RMの日記
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2009年05月27日(水) 素敵な国

 現在北欧に滞在中。とても素敵。一番素敵なのは、控えめな人が多いこと。国全体が裕福で余裕があるように感じる。ガツガツしていない。譲り合える。人の話を最後まで聞ける。日本人に似ている。とても心地いい人たちである。こんな国民性をもつ国があるとは知らなかった。声も大きくないし、講演の後は譲り合って質問しなかったり、質問しても攻撃的なものはなく、常に建設的。話する調子が穏やか。今回会った人だけの特性と思っていたけれど、他の人に聞くと、ここはみんなそんな感じなのだとか。日瑞の交流が密かに大事にされるのはそんな国民性に寄るのかな。ああ素敵。
 この研究分野を国が力を入れて強化している。研究費は莫大ではないが十分な額。研究者のサラリーも良い。研究レベルは非常に高い。権利の主張をし合わないので、日瑞共同研究はうまくいく例が多いのだそう。ああ素敵。
 食べ物がおいしい。味がある。まずいものがない。野菜が多い。高くない。日本人の口に合う。ああ素敵。
 体が大きい人が多く、家具の大きさが合う。身長が185cmあるので、日本の既成の事務机なり、実験台は低くて、なんとも疲れる。こちらの椅子の高さ、机の高さ、トイレの便座の高さ、ベッドの長さ、すべて日本よりも楽に使える。北欧系飛行機(エコノミー)に乗ったが、席の間隔が他の会社より広く、楽に過ごせた。肩こりも少なくなるはず。ああ素敵。
 日本からのダイレクト便が少なく、日本人観光客が少ない。ああ素敵。
 大きな欠点は、冬にほとんど太陽がでないこと、寒いこと。国民の1/4は鬱になるらしい。いまは夜11時に寝ても朝4時に起きても明るく、得した気分。少し疲れてしまう気がするけど。この点を除けば、ほんとああ素敵。この国に留学したかった。


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