こうして私はあなたを好きになった
綴りたいのは残された言葉、なつかしい匂い、
揺れる気持ち、忘れられない感触

2010年12月31日(金) 一年最後の


 彼と今年最後のデートをしました。

 行きつけの中国料理のレストランでランチをした後、

 可愛いフランス映画を観に行きました。



 人もまばらなミニシアター。

 私が少し寒そうにしていたからか、

 彼が私の首に彼のマフラーを巻いてくれて、

 私の膝に彼のジャケットをかけてくれました。

 幾つかの面白いシーンでは声を出して笑ってしまいました。

 私が笑ったシーンでは、彼も笑っていたみたいです。^^

 途中でそっと彼が私の手を握って、手の平を優しく撫でました。

 この日は抱き合えないとお互い分かっていたから、

 触れ合いたい気持ちを繋ぐ手と手で感じていました。



 帰りの車の中で、

 
 「来年のデートはいつにしようか?」


 と彼に聞かれました。

 私は来年の一番初めのランチデートのことだと思っていたら、




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 毎週デートはするけれど、抱き合うのは月に一度だけ。

 それは二人で約束したことでした。 

 私達の付き合いに制限が与えられることになって、

 二人の求め合う気持ちが以前より強くなっていることは確かでした。



 「家に着く前にキスして。」


 私が帰りの車の中でおねだりしたら、

 彼は近くの誰もいない駐車場に車を止めました。

 彼は小さなキスを3回してくれました。

 きっと私は少しだけ悲しい顔をしていたに違いないのに、

 彼はとても嬉しそうな優しい笑顔をしていました。

 私だけに真っ直ぐに向けられた大好きな彼の笑顔を見ていたら、

 今年一年彼と一緒に過ごせてとても幸せだったという想いが

 胸いっぱいに溢れました。


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理沙子

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