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残業についてのこと。 - 2019年03月09日(土)

最近逮捕された某俳優が出ていたCMを思い出す。
日用化粧品のCMだ。

そこでは彼は一家の父親でかつ会社員を演じている。
彼は、今日は子供の誕生日だからと奥さんに念を押されて、
仕事終わりに誕生日ケーキを買って帰ろうとするが、
道中、日中に叱られて落ち込んでいた職場の後輩を見かけ、
子供の誕生日なのに一緒に飲みに行ってしまう。
帰宅すると子供は寝ていて、奥さんはご立腹で詰られる。
風呂に入って「(嫌なことは)洗い流そう」とか言って
それで家族和解してまた良いパパとして生きていく。
みたいな内容だった。

その気持ちが分かるとか分からないとか、今更賛否とか
そんなのはどうでもいいけれど、最近よく思い出す。
CMの中で主人公が、仕事で打ち込んでいた親父の背中を
思いつつも、自身は家族のほうを向いて生きていることで
何となく色々なモヤモヤを抱えていたんだろうけれど。
CMでは「時代だ」という言葉でそれを捉えていた気がする。

たしかに時代なのか、分からない。
私の父親もザ・仕事人間で、昭和のモーレツ社員のような
そんなイメージを子供ながらに持っている。
とは言え、平日は夜遅くまで働いて帰りも子供が寝てから
だったとは思うけれど、休日はめいっぱい遊んでくれた。
キャンプや、プール、遊園地、牧場、色んな観光もした。
私も、かつての父のように子供をもうけて、会社勤めをし、
こうして毎日働いているけれども。
私の場合は仕事人間だった父とは違って毎日定時上がりだ。
すぐさま帰宅して子供の世話をすれば1日すぐに終わる。
それはたしかに「時代」かもしれない。
でも全員が全員そんな働き方を出来るわけはなくて。
ましてや自分も、今の会社に入るまでは終電で帰っていた。
ようするに、「組織」や「職場」の要因もある。
あとは、「家族」の関係性ももちろんある。

何が言いたいか分からなくなってきたが。
要するに、最近仕事で担当する範囲や内容が増えてきて、
それはそれで有難いことなのだけれど、それでも自分は
毎日定時で帰るようにしている、ということ。
そうすれば家族のために割く時間は増える。子供も可愛い。
でも、実は、仕事の内容自体も、嫌いではない。
本当はがっつり力を入れて一気に終わらせたい仕事もある。
だけれども毎日残業せずに定時に帰る自分。
その姿を「疑問」に思うまでは行ってない。
無理をしたり、言い聞かせているというわけでもない。
ただ単純に「モヤモヤ」するということに過ぎない。
そして、それを真剣に解決しようともしていない。
恐らく「この日とこの日は残業するから帰りが遅くなるね」
そう妻に言えば快諾してくれるだろうと思う。
けれど、それもしたくない。
やはり家族と過ごす時間が惜しいからなんだろうと思う。
ただひたすら、モヤモヤを抱えつつ、毎日定時で帰る。

贅沢な悩みなのかもしれない。
前職の時には「帰りたくても帰れない」という状況だった。
そういう人も山のように、星の数ほど居るのだろうと思う。
今実際、「帰れる」状況に身を置くようになってから、
「家族」と「仕事」の間に立つ「自分」が見えてきた。
正直、仕事で忙しいとそんなことを考える余裕も無い。

何のための「仕事」か?それはもちろん家族を養うため。
でもきっとそれだけじゃないような気もする。
巷で言われるような、自己実現。まあそれも分かる。
ただはっきりとは分からないが、いつまた「帰れない」状況に
身を置くことになるかも分からない今のこんな時代だから
「自分」と「家族」と「仕事」がどう仲良く過ごせるのか
ちょっと考えても良いのかもしれないなと思った。

平日猛烈に働き、休日全力で家族サービスした親父にとって
ある種、この問題の解決策を見出していたのかもしれない。
いつか自分は、亡くなったあの親父の背を超えていくことが
この先できるだろうか。

何となくそんなことを思った。

***

2019/03/09 05:23





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