旅行から帰って来た日の夜も市内で一緒に過ごそうと、
彼はシティホテルのお部屋を予約しておいてくれました。
私達は慌しくそれぞれの用事を済ませた後、
5時半にもう一度いつもの場所で落ち合いました。
シティホテルにチェックインしたのが既に6時頃だったので、
私達はそのまま食事に出かけました。
旅行帰りの私達はさすがに疲れていたのか、二人ともテンションは低め。
それでもいつもと変わらないのは彼のお酒のペースと私の食欲。
お店を出る頃には、二人ともいつもと変わらないほろ酔い気分で
タクシーに乗り込みました。
お部屋に戻ると、彼が先にシャワーを浴びました。
私が次にシャワーを浴びようとブラとショーツだけの姿でいたら、
旅行中は一緒にお風呂に入ったり、
私が彼の前で服を脱ぐことも多かったから、
私の身体なんて彼はもう見飽きちゃったかなと思っていたけれど…。
いつものように愛し合った後、
いつものように抱き寄せられて、
いつものように二人一緒に眠りに落ちました。
目が覚めた時、私はいつものように彼の腕の中でした。
「帰らなくていいような気がしてた…。
朝まで眠ってしまいそうだった。
もう起きなきゃ。」
私が呟くと、彼も目を覚ましました。
彼は何も言わずに強く私を抱きしめてくれました。
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