちゃんこわいよ」と半泣きのめいちゃん。

「がんばれもうすこしよ」と声をかけながら歩く。


山里の職場も朝のうちは開店休業状態だった。

同僚とテレビの台風情報を見ているうちに外が静かになる。

急ぎの仕事もあってそれからが大忙しだった。

昨日は一時間の残業でぐったりと疲れていたけれど

今日は定時で終えられる。「晩ごはん何にしようかな」と帰る。

ゆっくりと買い物が出来るのはほんとうにありがたいこと。



娘と孫たちも元気に帰って来てくれて穏やかな夕暮れ。

黒い雲をかき分けるように夕陽が見えてほっとする。



台風は今夜には北日本に接近とのこと。

関西の被害も痛ましく、ただただこれ以上の被害がないことを祈る。



2018年09月03日(月) 酔いつぶれて眠るだけ

嵐の前の静けさか、いつもとかわらない穏やかな夜。

お風呂上がりの孫たちのはしゃぎ声を聴きながら

のほほんと冷たい焼酎を飲みつつこれを記している。


さいわい台風の直撃はなさそうだけれど

大きな台風なので用心に越したことはないと

夕方とりあえず雨戸を閉める。少しでも安心。


あとは酔いつぶれて眠るだけ。いつもそうだけれど。

私にとっては無くてはならない大切なおくすりのようなもの。



あれこれはまあいいか。あえて記さないことにして

孫たちの声をいつまでも聴いていたい夜だった。





2018年09月02日(日) ありがとうございました

早朝には雷雨に見舞われその後晴れたけれどまたにわか雨。

女心と秋の空と言うけれどまだまだ夏の名残が漂う空。

台風も近づいていてしばらくは不安定なお天気が続きそう。



今朝は某SNSでとてもショックなコメントを受ける。

やはり私の発する言葉はまだまだ未熟なのだと痛感する。

詩人でもなんでもないただの老いぼれのおばあさんなのか。

辛いのと情けないのと悔しいので胸が張り裂けそうになる。

「すみません」と返信しながら、なんて大人げないことか。

はっと我に返り「ありがとうございました」と締めくくる。


大きな試練をいただいたのだと思う。もっともっと精進したい。

そうして誰の心にもしっかりと伝わる言葉を綴っていきたい。

もう終わりではない。まだこれからなのだと肝に命ずる。





午後はじいちゃんも付き合ってくれて母の病院へ。

今日こそは少し話したいと思っていたら起きてくれていて良かった。

開口一番に「もう見捨てられたかと思っていた」と母。

先週ぐっすりと眠っていたことを伝えると

「どうして起こしてくれなかったのか」と。

ほんとうにそうだ。無理にでも起こしてあげれば良かった。

短い間だったけれどあれこれとおしゃべりをして帰路につく。

「アイスが食べたい、あずきバーが食べたい」と言う。

「来週は買ってくるから待っていてね」と。

すぐに買ってきてあげるとは言えない親不孝な娘だった。




夕方、娘とめいちゃんがお散歩に誘ってくれる。

私も気分転換がしたくて「うん、行こう」と久しぶりのスニーカー。

めいちゃんがかけっこの練習をするのだと土手を走って

その姿が目に焼きつくようにとても愛しく映る。


穏やかないい日でした。今日もありがとうございました。





2018年09月01日(土) 心呼吸をしながら

そして9月。一歩踏み出したような朝。

虫の音色を聴きながらおおきくしんこきゅうをする。

私は深呼吸とは書かずいつも「心呼吸」と書いていた。

先日新聞のコラムで「心呼吸」という記事を目にする。

自分だけの言葉だと自負していたのがなんだか恥ずかしく

少しショックであらためてちっぽけな自分を感じたりした。


もう詩人ではないのか。このままでいいのかと自分に問いかける。





今日は保育園で「敬老会」があってじいちゃんと出掛ける。

けい君の保育園も今日だったけれど両方はさずがに行けず

お嫁さんのご両親にお願いする。お歌やダンス、けい君頑張ったかな。

あやちゃんもめいちゃんもすごく頑張ってくれて

いっぱいの笑顔になれてほろりと感動の涙もこぼれた。

去年よりもひとまわりもふたまわりも成長した姿。

とても嬉しかった。ふたりともほんとうにありがとう。


孫たちのおかげで今日もほっこりと暮れていく。


 < 過去  INDEX  未来 >


anzu10 [MAIL] [HOMEPAGE]

My追加