さんごのnewdays

2019年09月24日(火) 鉄道

鉄道が、無事、全線復旧したので、
台風の被害が出ているかどうか、
長年、閉めている私の実家の被害具合を確認しに行きました。
夫が、レンタカーで連れていってくれると言うけど、
それが、どんどん先延ばしにされるので、
それまで待っていたら、
私の胃は確実に穴が開き、
このままでは、心にダメージを受けると思い、
自力で行くことにしたわけです。

実家がどのくらい被害を受けているか、
周りにご迷惑をおかけしていないか、
わからないから、心配なのです。
見に行くのが一番です。

なにより自分の心と体を守るために行きました。



遠い。遠い。
乗り換え時間も含めて、片道3時間かかりました。
千葉を過ぎると、建物に被害が出てきます。
胸が痛みます。

たどり着いた実家は、ぼろいままでしたが、
外回りに被害はありませんでした。
ご近所にご迷惑はおかけしていないもよう。
去年、老朽化した物置や柵や植木を、
業者にお願いして片づけてもらいました。
高額だったので、めまいがしましたが、
今、考えると、ラッキーでした。

本当によかったです。
ほっとしました。

ざっと外回りを見て、帰りました。
実家は、もう住むのは無理だと思う。
今後、どうするか考えなくてはいけません。

実家に関して、自分の選択に悔いはありませんが、
悲しくて、涙ぐみながら駅まで歩きました。



よれよれになって帰り、
疲れたので、途中、お惣菜を買いました。

夫には、行く途中、
たまたま電話が入ったので、実家に行くと伝えました。
帰った夫は、
私が、疲れてふらふらしていたら、
突然「車を出して連れて行ったのに!」と切れてました。
なんで切れるんでしょうね。

台風の被害がテレビで流れるたび、
私は、しょっちゅう不安を口にしていました。
「実家が心配だから見に行きたい」と。
「心配で眠れない」とも。
私が心配性なのは、夫は十分知っています。

足がない。
車は出してもらえない。
すばらしいことに電車が復旧した。
なら、自分で、たどり着ける!
だから行きました。



今日、私はがんばりました。
えらいえらい。



2019年09月18日(水) 熱海

連休中、レンタカーで、熱海の温泉に連れていってもらいました。
顔の痙攣がまた始まっていたので、
これでよくなるかもと思いましたが、
今回は、千葉にある長いこと締めきったままの私の実家
(でも私は住んだことがない)が、
どのくらい台風の被害を受けたか、心配で眠れなくなったので、
痙攣はよくなりませんでした。
足がないので、まだ実家の様子を見に行ってない。
悩ましい。
もうほんとに悩ましい。
頭がしがしかきむしりたくなるくらい悩ましいの。
もうね。たぶん、実家は、いろいろだめだと思う。
悩ましい。

昨日、夫に、「さんごの実家は本当にふ動産だね〜(笑)」と言われて、
(ふのところに入る漢字は、いろいろ想像ください)
私はそのまま後ろに倒れそうになってしまいました。

がんばろう。私。




熱海の温泉に行く前に、
「小田原文化財団 江之浦測候所」に行きました。

ここは刺激的。
現代と昔の物が、混然一体としていて、
静かで、
自然と一体化しています。
なんて不思議。おもしろすぎる。

ここは熱海に旅行された方のブログで見つけました。
すっかり地になじんでいるので、昔からあるのかと思ったけど、
2年前に公開されたのだそうです。
そのせいか、ネットでは、あまり情報がありません。

ここは。現代美術家の杉本博司さんが、
自身のコレクションを公開されている場です。
分野としては、建築がメインといっていいのかしら。
構想10年建築10年だそうです。
すごいわ。
しろうとの私が、どこを撮っても、
フォトジェニックなのでした。

「嵐」さんのライブパンフのロケ地になったそうなので、
これからネットの情報が増えるかもしれません。
でも定員制なので、混みません。
見たい人は、チケットを予約したほうがいいです。
入場料は3000円です。
ちょっとお高いけど、おすすめです。
車で行く人は、駐車場の予約も必要です。
駅から、無料送迎バスもあります。
駅から歩くと45分くらいかかるそうです。


次の日は「起雲閣」に行きました。
解説してくださる方がいて、
とても興味深かったです。
建物ごとに、違い、おもしろかったなあ。
最近、建物を見る楽しさがわかってきました。
お庭ものんびり歩きました。
こちらは建物に囲まれているせいか、
台風の被害は見受けられなかったです。

また、「坂本武典日本画展」も開かれていました。

起雲閣の喫茶室で、ひと休みしました。
和紅茶とだいだいマーマレードのロシアンティーとクッキーを頼みました。
はっとするくらい熱々でした。
紅茶は、あまり香りは強くありませんが、
だいだいマーマレードとの相性がよく、大変美味しかったです。
夫はコーヒーを頼みましたが、
ネルドリップのコーヒーがとても美味しかったとか。
ネルドリップはいれるのが難しいのだそうです。
すばらしい飲み物をいれるスタッフさんがいる喫茶室でした。


次の日は、
「ステンドグラス美術館」に行きました。
たくさんの美しいステンドグラスを見ることができます。
また、館内で、マリンバのミニ演奏会があったり、
パイプオルガンの演奏があったり、
オルゴール演奏がありました。


いつもの「アカオハーブ&ローズガーデン」に行き、
ぽくぽく歩き、あちらこちらの花を見ました。



今回は、ナルゲンボトルにTipTapを取りつけて、
ティーポットとして使おうと思いましたが、
残念!
とても使いにくかったです。
茶葉を直に入れて、お茶をいれたかったの。
いい方法だと思ったんだけどな。
これなら蓋碗の方が、使いやすいと思いました。

旅先で使いやすい茶器はないかしらと思います。
(お茶の時間は大事。)


あちこち連れていってもらえて感謝です。



2019年09月10日(火) 台風

台風は、東京は直撃しなかったものの、大変激しい雨風でした。
関東は、海から、勢力を落とすことなく上陸する台風に慣れていません。
街も、勢力の強い台風に対応した作りでないので、
被害が大きくなってしまったのだと思います。

今、住んでいるのは、鉄筋コンクリートの集合住宅なので、
大丈夫だと思っても、
ぎしぎし、ごうごうという音がして、怖くて眠れませんでした。
胃が痛くなりつつも、(私、怖がりで、胃が弱いんだ…)
寝ましょうと思ったら、
何か変な音がします。

ぼ…ぼ…ぼ…ぼ…ぼ…って。

何だろ。
音の出どころを探して、うろうろする私。
そして見つけましたよ。
なんと雨漏りしていました!
リビング続きの和室の和室側の天井のさんから、
ぽたぽた水が垂れているじゃありませんか!
それも窓側ではなく、中央あたりから漏れています。

濡れた布団で寝ている夫を起こして(笑)、
洗面器で水を受けて、さんに沿って流れ落ちた水を拭きました。
襖にも垂れているので、夫が襖を外しました。

本当にびっくりしました。
だって、私たちが住んでいるのは3階で、
マンションは9階建てですもの。
まさか、こんなことが起こるなんて、
ごーごー激しい音の中、呆然としてしまいました。

夫が、「でも、このくらいの雨漏りはまだ軽い」と言います。
夫は中国の高層マンションに住んでいた時、
うちに帰ったら、クローゼットの中に雨が降っていたそうです。
その時は、外壁の怪しいところをコーキング剤?で塞いだら、
雨漏りは止まったそうです。

いや、雨漏りの量でなくて、
雨漏りしていることが問題なのよと思う私。

結局、台風が通りすぎ、天気が落ち着くと、雨漏りも止まりました。


夫は、「これは、修理を依頼しなくてはいけない」と言いました。
そして出社して行きました。
あれ?依頼は夫がしてくれるのかしら?
夫にラインしたら、それは私がするのだそうです。
夫は基本、こういう対応が嫌いというか、
したくないというか苦手なようです。
「これは修理しなくてはいけない」と言うのは、
私にするようにという指令だったようです。気がつかなかったわ。

このくらいは平気ですが、
もっと複雑な問題の場合、
これをされると、1人で対応するのが、つらい時があります。
できれば、問題が起きた時、
お互いに情報を集めて、
手持ちのカードを増やして、
その中から、どうしていくのか2人で検討して、
方針を決めたいと思う時があります。
そこから動くのは、1人でも大丈夫。動きます。
相談にのってほしい時がありますが、
夫は、トラブルを避ける傾向があって、
期待しないようになりました。
責任を取りたくないのかもしれません。
その代わり馬鹿な私がやるんだから、
文句はうけつけませえ〜んというスタンスでいます。
文句があるなら自分がすればいいのです。
馬鹿な私が仕切るのですから、
たぶん、もっといい方法や効率のいいやり方があると思いますがしかたがありません。
胃がぎりぎりと痛くなります。
でも、乗り越えなくては。
がんばらなくてはと自分に言い聞かせます。
そういう経験が、きっと私自身の力になると信じて。
でも、問題が起きた時、
相談できる人がいたらいいんだけど…と時々悲しくなります。


賃貸契約書を探して修理依頼の電話をしました。
簡単。簡単。最近、みなさん丁寧ですしね。
そして修理依頼先の電話番号を教えてくれたので、また電話しました。
受付の女性も、私の話を聞いてびっくりしていました。
「…3階建てですか???」
「いいえ。9階建てなの。なのに雨漏りしたの。」と私。

今日中に、住んでいる地域の修理部門から連絡をいただけることになりました。
そして、たまたますぐ近くにいるので、
よかったら見せてくださいと電話があったので、
わ!散らかっているのよ!汚部屋なのよ!と焦りましたが、
それでも安心したくて見てもらうことにしました。

窓に沿って、壁を触って、壁が濡れていないのを確認。
(窓に沿って水が入り込むことがあるそうです。)
さんはもう乾いています。
私は、写真と、ぽたぽた雨漏りする動画を撮っていたので、
どの程度の雨漏りか、わかりやすかったようです。
ベランダから外壁を確認。
外壁にすきまや傷は見当たらないそうです。
そして、たぶん、位置的に、
雨が入り込まないように作られた排気口から雨が入り、
一番低くなったところから染み出て雨漏りしたと思われるそうです。
修理はなしとのことでした。

よかったです。
原因がわかってよかった。
修理の人もひと安心でしょう。
たぶん、外壁かも!と思ったので、急いでこられたのだと思います。
他のお部屋からは、こういう連絡がないとのことで、
うちだけだったようです。
台風のせいで修理依頼が多くて大変そうでした。


昨日は、ストレスで一日胃が痛かったけど、
ようやく復活してきました。






2019年09月07日(土) 「CATS」

「CATS」を見に行きました。
前回は大阪に見に行きましたが、
今日は、東京大井に専用の劇場ができたので、気軽に行くことができます。
「CATS」はね、夫が好きなんですよ。
夫、知らないうちに劇団四季の会員になっていたのでびっくりしました。
会員になっても、いい席を取るには、
だいぶ前から手配をしなくてはならないそうです。
とりあえずチケットを買って、
当日、なにもありませんようにってお願いするしかないですね。
今回は、真ん前ではなく、少しサイドから見る位置の席でした。
でも、かなり前の席です。
夫は、最後に、猫さんに握手してくれそうな席を選んだとか。
(確かに、握手してくれましたよ。うれしいです。)
サイドから見るのも、新鮮でした。
サイド側にも、気を配った演出になっています。
ただ、最後の「メモリー」は、前に歌声の波が広がるので、
サイドにいると、
歌声の波に包まれる感じがしないのが残念でした。

それから、長くロングランしてきたお芝居なので、
経験を積んでいると思いますが、
できれば劇場設営の時に、
もう少し客席に、段差をつけてもらえたら見やすいのにと思いました。
前の前の席の方が背が高くて、
私の前の方は、ずっと首を曲げて見ていました。
長いお芝居なので、つらいだろうなあと思いました。
お高いチケットですから、できれば、体を痛めることなく、
ゆったりお芝居を楽しめるようになっていたらいいな。もう年なので。

または舞台を、も少し高くするといいのにと思いました。
かなり前の席なのに、舞台上で、猫さんが四本足になると見えないのです。
ちょっと残念。
劇場は、そんなに大きくないと思っていましたが、1100席あるそうです。

芝居が終わると、うちの近くのJRの駅まで出て、
食事をして帰りました。

うちに帰ってから、夫は「このメモリーもいいんだよ」と
Barbra Streisandのメモリーをパソコンに入れて、
いつでも聞けるようにしてくれました。
なんだろう。とてもいいです。
想いがこもっていて。

今回の「CATS」のグリザベラは、
時々、若くなってしまうところが残念でした。




2019年09月04日(水) 「塩田千春展 魂がふるえる」

今日は涼しかったです。
でも、バカ!バカ!バカ!バカ!私のくそバカ!と言いたくなるようなミスをしまして、へこんでおります。

加齢のせいでしょうか?
呆けているのでしょうか?
そう思うようなレベルのミスなので、自分でもショックです。
うちに帰ってから、記憶によいというハーブティーを入れて飲みました。
落ち着け私。
私のミスを知っている人は1人です。
どうかそこから広がりませんように。でも広がりそう。ううう。(涙)

これからは、ひとつひとつ確認して、丁寧に確実に生きていこうと思います。





先週末は、森美術館で開かれている、
「塩田千春展 魂がふるえる」に行ってきました。
現代美術は、よくわからなくて、見ることが少ないのですが、
この展覧会はすごかったです。
見に行ってよかった。
展示されている作品に対して感じた気持ちを、
言い表す言葉がうまく見つかりません。

でも、もみくちゃにされて酔うような感じ。
体が反応して、ずっと見ている間ホットフラッシュが起きて、
汗がだらだら出続けて、ぼうっとしてしまいました。
(冷房が効いているし、他の人は涼やかに見ているので恥ずかしかったです。)
会場を出たら、冷房の風にあたったとたん、
寒くて、冷たくて、震えてしまいました。

すごかった。
なんだかもう疲れてふらふらになりました。


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