こうして私はあなたを好きになった
綴りたいのは残された言葉、なつかしい匂い、
揺れる気持ち、忘れられない感触

2010年09月16日(木) 映画の後で


 久しぶりに彼と映画を観に行きました。

 劇場で予告編を見た時から、

 「これ観に行きたいね。」と二人で話していた映画。

 最近ずっとドライブデートが多かったから、

 二人で同じ作品を観て、観終わった後に映画の話をすることが

 とても新鮮で楽しく感じられました。


 「いい映画を観ると、またすぐに他の映画が観たくなるね。」


 と私が言うと、


 「しばらく冷めていた気持ちに火がつくんだろうな。」


 と彼が言いました。



 ホテルのお部屋に入ると、

 彼はすぐに私を抱きしめて長いキスをしました。

 それから、私達はいつもより激しく愛し合いました。



 夜はイタリアンレストランへ出かけました。

 ここでも私達は昼間に観た映画の話をしました。


 「今まで観たどの映画にも似ていない作品だった。」


 と私が言うと、

 その映画と同じ中南米の貧困や移民の問題をテーマにした

 幾つかの作品を彼が教えてくれました。



 ホテルのエレベーターの中、

 彼は黒のタイトスカートをはいていた私のヒップを




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 彼の後にシャワーを浴びて、ベッドの中にいた彼の隣に滑り込むと、


 「口紅つけた?」


 と彼が聞きました。


 「ううん。」


 食事の後にルージュを付け直してはいなかったけれど、

 ローズの色がいつもより濃く見えたのでしょうか。


 「いやらしいよ。」


 「Tさんの方がいやらしいでしょ。^^」


 「ああ、いやらしいよ。

  俺が一番で、理沙子が二番目にいやらしい。^^」


 身に着けたばかりのキャミソールのストラップは下ろされ、

 お揃いの小さなショーツは剥ぎ取られて、

 私達はもう一度求め合いました。


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理沙子

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