「……で、服部も白馬も東都に居るんだし、せっかくだから集まろうぜって話になってんだけど」 「なんか気乗りしてない、新ちゃん?」 「いやカウントダウン自体は構わねえんだけどよ、服部が」 「妬いてるとか? 『二人っきりで姫はじめしよや工藤〜』とか」 「バカだろオマエ。つか言い出したのは服部だし」 「じゃあ何」 「無茶言うんだよ」 「あー初日の出暴走行為とか」 「本気でバカだな」 「服部が?」 「いや黒羽、オマエがだ」 「何だよ焦れったい……うわ白馬ッ」 「どうしました工藤くん、Is there any problem?」 「勝手に人んちの電話取るなよ、なぁ新ちゃん、ハッキリ言いなよ、何が悩み? 相談に乗っちゃうよ」 「あのな……だから服部がさ」 「服部が?」「服部くんが?」 「正月だからオレに振袖着ろって」 「「……」」 「な、バカだろあいつ? 嫌がっても無理やり着せようとすんだぜ!」 「それの」「どこが」 「!?」 「ダメなの、可愛いじゃん」「可愛いですよね、工藤くんの振袖姿」 「見たいよなあ」「ええ、ぜひ見たいですね」
|