久しぶりに彼と映画を観に行きました。
劇場で予告編を見た時から、
「これ観に行きたいね。」と二人で話していた映画。
最近ずっとドライブデートが多かったから、
二人で同じ作品を観て、観終わった後に映画の話をすることが
とても新鮮で楽しく感じられました。
「いい映画を観ると、またすぐに他の映画が観たくなるね。」
と私が言うと、
「しばらく冷めていた気持ちに火がつくんだろうな。」
と彼が言いました。
ホテルのお部屋に入ると、
彼はすぐに私を抱きしめて長いキスをしました。
それから、私達はいつもより激しく愛し合いました。
夜はイタリアンレストランへ出かけました。
ここでも私達は昼間に観た映画の話をしました。
「今まで観たどの映画にも似ていない作品だった。」
と私が言うと、
その映画と同じ中南米の貧困や移民の問題をテーマにした
幾つかの作品を彼が教えてくれました。
ホテルのエレベーターの中、
彼は黒のタイトスカートをはいていた私のヒップを
彼の後にシャワーを浴びて、ベッドの中にいた彼の隣に滑り込むと、
「口紅つけた?」
と彼が聞きました。
「ううん。」
食事の後にルージュを付け直してはいなかったけれど、
ローズの色がいつもより濃く見えたのでしょうか。
「いやらしいよ。」
「Tさんの方がいやらしいでしょ。^^」
「ああ、いやらしいよ。
俺が一番で、理沙子が二番目にいやらしい。^^」
身に着けたばかりのキャミソールのストラップは下ろされ、
お揃いの小さなショーツは剥ぎ取られて、
私達はもう一度求め合いました。
|