さんごのnewdays

2021年09月14日(火) 『オペラ座の怪人』

日曜日、『オペラ座の怪人』を観に行きました。
これで3人のファントムを観ることができました。
夫は、今回の端正な役者としてバランスのとれたファントムが好みだそうです。
私は狂気を感じる佐野さんが好きです。

このお芝居は、一字一句変わらないのに、
演じる人によって
見える景色が違うのがおもしろいです。
芝居は生きているとつくづく思います。
ファントムが狂気すぎて、色気もあってうっとりする時や、
やばすぎるから
クリスティーヌ!ラウルと逃げて!と思う時もあれば、
ファントムがあまりに可哀そうで、
クリスティーヌそばにいてあげればいいのにと思う時もあり。
クリスティーヌ、それ冷たすぎないか?という時もありますし、
観るたび役者によって受けるイメージがいろいろでおもしろいです。

今回は、歌うことと感情をこめて演じることのどちらに重きをおくか、
歌いながら演じるのか、演じながら歌うのか、その辺も興味深かったです。
歌をメインにすると感情が乗りにくいと思いました。
元は英語の歌詞で、メロディーに日本語がのりにくいのかもしれないと感じる時もあります。


そして今回のラウルは男前でした。
クリスティーヌは演じて歌うタイプ。
マダムジリは、キャッツのグリザベラでした。



また、同じ人でも、公演のたびに声や喉の調子が違うんですね。
今回、ライバルで意地悪なカルロッタの声がすばらしかったです。
登場して、その歌に圧倒されました。
そのカルロッタの代わりに歌ってみんなの心をつかむクリスティーヌの歌が弱くてすこし残念でした。
でも中盤からだんだん声が出てきました。
可憐なクリスティーヌでした。


私自身は、ここしばらく、顔の病気がひどくなって、
なんだかファントムのことを近く感じました。
あまり外に出たくないです。うつむく。
親切な方が多いけど、誤解も生じます。
お薬が効くといいのですが。あまり効きません。
マスクがあってよかったです。


お昼も外食。
夜も外食すると夫が言い、
コレド室町のChe Voglia!に行きました。
ここはとても美味しいのです。
薄いピザが夫のお気に入りです。
前菜もメインも美味しい。
お酒が出ないからでしょうか、
お客さんが少なくて安心して食事ができました。
お酒が解禁になったら外食は少し怖いと思います。
でも、お店はお酒の収入が多いそうで、
食事だけだと経営が厳しいかもしれません。

私は久しぶりに都心にでて、もう浦島太郎すぎて、くらくらしました。


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