川崎での沖縄料理のこと。 - 2012年06月24日(日) 先日、私が以前所属していたチームで取引のあった 会社の方と食事に行ってきた。 *** その人は今すでにそこの会社を辞め、別の同業の会社で 新たなキャリアを築いていた。 転職後の彼とどうしても話したくなり、飲みに誘った。 私は彼に様々な話を聞かせてもらったが、それと同じか それ以上に、自分の色々な話をさせてもらった。 今の自分の会社のこと・仕事のこと・夢のこと、 社会人としてのキャリアのこと・恋人のこと、等。 たくさん話をしたが、一つ自分の心の奥深くに残った 言葉がある。 それは、自分が今働いている業界に入る前、幼い頃から 私が志していた道を諦めたことについての話。 そして、今自分が歩んでいるキャリアに疑問を抱いていて かつて諦めた道に正直未練があるという話をしたとき。 「(その道を諦めた理由は)今悩む必要の無いことだ。 その職に就いてから悩んでも遅くないのでは?」 という言葉だった。 たしかにそのとおりだと思った。 プロセスは重要だが、重要視しすぎたら目的がぼやける。 勝手にそう思ったことだが、背中を押してもらえた、 そんな気がした。 私が心底悩んでいることを打ち明けた代わりと言って、 彼も、最終的なキャリアや理念を教えてもらえた。 正直それは、スケールの大きい話で感服したし、私なんか とても考えが及ばないほど高尚だったが、彼は言った。 「僕も、ukさんも、きっと目指す方向は同じだ。 手段は違えど、見ているものは似ているんだと思う」 やはり、仕事だと思った。自分の人生を決めるのは。 彼もそう思っていたようだった。 「やりたいことをやらないのは勿体無い。 人生の仕事が占める割合はとても大きいから」 共感だった。そしてこうも話した。 「夢や、情熱を諦めた人間に、正直魅力は無いです。 少なくとも僕はそう思う」 一見クールな彼からそういう言葉が出てくるのはいささか 意外なようにも思えたが、彼が先に見据える話を聞いた後は 納得できるものに変わっていた。 結婚のこと、家庭を持つこと、そういうことは考えるが やはり自分の中では仕事がネックになっていた。 今の仕事をずっと続けていくというのは、自信が無い。 と言うかそもそも、あの仕事をしてみたい。 正直言って、こんな話は、友人にも恋人にも家族にも、 もちろん会社の人にも言えないことだった。 「利害関係の無い間柄だからこそ、話せるのかもね」 彼は、会社や経歴は違えど、私と歩んできた道や境遇は 自分の周りに居る誰よりも私に似ている、と勝手に思う。 安定した企業の地位を捨て、自分の信じた道を突き進んだ そんな彼に私は訊いた。転職して、正解でしたか、と。 「収入はガクッと下がったけど、幸せです。 やりたいことができるというのが、一番」 笑顔で彼が言ったのを見て、心が軽くなったのを感じた。 *** 2012.06.24 14:24 ...
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