こうして私はあなたを好きになった
綴りたいのは残された言葉、なつかしい匂い、
揺れる気持ち、忘れられない感触

2010年09月04日(土) 会えば必ず


 朝9時に彼と待ち合わせ。

 この日は映画デートの予定だったので、

 私はフェミニンなワンピースに

 バックストラップのヒールの高いパンプスを合わせていました。

 私が彼の車の助手席に座るとすぐに、


 「メール読んだ?」


 と彼が聞きました。

 彼が待ち合わせ場所に車を止めてから送信したメールを

 私はまだ読んでいませんでした。


 「ううん、まだ。」


 彼はやっぱりそうだろうという顔をして、


 「映画は止めよう。天気がいいからドライブしよう。^^」


 と言いました。 


 「こんな格好して来ちゃったけど…。」


 観る筈だったフランス映画に合わせて選んだその日のスタイル。

 でも彼はすっかりドライブモードで、既に行き先まで決めていました。


 「こんなに早い時間に出られることって滅多にないだろう。

  折角だから北の方へ行ってみよう。

  蕎麦の産地で蕎麦を食べよう。^^」



 高速道路が空いていたこともあって、たった2時間半で目的地に到着。

 地元で評判のお蕎麦屋さんで、美味しいぶっかけ蕎麦を頂きました。



 市内に戻って、ホテルにチェックインしました。

 彼は先にシャワーを浴びると、部屋着を羽織って出て来ました。

 彼は少しふざけて、服を着たままの私をベッドに押し倒しました。

 笑いながら抱き合う二人。

 この日初めてのキスをしました。



 夜は丹波地鶏の陶板焼きのお店に連れて行ってくれました。

 店内はテーブルごとに個室のように仕切られていました。

 お料理もスタッフのサービスも良かったので、


 「ここはまた来てもいいかな。」


 と彼が言いました。



 朝早くからのデートだったせいか、

 ドライブの帰りに飲んだ酔い止めの薬のせいなのか、

 ホテルのお部屋に戻った途端、私は激しい睡魔に襲われました。

 ベッドに入ると、私はそのまま寝てしまいそうだったけれど、

 彼にもう一度求められました。



 彼の方が私よりタフで、会えば必ず私を求めてくれるから、




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 まだ二年にも満たない付き合いなのだから、

 当然と言えば当然のことなのかもしれません。

 いつか彼が私を求めなくなる日が来るのでしょうか。

 今の私にはまだ想像することさえ出来ないけれど…。


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理沙子

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