かたほうだけのパンプス
敦子



 東京へ

東京へ行くにはバスを使っている。
これは日曜日のこと。

バスの乗客は、日曜日とあって普段から比べるとけっこう混んでいた。

若い女性は、友達と二人で並んで座れないと言い、
それを聞いたひとりで二人掛に座っていた女性はさっと席を譲った。

若い女性は、かわいらしくてタレント?と思うほどの美だったけれども、
ひとに席を譲らせる、ずっとほぼひとりでしゃべって一緒のコを聞き役にまわらさせ、自分の居心地ばかりを優先させる。

やりたい放題に見えた。

後ろに座っていた私には聞きたくなくても話がまる聞こえだった。

乗りこむとすぐにトイレに入った女性は、いっこうに出てこない。
トイレットペーパーが流れなくて悪戦苦闘していて。

それで急きょ、運転手の判断でバスは途中のパーキングエリアにトイレ休憩のために停車。

それにしても前の女のコはずーとしゃべりっぱなし。

外見は若くてかわいいけれども、まるでおばさん。

あ、本物のおばさんの私が言うことではないか。

若いとか、おばさんというのは、外見だけでは分別できない。

おばさん系の人は子供の頃からおばさん行動している。

高速は、順調に走行していたが目白通りに入るとトロトロと動くだけ。

群馬にはない東京の風景。

材木屋の高い上のまるで木の上に住んでいるような家屋。

バス代が8%の税金分が上乗せられて料金が上がっていた。



2014年04月25日(金)
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