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闇の中でもがくのこと。 - 2020年04月24日(金)

新型コロナで世の中が大変なことになっている。
未だかつて経験したことのない状況というか。
みんな、生命を守るための自粛生活が続いている。

世界中で、感染者は累計270万人を超えてきて、
死者は19万人を超えてきている。
日本国内でも、感染者数は約1万2千人にのぼり、
亡くなった方も約300人を超えている。
前回の日記から2週間程度しか経っていないが、
この人数の増えっぷりは凄まじい。
連日テレビでは新型コロナ関連のニュースが流れ、
東京では毎日100人以上の陽性感染者が出ている。
日本だけで言えば毎日300〜400人感染とのこと。
はっきり言って異常事態。

怖いのは、これだけ見た数字もそうだけれど、
国ごとに検査を受けさせる基準の厳しさも違うし
果たして感染者・死者の実態の数も、正確には
よく分かっていないし、結局、感染者の重症度も
人によって全く異なることだ。
日本では(もっと言うと各自治体ごとの保健所で)
検査を絞っているために、他の諸外国に比べて、
感染者数が少ないとも言われている。
国によっては新型コロナが原因で亡くなっても、
別の死因として処理しているために、実際の
死者数は分からないという意見もある。
亡くなってから検査したら陽性でした、とか、
路上で亡くなった人や、病院のベッドの空きが
無いために自宅待機していた人が、急に容体が
悪化して次の日には亡くなったり、とか。
国内ではそういう人もどんどん増えている。
発症しても8割は「軽症」と言われているものの、
他方では「人工呼吸器を付けないでいい」という
レベルを「軽症」と呼んでいたりするらしく。
我々が一般的に考える「軽症」ではない、とか。
要するに、もう実態が分からない。

だから、怖い。いつ自分がそうなるかもと。
楽観的にしている人も確かに居るが、大半は、
素直に自粛し、怯えながら、家で過ごしている。
感染ルートと言うか、感染源だって、
「そんな簡単にうつるの?」というくらいで。
飛沫感染、接触感染、具体的にはどんなものか。
人と2〜3回会話のやり取りをしただけで、とか。
誰かと物を共有しただけでだめ、とか。
だからスーパーへ買い物へ行けば、アルコールの
消毒液が置いてあって、買い物かごを持つ際には
みんな使うようにしている。
マスクも外に出る際はほぼほぼの人が着ける。
巷には、マスクは自分が感染しないためでなくて
他の人に感染させないため、と言われている。
実際、マスクの効果も分からない。
だけど、ほとんどの人が安心のため着用している。
何がどうするとだめで、どうすれば大丈夫なのか、
結局本当のところは分からないから、だから
みんな自粛して誰とも会わない、極力、家に居る、
ということになっているのが現状だ。

そうなると、毎日の仕事にも影響が出てくる。
当然、新型コロナが原因で倒産した企業も増え、
日本国内では現在、約90社が経営破綻したらしい。
自分の勤務先の会社では何とか事業は継続して、
私自身は、在宅で仕事をしている状況。
前回の日記にも書いたけれど、子供を預けている
保育園でも休園(実際は登園自粛要請)になり
家庭で子供を見ながら仕事をしている。
妻の勤め先の会社も、基本的には在宅勤務だが、
社員全員が在宅勤務をする環境は整っていないので
自宅待機してもらう人も居るようで。
妻も自宅待機となり、一緒に子供を見ている。

ただ、やはりきつい。
仕事をしなきゃいけないのに子供は退屈するし、
ちょっと目を離すと、兄妹でケンカして泣いて、
危険なことをしたり、勝手に何か食べだしたり。
おまけに、仕事終わっても、休日になっても、
基本的には外出できないから、平日の日中と
ほとんど変わらない過ごし方になってしまう。
テレビ見たり、おもちゃで遊んだり、お絵かき、
散歩、勉強したりするのも限度があるなぁ、と。
何せ気分転換も出来ないから、すごくしんどい。
外出・旅行できないのが、個人的に一番辛い。
でも、仕事をさせてもらって、家族と過ごせて
それでなんとか生活できているだけ、きっと
恵まれているし、幸せなんだろうとも思う。
ただ、正直言って、つらいことはつらい。
まるで暗い闇の中で光が見えない感じだ。
それと上手く付き合って、何とかやっていこう。

いつ終わるとも知らないこの危機的状況だけど
これが仮に「日常」になったとしても、
それを受け止めて楽しく過ごせるようにすれば
人生はもうちょっと楽しくなるのかもね。
そうできるようになるまで、もがくしかないかな。

***

2020/04/25 02:17


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